匠伝仁伝
16話
水怪
ウォーリアー
「…」
レミアード
「全く…まだ治療が残ってるというのに」
リムジーナ
「すまない…」
ウォーリアー
「なら…叩くなら今だな」
ウォーリアーは両手に水流を作り出しそれをリムジーナに向けて投げつけた
レミアード
「やばい」
レミアードが構えたが目の前で水流は消え去った
ウォーリアー
「…」
カルル
「おいおい…俺を忘れてもらっては困るね」
ウォーリアー
「俺の水流を…消すか…人間」
カルルはレミアードの前に立ち弓を構えた
カルル
「舐めるなよ…俺の弓からは…逃れられないぞ!」
矢を放つとそれに合わせてウォーリアーも水流を投げつけた
カルルの矢は水流を貫通し水流を破壊しながらウォーリアーに向かって飛んでいった
ウォーリアー
「!!…ウォールストリーム!」
激流の壁が現れカルルの矢を粉々に粉砕した
カルル
「あれは…厄介だな…なら!」
「ラビットファイヤー!」
カルルが瞬時に矢を放つとそれと同時に周りに魔法陣か現れそこから矢が放たれた
カルル
「数の暴力だ!!」
だが、ウォールストリームには全く歯が立たなかった
カルル
「うぉぉぉぉぉお!!!」
レミアード
「馬鹿ね」
カルル
「なに!?」
レミアード
「ランクアップマジック…」
「リーフスキル・アーチャーストロング」
その瞬間カルルの矢のスピードが格段に上がり威力が増した
それはウォールストリームを難なく破壊した
だがそこには既にウォーリアーの姿はなく上に殺気を感じた
レミアード
「デバフマジック…グラビティ・マインド!」
ウォーリアーに数倍の重力がかかりそのまま地面に落下した
レミアード
「ジャッジメントマジック…デスorライフ」
レミアードの背後に二つの魂が現れレミアードは左の魂を握りつぶした
だが何も起こらなかった
レミアード
「悪運の持ち主ね…久々に外れたわ」
ウォーリアー
「…正解を引くと俺は死ぬのか」
レミアード
「ご名答…さぁ…続きを始めよう」
カルル
「流石…凄いな…」
レミアード
「アタックマジック…グラビティ・スラッシュ!」
再びウォーリアーに倍の重力がかかりそれに続けて斬撃が飛び交った
ウォーリアー
「なめるなぁぁぁ!」
完全に油断していたカルルの頭を掴みそのまま持ち上げた
ウォーリアー
「これ以上手を出してみろ…こいつの体の水分をすべて抜き取ってやる」
???
「やはり水分系を操るのか」
レミアードの後ろから飛び出しウォーリアーの脳天めがけて銃をうち放った
弾丸はウォーリアーの体の中に残りそこから熱を放ち始めた
ウォーリアー
「だからどうした?」
レミアード
「マジックオブマジック…ソーラー・レイ」
ウォーリアー
「な!?」
レミアードのはなったビームはウォーリアーの腕を切り取りカルルを離した
リムジーナ
「お前の負けだよ」
ウォーリアー
「舐めるなぁ!」
ウォーリアーは腕を再び生成し攻撃態勢に入った
ウォーリアー
「魔像剛…グハッ!?」
すべて言い切る前にウォーリアーは血を吐きながら膝をついた
リムジーナ
「お前に打ち込んだ弾丸は力を使うと対象の水分を吸い込む力を持つ」
ウォーリアー
「はぁ…はぁ…クソッ!」
レミアード
「カルルちゃんとどめ刺しちゃいな?」
ウォーリアー
「!?」
レミアードの後ろに立っていたカルルの手には先ほどドミナザールに打ち込んだ矢を持っていた
カルル
「ククク…また撃てるなんてなぁ」
「魔槍グングニール」
カルルが構えようとするとウォーリアーは回避行動に移した
レミアード
「デバフマジック…グラビティ・マインド」
ウォーリアーの動きを完全に封じた瞬間その魔槍はウォーリアーの心臓を貫いた
匠伝仁伝
17話
金色の殺戮者
仮面の男
「久しぶりだね♪漣 世阿くん」
世阿
「黙れよ…俺はもう漣一族じゃあねぇ…だが教えてくれよ…なぜ瓶割を襲った?」
仮面の男
「瓶割を襲った?あぁ、あの事ね!いやぁ懐かしいな…僕は直接彼らと対峙した訳じゃないから分からないけど…本当に…雑魚ばかりだったね」
その言葉を聞いた世阿は鬼の形相で仮面の男を見た
世阿
「答えになってねぇぞ、なぜ襲ったか聞いてんだよ」
仮面の男
「そんな怖い顔しないでよ♪そんなに知りたいなら教えてあげるよ♪」
仮面の男は仮面を外しその素顔を現した
その顔は人間の者とは思えない顔をしていた
仮面の男
「見えるだろう?この醜い顔を…これを治してもらうためにやったのさ♪」
世阿
「それが奇襲にどんな関係がある?」
仮面の男
「瓶割の力、正確にはカメワリカンナの力を持つ瓶割一族、この一族にカンナの力を一人一人に与えながら進んでいった」
「だがカンナの力も有限だ、人数が増えれば増えるほど1人に対する力が薄まる…ならほとんど殺して数人にだけ強大な力を持たせたいと考えるだろ?」
それを聞いた世阿は刀を引き抜いた
仮面の男
「まぁまぁ、話は終わってないだろう?…それと、あの子、匠君の娘、神奈ちゃんを強くさせたのはこの僕のおかげなんだから感謝して欲しいものだよ」
次の瞬間仮面の男の首が宙に舞った
体は膝をつきそのまま倒れた
世阿
「…」
仮面の男
「そんなにがっつくなよ…世阿くん」
突然世阿の背後に現れ首筋を指でなぞった
仮面の男
「可愛い顔が台無しだよ?」
世阿
「五の義…ゲッコウビャクレン」
世阿は瞬時に刀の鞘に収めると仮面の男の男の体が切り刻まれた
仮面の男
「強くなったね、流石だよ♪」
仮面の男の体はバラバラになったが霧が纏い元に戻った
仮面の男
「楽しいねぇ」
仮面の男は右手からかつて匠が持っていた武具種刃と同じ形状をしていた
世阿
「…!」
仮面の男
「おや?これを見たことがあるようで?」
「匠くんが持っていたあの武器♪複製体だけどね」
世阿
「匠くんでも…お前を倒せないのか…」
仮面の男
「今はどうかな?…何て昔の事…強くなった彼と戦ってみたいなぁ」
世阿
「八の義…斬剣」
仮面の男
「破裂針」
仮面の男が持っている武具種から数本の針が飛び世阿の刀に刺さり爆発した
刃は折れ粉々になった
世阿
「なっ…」
仮面の男
「満身創痍だね♪さて、どうやって調理しようかなぁ」
世阿
「ふざけるな…」
仮面の男
「ん?」
世阿
「ふざけるなぁァァ!」
折れた刀を握り仮面の男の近くまで走った瞬間世阿の姿が一瞬消え仮面の男はそれに反応出来ず仰け反ると反応する前に体が傷ついていた
仮面の男
「…倍速かな?」
世阿
「…お前が初めてだ…これを1度で見破ったのは」
仮面の男
「なんとなーくだよ♪だけどね初見でダメージ食らっちゃったけどもう当たらないよ♪」
世阿
「やってみろ!」
再び倍速で動くと仮面の男は武具種を握り回転した
その途端世阿の脇腹を斬った
世阿
「…くっ!?」
仮面の男
「ほーらね♪」
世阿
「まだ…もっとだ…」
世阿はさらに倍速で動きギリギリの所で仮面の男の動きを避けた
世阿
「もっと!!もっとだぁぁ!!」
世阿の動きは高速を超え世阿の姿が複数見えた
仮面の男
「なっ…はやいねぇ」
全身を霧に変え至る所から武器を不規則に飛ばした
世阿
「しねぇぇ!!!」
仮面の男
「っっ!!」
世阿は折れた刀を一瞬写った仮面の男の仮面を破壊した
血が刀を滴り仮面が粉々になった
仮面の男
「やる…ねぇ…」
仮面の男は世阿の左胸に手を当てようとしていた
世阿
「…?」
??
「離れろぉ!」
仮面の男
「お…そ…い」
世阿の胸に手を当てた瞬間心臓が仮面の男手の前に現れた
世阿
「…」
あい
「…遅かった…」
世阿の足が震え膝をついた
仮面の男
「私の勝ちだよ…世阿くん♪貴方の力…貰う」
仮面の男は心臓を噛み付くと黒い炎が仮面の男を包んだ
仮面の男の傷は癒えあいを睨んだ
あい
「…世阿が…レミアァァァァド!!」
レミアード
「あい…」
瞬時に世阿の肉体がレミアードの手元まで転移しそのまま回復しようとしていた
あい
「レミアード…その傷…」
レミアードの体が半分になりかけていた
レミアード
「カルル…リムジーナは…魔法で確保した…私たちの…本当の敵は…」
あい
「それは…」
???
「やはり金以外は使い物にならないのか…」
終焉を起こした日の神
soul over unknown
「歴史とは全く変わるがな…この俺がこの世界を再生成してやろう」
匠伝仁伝
18話
世界に光を
sou
「さてと…燐我、やるぞ」
仮面の男
「もちろん♪」
あい
「やばい…(レミアードもうごけない…カルルもリムジーナも…麗衣と魔阿琉は…どうなったの…)」
???
「ロード・オブ・ザ・シューター」
あい
「!?」
あいの背後から多量の槍が仮面の男とsouに向かって飛んでいったが槍は目の前で弾け飛んだ
あい
「奈那羽!!」
奈那羽
「…私はまだやれるよ」
あい
「でも…その傷では…」
奈那羽
「だけど利き手は生きてる」
右手で槍を持ち仮面の男を睨んだ
仮面の男
「怖い怖い…けど、僕に勝てるかな?」
仮面の男が武具種を持った瞬間奈那羽の目の前に現れた
奈那羽
「なっ!?」
仮面の男
「ひとーり♪」
仮面の男の刀は右から入り左へ抜けていった
その斬られた部分から大量の血が吹きでてきた
奈那羽
「うぅ…」
あい
「いまのって!?」
仮面の男
「見慣れてるかもね…世阿君の倍速に」
仮面をしていてもあいにはその憎たらしい顔がニヤけてるのがわかった
あい
「どうしよう…どうすれば」
??
「師匠!!!下がって!!」
上空から女性の声が聞こえその瞬間雷が仮面の男とsouに襲った
あい
「ま、マリー!!!」
マリー
「お久しぶりです!師匠!」
あい
「…ということは…」
仮面の男の前に瞬間移動してきた人物が仮面を切り落とした
匠
「間に合ったのか?」
仮面の男
「匠くぅん!!会いたかったよぉ」
匠
「あ、相変わらず気持ち悪い」
ラート
「皆様は離れて!治療に専念してください」
sou
「何者だ…貴様ら…」
匠
「久しぶりだな…覚えているか?凶結さんの国での事を」
sou
「そうか…貴様がか…なるほど」
匠
「さて、やろうか…色々すっ飛ばして最終局面だ!」
匠の背中に装備された五つの武具種が光り全てが仮面の男に向かって飛んでいった
仮面の男は倍速で動き全てをかわし匠の背後に現れた
匠はそれを予測し現れる前には後ろを振り向き武具種を振っていた
仮面の男の額に傷を付けた
仮面の男
「なんで…よけられる?」
匠
「トリックはまだ教えないよ!それっ!」
小刀を仮面の男に向かって投げつけそれを避けるために倍速で動いたが腕に刀がささった
その瞬間、小刀と匠の位置が入れ替わりさらに傷をつけた
仮面の男
「…」
匠
「まだだよ!」
匠は仮面の男に攻撃するために武具種弾を仮面の男に向けた
弾丸が発射され仮面の男は絶対に避けようと集中し弾丸の動きをよんだ
再び倍速で動き弾丸を避けた
だがその弾丸は向きを変え仮面の男の背中にダメージを負わせた
仮面の男
「なぜ…何もかも分かるんだ…分かる…そうか!」
匠と仮面の男のやり取りをチラ見しsouはマリーを睨んだ
sou
「貴様らは俺達の邪魔をするのか?」
マリー
「邪魔をしないならここにいませんよ」
「サイクロン!」
投げた大鎌から竜巻が現れsouを巻き込んだ
匠
「マリィィィイ!!!」
マリー
「え!?」
マリーの背後には巻き込まれたはずのsouが杖を持ってマリーを睨んでいた
sou
「カーディナル」
そう唱えた瞬間目の前に劫火が現れマリーを包み込んだ
匠
「間に合え!」
匠は瞬時にマリーを自分の元まで転送しマリーは大事に至らなかった
マリー
「ありがとう…ございます」
匠
「ラートさん!今です!」
ラート
「ポイズンランサー!」
ラートの右腕から槍がsou目掛けて飛んでいき腕に刺さった
souはゆらゆらと落下しながら地面に着地した
souは槍を抜きラートを睨んだ
sou
「ドミナザール」
大量の岩の人形がラートに向かって走っていった
だが、ラートの前にあいが現れ岩人形を全て破壊していった
匠
「クソッ思うように動けない!」
仮面の男
「俺のことぉ…無視しないでよぉ」
仮面の男がマリーを抱きかかえたままの匠の前に現れ既に武具種をふっていた
マリー
「プロテクター!」
地面に刺さっていた大鎌が突然に抜け仮面の男と匠の間に入ってきた
大鎌から光の壁が現れ仮面の男の武具種を弾いた
マリー
「マスター!まだあいつを倒せてません!やらせてください!」
匠
「…わかった…無茶をするなよ?」
匠はマリーをsouの目の前に飛ばした
souは余りにも想定外なことが起きたため少し仰け反った
マリー
「しねぇ!!」
sou
「タイムリバース」
マリーが振り下ろしていた大鎌は何故か三秒前の動作に戻されていた
マリー
「え?」
sou
「マインドコントロール」
souは持っていた杖をマリーの額に当てた
その瞬間、マリーは攻撃の動作をやめその場に佇んでいた…