匠伝仁伝2章
16話
父娘
光神
「娘…そうか…そういう事だったのか!」
「瓶割匠!お主がかの英雄か!」
匠
「そんな大層なものじゃない…けど!」
匠は立ち上がり神奈を見た
匠
「光神様、この俺に神奈の手伝いをさせてくれ」
光神
「もちろんじゃ…頼んだぞ!」
「薙奈!絶の治療を!」
薙奈
「は、はい!」
匠は神奈の横に現れ肩を叩いた
匠
「神奈…やるぞ!」
神奈
「えぇ?なんで私の名を?…って言うか…」
神奈の脳内に電気が走った
匠、知っているのに思い出せない
神奈
「匠…匠…」
匠
「そうだ…俺は…」
匠は額を神奈の額に当てると神奈は目を見開いた
数年前、ミリアスでの出来事、許鬼に襲われたあの出来事
何もかも思い出した
神奈
「パパ…」
匠
「そうだ、俺が神奈のお父さんだ!」
瀕死になっていた天使が腹部から光線を放ったが目の前で消え去った
匠と神奈の顔には全く同じ紋章が現れていた
匠 神奈
「「天叢雲剣!!」」
2人が作り出した刀は大天使が消滅させる前に大天使を切り刻んだ
sou
「サードオーダー…神羅転生」
souが手を空に掲げるとそこに巨大な棺が現れ開いた
そこに眠ってたのは火の鬼神カーディナルだった
神奈
「何が来ようと」
匠
「俺達には無益!!」
同時に天叢雲剣を手放すと同時に匠は武具種を神奈は双剣を手にした
匠
「合わせる!神奈!行け!」
神奈
「わかった!」
カーディナル
「さ…せる…か」
カーディナルは火の玉を大量に飛ばし神奈に攻撃を仕掛けた
匠
「行け!レイシンショウ!」
武具種が弾丸に変わり武具種弾に込め撃った
その瞬間拡散し火の玉にぶつかった
火の玉は消え去り神奈の刃はカーディナルを切り刻んだ
カーディナルは泥のように溶けた
神奈
「あとは!あんただけ!」
sou
「…俺が簡単にやられると思ったら大間違いだ人間ども」
神奈の刃を素手で受け止め睨みつけた
光神
「やばい!逃げろ神奈!」
1番早く動いたのは匠だった
神奈とレイシンショウの場所を入れ替え6つに分かれたレイシンショウがsouを囲んだ
匠
「あんたとの戦い方はここでもう覚えている」
sou
「…ちっ!結界か!」
ひとつの結界を破壊したが残りの結界に呑み込まれた
sou
「…今回はひとまず逃げさせてもらう…貴様らの力も図らせてもらった…新たな鬼神を引き連れ貴様らを…」
声が途絶え結界が割れ塵と消えた
匠
「…一応…今回の任務は成功…でいいんだよな…」
神奈
「パp…父さん!」
神奈は匠に抱きついた
匠
「久しぶり…本当に…」
神奈
「また会えた…よかったよぉ…」
神奈の涙を拭き再び額を重ねた
光神
「…すまぬ…わらわの神力ではこれ以上こちらに留まることは出来そうにない…」
神奈
「え…そんな…」
匠
「神奈、いくつになった?」
神奈
「今年で16…」
匠
「そっか…もうそうなるか…霊奈は?どうだ?」
神奈
「…1度許鬼に殺されちゃったんだけど、私が神になって無理やり生きかいらせちゃった」
匠
「そっかそっか…朝奈のこと覚えてるか?」
神奈
「うん…」
匠
「霊奈にも伝えてくれ、朝奈は生きてるって」
神奈
「え!?だってあの時…」
匠
「詳しい話はまた今度、嶺秦…お母さんにも宜しくね」
神奈
「…うん」
光神
「すまぬ…もう」
神奈達の体か徐々に透けていくと神奈は咄嗟に匠抱きつき耳元で何かを…囁いた
3人の姿が消えると匠は涙を流した
匠
「最後にありゃ…ないだろ…」
匠はマリーと絶の回復を待ってからギルドマスターの元に向かった
ギルドマスター
「…今回の被害は…我々ミリアスに攻め入ってこられた際の約30人…そしてミリアス教会のシスター、神父ことイランダルさん…ルーさん…」
匠
「…」
絶
「…いいんだ」
ギルドマスター
「え?」
絶
「ちょこっと冥界覗いたらな、あの若い2人が手合わせをしてたんだ…姿は若いがあの手つきは老いた時にそっくり…そして…楽しそうだった…だから…いいの」
匠
「…父さん」
絶
「さぁ!匠!リオルダを呼んでこい!たまには3人で飲み明かそうぜ!」
匠
「…はいはい」
その夜
ギルドでは宴会が開かれギルドマスターとアリミスの王は遠くから見ていた
その背後にはクロナと音猫がスヤスヤと寝ていた
ギルドマスター
「本当に飲み明かす気だな…あの家族」
アリミスの王
「いいんじゃない?楽しそうだし今日くらいは」
ギルドマスター
「…飲んでこないの?」
アリミスの王
「俺はお前と飲むよ」
ギルドマスター
「そうかい」
2人は乾杯をした
スロース
「私も混ぜてよ」
2人の間に割って入ってきたのはケモノ娘だった
アリミスの王
「こりゃたまげた、美人さんのお出ましだ」
スロース
「うるさい…お父さん…ツキネさんは?」
ギルドマスター
「全く…痛いところを突くね日奈は」
スロース
「いいじゃない…」
ギルドマスター
「クロナの神力の暴走で取り込まれた…」
スロース
「…そうなの…」
ギルドマスター
「嘘に決まってんじゃん」
ギルドマスターはスロースの頭をポカッと叩いた
スロース
「酔ってんな」
ギルドマスター
「ほら、クロナの横見てみ?」
スロースが振り向くとしゃがみクロナを見ているツキネの姿があった
ツキネ
「…」
スロース
「…」
ツキネ
「よぉ」
スロース
「こんばんわ…」
アリミスの王
「あんたらこんなに仲ぎこちなかったっけ?」
そんなやり取りをしているさなかギルドマスターは考えていた
ギルドマスター
「Soul Over Unknown…魂を越えた未確認生物…」
「…あいつらは人間ではないのか…」
「今回の事でも…まだどこか引っかかる…」
「…さらに上の組織がいるのか…」
「本当にそうならば…我々はそれに立ち向かえるのだろうか…」
アリミスの王
「やれるか…か…俺にもなにか手伝えることがあればいいんだけれどなぁ」
宴会騒ぎのミリアスからそう遠くない地帯に常に霧で覆われた寺があった
???
「この力…素晴らしい…」
ある男が寺に入りその鏡を見ていた
???
「…貴方は?」
その鏡の奥に深くフードを被った老人が座っていた
暗黒の???
アルドゥーク
「私の名前はアルドゥーク…よく来たな、貴様に暗黒の力を与えよう…ここで修行しこの世界を我がものとするがいい」
???
「あぁ…よろしく頼む…ミリアスの生活はもう飽きたものでな」
アルドゥーク
「では、とりかかろう」
匠伝仁伝2章…完
カンナ
「さて、一つの物語が終了する度に現れるカンナさんです!」
「今回はいかがだったでしょうか?狐っ娘の性活並の話の短さで終わってしまいました」
「次の敵は…今のところ最高クラスの敵と思われます」
「最後に現れた謎の男性とアルドゥークと名乗る人物」
「鬼神や岸との関係はあるのか?」
「では、次回(匠伝仁伝 第3章 反逆者)」
「お楽しみにぃ〜」