匠伝仁伝最終章
19話 終わりのない恐怖
マリオネット
「さてと…燐我様、私、ちょっとやりたいことがありまして…」
仮面の男
「なんでしょう?」
マリオネット
「まぁ、いくつかあるのですがぁ、以前アルドゥークの基地に行った際に見つけたものがありましてね」
仮面の男
「…ほう?」
マリオネット
「腐敗した死体がいくつもの並んでいたのですがその中にとても状態のいい死体がありまして…」
「間違いなくぅこの2つの死体には何かあるなと踏んでおります」
仮面の男
「それは面白いねぇ、それをどうするんだい?」
マリオネット
「私の知人に死体を蘇生し操ることが出来る者がいます…是非そいつを鬼神へ加入させ強大な戦力にできるでしょう」
仮面の男
「いいでしょう、その件、よろしくお願いしますね」
L世界
匠
「…」
神奈
「大丈夫?」
匠
「うん…」
四方に黒と白の塔が立っている中心で座禅を組んでいた
ここは光と闇の中心地、以前照夜はここで均衡を保っていた
均衡を保つには両方の力を抑え込む力が無ければ体はバラバラになってしまう
匠
「…」
やがてゆっくりと白煙の様なものと黒煙の様なものが匠を包み込んだ
匠
「すごいな…照夜様はこんなに辛い修行をしていたんだ…」
「左右に引っ張られるような感じ…少しでも気を抜くとこれは持ってかれるなぁ…」
匠はその葛藤の中思いついた
両手を左右に広げ2種類のアークダークネスを放った
その瞬間その煙は一瞬で消え去り4本の柱が光り輝いた
神奈
「えぇ!?せ、成功!?」
匠
「よいしょっと…なるほどね…こんな気分なんだ…」
神奈
「どんな感じ?」
匠
「んー、自分の中に2つの箱があってその中に光と闇が入っている感じ?出そうと思えばどちらでも出せる見たいな?」
神奈
「…?」
匠
「…さて!これで父さんと母さんを見つけてみるか!」
「ライトネス!!」
その場が強く光り、匠の目の前に2人の人物が現れた
匠
「父さんと母さん…でもなんで父さんが若干歪んでみてるんだろう…」
神奈
「…歪んで見えるのは闇の世界に少なからず足を入れている…ということらしい」
匠
「…父さんのあの強さは闇の力から来てるって聞いたことあるし多分そのせいかな?…それで、いったい2人はどこに…!?」
匠は手を伸ばしたまま唖然としていた
神奈が横から覗くとそこに書かれていた文字は…
next unknown or kijin
匠
「…神奈、手伝ってくれるか?」
神奈
「もちろん!」
2人はその場からテレポートし絶とランドレッドのもとへ急いだ
匠伝仁伝最終章
20 notitle
絶
「リオルダ…大丈夫か?」
ランドレッド
「…えぇ、だけど、これはかなり持っていかれるわね」
絶
「仕方が無いよ…二人がかりでも倒せないんだから…な?新たなsouよ」
仮面の男
「いんやぁ、ほんとに強かったよ君達は」
2人は手術台の上に乗せられ四方を黒い棒が立てられていた
それは以前ランドレッドが未来から取り寄せたあの棒だった
絶
「…」
絶は目を瞑ると手術室が小刻みに揺れ出した
仮面の男
「な…なんだ…」
絶
「お前の封じた能力は俺の神を操る能力…それなら俺自身が習得した技は封じ込めることは出来ないだろう」
目を開くと黒い棒に亀裂が入り結界が緩んだ瞬間絶はそれから抜け出し仮面の男の目の前に立った
絶
「こんなもんよ」
仮面の男
「…」
絶
「リオルダ!!今のうちに逃げろ!」
ランドレッド
「はぁ!?ば、馬鹿じゃないの!?二人で敵わなかった敵に一人でやるって言うの?」
絶
「なぁに、時間稼ぎをするだけだ、俺もこんな化け物倒す気は無い」
ランドレッド
「…確実に追いつけよ」
絶
「もちろん」
ランドレッドが姿を消した瞬間仮面の男の首を締め上げた
絶
「あんたの能力は大体分かってるんだ…未だ未知が多い俺にならある程度抵抗できるだろうよ」
仮面の男
「随分と余裕ですねぇ、貴方の力の源は神力、つまりそれを断てばいい」
仮面を外し絶の目を見た
首を締められているはずなのにまるでただ、持ち上げられているだけのようだった
そして、目が会った瞬間絶の腕が消え去った
絶
「!?」
仮面の男
「遅いです」
地面に足が着いた瞬間どこからとも無く剣が現れ絶の全身を突き刺した
絶
「うそ…だろ…」
2つの球体が仮面の男の背後で浮遊していた
絶
「それの…能力か…!!」
仮面の男
「そうです、名前は決めてませんがそれぞれに能力を持たせてあります」
膝をつき視界がぼやけていく中仮面の男の声が直接脳内に響いた
仮面の男
「この状態の僕にはあなた如きに触れることすら出来ない」
倒れ込むとその剣は消え去った
仮面の男
「さて、次はランドレッドさんを…」
ミリアス付近
ランドレッド
「はぁ…はぁ…」
急ぎミリアスに全ての情報を伝えに向かっていた
頭上に黒き棒が現れランドレッドを囲った
全身の力が抜けその場に倒れた
ランドレッド
「…くそっ!急がなくちゃ…行けないのに!!」
仮面の男
「その必要はありませんよ」
五つの球体を背中に浮遊させながら空から降りてきた
ランドレッド
「なんだ…その能力は!!」
仮面の男
「なんでも構わないでしょう、さあ、死んでください」
剣を生成しランドレッドに向けはなった瞬間金属の鈍い音が響いた
仮面の男
「…しつこいですね」
全身血を流し立っているのがやっとの絶がランドレッドの前に現れ阿修羅の手で剣を弾いた
絶
「…誰が…死んだって…?」
ランドレッド
「絶!!」
絶
「…早く…ミリアスに…!!」
ランドレッド
「今度こそ…」
絶
「いいから行け!!!!」
その強い言葉に押されランドレッドは再びミリアスに向けて歩み伸ばした
絶
「…」
仮面の男
「では今度は確実に…!?」
絶
「俺に仕えている全ての神よ!!」
「この俺に!!最後の力を!!」
絶の顔の1部がガラスのように割れ始めた
仮面の男
「なんだ…この神力は!?」
「…あの器ですら耐えきれない程の神力…これを喰らえば確実に…」
絶
「しねぇ!!!」
全ての力を右手に込め拳を突き出した
その強力は爆風は2人を煙の中に隠した
そして煙が晴れる頃、仮面の男の姿を見た絶は絶句した
そう、1ダメージすら与えられていなかった
そして、手には絶の心臓を掴んでいた
喰らった
匠伝仁伝最終章
最終話21 これが、終わり
仮面の男
「素晴らしい!!!これが!神の力だというのですね!!!」
仮面の男は発狂しながらそれを喰らっていた
??
「あのぅ…」
木の影から少しだけ顔を出していたのは身長の高い男だった
神→シン
「ここで一体何をされていたのですか?こ、こんなに血が…」
仮面の男
「どなたでしょう?いけませんねぇ、こんな所に来てしまいまして…」
シン
「…と言いますか…ここらは私の庭…なのですが…」
仮面の男
「おっと…それは失礼…では」
仮面の男が立ち去ろうとした瞬間何かを閃き振り向いた
仮面の男
「貴方、ミリアスの者ですか?」
シン
「ミリアス…?ではありません、私はただの農家ですから」
仮面の中からシンを観察していた
よくよく考えるとこんな所に人がいるわけが無い
仮面の男
「非能力者ですか…どうやら本当にその良いですね」
「必要以上の殺人はしたくありませんが…仕方ないですねぇ、見られてしまいましたから」
シン
「ヒィ!?わ、私!殺されるんですか!?」
仮面の男
「はい♪ではさようなら」
擬武具種を構え心臓を貫いた
貫いたはずだった
仮面の男
「おや…?」
仮面の男のからだの3割が飛び散りそして復活した
シン
「戦うのでしたら初めから言っていただければよかったのですよ」
振り向くと目を疑った
先程と全く違う姿のシンが仮面の男を見下ろしていた
仮面の男
「ま、まて…それって…7代万物じゃ…」
シン
「その通り、では参ります…皇の刀」
刀を天高く振り上げそして下ろす
強烈な攻撃が仮面の男を襲った
仮面の男
「な…んの!!」
仮面を外し球体を浮遊させ絶の能力、阿修羅モードになった
仮面の男は感じた、この男は普通ではない、ここでやっておかないと後々障害になると
仮面の男
「楽しめそうですが…すぐに終わってもらいます」
「剣の舞」
球体から光が放たれシンの周囲一帯から剣が現れたが瞬時に消えた
シン
「王の魔眼…貴方のその剣の能力…消させてもらいました」
仮面の男
「はぁ!?消した?…どうやって…」
シン
「ゼロにしたんですよ」
仮面の男
「…本気でお前を殺す」
球体が13個に増え仮面の男を囲った
仮面の男
「剣の舞、怨爆、嵐破」
再び剣が現れたが消え去りその瞬間漆黒の炎と強風がシンを襲った
シン
「うーん、それなりの温かさ、緩やかな風も心地よい」
仮面の男
「…舐めやがって…」
シン
「では、私の番です」
「奇の紋章」
仮面の男の地面に六芒星が現れ大魔法陣が描かれた
仮面の男
「これが本物なら…やばい!!」
霧に変わり霧散した
シン
「逃がしません!皇の刀」
振り下ろすと一体全てが分子レベルまで刻まれた
仮面の男
「…deathstory」
霧散していた仮面の男の姿が現れるとそれに合わせて背後に巨大な仏像とドラゴンが現れた
仮面の男
「第1章…」
仏像がシンを包み込みドラゴンがそれに向けて光線を放った
だが、全くダメージはなかった
仮面の男
「第2章」
シン
「おこがましい」
皇の刀が仮面の男を縦に真っ二つに斬った
耳を塞いでいないと鼓膜が破れるような奇声を発しその場から消えた
シン
「…やはり私には敵いませんか…つまらない」
??
「シンが仮面の男を撃退し一時的にミリアスに平穏が訪れました」
「呆気ない終わり方で申し訳ありません」
「マリオネットやその友人、そして仮面の男が再び力をつけるまでには長い年月が必要なようです」
「…匠さんは照夜様の意志を受け継ぎ光と闇を押さえつける役割につきました」
「神奈様や霊奈様は第1パラレルワールドに帰りL世界を通じてちょくちょく遊びに来るようです」
「マリーさんはライナーさんとあいさんによって義足をつけてもらい今では歩くこともできます」
「ギルドマスターとアリミスの王は引退し完全に事務業務のみになりました」
「カメワリカンナさまはゆっくりと再生していき今では体が綺麗に復活しましたが意識が全くありません、現在ライナーさんによって管理されています」
「ランドレッドさんはカンナ様同様意識を失っています…原因不明だそうです」
「以上がミリアスの今の現状です」
「これで本当に匠伝及び匠伝仁伝完結です」
「皆様、長い間、本当にありがとうございました」
「さて、これで終わりになります」
「お送りしたのは…瓶割 朝奈と…☜☽☽ でした」
「ではまた 年後に…」