仮面の男
「ががぁぁぁ…くっ…クソ!」
仮面の男は真っ二つになった体をどうにかしてくっつけようとしていた
仮面の男
「だ、誰だ…こんな時に!!」
仮面の男の頭上に白衣を着た男が立っていた
白衣の男は切断部分に手をかざした
すると上半身と下半身がくっついた
白衣の男は立ち上がりその場を去ろうとしていた
仮面の男
「あ、ありがとう…君は命の恩人だよ…出来るなら名前を教えてくれないかな?」
白衣の男
「soul over unknown…」
その言葉を放つとどこかに消え去った
仮面の男
「ふふ…ふふふ…」
ギルド
匠
「あれ?ギルドマスターはどこにいるんだ?」
独り言を話していると前から一人の女性が歩いてきた
匠
「ねぇねぇ…えっと…」
女性
「黒南ですよ」
匠
「そうそう!黒南さん!ギルドマスター見なかった?」
黒南
「うーん…怪我したかとかで病室だったような…」
匠
「そっか、ありがと」
匠がすれ違う瞬間、黒南は肩を叩いた
黒南
「匠さんが昨日の助けた女の子匠さんとお話したいって言ってたよー」
匠
「そっか、今度行ってみようかな」
黒南はにっこり笑ってそのまま通り過ぎていった
病室
匠
「失礼します」
先生
「はぁい?…って匠君?ギルドマスターに会いに来たのかな?」
匠
「はい、ギルドマスターはどこに…?」
先生
「102号室の個室にいるよ」
匠
「ありがとうございます」
匠は102号室にノックをして入った
匠
「失礼します」
ギルドマスター
「お?匠くん…あ、すまない…こんな格好で」
匠
「いえ、大丈夫です…それよりもお身体大丈夫なのですか?」
ギルドマスター
「あぁ…もう良くなったよ…もう歳かな…」
匠
「そ、そんな!ギルドマスターはまだまだお若いですよ!」
ギルドマスター
「ハハッ…嬉しいね」
匠
「それでですね…今回の任務は…?」
ギルドマスター
「今日はフリーでいいよ…自由に過ごしてね」
匠
「分かりました、失礼しました」
匠はそのままギルドを出た
街
匠は家に帰る前に喫茶店に入った
匠はカウンターに座りコーヒーを頼んだ
???
「きみ、本は好きかい?」
同じカウンター席に座っていた眼鏡を掛けた男の人に話しかけた
匠
「そうですねぇ…あまり読みませんが好きですよ?」
???
「そうか…本はいい、…いろいろな知識、感情を覚えられる」
匠
「感情?」
???
「マスター今日も美味しかったよ」
眼鏡の男は机の上に小銭を置いて席を立ち上がった
???
「また、今度お話をしよう」
そういうと眼鏡の男は喫茶店を出た
匠
「何だったんだろう?」
マスター
「お待たせしました、当店ブレンドコーヒーでごさいます」
匠
「ありがとうございます」
マスター
「それと…先ほどのお客様からです」
マスターはショートケーキを匠に渡した
匠
「ま、まじか…ありがとうございます…あ!これと同じやつあと四つ貰っていいですか?」
マスター
「かしこまりました」
匠
「(今度あの人にお礼言わないと…)」
匠はコーヒーを飲んだ後ケーキを包んでもらい喫茶店から出た
そのまま寄り道せず家に帰った
匠宅
麗秦
「これをね…こうすると…」
麗秦は折り紙の鶴の作り方を神奈に教えてきた
神奈
「こ、こう?」
麗秦
「そうそう!上手!」
匠
「ただいまー」
その声を聞いた一行は驚きながらも玄関を向かった
麗秦
「え?どうしたの?」
匠
「今日は自由にしてって言われたから帰ってきちゃった、後これ」
匠がケーキの箱を見せると朝奈と霊奈が飛び跳ねるように喜んだ
匠
「2人はいつでも元気だね」
神奈
「パパ…」
匠
「お?神奈どした?」
匠がしゃがむと神奈は抱きついた
神奈
「パパ…」
匠
「なぁに?」
神奈
「今日はパパを独り占めする…」
麗秦
「あらあら、甘えっ子ちゃんね」
匠
「それじゃあみんなでケーキ食べてから一緒にあそぼっか?」
5人はリビングでケーキを食べ匠と神奈は匠の部屋に入っていった
匠
「さぁて、何す…!?!?」
匠が扉を閉めて振り向くと神奈の唇と匠の唇が重なった
匠
「な!?…え!?」
神奈
「恋人ごっこ」
匠は座椅子に座るとその上に神奈が乗ってきた
神奈
「頭撫でて…」
匠
「はいはい」
頭を撫でると神奈はうっとりした顔をした
神奈
「私、パパのお嫁さんになる」
匠
「お?ありがとー」
神奈は再び匠に抱きついた
匠も神奈にてを回し抱きついた
少しすると神奈のすすり泣いていることに気が付いた
匠
「どうしたの?」
神奈
「パパァ…」
匠は神奈の頭、背中を撫でた
匠
「よしよし」
神奈
「パパとずっと…ずっと…いっしよにいたい…行かないで…」
匠
「大丈夫…絶対に帰ってくるから」
匠が神奈の耳元でそう囁くと神奈は安心したのかいつの間にか眠ってしまった
匠
「今日はずっと一緒だよ」
匠もそのまま目を瞑った