匠伝   作:ズッキーミ

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ぱーとすりー

ギルドマスター

「それで…君は捕えられていたと?」

 

少女

「はい…」

 

ギルドマスター

「なるほど…分かりました、でわ村まで送りますので今日はもう休んでください」

 

少女

「ありがとうございます」

 

捕えられていた少女は女性につられギルドマスターの部屋から出ていった

 

「あ、あの…」

 

少女は女性に声をかけると女性は綺麗な黒髪をなびかせながら振り向いた

女性はまるで狐の様な笑顔を見せた

その妖々しくも美しさに少女は少し見とれていた

 

女性

「ん?どうしたの?」

 

少女

「あ、いや…あの…」

 

女性

「なぁに?質問かな?…何でも言ってみて」

 

少女

「…今日、私を助けてくれた人…」

 

女性

「ん?えっと…匠さんかな?」

 

少女

「匠…さん」

 

少女は少し俯き考えていた

 

女性

「匠さんがどうかしたの?あ!もしかして惚れちゃったり?カッコイイもんね匠さん」

 

少女

「似てたんです…」

 

女性

「え?」

 

 

匠宅

 

 

「ただいまー」

 

麗秦

「おかえり!匠くん」

 

麗秦が顔を出すと後から走る音が聞こえた

 

朝奈

「だー!」

 

霊奈

「わー!」

 

「お!霊奈と朝奈起きてたのか」

 

匠が二人の頭をなでていると麗秦の横から物欲しそうな顔をした神奈がいた

 

「神奈ーおいでー」

 

匠が呼ぶと神奈は少し顔を赤らめならが歩いてきた

神奈の手には花で作られた冠を持っていた

神奈は匠の頭にそれをのせニコッと笑った

 

麗秦

「パパのために作るって張り切ってたのよ?」

 

神奈

「ママ!言っちゃだめぇ」

 

神奈恥ずかしさに顔を隠した

匠は腕で顔を拭い3人を担ぎ上げリビングに向かった

リビングのテーブルにはいろいろな食べ物が乗っていた

 

「あれ?今何時だ?」

 

麗秦

「まだ六時過ぎた頃よほんと今日は早かったのね」

 

「そうだなぁ…あ!麗秦」

 

匠が麗秦の前に立つと頭を撫でた

 

麗秦

「にゃ!?にゃに!?」

 

「麗秦が作ってくれたやつすっごい使えた!ありがと!」

 

麗秦

「もっと褒めて…じゃなくて!子供たちの前で!」

 

匠が後ろを振り向くと3人とも笑っていた

 

朝奈、霊奈

「パパとママイチャイチャしてるぅー」

 

「ち、ちが!…ま、まぁいいや、ご飯食べよ?」

 

朝奈

「わー!」

 

霊奈

「だー!」

 

「(俺は幸せ者だな…)」

 

麗秦

「匠くん?何か言った?」

 

「いいや、なんでも」

 

 

山奥のラボ

 

仮面の男

「〜〜〜♪」

 

仮面を被った男が巨大な刃物がついた装置をいじっていた

 

仮面の男

「さいごに〜〜ここにヒューズをさせばぁ〜〜〜♪」

 

ヒューズをつなげた瞬間機械は動き出した

 

仮面の男

「〜♪」

 

仮面の男

「それでぇ?そこにいるあなたは誰かな?」

 

仮面の男は誰かの存在に気づき振り向くとそこには鎧を着た男が立っていた

 

ギルドマスター

「匠くんでもやれなかったのがコイツか」

 

仮面の男

「んー?なにかなぁ?お?匠くんとは違う殺気だァ…君も面白そうだね」

 

鎧の男は刀を抜き構えた

 

仮面の男

「うーん…君も匠くんの名前を知っているという事は知り合いかな?」

 

ギルドマスター

「私はギルドマスターだ」

 

仮面の男

「ふむふむなるほどぉ?そういうことね」

 

ギルドマスター

「そしてぇ!!」

 

ギルドマスターが叫んだ瞬間仮面の目の前にいた

ギルドマスターは刀を振り上げると仮面に傷が入った

 

ギルドマスター

「貴様を殺す者だ」

 

仮面の男

「ふふ…ふふふ…」

 

ギルドマスターは一旦距離を置いた

仮面が徐々に割れていき真っ二つになった

隠れていた髪の毛が全て下ろされ男はずっと笑っていた

 

仮面の男

「きみ…強いね…楽しいよ」

 

男は短い棒を持って近づいてきた

その棒はやがて長く伸び周りを照らしていた

 

仮面の男

「さぁ始めよう…もっと俺を楽しませてくれ」

 

ギルドマスター

「お前は楽しむ前に死ぬ…」

 

ギルドマスターはもう一度男の前に現れ刀を振り下ろしたが受け止められてしまった

 

ギルドマスター

「終わりだ」

 

男の左胸に刀が刺さった

 

仮面の男

「な、に…」

 

男が後ろを見るとギルドマスターが2人になっていた

 

仮面の男

「君の…特殊能力は…」

 

ギルドマスター

「見ての通り分身だ」

 

仮面の男

「やられちゃった…なんてね」

 

男は刀をすり抜けギルドマスターの頭をつかんだ

そのまま腹を蹴り飛ばした

ギルドマスターは壁に叩きつけられ吐血した

 

仮面の男

「殺す気は無かったんだけどしょうがないよね?」

 

男は霧のような状態になりギルドマスターに近づいた

何処からか風圧が飛んできた瞬間霧の前部分が切れた

男は人形に戻ると顔に傷を負っていた

 

仮面の男

「だれ…かな」

 

シスター

「昔の様にはいかないものじゃ」

 

霧がかかり視界が悪くなった

 

シスター

「ギルドマスター様よ…1人で挑むなど無謀すぎますぞ」

 

ギルドマスター

「貴女は!」

 

霧の中から出てきたのは日本刀を持った年老いた老婆だった

ギルドマスター

「シスター!なぜあなたがここに!!」

 

シスター

「あたしの予知能力…侮れんぞぉ?」

 

仮面の男

「よく分かんないけど…死ねぇ!」

 

霧になった男はシスターの方に向かっていった

霧が当たる瞬間シスターはしゃがみ抜刀した

霧が真っ二つになり悲鳴が聞こえた

 

仮面の男

「クソ!」

 

上半身だけになった男は再び霧状になりどこかに消えていった

 

ギルドマスター

「シスター!ありがとうございます」

 

シスター

「いやいや気にしないで下され…それよりも」

 

シスターは鞘でギルドマスターを殴った

ギルドマスター頭を抱えその場でうずくまった

 

シスター

「ギルドマスターともあろうお方がなぜこんな無謀なこと…」

 

ギルドマスター

「い、いや…これには訳が…」

 

シスター

「何じゃ?聞こうじゃない」

 

ギルドマスター

「さっきの敵は…匠くんでも勝てなかった白物です…」

 

シスターは刀を鞘に戻し背中に背負った

 

シスター

「なるほど…奴がか…だからギルドマスターが1人で…」

 

ギルドマスター

「すみません」

 

シスター

「いいや…謝ることじゃない…匠を思ってのことなんですものね」

 

シスターはしゃがみギルドマスターの頭を触った

 

シスター

「ありがとうございます…神のご加護を…」

 

シスターはギルドマスターを立ち上がらせギルドのある方へ歩いていった

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