番外編
転生
あい
「…世阿に適合する素体がない」
ランドレッド
「適合しない素体に魂入れるとどの位デメリットがあるの?」
あい
「体の麻痺、障がい…酷ければそのまま死んだりする…」
ランドレッド
「なるほどねぇ…」
ライナー
「母さん…」
あい
「どうした?何かあった?」
ライナー
「すごい…言い難いんだけど…」
あい
「??」
ライナーはあいを地下ラボの更に深いところに案内した
あい
「この研究所、とても便利だけど複雑な構造が厄介…」
ライナー
「ペルソナに襲撃されてからここを改修したんだ…許してくれ」
階段を降りきるとそこにはたくさんの扉があり全てopenと表記されている
無数にある扉を過ぎると一つだけclosedと表記されている扉があった
あい
「なんだこれは?」
ライナー
「ちょっと寒いけど我慢して」
扉を開けるとそこは辺りが凍りついている部屋だった
その中心に一つのカプセルがあった
あい
「…これって!!!」
ライナー
「他の奴には言わないでくれ…」
液体の中に小さな少女が入っていた
あいはそれを見てこれはなんの装置かすぐに感ずいた
あい
「人体…冷凍…」
ライナー
「…この書類がこの子のデータだ」
ライナーから分厚い書類を受け取り簡単に目を通すと異変に気がついた
あい
「…NA1200798…NB1370120…NC1234153…」
ライナー
「流石母さん…」
あい
「…これって…漣のデータに似てる…まさか!」
ライナー
「ほぼ一致してる…」
あい
「この子…誰なの?何故こんなところに保管されているの?」
ライナー
「この子はペルソナに寄って作られた改造人間…元は漣の子供を使っているらしい」
あい
「ペルソナって例の仮面の男と呼ばれている奴?」
ライナー
「そう…あいつはこの子のことをNo.8と読んでいたかな…」
あい
「…まさか…例の襲撃事件の元凶…」
ライナー
「この子に組み込まれたチップに博岸…つまりここをつぶせと命令されていたらしい」
あい
「…あえて言うけどこの子に世阿を?」
ライナー
「…あぁ」
あい
「…チップ外すの手伝うわ…手術室開けて」
ライナー
「了解!」
手術室
あい
「さてと…やるわよ」
ライナー
「いつでも」
女の子の頭部をメスで開き脳を見た
幸いチップは簡単に見つけることが出来たが問題が発生した
あい
「…仮面の男、このチップに術式をかけてる…」
ライナー
「それなら任せてくれ、俺が鬼神の力で消し飛ばす」
ライナーはそのチップに触れるとチップの色が変わった
あい
「流石、さて、とりあえずこれを抜くか」
ゆっくりとチップを外し頭部を縫い合わせた
ライナー
「冷凍保存してたおかげで簡単に外れたな」
あい
「…この子…本当に死んでるのよね?」
ライナー
「冷凍保存した時点で亡くなってるよ…他のことは気にすることは無い」
あい
「…分かったわ…この後この子に世阿の魂を入れる…手伝って」
ライナー
「わかった」
全ての手術は6時間で終了した
あい
「これで…生き返ってくれればいいけど…」
???
??
「暗い…寒い…怖い…」
少女は漆黒の中で丸くなっていた
??
「なぜ、私…死んだはずなのに…」
あたりを見渡しても何も見えない
「いやぁ…冥界に落ちたと思ったらここは一体…」
少女の元に現れたのは髭面の帽子をかぶった男だった
??
「…と…さん?」
世阿
「…?誰かいるのか?」
??
「…」
少女は世阿の声が聞こえる方へ無我夢中で走った
やがてぶつかりそれを抱きしめた
世阿
「?まい…ご?……お、おまえ…」
??
「会いたかった…」
世阿
「なんで…ここに…いつ…え!?」
??
「……と…さん…がここに来たってことは…交換なのかな?」
世阿
「交換?どういう…」
??
「私の体、あげる!」
世阿
「おいおい、そんな言葉簡単に使うなよ?バカはすぐに乗るぜ?」
??
「…さん…の体はもう半分しかない……だから私の体で…さん…の魂を維持するの…」
世阿
「…」
世阿は初めから察していた
なぜこのタイミングで出会ったか
きっとあいの仕業なんだろう…と
世阿は被っていた帽子を少女に渡した
世阿
「…いいのか?」
??
「いいのか?じゃなくてそうしないとダメ」
「…さん…を待っている人が沢山いるんだから」
世阿と少女の距離だゆっくりと離れていった
世阿
「…いや」
??
「…」
世阿
「せっかくだ、あんたも来なよ」
世阿は少女の手を引き抱き寄せた
??
「だ、ダメだよ!そんなこと!許されない!」
世阿
「黙って俺のゆうことだけ聞いてろよ…俺の…娘…よ…」
少女が目をゆっくりと開くとそこは見知らぬ場所だった
少女の両手と両足は拘束具で固定されていた
少女
「…」キョロキョロ
あい
「目が覚めたようね」
ライナー
「念のため君を拘束させてもらっている」
少女
「へぇ?お前らは美少女を拘束して酷いことをすることが趣味なのね?」
あい
「外していい、こいつ間違いなく世阿だ」
ライナー
「あ?え?そ、そうか」
少女の拘束を外すと身軽そうにベットから飛び降りた
少女
「さて、この俺、世阿を現世に蘇らしたということは何か問題が…!?」
レミアード
「可愛いいい!!!」
ラボに突然現れたレミアードに世阿は押しつぶされそうになっていた
世阿
「重い!でかい!離れろ!」
レミアード
「やーだ♡」
世阿
「誰か俺を助けろぉぉぉ!!」
匠伝仁伝2章
13話
ファイナルアンサー
匠
「…よし!作戦開始!」
マリー アレスト ケレスト
「「「了解!」」」
王岸城前
ヴェーダ
「…!王岸さま!敵襲です!」
王岸
「数は?」
ヴェーダ
「4人です北と南から同時にこの空間に侵入しました」
王岸
「ほう…ヴェーダ、お前は南をやれ、俺は北をやる」
ヴェーダ
「了解しました」
王岸
「あいつらを呼んでおいた…そっちにまわそう」
ヴェーダ
「ありがとうございます!」
王岸とヴェーダは別れそれぞれの方向に向かった
王岸城南門
アレスト
「この武器…」
ケレスト
「それどうしたんだ?」
アレストは匠から貰った双剣を見ていた
アレスト
「かなり鋭い…それにこんなに長いのにそんなに重くない…」
ケレスト
「流石匠様だ!こんな素晴らしいものを作れるなんて!」
アレスト
「だけど…!敵か!?」
ケレスト
「話通りには行かないな…八坊様をお呼びするか?」
アレスト
「頼んだ、私はあいつに奇襲を仕掛けてみる」
アレストとケレストはそれぞれ別行動に入った
ヴェーダ
「王岸を舐めるなよ…ハンター共!」
早歩きのヴェーダが城から出てきた瞬間アレストの刃がヴェーダの頭上に現れた
ヴェーダは瞬時にダガーを装備し受け止めた
ヴェーダ
「くっ!?」
アレスト
「あら…気づかれてたかな?」
刃に力を込めるとヴェーダの足元が割れバランスを崩した
だがヴェーダは手首に装備したワイヤーでその場から離脱しアレストの強襲から逃れた
アレスト
「あなたは…」
ヴェーダ
「…シスターか…あのババァの差し金だったりな?」
アレスト
「……あえて聞きます…その方はワイヤーで戦ったりしますか?」
ヴェーダ
「あぁそうだ…俺が息の根をとm…」
注視していたはずのアレストが視界から消え反射的に後ろを見たが体が反応しきれずアレストの刃をもろに受けた
アレスト
「…ケレスト、八坊様は呼ばなくていい…私が片付ける」
ケレスト
「ほぅ…1人とは欲張りだな…」
落下しているヴェーダに向かって斬撃を放ちヴェーダの体を切り刻んだ
ヴェーダ
「2人か!!クソっ!」
「魔人召喚!!」
ヴェーダの周りに3人の魔人が現れ2人に襲いかかった
アレスト
「邪魔をするな!!私がこいつを!!!」
ケレスト
「アレスト!無理をするな!」
ヴェーダ
「…思い出したぞ…おまえの名前どこかで聞いたことがあると思ったら…」
???
「久しぶりだな…」
魔人の頭部を破壊した瞬間2人の前に現れた男性を見た瞬間絶句した
皇岸の最強戦力
アレストケレス
「我が息子達よ」
アレスト
「な…なぜ…」
ケレスト
「そ、そうだ!あんたはシスターに殺されて…」
アレストケレス
「俺があの老婆に殺される?全く…面白い冗談を言ってくれるな」
アレスト
「ケレスト…どうしよう…」
ケレスト
「今までどこで何をしていた?」
アレストケレス
「人殺しさ…仕事でな…」
アレスト
「あんたが持ってるその太刀…」
アレストケレス
「知っていたか?これは…よく切れる、人など簡単にな」
ケレスト
「そんなこと聞いてない…昔、ミリアス教会を襲ったのは…あんたなのか!!」
アレストケレス
「?そうさ?それがどうかしたか?」
ケレストは瞬速で動きアレストケレスの目の前で抜刀した
2人の刀が交わり金属音が辺りに鳴り響いた
ヴェーダ
「余裕だな?」
ケレストの動きを見ていたアレストの背後にヴェーダが立っていた
瞬時に振り向き刀を振ったがダガーで受け止められた
ヴェーダ
「どうやらアレストケレスと関係があるみたいだな…」
「いいことを教えてやる…あいつは俺達の仲間で皇岸の1番の剣豪だ」
アレスト
「…あっちはケレストに頼む…だから私はあんたを殺す」
刀を持ち替え心臓を突き刺そうとしたが弾かれ距離を取った
すかさず刀を投げつけヴェーダのスキをついた
左足に刀が刺さりバランスを崩したがヴェーダの目は常にアレストを見ていた
アレスト
「…貴様らは私たちの大切なものを…何もかも!」
アレストは羽織っていたローブを投げ低い体制になった
その瞬間ヴェーダの全身に強烈な痛みが襲った
ヴェーダ
「な…に!?」
アレスト
「どうした…シスターを殺ったように私も殺して見せろ!!」
ヴェーダ
「こいつ!…さっきとは桁違いに早く…!」
ヴェーダが一瞬アレストの投げつけたローブを見ると落下した部分がクレーターになっていた
ヴェーダ
「…あのローブ…一体どれだけの重さが!」
アレスト
「120キロだ!」
「ミリアスの神速を舐めるなぁ!!」
ヴェーダ
「あいつ…そんな…ハンデを…しながら…おれと…」
ヴェーダの首が飛んだ瞬間に消えていたアレストの姿が見えるようになった
アレスト
「はぁ…はぁ…あとは…」
ケレストとアレストケレスの方に目を向けると両者疲れが見えてきていた
アレストケレス
「随分とやるようになったな…我が息子よ」
ケレスト
「黙れ…俺達を捨てておきながらそんなことを!!」
アレスト
「ケレスト危ない!!」
ケレストの首元にはアレストケレスの刀が触れていた
アレストケレス
「アレストよ、俺とともに来い」
ケレスト
「アレスト!耳を貸すな!」
アレストケレス
「お前達は強い…皇岸の力となれ!そうすればケレストも助けてやる」
アレスト
「…」
ケレスト
「アレスト…?」
アレストケレス
「さぁ、俺と共に皇岸を!」
アレストはゆっくりとアレストケレスに近づき目の前で止まった
アレストケレス
「さぁ、俺の手を取れ、アレスト」
アレストケレスが手を差し伸べた瞬間腕が空に舞った
アレストケレス
「!?」
アレスト
「悪いな父さん…遅めの反抗期のようだ」
アレストはアレストケレスの四肢を切り落とした
アレストケレス
「実の…父…だぞ…どうして…」
アレスト
「答えは簡単だ…私の大切な者をたくさん傷つけた…それだけだ」
アレストケレス
「お前らはいずれ…皇岸に…服従することに…なる…」
アレストケレスの姿が一瞬にして消えた
ケレスト
「…逃げた…か?」
アレスト
「あぁ…」
アレストは刀をその場に落とし倒れ込んだ
アレスト
「しんどかった…怖かった…逃げたかった…」
アレストの頬に涙が通った
ケレスト
「…」
「(何も声をかけられない…かけられなかった…)」
次回
希望の光
匠伝仁伝 2章
14話
希望の光
匠
「…どうやらラスボスからみたいだな」
マリー
「マスター、注意してください、あいつ…かなり強い」
王岸
「貴様らが?俺の敵?たった2人?笑わせる!!」
マリー
「雷鳴!」
空から雷が王岸に向かって降り注いだ
王岸
「しゃらくさいわ!!!」
雷を振りほどきマリーに向かって走り出した
マリー
「ファイヤーウォール!」
炎の壁がマリーの前に現れたが王岸がそれを無視し殴りつけた
マリーは数百メートル吹き飛ばされ岩に貼り付けられた
匠
「マリー!!…こいつ!並大抵の技じゃ傷ひとつ付けられないのか!!」
王岸
「しねぇ!!小娘!!」
王岸は右腕に力を込めるとその空間が捻じ曲がった
匠
「!!あれはやばい!!間に合え!!!」
王岸
「させるかァ!」
王岸の左腕は既に匠をロックオンし攻撃の準備が整っていた
衝撃波で匠を飛ばした
匠
「マリィ!!!!」
空間の歪みは岩に到達し粉々に砕いた
だがそこにはマリーの姿は無かった
王岸
「俺の能力から逃げるだと!?」
???
「ま、間に合ったぁ!」
気絶したマリーを抱えながら空を飛んでいる少女がいた
匠
「…だ…れ?…」
太陽の逆光で顔が全く見えなかった
匠
「(母さんは父さんにつきっきり…八坊様も一緒…他のハンターな訳がない…)」
???
「私の事はあと!行くよ!薙奈ちゃん!」
薙奈
「は、はいぃ!」
瞬間少女の姿が消え匠の横にマリーが現れた
匠
「一体…なにが…起きている!?」
王岸
「どこに隠れた!!」
???
「ここよ!」
王岸の腹部に深い一撃が決まり蹲った
王岸
「姿が…見えない…」
???
「神符「瓶割封印結界」!!」
王岸
「なにぃ!?」
頭部に御札が貼られ体を縛り付けた
???
「あとは頼みます!」
匠
「任せておけ!!」
匠の姿が変わり光の剣を握り王岸に狙いを定めた
王岸
「や、やめろぉ!!」
王岸の額に刀が触れた瞬間一瞬時が止まった
奇岸にいたはずの愛海が王岸の横に横たわっていた
匠
「な、なぜ?」
王岸
「俺の体に触れた者の能力を1度だけ使用することが出来る…貴様の物理転送能力…真便利ぞ」
匠
「そんな…くっ!!」
王岸
「魔眼よ!!!!今こそ!!Soul over unknown様を!お呼びせよ!!!」
愛海の魔眼が赤く光りそれに共鳴し空が赤く光った
匠
「させるかァ!!!」
王岸
「無駄無駄無駄!!!」
王岸の横に黒い線が入りそこからsouが現れた
第3の魂を超越し者
Soul over unknown
「俺を呼び出すほどの力…7代万物と見た」
「さぁ、始めよう…」
???
「あいつ…どっかで見たことがあるような…光神ちゃん!」
光神
「うむ」
光が屈折しsouの視界を遮った
それに合わせ光神が光線をsouに向かって放った
souの腹部に命中し一瞬バランスを崩したが倒れず光神を見た
光神
「やばっ!」
sou
「逃がすか」
匠
「させるか!」
souの目の前に匠が現れ武具種弾で頭部を攻撃した
だが、弾丸はすり抜け背後にあった木を抉った
匠
「通常の攻撃が効かない!?」
王岸
「俺を忘れてくれるなよ!!」
瞬時に振り向いたが遅し、衝撃波が匠を襲い空中に待った
匠
「ガハッ!?」
王岸
「ウォール!!」
匠の左右に衝撃波が現れ匠を挟んだ
匠
「ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙!!!」
光神
「あのおじさん(匠)は絶体絶命状態、女の子(マリー)は未だ意識戻らず…ということは?」
「わらわ達が…」
???
「やるしない!」
光神は瞬時に王岸の元に飛び顎に蹴りを入れた
王岸
「小娘如きがァ!」
光神の足を掴み地面に叩きつけた
光神
「まだじゃ!!」
地面に触れる瞬間光に変わり王岸の背後に移った
手足を拘束し地面に伏せさせた瞬間空にいた匠が王岸の頭部を破壊した
光神
「やるのぅお主…名はなんと申す?」
匠
「匠…瓶割 匠だよ」
光神
「匠か…そういえばあの子も…」
???
「光神ちゃん手貸して!!」
光神
「はいよ!」
少女の神刀はあと少しでsouの首にたどり着くところまで来ていた
sou
「舐めるな…人間如きが」
「ファースト…オーダー」
次回
ファーストオーダー
匠伝仁伝 2章
15話
ファーストオーダー
sou
「オーダー…エンジェル」
souが唱えると空に巨大な天使が現れた
???
「あれは…」
光神
「大天使…その模造品だが…神力が並大抵ではない!」
匠
「…ここのsouよりも…強いかも…しれない」
「だが!諦めるわけにはいかない!」
匠は空に浮き大天使に向かって武具を飛ばした
だが、その攻撃は大天使にとっては無益なものだった
sou
「天の裁きを受けるがいい」
天使の体が発光しその光が匠を襲った
光神
「匠!!」
???
「くっ…!ならば!…え?」
少女が作り出した神刀が一瞬にして砕け散った
光神
「…奴は神力を奪う力があるみたいじゃ…わらわ達が下手に攻撃すると逆効果じゃ」
???
「一体…どうすれば…」
全員が絶望しきっていた時…背後から一人の男性が歩いてきた…
絶
「絶望の最中…絶が現れるってね」
匠
「とう…さん!」
絶
「すまんな…時間がかかっちまった」
絶は阿修羅モードに切り替わり大天使を見た
絶
「貴様が別世界のsouか…ここに居たsouと同じように…地獄に突き落としてやる」
sou
「…ほう…」
「やれるものならやってみな」
絶
「匠…光神様…とりあえずsouは任せろ…お前達はとりあえず愛海さんの救助を頼む」
匠
「分かった!」
光神
「わらわは戦うぞ?神同士仲良くあやつを倒そう」
絶
「…わーったよ」
絶と光神は横に並びsouを見た
sou
「セカンドオーダー…羅刹」
鬼の面をした巨体が絶と光神に攻撃を仕掛けた
光に変わり避けた光神だが、絶が何の防御体制も取らずゆっくりとsouに近づいた
絶
「お前面白い…俺の技に似ていることをする」
全ての腕で勾玉を作り出した羅刹に投げつけた
その勾玉が羅刹に触れた瞬間そこから溶け始めた
絶
「薄いな…薄っぺらい、その程度じゃ俺には…っ!!?」
絶は突然吐血しその場に倒れた
光神
「絶!どうしたんじゃ!!」
匠
「…やっぱり完全じゃなかったんだ…なのに…無理してこっちに…」
光神
「匠!絶を頼む!」
絶
「大丈夫!!!俺はやれる」
立ち上がり空に居る羅刹を見た
光神
「馬鹿者!そんな体では!」
絶
「大丈夫だって…行くぞ!」
絶は羅刹の元まで勢い良く飛んでいった
光神
「…匠よ、万が一の時は…頼むぞ」
匠
「…うん」
絶
「しねぇ!!」
6つの腕から巨大な光線を撃ち込んだ
羅刹は両腕でがっちりと絶を掴みこんだが阿修羅の腕によって引き裂かれた
だが天使を見た瞬間視界が歪んで見えた
絶
「これは…まさか…あいつ…」
光神
「行かん!絶の神力が抜かれていっとる!」
光神は光を絶に当て自分の元に瞬間移動させた
匠
「父ちゃん!!無理しないで!!」
絶
「大丈夫だって、この位どうということは…ガハッ!?」
再び吐血し意識が朦朧としていた
絶
「俺は…神…だ…だから…死ぬことは…ない…」
光神
「言わんこっちゃない…匠、絶を任せたわらわ達がどうにかしてみよう」
???
「だけど…神力使えないなら…あ!!魔王の力使えばいいか!」
少女の神々しい姿から一瞬にして禍々しい姿に変わった
光神
「いつ見ても…おっかない生命体じゃ」
匠
「一瞬で神力が消え魔力が増幅した…」
光神
「あの子は先の姿、神の姿以外に魔王、妖怪王の姿に変われるんじゃ」
匠
「すごく…おっかない…」
光神
「みとれ?」
少女は瞬時に天使の前に現れた天使の左腕を切り裂いた
天使が仰け反っているあいだに再び右腕を切り裂き最後に頭部を破壊した
光神
「なぁ?すごいじゃろ?」
匠
「あの子は…あの子の名は…」
光神
「瓶割…神奈…第1パラレルワールドの長じゃよ」
匠
「そうか、神奈って言うのか…神奈?…神奈…えぇぇ!!!!????」
匠はあからさまに驚き光神の裾を引っ張った
匠
「神奈!!??瓶割神奈!?嘘だろ!?」
光神
「な、な、何じゃ!!そうじゃ!現在この世界を維持している瓶割嶺秦の娘でカメワリカンナの生まれ変わりじゃ」
匠
「…神奈…」
匠は涙を流しながら神奈を見ていた
sou
「あいつ…」
剣を神奈に向けると瞬時に反応し避けた
その瞬間その太刀筋から空間が切り裂かれた
匠
「…あいつは…神奈は…俺の娘だ…」
次回予告
父娘