匠伝part29
許鬼
「死ねぇ!」
許鬼が鎌を振り下ろした瞬間目の前に神々しい姿をした匠がたっていた
匠
「この姿になるのはホント久しぶりだな」
シスター
「匠!!」
許鬼
「な、何故だ!?確実に仕留めたはずだ!」
匠
「まー色々あったのさ」
匠の金色の瞳は許鬼の鎌を見た
刹那鎌は粉々に腐敗し使い物にならなくなってしまった
許鬼
「な!?」
許鬼
「お前は帰った方が良かったんだ」
匠が手を差し伸べ額に手を置くと許鬼はその場に倒れた
シスター
「一体何をしたんじゃ?」
匠
「ばぁちゃん…多分そろそろお別れだと思う」
シスター
「何を言って」
匠
「……戻ろう」
匠がシスターに触れた瞬間ミリアスに戻ってきた
神父
「ルー、匠!」
匠
「じぃちゃん…」
???
「許鬼!…まさか!」
匠
「お前が元神か」
元神
「ちぃ…」
隠れ家
嶺秦
「くっ…」
仮面の男
「君面白い能力持ってるね」
仮面の男は嶺秦を掴み上げた
霊奈
「ママをいじめるなー!」
ポカポカと仮面の男を殴っていた霊奈を男は蹴り飛ばした
嶺秦
「あぁ…あぁ」
仮面の男が腕から光線を放とうとした瞬間何かが起きた
仮面の男
「なんだこれ?」
嶺秦
「あああぁぁぁぁぁぁ!!!」
嶺秦の後ろに巨大な歯車と時計が無数現れた
仮面の男
「なるほどな」
霊奈
「ママ?」
時計が12時を指した瞬間歯車の動きが止まり周りが光に包まれた
仮面の男
「リセットか…」
仮面の男が槍で嶺秦を突こうとしたが何者かに受け止められた
???
「やっぱり、こうなったか」
仮面の男
「なんだ貴様は……!」
目が慣れ仮面の男が相手を見た瞬間言葉を失った
???
「ここまでなってしまったなら止められないかな」
仮面の男
「カメワリ創設者…カメワリカンナ…」
カンナ
「さぁてまずはお前を倒してから」
仮面の男の周りに四角の物体が浮遊していた
仮面の男が守りの体制に入った瞬間物体から線が現れ仮面の男を焼き尽くした
仮面の男は霧状になり消えていった
カンナ
「さてと…嶺秦ちゃん落ち着いてね」
カンナが嶺秦の髪を触ると嶺秦が目を開きカンナを見た
嶺秦の目は勾玉模様と瓶割の紋章になっていた
カンナ
「あらあら…ここまで進んでるのねぇ…あれ?」
二人のやり取りを遠くで見ていた神奈が歩いてきた
カンナ
「ふむふむ…君が今の私か…可愛い顔でよかった」
カンナは神奈の頭を撫でた
カンナ
「さぁ、遠分会えないし話せないだろうから今話しなよ」
神奈
「ママも居なくなっちゃうの?」
嶺秦
「ごめんね…」
神奈
「やだよ…なんで…パパも居なくなっちゃったのにママも居なくなっちゃうなんて…」
嶺秦
「大丈夫…梨沙ちゃんたちが居るから…」
嶺秦は神奈の右目に手を当てた
嶺秦
「あとね…この目は隠していてね…誰にも見せちゃダメだよ?」
神奈の目から涙が溢れた
嶺秦は涙を拭き頭を撫でた
嶺秦
「それと…霊奈を宜しくね」
カンナ
「ごめんね…ここまでみたい」
カンナが嶺秦を結界の中に入れ術式を組んだ
カンナ
「これで嶺秦ちゃんは不老不死になったわ…」
嶺秦
「外は一体どうなっているんですか?」
カンナ
「嶺秦ちゃんがいたあの世界は崩壊してしまったわ」
カンナ
「だけど嶺秦ちゃんの能力で復活したわ……三つにね」
嶺秦
「三つ?」
カンナ
「どういう原理かは私にもわからない…けど」
カンナ
「私達には有利になったわ…ありがとね」
嶺秦
「?」
カンナ
「ふふ…まあいいわそのうち分かるわ」
カンナの横の空間が割れそこから女性が現れた
紫
「カンナ…この子をって事よね?」
カンナ
「そゆこと、よろしくね」
紫が嶺秦と神奈と霊奈を連れていった瞬間その場は沈黙した
カンナ
「さてと…後はあの妖怪達を持って帰って終わりかな?」