テラリア転生者が次はグラブルに転移した話RE   作:なかえもん

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クソ遅くなってごめんなさい。
まさか正月すぎた時期にクリスマスの話をあげることになるとは……
それはそうとして、皆様あけましておめでとうございます。

今年も緩く頑張って参りますので応援していただけると幸いです。

あと今回はグラブルのネタバレを少し含みます


サンタも楽じゃない。

sideケイン

 

さてさて、なんとかあの後サンタさんに合流してプレゼントを配り終えた……と思っていたが、まだ残っていた。

 

そう、グランの団の皆にまだプレゼントを配っていないのである。

というかサンタさん毎回グランの団にプレゼントを渡しに行ってたのね、初めて知ったよ。

 

「君も知っての通り、この団の人達にプレゼントを配るのは最難関じゃ。」

 

「え、そうなんですか?」

 

「うむ。誰が仕掛けたのかわからんが、沢山の罠に常に船に秩序の騎空団の人が乗っている上、達人や星晶獣多数、その中でバレずにプレゼントを配らなければならんのじゃ。」

 

ごめんね、実は俺その罠に1枚噛んでるの。

具体的には子ども部屋と団長の部屋に行くための廊下に幾つか罠を仕掛けていて。割と殺意マシマシの罠なのよね。

毒矢と槍とスパイクボールの罠は普通に仕掛けてる。

 

「えーと、普通に配るじゃダメなんですか?」

 

「ダメじゃ、子どもは寝ている間にサンタさんがいつの間にかプレゼントを届けてることに期待しとるんじゃ。その期待を裏切れん。」

 

サンタも楽じゃないのな。

 

「それに、最近は子供だけじゃなく大人まで良い子ならプレゼントを配るようにしとるからのう、具体的にはロゼッタはいい子で心がjkじゃからプレゼントを渡すようにしとるし……」

 

「体震えてますよ。」

 

まあうん、頑張ってサンタさん。俺もダーティ・ローズ(脳内)されたくないのでこの話については突っ込む気ないぞ。

 

ちなみに仮にも成人男性が真夜中の寝ている子供の部屋に入るのはどうなんだ?という問題に関してはバレなきゃ問題ないの精神である。

 

さて、プレゼントを渡す人のリストを貰ってさっそく二手に別れて配りに行く。

 

……うげ、カリオストロの名前乗ってるし。

時刻は0時だが、アイツこの時間でも平気で起きてるから後回しにするか。

 

後は…ガイゼンボーガさんにルシオさん、何度か文字を消した痕跡があるけどニーアちゃんにロベリアのあん畜生も入ってる。

 

この団でも数少ない俺が苦手な人間がロベリアだ。

アイツがこの団に入ってくる前に1度だけ会ったことがあるんだけど、その時に俺の両腕と右足を魔術で砕かれた恨みは忘れてない。

いずれ仕返しにあいつの肋骨でドレミファソラシド奏でてやる。

 

というかアイツのプレゼント石炭でよくない?などと思いつつ、まずはマトモ枠のランドルさんから渡しに行く。

 

万が一顔を見られた時のためになにか仮面でもしようかなと考えて……"ミイラのマスク"をする。

なんでよりによってこれ?と思うかもしれないが、そもそも他の仮面が変なのばっかりで逆にこんな変なやつお前しかいねぇよって気づかれるかもしれないのと、俺の前世の記憶で思い出したのだ。

 

そう!包帯はデリケートな雰囲気が出る……!!

 

こうしてサンタの衣装に顔だけ包帯だらけの秩序の騎空団に見つかったら声をかけられること間違いなしな格好で早速ランドルさんの部屋の前に立つ。

 

こっそりドアを開けようとして……ふと、嫌な予感がして狩人のポーションを飲んで三人称視点に切り替える。

 

あー、これランドルさん起きてるな。

じっとベットに座ってドアを見続けているランドルさんを見てそう判断する。

 

そうすっと面倒だな。ドアを開けずに入る方法なんて幾つかあるが、物音がするか光るかしてしまうせいで確実にバレる。

そのため、少し裏技を使うことにした。

 

周りに誰もいないことを確認したらロッドオブハーモニーでランドルさんの部屋の外にテレポートする。いやー、ランドルさんの部屋がグランサイファーの端の方で良かった。

すぐにフックを出してグランサイファー外壁に当てて引き寄せてしがみつく。

 

そして"ハンドオブクリエーション"を装備する。所謂建築用の便利アクセサリーでその効果の1つにブロックの設置できる範囲が広くなるというものがある。

この効果を使って部屋の外からこっそりプレゼントをランドルさんのベットの枕元に置く。

 

テラリアのシステムの1つで、俺って壁越しに物を置くことなんぞ余裕なんだよね。

これは棒Mのゲームに出てくるSさんでは出来ないことである。

また1つ、Sより優れたところを見せつけてしまったぜ……

 

さて、ランドルさんの部屋はこれでおしまい、次は……メドゥーサちゃんか。

メドゥーサちゃん俺の事苦手みたいだからしっかりバレないようにしなきゃな。

 

嫌われている理由はなんとなくわかる。多分俺が昔依頼で敵対したからだろうな。

その時はもうこの島に来ないように追い払えって依頼だったから殺しはしなかったけど、普通に考えて襲われた人の事好きになるわけもないよな。

星晶獣とはいえ女の子の部屋に入るので事案確定だが、サンタの使命は事案よりも重い。

また三人称視点で確認、よし、ちゃんと寝てるな。

 

こっそりとドアを開けて入る。

寝ているメドゥーサちゃんの枕元にプレゼント2つを置く。

1つはメドゥーサちゃんの分、もう1つはメドゥシアナの分。

ちなみに中身が何なのかは知らない。

 

そうして去ろうとして……シェルフォンに反応が出た。

 

振り返るとメドゥーサちゃんの髪が蛇になってこちらを睨んできている。

 

……まっずい!?

 

下をチロチロと出しながらこちらを睨む蛇。

刺激しないようにゆっくりと目を合わせたまま後ろに下がる。

痛覚がありそうなのでしばく訳にもいかず、噛まれないように、音を出さないようにゆっくりと後ろに下がり、ドアをこれまでにないほど慎重に、振動を出さないように開けて閉める。

 

あっぶねー!!あの蛇普通に毒持ってるから噛まれたくないんだよな。

さすがにアンクの盾で片手を塞ぎながら静かにゆっくり動くのは難しそうだから外してたんだよね。

 

というかサンタさん面倒なやつばっか俺に渡してない? そう思いながら次のリストを見る。

次はガイゼンボーガさんかぁ、あの人元傭兵って聞いたし、多分少しでも気配があったら飛び起きそうだな……

 

と思いきやこの人はすぐに渡せた。

ああ、最近ルシオさんとクリスマスプレゼント争奪戦とかいって色んなとこ駆け回ってたからなのか。それともプレゼントを貰うために熟睡してくれてるのかわからないが、この人は起きる気配もなく普通に渡せた。

 

問題はルシオさんだよなぁ……正直この人ニガテというか、なんかよく分からない人である。

元役者さんらしいんだけど、何故か俺を見る目が妙に怪しい、なんとなくこの世界の人間じゃないことに気付かれてるような気がする。

 

まあそれを周りに人に言わないだけ有難いけどさ、今度機会があれば話してみよっかな。

 

さて、ルシオさんの部屋の前に立ったらまず三人称視点でかくに…

 

「どうぞ。入ってもいいですよ。」

 

……はぁ、だから苦手なんだよこの人。

 

そう心の中で愚痴りながらドアを開けて部屋に入る。

部屋に入るとイスに座っているルシオさんがニコニコと笑顔で俺を見ていた。

 

「こんばんわ。貴方がまさかサンタクロースだとは思いませんでしたよ。」

 

「今年だけですよ。来年はするかどうか分からないので。」

 

俺だって本音を言えば団のパーティに参加したかった気持ちを殺してサンタの仕事を手伝ってるからな。

 

「はい。プレゼントです。」

 

「フフ、ありがとうございます。サンタさん。せっかくなのでいい子にしていた私にもう一つプレゼントをくれませんか?」

 

「……俺に用意できるものならいいですよ。」

 

なんだろう?この人が欲しがりそうなものが分からない。

 

「実は私、元役者なのですが。今でも赤き地平について調べていてですね、よければ貴方が知っていることを教えていただけませんか?人によって色々と伝承が違うのですよ、赤き地平については。」

 

あー、まあ赤き地平の伝承ってバラバラらしいんだけど、どれも完全に正しいとも言えないし間違いとも言えないのよね、なんせ誰も確かめる方法がないんだから。

 

俺が実際に赤き地平で見た光景を誰かに話したとしても、誰も信じることはない、だから俺も誰にも言ってないのである。

 

逆に言えば本当のこと言ってもどうせ嘘かそういう風に伝わってるんだーって終わる話だからな。

なんとなくこの人相手に嘘をついて誤魔化せる気がしなかったので実際に見た光景を話す。と言っても俺の主観モリモリだが。

 

「まあ、あんまり空の世界と変わらない大地がいっぱい広がってて、人間嫌いな原住民がいる未開の地?とかかな。」

 

「………原住民とは?」

 

「えーと、一言で言い表せないくらい色んな種類がいて、基本言葉が通じない獣っぽい奴らばっかなんだけど、一部は言葉が通じる奴がいる、って聞いたことありますよ。」

 

あいつら仲間意識が意外と強いみたいで1人に見つかるとすぐにいっぱい集まってくるからな。

 

未だに頑張ってコミュニケーションを取ろうとしてるけど上手くいってない。

最近はまたお前か、みたいな反応をされるくらいにはあれから何度も赤き地平に行くために飛び降りて会ってるんだけど強情な奴らである。

 

「なるほど……ありがとうございます。」

 

「あ、俺の事はみんなには秘密にしておいてくださいね?」

 

「分かっていますとも。」

 

「シャレムさんもね?」

 

壁にそう語りかけると目の前にいるルシオさんがほんの少しだけ目を見開く。

ごめんね、横の部屋にいるシャレムさんがこっちの会話聞いてるの分かってたんだよね。

こういう時三人称視点と狩人のポーションの組み合わせは便利なんだよね。壁越しでも何やってるか大体わかる。

 

「申し訳ございません。最後にこれだけお聞かせください……あなたから見て、この世界のことはどう思いますか?」

 

さっきよりも真剣な表情でそう聞いてきたルシオさん。

いつの間にかシャレムさんもこの部屋に入って俺の後ろにいる。

 

「この世界のことをどう思ってるか、ですか?」

 

「はい、あなたから見て、感じて、この世界はどう思いましたか?」

 

一瞬考えて……すぐに答えが出た。

 

()()()ですね。」

 

「楽しい、ですか?」

 

「わかんない事だらけ、知らないことだらけ、それが俺にとっては何よりも楽しいんですよ。」

 

いつかゲームに飽きるように、自分にとって知っていることばかりになると飽きが来る。

だからこっちに来て毎日が楽しくて仕方ない。

まあそのせいで毎日一睡もせずに依頼をこなしてたからシェロカルテに説教されたことあるけどね。

 

「そうですか……楽しいですか。そう言ってもらえるとは思いませんでしたよ。」

 

「まあ(あるじ)が作りし世界だから当然だな。」

 

何故かめちゃくちゃ嬉しそうなルシオさんとシャレムさんを見て多分今の話は2人にとってある意味大切な話だったんだろうな、と思った。

 

「さて、まだ他に渡さなきゃ行けない人がいるのでここら辺で。」

 

「ああ、すみません。私の話に付き合っていただきありがとうございました。」

 

そうして部屋を出る。

 

次はニーアちゃんかぁ……行く前からもう既に気分が乗らない。

女の子の部屋に無断で侵入するのが申し訳ない気持ちと、ニーアちゃんの契約してるデスが怖いんだよなぁ……

 

というかもし部屋に入ってるとこを見られたりしたら何されるかわからないので気合いれてかないとな。

 

最初からボルテックス装備の透明効果を使って部屋にこっそり入る。

 

良かった、寝てる。忍び足でプレゼントを渡そうとして

 

「貴方ハダレ?」

 

いつの間にか現れたデスに鎌のように鋭いもみあげを首元に突きつけられる。

 

すぐに透明化を解いてプレゼントと自分の服を指でさす、これで伝わってくれ…!!

 

「………サンタクロース?愛シイ人ニプレゼントヲ?」

 

必死に頷く。幽霊は怖くないが夜中に急に現れて脅してくるデスは怖いよさすがに……

 

「愛シイ人ハ今マデ貰エタコトガナイトイッテイタ。」

 

どういう事だおい?そう言いたげなデスに俺は返答に困る。それ前任者のサンタクロースが悪いんだし……

というかあの人この展開がわかっててニーアちゃんを俺に任せたのか?だとしたら許さん。

 

仕方ない、この距離なら届くしな。ハンドオブクリエーションの効果でベットの横にプレゼントを置くとデスの鎌のようなもみあげが刺さる前にテレポートで逃げる。

 

テレポートした後すぐに首を抑える。

やっば、あの一瞬で深くはないが首が刺されてた。

血がこぼれないように傷口を抑えながら次のロベリアのとこに向かう。どうせ向かってる途中でこの程度の怪我なら治るしな。

 

次はロベリアか……アイツほんとにいい子か?いやまあサンタの仕事をこなす気ではあるけど、それにしたってアイツにプレゼントを渡すのには少し……いやだいぶ納得いかない。

まあ確かにこの団に入ってからはかなり大人しくしてるみたいだけどさ。

 

そうこう考えている間にロベリアの部屋に着く。

 

ドアをそっと開けて中に入る。

ロベリアを見るとしっかり寝ている。

サンタさんが用意したプレゼントを枕元に置いて立ち去ろうとして、視線を感じたので振り返る。

 

「サンタクロース……プレゼント嬉しいよ、メルシー。」

 

起きてやがったかこいつ。寝起きなのか寝たフリをしていたのかは不明だが、にやにやした顔のまま俺を見てくる。

 

「人に幸せを配ってくれるサンタクロース、一体どんな音をしてるのか、オレは気になっててさ。」

 

ニヤニヤとしたままそう言ってくるロベリア。

ちなみにここで言う"音"と言うのは楽器や物音とかそんな物じゃない。

こいつは人が壊れる音、を聞くのが大好きな野郎だ。

ここでいうどんな音をしているのか気になる、というのも骨を折る音や肉が裂ける音、そういった音が気になるという意味である。

 

という訳でギルティ、ぶちのめすか。

 

 

「まあ団長と約束したし手を出す気は───」

 

なんか喋ってるが無視、魔力を感じ取れない俺にとってこいつの使う音魔術は近距離だとほぼ避けるのが不可能な魔術。

音魔術というが使い方は振動によって体をミンチにするといった攻撃をしてくる。

 

決してこの前襲われた時の仕返しとかそんなのではない。

実は捕まえるはずが分身ばっか出された挙句まんまと逃げられた腹いせとかでもない。これはあくまで正当防衛である。

という訳で死ね。間違えた、くたばれ。

 

"ゴーレムフィスト"を出すとロベリアに向けて発射する。

実際に俺が戦ったゴーレムと同じような拳を鎖に繋げて銃のように発射する武器である。

発射すると拳がロベリアの胴体にあたる。

俺もゴーレムの拳を食らったことあるからこれは経験談だが、多分骨折れてるだろうな。

 

「メ"ルシー!?」

 

よし、気が済んだし物音でもしかしたらこの部屋に誰か来るかもしれないからとっとと逃げるか。

 

次はカリオストロの部屋だ。

たしかにクリスマス前にオレ様の元に毎回サンタのやつが来てくれねぇってボヤいていた思い出がある。

 

最近は大人にもあげてるらしいし、ガワだけ美少女のコイツにもプレゼントを上げることになったんだろうな、このリストに名前が入ってるってことは。

 

寝ているのを確認した後、ドアを開けてこっそり部屋に入る。

 

足を踏み出そうとして……床に書かれている模様を見てやめた。

 

こいつ罠を仕掛けてやがる……サンタクロースを捕まえるなんて罰当たりな野郎だな。

というかこれ部屋が罠だらけの可能性あるな。

そう思った俺は重力球で天井に張り付くとそのままカリオストロが寝ているとこまで向かう。

 

さすがのカリオストロも天井まで罠を仕掛けてなかったらしい。

というか部屋汚ったな、また掃除頼まれそうだな。

 

サンタ特製のプレゼントを置こうとして……ふと、机の上にクリスマスカードがあった。

そこには『カリオストロからサンタさんへ♡』と書かれている。

開いて読んでみる。

 

サンタさんへ♡

今までオレ様の元にプレゼントを配りに来なかったことについて問い詰めてぇとこだが……ま、これを読んでいるってことは今年はオレ様にプレゼントを渡しに来たってことか。

さて、オレ様はお菓子程度じゃ満足しねぇぞ?サンタクロースならきっとオレ様の好きな物を察してプレゼントするくらいはしてくれるよな?

 

サンタを試すような手紙を残しやがって。とはいえここでお菓子だけで済ませるのもなんか癪だな………

あ、そうだ。せっかくだし……"賢者の石"をクリスマスプレゼントと一緒に置く。

俺からの個人的なプレゼントであるのと同時に、賢者の石などと大層な名前が着いているがテラリアの世界だと別に願いを叶えたりとかできなかったのであんまり意味の無いプレゼントかもな。

 

大体、願いを叶えるような石がミミックから何個も入手できたらおかしいし。

 

そうしてリストにある人は全員配り終わり………最後に個人的にプレゼントを送る相手の部屋に行く。

もちろんその相手は団長だ。忘れがちだけどグラン15歳だからね。

 

たしか毎年プレゼントに欲しいものをメモに書いてるって聞いたしな、まずは部屋に入ろう。

 

ちなみに団長の部屋に入るのはめちゃくちゃ高難易度である。

 

まず鬼門1つ目、団長の部屋に行く廊下は罠だらけである。

 

ぶっちゃけこれに関しては俺もいくつか仕掛けてるけどね、俺の他にもこの団の技術士各位、マキラちゃんやシロウさんにアイザックさんが仕掛けている。

ちなみに単純な殺意なら俺がいちばん高い。

というか俺の罠って捕まえること想定してないし。

実際数々のセンサーっぽいものや感圧版などによって俺でもこの罠の数々を一つも起動させずに突破するのは厳しい。

 

だから……申し訳ないけど1回全部切る。

 

グランドデザインを持つ。普段は罠確認用に持つことがあるこれはワイヤー、つまるところ隠されている電線を見つけ、更に切ることができる。

ちなみに火花とかは気にしないで大丈夫である。

 

歩きながらパチンパチンとワイヤーカッターの効果で見えないところにある、もしくは壁の中にある電線を切りながら進む。

後で絶対直すのを忘れないようにしなきゃな。

 

さて、鬼門その2はワンチャン部屋の前に誰か護衛で見張っている人がいる可能性がある。

 

三人称視点にして狩人のポーションをまた飲み本気の警戒をする。

 

……いた。あれは多分ジャミル君か。

 

いい子なんだけど今回に至っては邪魔だな。

ジャミル君も年齢は子供なので姿を見られる訳にも行かないし……かと言ってバリバリの暗殺者相手に気づかれないようにっていうのも難しい。

 

仕方ない、今からすることに少し申し訳ないと思いつつ、"アビゲイルズフラワー"を出して召喚する。

元ネタのドントスターブの影響からか、コイツは意外とこっちの言うことを聞いてくれる可愛らしい幽霊なのだが、まあ暗闇の中で初めて見たらびっくりする見た目をしている。

 

狩人のポーションで隠れているのに丸見えになっているジャミル君を指さして脅かしてこい、と命令する。

 

アビゲイルを見たジャミル君はビク!と体を動かしたあと、まるで猛獣に遭遇したようにゆっくりと後ろに下がり、けど後ろにグランの部屋があるため下がるを辞め、ナイフを投げ……幽霊であり尚且つ俺の召喚獣でもあるアビゲイルには攻撃が効かない。

 

そうしてアビゲイルに気を取られている隙に透明化状態の俺がこっそり横を通ってグランの部屋に入る。

 

寝ているグランに気づかれないようにクリスマスプレゼントを置き、その途中で机の上に紙が乗っているのに気づいた。

もしかしてここに欲しいものとか書いてあるかな?もし俺がすぐ用意できるものだったらあげようかな、そう思って何が書かれているか見る。

『サンタさんへ、ダマスカス鋼とヒヒイロカネと金剛晶が欲しいです。』

 

強欲か??んなもん俺も欲しいわ。

 

いや、そんなツッコミは置いておいて俺は必死に考える。

というのも、実はこの3つは俺も持っているのだ。

そもそも極端な話、俺はお金を一切使わないで暮らすこともできる。

三大欲求が薄い……というか満たさなくても生きていける体だからな。

そんな俺がシェロカルテからの依頼を受けまくってお金を貯めている一番の理由がダマスカス鋼、ヒヒイロカネ、金剛晶を買うためだったりする。

 

目標はせめて防具と武器だけでも作りたい……さすがにレンガにして家を作りたいとまでは言わないから、せめて防具と武器だけでも……!!

 

というか本当にダマスカス鋼とヒヒイロカネ見つからねぇんだけど、仮にも鉱石探知機にドリルにより掘り放題で三人称で壁越しでも鉱石が見える俺がほぼ見た事ないってどれだけ希少な鉱石なんだよ。

 

そりゃシェロカルテにヒヒイロカネのインゴットを武器と防具分大体100個欲しいな!って言った時に渾身のは?が出るわけだよ。こんなん100個とか気が狂いそうだし。

 

話を戻して……実はコツコツ貯めているヘソクリ分の鉱石が俺の貯金箱に入っている。

絶対に盗まれたくないから宝箱ではなく貯金箱に入れたこれをグランにあげるか真剣に悩む。

 

うっ、本当なら15歳の子供のお願いを聞いてあげたいんだが、ヒヒイロカネを入手するための苦労を思い出す。

 

3ヶ月間飲まず食わず泊まらず休まずで依頼を受け続け、なんとか売ってくれそうな金髪ハーヴィンの男性と交渉し、ヒヒイロカネの希少性を語り、苦労話で少しでも同情した瞬間値上げしてきやがった。

そうしてほぼお金を搾り取られた後、気づく。

 

 

これをあと100回?と。

 

100個集めるのにどれだけのお金と時間がかかるんだよ、と気が重くなった。

あー、どっかにぶっ殺したらヒヒイロカネを落としてくれるような素敵な生き物とか居ないかな。

 

ダマスカス鋼はコツコツ島から鉱石や砂の状態のものを金属探知機で見つけ出してなんとかインゴットにしたし、金剛晶に関しては古戦場?とやらで必死に何体も湧き続ける星晶獣たちをぶっ通しで8日ほど素早く倒し続けてなんとか報酬として貰えた。

 

そう、本当にこの3つは一つ手に入れるのにも苦労したのだ。

 

だから例え団長といえどあげるなんて出来ない。

 

例え、例え幼少期の頃から親とろくに触れ合わずに育って1度殺されてその後何度も死にそうになりながらも見ず知らずの人を助けるために全力で解決しようとするお人好し団長であっても……これは、これは希少すぎて……。

そうやってうんうん迷い、結局さすがにこれは無理だ。と思い部屋から出ようとして

 

「お父さん……」

 

魘されるように苦しそうにそうグランが寝言を言った。

 

生憎前世では普通に親に育ててもらった俺にはグランの孤独は真に理解できることはない。

けど、こうやって夢でもうなされるくらい辛い、と言うことだけわかった。

 

__________________________

 

「ダァー!!クソッタレ!!またサンタの野郎を捕まえることができなかった!」

 

「やった!いい子にしてたからプレゼント貰えたわ!しかもメドゥシアナの分もあるわ!良かったわね!メドゥシアナ!」

 

「フッフッフ、吾輩は良い子にしていたからプレゼントを貰えたぞ!貴公はどうであった!?」

 

「おや、私も当然いい子でしたから貰えましたよ?」

 

「見て!デス。私もいい子だったから今年はプレゼント貰えちゃった!サンタさんにいい子って認めて貰えたってことよね?」

 

「愛シイ人、アナタハズットイイコデスヨ。」

 

「サンタさんは本当に幸せを運んでくれるんだなぁ……来年もいい子にしていたら、次はもっと幸せの音を聞かせてくれるかな?」

 

「サンタの野郎が何者か知らねぇがなんてもん置いていきやがった!?賢者の石直置きとか頭おかしいだろ!?ド〇ゴンボール7つ置いて帰るようなもんだぞ!?」

 

「ぐっ……まさか自分が幽霊に気を取られてサンタクロースなるものに主の部屋の侵入を許すとは……修行仕直しですね……。」

 

「やったーー!!!!!!!サンタさん超ありがとう!!これでようやく七星剣が完成するしリミ武器凸れるしアーカルム石もあと一つ強化できる!!」

 

「グラン良かったな!!」

 

翌日、サンタさんからプレゼントを貰ったらしいみんなはそれぞれ喜んでいる。

ロベリアに至っては体に包帯を巻いているが嬉しそうだなあいつ……

 

そしてなによりも嬉しそうなのはグラン、言ってる言葉を全て理解することはできないが、ビィと一緒に体をはねあげるくらい喜んでいる。

 

そんな喜んでいるみんなを見ながら、いつの間にかベットにあったプレゼントとクリスマスカードを見る。

中にあったのはジンジャークッキーであったため、それをポリポリと食べながら手紙を読む。

 

_________________________

ケイン君へ

 

プレゼント配りご苦労様じゃ、少し大変な人達を任せてしまってすまなかったのう。

ワシは全ての子供と子供であった者の知り合いじゃからこそ最初はびっくりしちゃったわい。

まさか、()()()()()()()()()()()()()()

ワシが忘れていたのか、それとも子供であったことがないかは分からないが、キミだけプレゼントを貰えないのも不公平じゃろう。

プレゼントのクッキー、気に入ってくれると嬉しいわい。

 

メリークリスマス。

__________________________

 

そんな手紙を読みながら、少しの後悔と、けどグランが喜んでいる姿とサンタさんからのクリスマスプレゼントを貰ったのでチャラにしよう。

 

そう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次はサンタさんにフルンティングをお願いします!!」

 

聞いたことないけど、まあヒヒイロカネよりは楽だろ。

余裕があったら探してみよっかな。





"ミイラ装備"
ハードモードの砂漠に出現するマミー討伐時に低確率で入手出来る見た目防具。
包帯というデリケートな見た目の防具。この見た目ならきっとヘルメット禁止のホテルでもチェックインできること間違いなし。

"ハンドオブクリエーション"
建築系のアクセサリー
複数のアクセサリーを素材に作れるのだが、肝心の素材の内4つが旅商人がランダムで売ってくれるアイテムであるため、これを作りたいなら即座に旅商人を殺して帽子をシマーに投げ入れよう。
じゃないと地獄を見るぞ。

"ゴーレムフィスト"

ボスのゴーレムの用に腕を飛ばして攻撃する近接武器。
ぶっちゃけこれをメインで使ってる人少ないと思う。同じ近接武器でゴーレムと戦う段階だとテラブレードとかフィッシュロン公爵が落とすフレイロンなどつよつよ武器が多い。
まあ弱くは無いので使ってみるのもいいかもしれないがボス戦で使うのは厳しいと言わざるおえない。

"賢者の石"

テラリアの賢者の石は地下などで素湧きするミミックが落とすアクセサリーの一つで、効果はライフポーションを飲むクールタイムが減少する。
一瞬つけるだけでもクールタイムが短縮されるので、着脱を早くできる自信があるなら戦闘中にするのもいいかも。

"アビゲイルズフラワー"
プレイヤーが死んだ時に出てくる墓石の近くに生えることがある召喚武器。
使うと幽霊のアビゲイルを出す。
ハード前の召喚武器はかなりレアで、なおかつ最序盤から狙えるので是非とも入手すべき武器である。
ちなちに白虎の杖やスターダストドラゴンと同じ召喚する度に一体が強化されるタイプの召喚武器
元ネタはドントスターブ



ここからは裏設定とグラブルのネタバレを含みます。

ケインとメドゥーサ

メドゥーサがケインのことを苦手な理由は厳密には何故か石化が効かず、髪の蛇による毒も効かず、オマケにメドゥシアナに乗って空に逃げてもずっと空を飛びながら追いかけてきたからです。
これも全部アンクの盾が悪い。











ロベリア

イケメンにやけ面魔術師。アーカルムの転生を進め素材を集めることで無課金でもゲットできる10賢者の一人でタワーの契約者

だがその正体は快楽殺人鬼で、壊れる音が大好きで自身の父親は音魔術によって内側から一瞬で壊し、母親は体の末端から肉と骨を砕きながらじわじわと殺し、その音を巻貝に保存して定期的に聞くヤベェやつ。
実際親だけでなく、巻貝の数から最低でも200人は人を殺して音を保存している。

まあここまでの説明で察したであろうが、こいつ味方でいいの?と思うほどシャレにならない殺人鬼で、実際に主人公ももう人を殺さないように監視も兼ねて団に入れている(あとロベリア自身がとあることで主人公に感謝しているため)
ちなみに面白かったコメントで土の人権キャラだけどコイツに人権を与えるべきではなかった、と言われてて笑った。
そう、こんなやつだが土の人権キャラ、とりあえず入れとけば強い系のキャラである。

ニーア

この子も可愛いけどロベリアレベルでやばい子。
興味があったら是非ともグラブルで死ぬ気でアーカルムを周回しよう!!

グラブルとテラリアは知っている?

  • 両方とも知っている。
  • グラブルだけ知っている。
  • テラリアだけ知っている。
  • 両方とも知らない。
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