テラリア転生者が次はグラブルに転移した話RE 作:なかえもん
遅れて申し訳ございません。
4月が繁忙期だったこと、この話を書く前に2話分書いては違うなと決しての繰り返しで進まなかったこと。
そして最後にゲームに夢中になったのがあって更新が遅れました。
今回は生存報告も兼ねて短めの話を2話上げ、その後エイプリルフールとアルケミスト・デザイアの続きをあげようと思います。
ただエイプリルフールの方はもしかしたら、しばらく上げないかも知れません。
まあ最悪エイプリルフール2年目で誤魔化せば……
sideケイン
今日はソーンの故郷に行くことになった。
なんでも家族に紹介したいとのことだが……その、俺の気にしすぎかもしれないけど、異性の男性を家族に紹介するって家族の方達が勘違いしない?
そう心の中で思いながら、歩いて山を登る。
俺もソーンも空を飛べるので本来ならこうやって山道を歩く必要は無いが、じっくりと故郷を見ながら歩きたいと言われたのでこうやって一緒に歩いている。
「こうやって久しぶりに来ると、やっぱりすごい田舎って感じるわね。」
「そうなの?あんまり田舎って俺は思わないけど。」
「あら?もしかして、アナタの故郷は私の所よりも田舎なのかしら?」
そう興味津々に聞いてくるので、1度の生まれ故郷でもあるリスポーン地点を思い出す。
王女がいることからわかる通り、あの世界には王国がある。
見たことないが王国に比べたら俺の家改め住宅街は田舎だろうな。
「うーん、言われてみればそうかも。だからワケありな人ばっか集まってきたのかな。」
「ワケありな人?どんな人達なのかしら?」
「えーと、トカゲ、トリュフ、サイボーグ、海賊、王女、魔法使い、薄汚いゴブリン……」
「ワケありで済ませられないわよ!?魔法使い以外全員おかしいじゃないの!?」
いや魔法使いも充分おかしいんだけどね?
この世界だと魔法を使える人ばかりで忘れがちだけど、本来魔法使いがいるのおかしいから。
「まあ一番最初に俺と住んでた奴からド級のワケありだからな。自然とそういう奴ばっかり集まるようになってたのかも。」
「え……?貴方と一緒に住んでた?その、どんな人なの?」
「ニート」
「本当にろくでもないわね!?」
"僕は君のような人にアドバイスをし、導くのが仕事だ。決してニートなんかじゃない。"
そう幻聴が聞こえた気がするがニートだろ。
本当に最初はお世話になるが、逆に言えば最初以外お世話にならないからな。
そうして山道を歩き、次は森の中を歩く。
最近は2人きりになることも少なかったので話題が尽きず、次々と話題を挙げ合う。
途中イノシシのような魔物が襲ってきたが、ソーンが軽く頭を撃ち抜いて仕留めた。
「これ食べれる?一応菓子折は持ってきてるけどそれとは別にこれもお土産になるかな?」
「そうね、きっと村のみんなも喜んでくれると思うわ。そしたら今のうちに……」
そう言ってナイフを取りだして、あっ…と気づいたように躊躇ってナイフをしまう。
「どしたの?」
「ええ、いやその、なんでもないわ。」
……またなにか嫌な思い出でも思い出したのかな。
こうなった時のソーンに俺からなにがあったのか聞くことはない。
友達だからって全部話さなきゃいけないことがあるし、俺だってソーン相手に隠してることはいくらでもある。
気が向いた時や、乗り越えられた時にふと話してくれたら嬉しいな。
話してくれたら全力で相談に乗るよ、友達なんだから。
そう口には出さないが、心の中で思いながらさっき殺したイノシシを解体を始める。
比較的刃渡りの短いサイコナイフを取りだし、1度死体となったイノシシをじっくりと見る。
えーと、たしかまず血を抜くんだっけ?
でその後皮を剥いで……そもそも血を抜くってどうやって?首を切って断面を地面に向ければいいのか?
よし、早速ざっくりと……そう思って振りかぶったタイミングで慌てたソーンからストップが入る。
「ちょ、ちょっと!?さすがに両断はダメよ?私に任せて。」
そう言って先程ソーンが取り出していたナイフを再度握り、慣れた手つきで解体を始める。
あっという間に皮を剥ぎ取り、肉にしたのをみて思わず拍手してしまう。
「……なんだか、躊躇ってたのがバカみたいね。」
「躊躇ってたって?」
「……そうね、貴方にも話しておきましょうか。」
そうしてソーンは自身の過去のエピソードを話す。
なんでも街に現れた獣を撃ち抜いた後、つい故郷で普段からしてたように獣の解体を街中でし始めてドン引きされたらしい。
「あの時の、化け物を見るような目が、よそよそしくなった友達が忘れられないの……もしかしたら貴方もそんな目で見るかもって……」
「俺はそんな目で見ないよ。心配性だな、ソーンは」
寧ろ尊敬するけどね、俺は上手く剥ぎ取りとか解体とか出来ないから。
俺がもっとそこら辺の努力をしてたら、例えばだが亀の甲羅などのドロップアイテムももっと楽に手に入れられたのかね。
「私ね、なんでも見通せる目を持ってるのに、人の心だけ毎回見通せないの。だから、その、不安なのよ。言葉だけじゃ、信用出来なくて。」
遥か彼方の景色は見えても、目の前の人間の心が見えない友達になんて声をかけるか迷って、言葉だけじゃダメだなと判断した俺は金庫を出す。
「え?ちょっと、え?」
「ちょっとだけ後ろ向いててソーン」
えーとこの辺に……あったあった。
ぱぱっと着替えて、見た目防具を外す。
「振り向いていいよソーン」
「急にどうしたのケイ─」
ヒュッと喉が鳴る音が聞こえた。
ソーンの目からは今の俺の姿が二足歩行をする蜘蛛の化け物に見えてるはずだ。
スパイダー防具、ハードモード序盤でお世話になった人が多いであろう召喚防具である。
欠点は見た目が本当に悪いとこだ。
虫嫌いの人が卒倒すること間違い無しの見た目で、実際に虫が苦手なカタリナさんがこの格好を見た時に驚いて気絶し、そのせいでヴィーラさんと追いかけっこをする羽目になった。
あの人怖えよほんと、目のハイライトが死んだ人が殺意丸出しで追いかけてくるのって精神的にキツイ……
「俺にとっては結構昔の話なんだけどさ、俺の故郷の地下に人喰い蜘蛛がうじゃうじゃいる場所があってさ、そこの蜘蛛を解体して作った自作の防具なんだよね、これ。」
「デザインはもう少し何とかならなかったの?」
そう少し慣れたのかジト目で突っ込んでくるがぶっちゃけ見た目防具でいくらでも隠せるから大して気にしなかったな。
「その町の人達が引いた理由も分からなくは無いよ。世の中の大半の人は血とかダメな人が多いし、多分その人達も血とか臓器とかダメだったんだろうね。」
「そう、なのかしら。」
「けど、俺はそういうのは全然平気な上に、見てわかる通り寧ろそれで防具を作って着るような人です。どう?ソーンの目には俺が生き物を解体する程度で引くような人に見える?」
「……たしかに、気にしなそうね。ありがとう。ケイン」
良かった、信じて貰えたみたいだ。
これで信じてくれなかったら実はナメクジをスープの具材にして飲んだことあるとか*1、脊髄と腐った肉でラザニアを作って食べたとか*2、ファッションセンスがないからかっこいい格好してる奴をぶち殺して服を奪ったとか、そこら辺の話をしようと思ってたけどさすがに引かれそうだったから話さずに済んで良かった。
それにしても、相変わらず自分のことを化け物って卑下するとこが治ってないな。
結構言葉で否定してるんだけど、ここまで根深いとなるとなにかトラウマがあるのかもしれない。
……どこかで1度話をしっかり聞かなきゃな。
「あ!見える?あれが私の生まれた……」
目を細めてみるが全然見えない、けど途中ソーンが口を噤むので振り返る。
「どうしたの?」
「村の様子が変……」
「え?」
改めてジッと見てみる。
"双眼鏡"を使うことでギリギリ見えているが、パッと見何もおかしいとこは無いような……別に建物が壊れてる訳でもないし。
「特に変なとこは見当たらないけど……」
「人が少なすぎるわ。元々多い訳じゃないけど、いくらなんでも少なすぎる。」
「急ぐか。全速力で行くよ。」
なにか異変があるならすぐにでも行かなきゃ。
そう思って全速力で走ろうとしたところで、ソーンから気まずそうに
「……村の人がびっくりしちゃうから、貴方は着替えてから来て貰えるかしら?」
と言われたので急いで着替えた。
なんだろう、ゲテモノ装備でも意外と慣れると快適というか、寝転がれる余裕が出てくるせいでたまに気づかない時があるんだよな。
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着替えた後すぐにソーンに合流し、ふたりで村に着く。
たしかにソーンの言う通りまったく人が見えない上に静かだな。
けど人がいないという訳でなく、子供や老人は残っているようだ。
俺はこの村のことを知らないのでソーンの後ろについて行くように歩く。
そうして1つの家、多分ソーンの実家のドアを開ける。
「お祖母ちゃん、いる?」
家の中には歳をとって腰は曲がっていながらも元気そうな老婆がいた。
口ぶり的にこの人がソーンのお祖母さんなのだろう。
ジッとソーンのお祖母さんを観察する。
パッと見は普通に老婆に見えるが騙されてはいけない。
この世界には妙に強いお婆さんが多く、1部の界隈ではグランブルーのグランはグランドマザーのグランとまで言われてるくらいである。
この婆さんもきっと弓を持たせるとソーンに迫るほどの腕なのかもしれない。
そんなどうでもいいことを考えながら、ソーンに気づいて嬉しそうに歩いて寄るお婆さんを見る。
「おや……あんた帰ったのかい。また綺麗になって……ん?後ろにいるのは……」
「えっと、その、初めまして。」
こういう異性の友達の親に挨拶するのは初めてなので、少し緊張しながらも挨拶する。
緊張で頭が回らなくなりながらも、すぐに菓子折を出す。
一応菓子折はシェロカルテにオススメしてもらったかなりお高い奴を選んだ。
金は今後の依頼料から天引きにしてるから値段は知らないが、通りがかりのレ・フィーレさんとベアトリクスさんが驚いた顔をしていたから多分結構いいやつなんだろうな。
「あらありがとう……ソーンも遂に男を捕まえてきたのかい。」
「お祖母ちゃん!!ケインはそういうのじゃないから!!」
まあそういう勘違いされるよね。
「もう、ケインのことは後で紹介するとして、村で何があったの?」
「あぁ、最近魔物が増えてねぇ……みんな頑張って退治しようとしてくれてるけど、狩人のほとんどが怪我で倒れてねえ……」
たまたま、野生の魔物が増えたせいで対処できなかったのかと思ったが、ソーンから補足としてそもそもこの村の狩人の腕ならよほど増えすぎない限り村で対処可能らしい。
だが、どうやら他所から魔物が流れてきたようで、慣れない相手に苦戦してるらしい。
「そんな……」
「大変だ!またやられた!怪我人が出ている!誰か来てくれ!」
街中でそう大声が聞こえたので家から出る。
狩人のおじさんが同じく狩人の怪我人を背負って周りの人間を呼ぶ。
手が空いてる俺はすぐに手伝いに行く。
「大丈夫ですか?」
「あんた見ない顔だな……いや、今はいい。あんた医者か?それか回復魔法は使えるか?」
「医者でも無いし回復魔法も使えませんが、代わりにこれがあります。」
そう言って瓶入りのハチミツを取り出す。
「これを飲めば怪我が治ります!」
「ふざけないでくれ!今はふざけている場合じゃないんだ!!」
「ふざけてないです!さあ一気に飲めばたちまち怪我も……」
飲ませる前に俺の後頭部に虹色の矢が刺さった。
「いっっっっったい!??」
「お久しぶり、そしてごめんなさいねおじさん。私の友達が変なこと言って。」
ソーン!?ツッコミにしてもいつもより過激過ぎない?いやボケた訳じゃないからツッコミじゃないんだろうけどさ。
うぐぐ、なんでみんな飲んでくれないんだ。
俺は信用出来なくてもハチミツは信用して欲しい。
「ってそんなこと話してる場合じゃなかった!?女の狩人が1人取り残されてるんだ!」
「女の狩人?それって……まさか!?」
「ああ……近所にいただろう?あんたの幼馴染。今日の山狩りにはあの子も……」
「ッッ!!?」
それを聞いたソーンはすぐに山の方に走っていった。
「ハチミツがダメならポーション置いておきますね。ちょっとソーンを追いかけてきます!」
「いや最初からポーション出してくれよ!?あと赤いんだけどこれ大丈夫かい!?」
俺からしたらこの世界のポーションって透明ポーションと同じ色だからたまに間違えそうになるけどね。
ポーションの色だけでも違うのがこの世界とテラリアの世界の違いを感じて少し面白いが、今はそんなことを考えてる場合じゃない。
ライフポーションを置くとすぐにソーンを追いかける。
「ッ!!見えた!!魔物に見つかってる!?」
俺には見えないが、幼馴染を見つけたらしいソーンは弓を構えるとすぐに魔力矢を出し、射る。
俺の目にはソーンの幼馴染がどこにいるかなんて分からない。
だから、ソーンの矢について行く。
ロッドオブハーモニーのテレポートを上手く使い、何度も何度もテレポートしながら無理やりついて行く。
そうしてようやく俺の目にも視認できる距離にソーンの幼馴染らしき、エルーンの女性を見つけたがすぐ近くに今にも爪を立てようとしている熊のような魔物がいた。
テレポートしてすぐにテラブレードに持ち帰る。
ソーンの矢は魔物の頭に貫通し、ダメ押しにテラブレードを使った横薙ぎ一閃で両断する。
てかこの距離からヘッショかよ、すげぇなソーン。
「だ、誰!?というかどこから現れたの!?」
「説明は後!とりあえず逃げてください!」
「貴方こそ逃げなさいよ!今の一体だけじゃなくてまだまだいるわよ!!」
後ろを見るとソーンがこっちに急いで来ているのが見える。
ならとりあえずこの幼馴染さんはソーンに任せよう。
致命傷は避けているようだが、至る所傷だらけだからな。
多種多様な魔物が俺を睨む、今はビートル装備を来ているので、俺が優先的に狙われているのだろう。
全魔物が俺に殺意を向けてきているのを感じる。
何気にこの世界に来てからは初めてかもしれない、あの世界と同じ様に、大多数の生き物を皆殺しにするのは。
別に殺戮が好きではないが、無いと寂しく感じる時点で俺ももうあの世界に染まりきったのかもな。
そう思いながら、魔物の群れに突撃した。
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sideソーンの幼馴染
最初、助けてくれた時は混乱していた。
その男の人が誰なのか、どうやって突然現れたのか、あの矢は誰が放ったものなのか。
そして、なぜあの魔物の群れに一人で行こうとしているのか。
止めなきゃ、あの数を1人は無理だと言わなきゃ。
「大丈夫?」
「あんた……帰ってきてたの?」
「ええ……悪い?」
けど、停める間に聞き覚えのある声で心配されたので、思わず驚いてそっちに返事してしまう。
最後に会った時と違って、化粧して垢の抜けた田舎者の私とは違う、都会に染まった幼馴染を。
「別に、悪いなんて言ってないじゃん。」
「そう。」
なんで戻ってきたのか分からないけど、やっぱり私達みたいな田舎の人達と関わるのは嫌なのかも。
「あ、いやその前に!あの男の人が……」
「大丈夫よ、むしろ離れてなさい。」
なんでと疑問を口に出す間に、グチャっと肉が潰れるような音と共に、魔物の肉片が足元まで飛んできた。
私を助けてくれた男の人は、紫色の虫の見た目をした鎧を身に纏い、ひたすら迫ってくる大量の魔物を衝撃波の出る緑色の剣や明らかにサイズの合ってないハンマーを投げて容赦なく殺害していく。
本人は意識しているのかわからないけど、傍から見ると惨たらしく殺しているように見える、今私の元に肉片が飛んできたように、ひたすらバラバラになった死体がそこら中に散らばる。
けど、ダメージもその分負っている。
鎧を付けていても、知能の高いラウンドウルフみたいな魔物は関節や首元と言った比較的装甲の薄い箇所を狙って噛み付き、兜越しでも頭を強烈に引っかかれ、ホーンバードが急降下して角を刺そうとしている。
「ちょっとソーン!!あれやばいよ!?」
急いで痛む体を無視して弓を構える。
それでも……私の幼馴染は動かない。
「心配いらないわ、見てなさい。」
明らかに血が出て、傷を負っているのに、そんなのお構い無しに
手に持っているハンマーで自身の腕ごとラウンドウルフの頭を潰す。
そして引っ掻いてきた魔物にはお返しと言わんばかりに首に向けて剣を振り、急降下してきたロックバードは一切見てもいないはずなのに見えているかのように避け、地面に角が突き刺さったロックバードの頭目掛けて投げ、光属性の衝撃波を出す。
衝撃波によって怯んだ隙に、近くにいる魔物にまたハンマーを投げる。
まるで銃弾のような速さでハンマーを投げては手元に戻し、また投げる。
異様なのはハンマーのサイズだ、設計ミスを疑うほどハンマーのアタマのサイズに比べて柄の長さが短すぎる。
投げる用と聞けばある程度納得できそうだが、人が片手で持てるサイズに見えない。
まるで弾丸のように、確実に近くにいる魔物の頭を一つ一つハンマーを投げて潰す。
ここに来て魔物たちは遂に撤退を選んだ。
目の前にいる、たった一人の男には勝てないと察したのだろう。
これでなんとか撃退できた……そう安堵したところで。
「
竜の頭を模した杖を使い、聞いた事のない魔法で逃げる魔物に向けて放物線を描くように火球を何発を発射し、火球が魔物に降り注ぐ。
もし竜が炎を吐くとこんなに光景になるのだろう、そう思うほど炎が魔物に焼き尽くす。
その光景を見て、かつて噂で聞いた話を思い出す。
星晶獣や騎士団長に十天衆、世の中には一人で軍隊を相手に出来る人が存在すると。
目の前で逃げ惑う魔物達を燃やしてる彼を見て、彼もその人達と同じかもしれないと思った。
そしてそんな光景を見ながらも撃ち漏らしがないように火から逃れた魔物を射る幼馴染を見て、ソーンがこの村に戻ってこなかった理由もよく分かった。
こんなにすごい人がゴロゴロいるんだ。
私みたいな田舎の狩人なんか目じゃないくらい、ソーンが信頼できるくらい強い人が。
……それを良かったねと言うべきか、それじゃあもうこんなつまらない所に戻ってこないから寂しいと言うべきか私には分からなかった。
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「………」
「………」
無言で黙って歩くソーンとソーンの幼馴染の後ろを歩きながら、俺は本当に久しぶりに胃が痛くなるのを感じる。
"スパイダー装備"
かつてはハードモードに突入したら真っ先に作るべきと言われた召喚用防具。
ハードモード時の地下に生成される蜘蛛の住処に出現するブラックレクルースからドロップする蜘蛛の牙で作ることができる。
この蜘蛛の牙から防具、召喚武器、セントリー召喚武器が作れる上にハードモードに突入してすぐに作成でき、なおかつブラックレクルースもまともに戦ったら強いが、まともに戦わないで済む方法が山ほどあるので倒しやすい。
そのため昔はハードモードに突入したらすぐ作る人が多かった。
今はバージョンアップによりミスリルかオリハルコンの金床が必要になったので、突入後すぐには作れなくなった。
"双眼鏡"
クトゥルフの目玉を討伐時に低確率で手に入るアイテム。
プレイヤーが画面外に行かない程度の範囲にカメラを動かすことができるようになる。
正直余程明確な目的がない限り狙わなくても良い。
単純なカメラ移動ならハードモード時のスナイパーライフルやスコープがあるし。
"ベッツィの怒り"
ベッツィを討伐時に手に入る魔法武器。
放物線を描くように火球を発射する魔法武器。
ゴールデンシャワーと同じ防御力低下持ちの魔法武器で強いとは言える。
が、問題はベッツィを討伐の部分である。
ベッツィ自体が強いのもあるが、ベッツィを出現させるイベント、オールドワンズミーがベッツィ出現時まで進めると一気に難易度が上がり、そもそもベッツィ出現ウェーブまで進めるのも苦戦する。
かと言って楽々ベッツィ出現まで進めるにはルナイベント攻略位まで進めないといけないが、そこまで進めるとベッツィのドロップよりもルナイベントの武器の方が強くなってしまう。
サブとして使うと強いが、メインで使うには物足りない武器とも言える。
グランブルーファンタジーのお婆さん
ザンクティンゼルのお婆さん
サウナのヌシのお婆さん
猫好きのおばあさん
エクストラⅡ解放クエストの婆さん達
そしてネームドのロジーヌやマカキウなど、この作品には妙に強すぎるお婆さんが多すぎる。