掌編集 三題噺   作:息抜きのもなか

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本日のお題は「川」「刺客」「令嬢」の三つです。どうしてこうなった。


川の話 『オロミ川の特権』

 オロミ川は分流や本流を持たない、真っ直ぐに流れる川である。

 向かう先には海があるだけで交流関係などあるはずもなく、唯一関係性のある海に関してはこちらのことなどちゃんと覚えているかどうかすら定かではないと来た。孤独を感じることも仕方のないことだろう。

 しかし分流がないということは、オロミ川はその周辺でただ一つの川であるということに他ならない。

 

 水のあるところには自然と人が集まってくることもあり、オロミ川の周辺には大きな都市がいくつか腰を据えていた。

 中流あたりでは貴族の館が近いからか、その子供たちがお忍びで遊びに来ることもある。深窓の令嬢だと呼ばれる少女が実は屋敷を抜け出して川遊びをするようなお転婆だと知っているのは、そこに在るオロミ川の特権であろう。

 その領地では川を使ったお祭りを毎年開いており、その時の令嬢のしゃんとした姿とのギャップは驚くべきものだった。将来彼女を娶った相手はそのギャップに驚き、苦しみ、そして喜ぶに違いない。その姿を想像すると実に滑稽で微笑ましい。

 

 また、その領地に限らないが川と言う性質を利用した悪事に利用されることがある。複数の領地を経由して海に出ていくが為に、どこから流れてきたものなのか判別しづらいのである。

 定期的に流れてくる刺客に殺されたであろう貴族を見ていると、中々心苦しいものがあるものだ。無論、刺客に殺されただけでなく普通の平民同士の殺しの隠蔽に使われたり、別の犯罪に用いられたりもする。頭のいい悪党どもが麻薬を上流から流して下流で回収するということをやっていたときは度肝を抜かされたものだ。

 

 そんな定期的なイベントがありつつも、基本は地域の生活基盤として機能しているというのがオロミ川の特徴である。大河ではないのにもかかわらずここまで国民に名前を覚えられている川もそう多くはないだろう。交友関係がなくとも、そこだけは自慢できるところだと自負していた。

 また、それなりの長さがあるオロミ川を利用する人々は多い。その姿と成長する様を独占して見続けられていることこそ、オロミ川が孤独であるが故の一番の特権なのだろう。

 


 

珈琲を入れたりしてたら20分かかりました。ジャスト20分です。

 

簡単プロット

その川は孤独だった。分流もなくただ一本海へと向かうだけ。

しかし愛されていた。深窓の令嬢と呼ばれてる令嬢が遊びに来たり、刺客に殺されたであろう誰かが流れてきたり、今日もその地域の生活基盤として機能している。

 

ちょっとプロットが雑ですね。もうちょっと話の軸になるようにしたい。

一応機能していないわけではないですが、もっと洗練していきたいところ。

クオリティは昨日分に比べたら良いでしょう。なんだこれ、とはなるけど嫌いじゃないです。

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