匠伝part15
ミリアス神社
ギルドマスターは黒南を寝かせ出血部分を抑えた
ギルドマスター
「…」
すると黒南の傷がみるみるうちに癒え黒南も目を覚ました
黒南
「ギルドマスター…?」
ギルドマスター
「よかった…」
黒南
「あ、あれ?何でここに…?」
ギルドマスターは黒南に抱きつき涙を流した
黒南
「え?…どうしたの?」
ギルドマスター
「本当に…よかった…」
アリミスの王も駆けつけ黒南の様子を見た
アリミスの王
「感動したいところだけど今戦争中なのよね」
ギルドマスター
「すまんな…」
アリミスの王
「大丈夫!一応、無敵軍配備させとくね」
秘書はトランシーバーを手に取り合図を出していた
戦場
敵
「クソッ!なんでひとりも殺せないんだ!!」
シスター
「だから言ってるだろう?…あたしとイランダルが揃った時点であんたらに勝ち目は無いんだよ」
20000以上の戦力は今や半数以下になり遠征ギルドは壊滅状態にあった
敵
「大将!!もうこれは闘いとはいえません!撤退を!」
??
「アールはどうした!?」
敵
「連絡途絶!!不明で…うわぁぁぁ!」
??
「おい!どうした!?おい!」
何者かが通信機を取り声を出した
凜
「あーあー聞こえますか?」
??
「だれだ!貴様は!」
凜
「とりあえず撤退した方がいいよ?シスターも神父も並の戦力じゃ勝てないからね」
??
「俺らを侮辱して」
凜
「撤退しろって言ってるのわからない?」
??
「クッ!…て、撤退!!」
敵は撤退を初めてた
それと同時に匠達も攻撃をやめた
匠
「撤退か…」
シスター
「何が遠征ギルドだ…まだまだじゃな」
ミリアス、アリミス軍 1050→1050
遠征ギルド軍 20000→9500
シスター達は匠と合流しミリアスのギルドに戻った
シェルター
朝奈
「暇だよーママー」
嶺秦
「あと少しだと思うから待っててね」
霊奈
「あさちゃんあさちゃん!耳貸して!」
霊奈が耳を傾けると朝奈は耳元で何かを囁くと朝奈と霊奈は立ち上がった
嶺秦
「どうしたの?」
朝奈
「トイレー」
2人はタッタッタッと走っていった
朝奈
「にししー」
霊奈
「それじゃ!お家に戻ろう!」
2人はシェルターを出て街に行ってしまった
匠伝part16
霊奈 朝奈
「あるこーあるこー」
2人が手をつないで歩いていると前から大鎌を持った少女がこちらを見ていた
大鎌を持った少女
「みつけたぁ!!!」
少女は鎌を構え二人の元に走って来た
朝奈
「な、な、何かやばいよ!」
霊奈
「に、逃げよ!」
2人は曲がり角を曲がり走った
2人は裏路地に逃げ息を潜めた
足音が聞こえ2人は抱きつき縮こまった
やがてその足音の主の影が見えた
大鎌の形をした影が見え2人は体を震わせた
???
「あれ?」
大鎌の形の影は二人の元まで歩き顔を覗いた
???
「たしか…マスターの?」
聞き覚えのある声で2人は同時に顔を上げると見覚えのある顔だった
朝奈 霊奈
「マリーお姉ちゃん!!」
2人はマリーに抱きついた
マリー
「二人とも何でここに?」
霊奈
「怖い人が追いかけてきたの!」
朝奈
「なの!」
マリー
「まじか…でも!もう大丈夫!お姉ちゃんがお母さんのところに連れていってあげる!」
朝奈 霊奈
「ありがとう!」
マリーはふたりを連れて大通りに出た
すると空から大鎌が降って来て地面に刺さった
大鎌を持った少女
「チッ!またお前か!」
マリー
「あんたがこの二人を…ねぇ」
大鎌を持った少女は鎌を引き抜き構えた
マリーも鎌をとり構えた
少女はニヤリと笑い右手を突き出した
すると地面から死体が現れマリーの方に向かっていった
マリー
「やば!」
マリーは鎌を地面と水平に持ちそのまま回転した
すると死体は次々にバラバラになっていった
少女
「とった!!」
マリーが後ろを振り向くと2人の背後に短剣を持った死体が立っていた
マリー
「間に合え!!!」
マリーは鎌を投げ死体に刺さった
だが死体は短剣を振り上げた
マリー
「...!」
振り下げた瞬間マリーは二人を両手で抱き寄せた
短剣はマリーの背中を切った
マリー
「っ!」
霊奈
「マリーお姉ちゃん!」
大鎌を持った少女は鎌を振り上げマリーを斬り刻んだ
血が流れマリーは膝をついた
マリー
「へま…しちゃ…」
マリーは意識を朦朧とさせながら2人を連れて逃げた
少女
「逃がすかぁ!」
少女は小刀を投げ脚に刺さりマリーの左足を使えなくした
マリー
「はぁ…はぁ…二人とも…聞いて…」
マリーが二人の耳元で何かを伝えるとマリーは二人を力いっぱい投げた
少女
「ちぃ!最後まで邪魔するのか!!」
少女は大鎌でマリーの心臓を貫いた
マリーは吐血しその場で意識を失った
少女
「さっさとくたばれ」
少女は鎌を抜き二人を投げた方に歩いていった
街外
朝奈 霊奈
「わー!」
2人はあと少しで地面に激突する瞬間ワープゲートが開かれその先にはシェルターがあった
2人は急いで嶺秦の元に向かった
嶺秦
「遅かったね…ってなんでそんなに汚れてるの?」
2人は嶺秦に抱きつき大泣きをした
朝奈
「マリーお姉ちゃんがぁ...」
霊奈
「死んじゃうよぉ」
その言葉を聞いた嶺秦は匠に連絡を入れた
匠
「お?戦争が終わったからあと少しで」
嶺秦
「今近くにマリーちゃん居る!?」
匠
「え?…そう言えばいないなぁ…」
嶺秦
「おねがい!ギルドのセンターロードに!」
匠
「?わかった」
匠はシスターにあとを任せギルドセンターロードに向かって走った
センターロード
匠はその光景を見た瞬間言葉を失った
マリーの鎌は折れ周りには血が飛び散っていた
匠はゆっくりとマリーに近づき顔を見た
匠
「マリー…」
マリー
「…」
匠がマリーを抱き寄せると辛うじて指が動いた
匠
「マリー!マリー!」
マリー
「…ター」
匠
「助けるから!」
匠の顔に紋章が浮き出てきて匠はマリーを抱きしめた
顔の紋章はみるみる大きくなり体を覆った
匠
「アヴァロン…」
マリーの傷は癒え始めた
匠
「間に合え…間に合え」
マリーは小さい力で匠を押し戻した
匠
「え?」
マリー
「私なんか…のため…に…マスター…がその力…を」
マリーは再び吐血し体がぐったりし始めた
匠
「バカ!お前を死なせたくない!」
マリー
「だめ…その力は…マスターの…家族に…」
匠
「ダメだ!」
マリーは全力で匠を押しのけ匠の顔を見た
マリー
「会えただけでも嬉しかった…大好きです…マスター…」
マリーが匠の頬にキスをした瞬間マリーの力が抜けその場に倒れた
匠
「あ…あぁ…」
???
「んだよこの弱っちぃ鎌は」
何者かが折れたマリーの大鎌を蹴り飛んできた刃が匠の横に刺さった
少女
「いい所に匠さんじゃあないですか!!」
少女は大鎌を構えゆっくりと近づいた
匠はマリーの手首を触った
少女
「瓶割の血を引く奴を探してんだ!教えろ!」
匠
「マリーをやったのはお前か?」
少女
「んぁ?そのアマなら私がやってやったぜ!」
高笑いしていると少女の横に冷たい風が吹いた