わた....俺はイリヤじゃないって!!?   作:古明地こいしさん

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イリヤの素性

「ね、ねぇ」

 

車の中、頬を膨らませてこの状況に不満なのをあからさまに見せてる私に話しかけるのは変身したお姉さん

 

「...なんですか?お姉さん」

 

「あははは...そろそろ自己紹介しよ?」

 

「...そっちの人とはいいんですか?」

 

私なんてほっといてくださいアピールをするも

 

「翼さんとは学校でも会ってるしさっきしたから大丈夫!私は立花響、15歳で好きな物はごはん&ごはん!君は?」

 

「イリヤスフィール・フォン・アインツベルンです」

 

「イリ...えっと」

 

「長いからイリヤでいいですよ。ルビーもそう呼んでますから」

 

さっきからルビーは黙ったまま。私は足のカードホルダーに手を置いている。手錠ははめられてるから取りずらいけど

逃げるためならライダーのカードかな

 

「ここって...」

 

「知ってる場所なんですか?」

 

ヒビキさんが見上げてるのはどう見ても学校

 

「私の通ってる学校だよ、イリヤちゃん。あっ、リディアン音楽院っていう高校でね、音楽専門の学校なの」

 

「あなた達、無駄話してないで着いてきなさい。こっちよ」

 

ルビーを両手でギュッと握り歩く、ヒビキさんは両手を降ろしてる。不安じゃないのかな

エレベーターに乗せられた

 

「気をつけてくださいね」

 

イケメン?の人がそう言うとエレベーターが急降下した。私は思わず倒れかけてツバサさん?にもたれかかってしまった。鬱陶しがらずに受け止めてくれたツバサさん

 

「...」

 

「ご、ゴメンなさい!!」

 

「いえ、あなたのような幼子(おさなご)には無理のある乗り物よ、気にする必要ないわ」

 

それって暗にヒビキさんはなぜ乗りこなせないって言ってますよね?手錠されてるんだから無理があるってわかってます?

 

ヒビキさんはアハハと笑うも

 

「愛想は無用よ。今から向かう場所はそんな生易しい場所ではないのだから」

 

厳しいって事なのかな、扉が開くと

ようこそと書かれた看板?と扉が開いたのと同時にクラッカーが鳴る

 

「ようこそ!立花響くん!イリヤスフィールくん!人類最後の砦へ!」

 

みんなパチパチパチと拍手している。ツバサさんを見る。顔を逸らされた

ヒビキさんは呆気にとられてる

 

「えっと...どうして私の名前を?まだ車の中でしか話してませんよ?」

 

私の最大の疑問を尋ねる。そう、この世界にイリヤスフィール・フォン・アインツベルンは存在しないはず。知らないけど

でも私がいる以上はそうなのだろう

そして

 

「緒川の運転している車の話の内容は聞いていたからな、こちらも自己紹介しておこう。俺は風鳴弦十郎。ここの司令をやらせてもらっている」

 

と挨拶してきた。ぺこりとお辞儀し返すともう1人、メガネをかけた女性の人が私を抱き上げた

 

「はーい、イリヤちゃん?響ちゃん?私はできる女、櫻井了子よ。よ・ろ・し・く」

 

「ちょ、ちょっと!離してください!」

 

「そうですよ!というか私達の手錠も外してくださいよ!?」

 

緒川と呼ばれたさっきの人が私達の手錠を外してくれた

これでなんとかなった

 

「さぁて、響ちゃん。こっちに、身体検査よ?分かるでしょう?アレ(シンフォギア)を身にまとったんだから」

 

「ちょ、イリヤちゃん助けて〜!?」

 

ごめん、ヒビキさん...私は人体実験を受けたくないんです...

 

「...」

 

ツバサさんを見る。緒川って呼ばれた人を見る。あれ?私の事を取り囲んでない?ゲンジュウロウさんも深刻そうな顔してるし

 

「えーっと...私は帰っても?」

 

帰る家ないんだけどね

 

「悪いな、それは君のことを聞いてからだ。イリヤスフィールくん。君の家や親、家族構成に住んでる場所などをな」

 

やっぱり向こうは調べてるよね、どうしようかと悩んでると

 

ここは本物のイリヤさんのプロフを言ったらいいかと

 

「えっと、出身地は冬木市で、家族構成はママとパパ、お兄ちゃんと妹(姉)あと家政婦をしてくれてるセラとリズがいます」

 

もちろんこれは本当の事なのだが調べたのか首を振っている

 

「ママの名前はアイリスフィール・フォン・アインツベルン、パパは衛宮切嗣、お兄ちゃんは衛宮士郎で妹(姉)はクロエ・フォン・アインツベルン、家政婦はセラとリーゼリットって言います」

 

やはり首を振られる。どれも、誰もいないようだ。ならこの世界にいる型月は私とルビーだけ?あとクラスカードだけかな?

 

「本当のことを言ったらどうだ?その力の事も」

 

【およ?さっきは優しくしてくれたのに急に怒ってどうかしたんですか?翼さん。イリヤさんは何一つ嘘をついてませんよ。ただイリヤさんは平行世界の話をしてるだけです】

 

「平行世界...か」

 

ゲンジュウロウさんがふむ、となにかひっかかったように呟いた

 

【えぇ、この世界にも私達の世界にあったようなものがあるようですし、響さんは分からなかったですけどあなたのは既に分かってますよ?アメノハバキリですね?】

 

「なっ」

 

ツバサさんだけじゃなく他の人も驚いている。ゲンジュウロウさんは驚いてないけど

 

【ですが完全なものではない...欠片ですか。それでも魔力を流せば相当強いものになりますね】

 

「魔力...だと?」

 

【はい、私達...ひいてはイリヤさんは魔術師です(大嘘)】

 

私単体じゃあ魔術使えないんだけどなぁ、あっ、でも元々聖杯として作られてたから魔力はあるのかな

使える魔術を知らないだけで

 

「ふむ、つまりイリヤスフィールくんは平行世界からやってきていて魔法使いということか?」

 

【あ、いえ。我々の言う魔法使いと魔術師では天と地の差があります。魔術師は呪術など様々ですが我々の言う魔法使いはその名の通り魔法を使うことです。ですがその魔法とはどれだけ時間を費やそうとも、どれだけ資金を費やそうとも実現不可能なものです。まぁ私を作ったクソジジイはその魔法使いの1人なんですけどね!】

 

「...例えばどんなものがあるんだ?」

 

【第二魔法は平行世界の運用、第三魔法は魂の物質化ですね。まぁ一般魔術師じゃできませんよ。それが例え天才でも、私だって魔法の片足突っ込んでますがそれも擬似的なものです。詳細は伏せますが】

 

あー、平行世界の、もしかしたらの世界から魔力引っ張ってきてってやつだよね。それにルビーとサファイアで転身したら血管系や筋肉も全て擬似魔術回路にしちゃうぐらいのだし

 

「という事なので」

 

「イリヤスフィールくん」

 

「イリヤでいいですよ。友達や家族はみんなそう呼びますから。それにそっちの方が慣れてます」

 

「ならば、イリヤくん。せめてこっちの世界にいる間だけでもこちらの提供する宿に泊まっていかないか?見たところ君は小学生と言った所だろう?」

 

うわぁ、ピンポイントに当ててきてるよ...まぁ身長は低い方だから仕方ないか

それにしても戦わせるとは言わないんだ

 

「うぅ...穢された...もうお嫁に...あっ、イリヤちゃん!大丈夫!?何もされてない!?」

 

「え、あ、はい...ヒビキさん?」

 

「ここにいたら危険だよ!イリヤちゃんまで脱がされちゃう!ほら、私が家まで連れて行ってあげるから」

 

「あー、響くん。その事なんだがな...」

 

話した結果、ヒビキさんは混乱したのかな。魔法使いと魔術師の区別も着いてなかったし...まあプリヤのイリヤも理解までは出来なかったと思うし

 

「えっと...もしかしてイリヤちゃん、ノイズの事知らずにあの時戦ってたの?」

 

「はい。単に使い魔かなにかかなって思ってまして...」

 

「弦十郎くん、イリヤちゃんなんだけど響ちゃんに預けてみない?」

 

「だが響くんの同室の者が...」

 

「はい!それなら賛成です!遅れた理由も説明できますし!」

 

うーん、私をこんな夜遅くに帰った理由にするのはどうかと思うんだけど...転身は解いてルビーは私の髪の中に隠れる

 

「それじゃ今日は夜遅いし翼ちゃん。外まで案内してあげて?イリヤちゃんもいるんだし」

 

「...分かりました。立花、アインツベルン。こっちだ」

 

め、めちゃくちゃ慣れない...この人苗字で呼ぶタイプの人なんだ...と思いながら上に戻り、今度はヒビキさんの家に行くと

 

「響、遅い...よ...えっと...」

 

「ただいまー!未来!」

 

「...こんばんは?」

 

これは場違い感半端ないのではないのかな?私

クロと美遊を本物で登場させようとしてるんですがどうですか?

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