テラリア転生者が次はグラブルに転移した話RE   作:なかえもん

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テラリアアップデート1月27日実施と聞いて全裸待機中です。

今回はキリがいいとこまで進めると短かった為、お茶濁しも兼ねて少し小話を挟んでいます。

誤字修正ありがとうございます!!


アルケミスト・デザイア①

sideケイン

 

「おいケイン!ちょっと用が……お前何やってんだ?」

 

「コンディション厳選。」

 

カリオストロがまたノックもせずにドアを開けたのを気にせず、弱い"サンドガン"をシマーに入れる。

そして分解された素材を持ってまたかまどを使って作成していく。

次は……出来の悪いサンドガンかよ。めんどくさいがまたシマーに入れて素材に戻した後また作る。

 

「お前また意味わかんねぇことやってるな……コンディション厳選ってのはなんだよ?」

 

「まあざっくり言うと、俺が同じ剣を二本作るとするだろ?その時にどうしても出来の良い悪いが出るんだよ。」

 

出来の悪いものだとヌメヌメした、や壊れた、と言った修飾語が付き、逆に出来がいいと伝説の、や幻の、が付く。

今俺が作っているサンドガンもシェロカルテに見せたところサンプルでひとつ欲しいと言われたのでなるべく出来の良いサンドガンを渡そうとしてこうしてシマーを使って厳選しているのだ。

 

「お前が練習して上手く作ればいい話じゃねぇのかよ?」

 

そうカリオストロが聞いてくるが、こればっかりは腕の問題ではない。

俺が武器を作る以上、消して避けられない問題なんだよな。

 

今も少し面倒だがシマーにつけて分解させたあと、作り直してなるべく良いコンディションを狙っている。

 

楽な方だとあの薄汚いクソカスボケ詐欺師ゴブリンの野郎に金を払ってコンディションを変えてもらう方法もあるが、絶対途中でストレスで手が出る可能性があるので今は黙々とシマーを使った方をしている。

 

「ま、俺だって狙って出せたら苦労しないよ。…………よっしゃ!幻来た!!」

 

そうこう話している間に厳選が終わり、幻のサンドガンが出来た。

 

シェロカルテに渡す用のサンドガンが出来たところでいい加減なにか話に来たカリオストロの話を聞く。

 

「今度着く島でヘルメス錬金術学会の目撃情報と行方不明者が増えてるって噂だ。」

 

「あー、アイツらか。まだお前のこと諦めてないんだな。」

 

「ああ、まったく。オレ様がいくら可愛いからってあいつらもしつこいもんだぜ。」

 

カリオストロの妄言は無視してとりあえず外に出る用意をする。

いつものルーティンだ。適当な鎧をつけた後、いい感じに人に向けても大丈夫そうな武器を取る。

そうしてとりあえず甲鈑まで歩く。

 

「ま、ちょうど良かった。最近金欠だったから協力するよ。」

 

「金欠ねぇ、お前何にそんな金使ったんだよ?」

 

「まあ、色々?」

 

この世界娯楽が多すぎるからなぁ……この前もジュエルリゾートのカジノで玉鋼とギガス鋼が欲しくてギャンブルし続けたからな。

 

え?それで結果はどうだったのかだって?

 

カジノは胴元が勝つように設計されてるからまあ、その、ね?

 

「ふーん、まあお前が頭を下げて天才美少女錬金術のカリオストロ様お願いしますって言うんだったら、手頃な宝石を少しくらい錬成してやろうか?」

 

「そこまでプライド捨ててねぇっての。あ、けどお前がダマスカス鋼とヒヒイロカネ錬成出来るなら土下座くらいならするけど。」

 

「……オレ様でもちょっと厳しいな。」

 

「使えな。」

 

はーつっかえ、錬金術の開祖様ならそれくらいできるようになって欲しいんだが、まあほぼ無茶振りなのは分かってる。

正直出来てくれると嬉しかったので聞いてみたがまあ無理か。

 

「あ?賢者の石でもあるならともかく。あの2つはそんなポンポン出せるわけねぇだろ。」

 

「……ちなみに賢者の石があれば作れんのか?」

 

「まあいけるな。とはいえ賢者の石なんてもんがそうポンポンあるわけないからな。」

 

へぇー?賢者の石があれば作れるんだ?そうなんだ?

なるほどなるほど、いいこと聞いちゃったなそれは。

運が良ければ洞窟潜って30分もすればひとつは入手できるからな、後で集めに行こっと。

 

「あ、ケインさん。ちょうど良かった。」

 

甲鈑に出るとグランとクラリスちゃんがいた。

グランが俺に袋を渡す。中にはそこそこのルピが入っていた。

 

「これ、クリスティーナさんからの報酬とこの前はありがとうって言ってたんですけど何してたんですか?」

 

「あー、この前クリスティーナさんの椅子の人が体調不良になっちゃったから代打で2日くらい椅子になってきたんだよ。」

 

「へ、へぇ……」

 

「と、倒錯的……」

 

「どの口がプライドとか言ってんだ?」

 

グランとクラリスちゃんはドン引きした様子で、カリオストロはプライドとか無いんか?と言っているがまあ悪くない体験だったとは言っておく。

 

いやぁ、そういう趣味はないと思っていたが正直またやってもいいと思えるほどにはよかった。

なんて思いながら、目的地に着くまで3人とだべっていた。

_________________________

 

「ぐっ、ここで開祖を捕まえれば大手柄だぞ!私達で開祖を止め──」

 

「どっかーん☆」

 

「ザリザリ〜♡」

 

クラリスの崩壊とカリオストロの錬成によってほぼ一瞬で全滅させられたヘルメス錬金術学会の奴らから財布を抜き取ってルピを盗る。

 

「チッ、もっと金持っとけよ。」

 

「やってることがチンピラだ……」

 

さて、1人だけ俺が意識を残したまま倒したので早速尋問する。

 

「あのねっ☆カリオストロ、おじさんに教えて欲しいことがあるんだ☆」

 

キュルンとたまに鏡でうっとおしいほど練習している可愛いポーズをとる。

 

「最近この街でこわーいことが起きてるんだって、人がいなくなっちゃうとか、その事について知っていることがあったらカリオストロに教えて欲しいな☆」

 

「ぐっ…………」

 

聞かれた男は答えない。

それが本人なりの抵抗なのか、それとも言うなと上から言われてるのか。

とはいえ、そんなの俺たちからしてみたらどうでもいい。

 

「そっかー、おじさんはそんな態度とっちゃうんだね?やれ、ケイン。」

 

昔の記憶を思い出しながら石と木材でパパっとある装置をつくる。

たしか……宙吊り罠、とか言ったっけ?

昔テラリアの世界にいつの間にか来ていた赤毛の少女とピンクと黒のツートンの髪をした少女の2人を思い出す。

 

どこからか知らんがこっちの世界に紛れ込んできたみたいで、クトゥルフの目玉相手に変なボールを投げて捕まえてるところを発見し、少しの間だが交流をしていたことがある。

 

あの時だけは終わりのないことを忘れられて、すごい楽しかった。

 

帰り際、あいつが何故か気に入ったので渡したニャオメアとテラプリズマがあるのでよほどの事がない限り死なないとは思うが……今は何してるんだろうな。

 

まあ話が逸れたが宙吊り罠で残った1人の両足を縛って宙吊りにすると下にキャンプファイヤーを設置する。

 

「ほーら、腹筋しないと頭から燃えちまうぞ〜?」

 

「ほらほらおじさん頑張れ頑張れ♡それかとっとと知ってることを吐くんだなぁ?」

 

「あつ!?も、燃える!?た、助けてくれぇぇぇ!!!」

 

「ナチュラルに拷問してる……」

 

「ルリア見ちゃダメだよ。あーいう人達は教育に悪いから。」

 

人聞きの悪い……あくまで尋問だよこれは。

 

それはそうとして頭から燃えないよう必死に頭を振ったり腹筋して火から逃げようとするヘルメス錬金術学会の男は見てて面白かったが、さすがにキツかったようで直ぐに情報を吐いてくれた。

 

「それにしても……ここにパラケルススが来てんのかよ。」

 

「あの変態も懲りませんね。」

 

グランにすら変態呼ばわりされるパラケルススだが、腕のいい錬金術師であることはたしか。

これは一筋縄では行かないかもしれない。

 

あの男から得られた情報はこの街にパラケルススがいること、それとこの街で行方不明者が急増していることに関しては少なくとも自分は一切心当たりがないということ。

とはいえあのパラケルススのやつは結構カリオストロを捕まえるためならなんでもするようなやつなので要警戒だな。

 

「で、どうだった?ちなみに俺は成果なし。」

 

「オレ様もだな。チッ、隠れるのが上手い奴らだぜ。」

 

「僕とクラリスも手がかり無しです。」

 

「まさか手がかり一つ出ねぇとはな……」

 

街でパラケルススを見てないか聞き込みをしてみたが一切成果なしだった。

ビィが落ち込んだように言うが、まあそのうち手がかりが見つかるだろ、そう俺は楽観的ではあるが思っている。

 

それよりも屋台のお菓子に興味を持ったルリアちゃんとクラリスちゃんのために素早く財布を出す。

 

「お前そういうことばっかしてるから金無くなるんだろ。」

 

そう後ろからツッコミを入れてくるが半分正解、もう半分は趣味の金属集めに使ってるんだよな。

 

お菓子を買ってあげるとさりげなくカリオストロは俺の真横に立ち

 

「後ろ約10mの路地裏、女が2人こっちを見てる。合図したら後ろに回り込め。」

 

「了解。」

 

「悪い人かわからないのであんまり乱暴にしないでくださいよ?」

 

グランにそう言われたので初手で銃を突きつけるのはやめとくか。

 

「それにしてもあいつら俺たちの尾行にしては動きが素人だな。そうするといちばん有り得そうなのは世界で1番可愛いオレ様の虜になった、ってとこか。」

 

「1番ねぇよ。」

 

どこからその自信が湧いてくるんだこいつ。

 

そうして普通に楽しそうに喋りながら……

 

「今だ。」

 

合図が出たので直ぐにロッドオブハーモニーで逃げ道を塞ぐように後ろに立つ。

 

「え!?いつの間に!?あの、私怪しい者じゃなくて……とりあえず話を聞いてもらえる?宙吊りだけは勘弁して!?」

 

「それはお前の答え次第だな。」

 

楽しそうにニヤニヤと笑いながら2人の女性の前にカリオストロとグランが立つ。

ちょうど挟み撃ちにするような形で問い詰める。

 

「えっと、その、そこの女の子は錬金術師よね?」

 

「そうだ。てかお前オレ様が誰か知らずに後をつけてたのかよ。何が目的だ?」

 

「あ、あの…………お願いします!!私に錬金術を教えてください!!あと宙吊り火あぶりは勘弁してください!!」

 

そう言って頭を下げる少女に、俺とカリオストロとグランはお互い顔を思わず見合わせてしまった。

 

__________________________

 

軽く自己紹介をした後、少女ミレイユちゃんとそのおつきであるリゼットさんに誘われ、ミレイユちゃんの家で詳しい話を聞くことになった。

 

「で、教えて欲しいってどういうことだ?その女、ホムンクルスだろ?そいつを作るのを教えられるくらい腕のいい師匠ならそいつに頼ればいいじゃねぇか。」

 

錬金術は大して知らない俺だが、自立思考を出来る物を作り出す大変さはわかる。

まあ俺の場合は指示をしっかり聞いてくれるかどうかも怪しいとこだ。

 

懐かしいな。俺も昔は"フリンクススタッフ"で呼んだフリンクスが敵に全然反応してくれないポンコツだったのでよく蹴っ飛ばしてた思い出がある。

ノックバック耐性が無いあいつらは蹴るとすごい吹っ飛ぶのが楽しかったが、やりすぎると拗ねるので程々で済ませた。

 

「頼れる人なんか居ないわ。私はここまでずっと一人でやってきたんだもの。」

 

そっから出るわ出るわ重い身の上話が、家族は子供の時には亡くなり、今までずっと一人暮らしていた。

その上、体が病弱で外を出て歩くのもままならないと言う。

 

「今の病弱な体を捨てて元気な体が欲しくて、それで錬金術を学び始めたの。」

 

「病弱な体を捨て、元気な身体を手に入れるため、か……」

 

懐かしいものを思い出したように目を細めるカリオストロ。

きっと自身と境遇を重ねてるんだろうな、コイツも同じような理由で錬金術を死に物狂いで完成させたんだから。

まあそれと美少女になりきってるとこは関係ないけど。

 

「ミレイユ、オレ様に錬金術を教えて欲しいって言ってたが、オレ様の授業は高くつくぜ?なんせこれでも開祖サマだからな。」

 

それに、と言ったあとまたポーズを取る。

昔見た小顔に見せるポーズみたいに自身の両手を頬に当てる。

 

「これでも、カリオストロは忙しいんだぞ☆世の可愛さの頂点がオレ様である以上、オレ様自身がその可愛さを更新しなきゃならねぇからな。」

 

と、ウィン〇ウズの更新並に何度も何度も大して変わらないような更新をするカリオストロ。

可愛いの更新よりまずは少し煽っただけでボロが出るような脆弱性から何とかして欲しいものだ。

 

どうせ暇だろ、そう思いミレイユちゃんをフォローしようと口を開きかけた所で続けざまにこういった。

 

「だが、ミレイユ、お前は気に入った。知りたいことがあればなんでも教えてやる。どうせパラケルススの野郎を見つけるまでこの街に滞在する予定だしな。」

 

「ほんと!?」

 

「ってことは、ウチはミレイユちゃんの姉弟子になるってこと!?」

 

初めて自分以外に弟子ができたクラリスちゃんは嬉しそうにまずはカリオストロの取り扱い方法を教えている。

珍しく素直に優しいところを見たな。

 

「優しいですね。カリオストロさんは。」

 

「珍しいな。明日は隕石でも落ちてくるかもな。」

 

「もー、カリオストロはいっつもみんなに優しいでしょ☆」

 

「さっき人を火炙りにしながら笑ってたような……?」

 

「「あれはとっとと話さないのが悪い。」」

 

「なんでそこはハモるんですか2人とも!?」

 

聞かれたことに答えない不親切なおじさんに誠心誠意お願いしただけなのに……

 

「けど、本当に今回ししょーが優しい。もしかして……偽物?」

 

そう言ってクラリスがカリオストロの頬を引っ張る。

 

「まあ気持ちはわかるけどよ、オイラもこんなに優しいところを見るのは初めてだぜ。」

 

何度も優しいと言われたからかみるみる顔が赤くなっていくカリオストロ。

こいつ普段から自信過剰なのに妙に羞恥心が強いとこがある。

 

「あ!ししょーが顔赤くなってる!可愛い!」

 

「恥ずかしくなったんですね、可愛い。」

 

「普段から言って欲しいって言ってたもんな?可愛いよカリオストロ〜?」

 

便乗して俺も煽るように可愛いと言った。

普段から言わないだけで可愛いとは思ってるからな。

 

「師匠をからかう弟子と生意気な野郎二人にはお仕置きが必要だなぁ?」

 

顔を赤くしたまま後ろからウロボロスを召喚し始めた。

クラリスとグランが青のウロボロスに追いかけられてるのを見ながら、俺は赤のウロボロスを撫でていた。

ミシミシと音が鳴るほど締め付けられてるがまあ誤差だ。

 

これから手がかりをコツコツ探さなきゃな、そう思いながらさっそく授業の用意を始めるカリオストロを手伝うことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し昔、まだケインが空の世界に来る前の話

__________________________

 

ここはパルパゴス島

パルと呼ばれる見た目だけは可愛らしい新種の生き物とドブみてぇな性格の人間が集まる島。

そんな島のある所に拠点を構えた人間、この島に来た時に記憶をなくしてしまった赤毛の少女とレイン密猟団の頭目のゾーイ、それと最近になってこっちの世界にチラチラ顔を見せるようになったケインがいた。

 

ある時、ケインと赤毛の少女とゾーイは睨み合っていた。

 

普段は仲良くしている3人だが今回は些細なことで喧嘩をしていた。

 

その内容はズバリ金稼ぎである。

 

「丁度ストレス発散にもなるしダンジョン潜ってパル共と襲ってくる人間全員ぶっ殺して金稼いだ方がいいだろ。」

 

「やだ。そんな非効率的なことをせずに大人しく法の後ろ盾がない闇商人をつるし上げて燃やした方が効率的よ。」

 

「あいつら最近自警団が守るようになったからめんどいんだよ!というかなんで闇商人のくせに自警団に守ってもらえてるんだよ。」

 

「ダンジョンを探す方がめんどう。ほら、早く用意して自警団に殺されてきて、そうした方が早いから。」

 

「ふざけんなお前が死ね。なんで毎回俺が撃たれなきゃいけないんだよ。」

 

「私は死ぬと下着になっちゃうから……もしかしてそれが狙い?エッチ。」

 

「記憶と一緒に倫理観も忘れたイカレ女の原始人みたいな下着に興味ねぇよ。」

 

「……ムカつくから殺す。」

 

「勝った方の金稼ぎでいいな?」

 

そういいながらお互い銃を出して突きつける。

2人が醜く喧嘩している理由はお金を稼ぐ方法の違い。

 

ケインは召喚獣による放置狩りが出来るのもあるので適当にお散歩してるだけでもモンスターを倒せる利点を活かしてダンジョンを探して向かってくるものを皆殺しにしながら素材を集めつつお金を集める方法。

 

対して赤毛の少女の方法は各地に点在する闇商人を宙吊り罠によって吊るした後、燃やして殺してお金を奪う方法である。

闇商人は何故かたんまりとお金を持っているので儲けはいいのだが、如何せん闇商人のくせに法の後ろ盾が最近になって出来たせいで下手に傷つけると自警団の奴らが襲ってくるのだ。

で、かなりしつこいため毎回死んで手配度をゼロにするのだが、普通に死にたくないのでその案は却下。

最高高度でしばらくしたら諦めるのだが待つ時間がもったいないらしい。

 

「アンタたち!!いい加減にしなさい!なんでそんなに野蛮な方法しか取れないの!?」

 

ここまで無言でケインと赤毛の少女のやり取りを見ていたゾーイが怒りながら2人にそう言い詰めてくる。

 

「お金を稼ぐのにわざわざ人を傷つける必要ないでしょ!?パルも人も両方可哀想よ!」

 

そもそも根がいい子なゾーイからしたら両方の案が受け入れられないらしい。

仮にも密猟団のリーダーなのに一体何故ここまでいい子なのか、そしてなぜ赤毛の少女は密猟団でもないのに倫理観が無いのか。

この島最大の謎と言ってもいいだろう。

 

「ほら、お金稼ぎならお金を作ればいいんじゃない。せっかく金貨製造工場も作ったんだから、これでお金作り放題よ!」

 

「うわ、金貨偽造だ。」

 

「そういう露骨な犯罪はちょっと……」

 

「アンタ達の中で密猟と殺人は金貨偽造より軽いのはよく分かったわ。」

 

どっちもどっちだろ。そう真横で捕まえられて以来無給で働かされている行商人は思った。

今までなら倫理観ゆるゆるな赤毛の少女とブレーキ役の密猟団の頭目でなんとかバランスを取れていたが、最近になって仲良くなった1人の男性も少し倫理観ゆるゆるな所があり、ブレーキが足らないのである。

 

ちなみになぜ密猟団の頭目が1番常識人なんだ?とは思ってはいけない。

彼女も『この島に入るもの、一切の人権と倫理観を捨てよ』とでも言われそうなパルパゴス島に適応した人間なのだから常人と比べるとどこか変なとこがある。

 

ともかく、そんなカスみたいな喧嘩をしていた3人だが、話の途中にイシスから警戒の鳴き声が聞こえた。

直ぐに赤毛の少女はイシスに乗ると空を飛んで敵の姿を見る

 

「……敵襲ね。パル愛護団体の奴らよ。」

 

「タイミング悪い奴らだな。」

 

「ほんとそうね、で?どうするのアイツら。」

 

「決まってる。全員捕まえて闇商人に売りさばいた後、次は闇商人を釣り上げて金を盗る。」

 

「お前もうパルテイマーじゃなくて奴隷商人だろ。」

 

「知ってる?パルスフィアで人間を捕まえるのは非人道的な行為なのよ?」

 

ケインとゾーイから非難の声が上がるが何食わぬ顔で反論してくる。

 

「そもそもパルスフィアはパルを捕まえる道具、でパルスフィアで捕まえられるってことはアイツらは人間じゃなくてパル、はい論破。」

 

「お願いだからこのまま社会に戻らずにパラパゴス島から出ないで欲しいわね。」

 

「ここまで記憶喪失して惜しいと思った人間はいない。頼むから記憶と倫理観両方思い出して欲しい。」

 

無茶苦茶な理論を振りかざす赤毛サイコにドン引きしながらもゾーイは愛用のアサルトライフルを、ケインはテラプリズマを出す。

 

「しっかしなんであいつらいちいちここ襲ってくるんだ?」

 

「わからない。恨みを買った思い出はないし……いやもしかしてリリィの件で怒ってるのかも。」

 

ケインと赤毛の少女がうーんと考える中、ゾーイはチラッと自身の拠点を見た。

手術と配合によって夜も寝ずに永遠とSAN値を減らしながら働く、死んだ目をしたパルを見てそっと目を伏せた。

内心では絶対年中無休働かせて手術して配合しては濃縮してと最低な事ばかり繰り返しているから解放させるために襲ってくるんだろうなと思っていたが、目の前の倫理観ゆるゆる勢には響かないのが分かりきっていたので言うのを辞めた。

 

願わくばエレパンダだけはこんな目に合わせない、そう誓いながら、3人で愛護団体の撃退をしに行った。

 

 





"サンドガン"
砂を弾薬に撃つことが出来る銃
撃った砂はそのまま地面に着地すると同時にブロックとして設置されるので、これを使って水や溶岩の埋め立てなどもできる。
なお、砂を弾薬にする、というのは一見今話題のSDGSとやらにピッタリだが、弾の威力とそもそもの銃の攻撃力が高くないので強さを求めるならエコなんて投げ出して火薬と金属弾を使おう。

"フリンクススタッフ"
ハードモード前の貴重な召喚武器のひとつ
フリンクスと呼ばれるよく吹っ飛ぶ毛玉のようなモンスターを召喚する。
小鳥の杖よりは強いのと基本召喚武器は出しておくだけ得なのとフリンクス自体大して強くないので雪原地下で素材を集めて作るのをオススメ出来る武器

薄汚いゴブリン

シマーが出てくる前はこいつしかコンディションを変えられたかったのだが、恐ろしいことに変えるコンディションは完全ランダム。
つまり金払ったのに壊れたコンディションでむしろ性能ダウンとか平気でしてくる畜生ゴブリン。
NPCで1番金食い虫だったがシマーが登場してからは大体の人はシマー、金に余裕があるなら畜生ゴブリンに頼むようになった。

最後にパルワールドとの絡みを出しているのはテラリアとパルワールドがコラボしてるからです。
次のバージョンアップではパルワールドのアイテムをテラリアで使えるようになるのでその時がきたらまた解説します。

グラブルとテラリアは知っている?

  • 両方とも知っている。
  • グラブルだけ知っている。
  • テラリアだけ知っている。
  • 両方とも知らない。
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