第13話 鼓動   作:ATARU 2025

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全話では、ティターンズの暗躍について書きましたので、今回はエゥーゴ編。
二次創作でないのも久しぶりに書きたいのでちょっと短めです。





第26話 ペズン攻略戦~エゥーゴ立つ!

クワトロとしては、ララァの手がかりをおって、すぐにでも宇宙にあがりたかったのだが、そうもいかなかった。

理由は、ペズン動乱である。

 

ペズンに立て篭もった『ニューディサイズ』なる組織は、ティターンズの横暴を断じるとともに、エゥーゴもスペースノイド偏重として非難した。

 

エイノー提督の演説はたしかに連邦軍や連邦政府の一部に深く刺さるものがあったのであろう。

連邦軍の教導部隊であるティターンズは実質的に解体されたが、一連のテロまがいの行為については一士官であるジャマイカンが「現場の暴走を抑えきれなかった」ことを罪に問われただけで、当のジャミトフ本人はさっさと宇宙に上がった。

 

一方、エゥーゴのブレックスは、アーガマ建造の際の資金流出に「不正の疑いあり」との事で、拘束されていたのである。

 

これは「スペースノイドより」であると見なされたエゥーゴへの牽制の意味もあったのだろうが、あくまで政治的なバランスをとるものであって、正義に基づいた公平性などは微塵も感じられなかった。

 

「まあ、拘束といっても自宅軟禁だ。それほど不自由しているわけではないよ。」

 

事実こうして、モニター越しに会話をすることもできる。

 

「ある意味、怖いのは自暴自棄になったティターンズ残党が私の暗殺を含めたテロを仕掛けてくることだが、こうして自宅から動かず、監視の兵を配置されていればむしろ安全だ。

エゥーゴはよろしく頼む。」

 

「……」

 

「やはり、受けてはくれんのか。なかなか強情な男だな、きみは。」

 

ブレックス・フォーラの顔色は悪くない。

そのことに安堵しながら、クワトロは言い返した。

 

「わたしの別の名前については、噂話のレベルですが広く喧伝されてしまっています。

わたしをエゥーゴのトップにつけたらそれは『スペースノイドより』どころか、ジオンよりの派閥だと思われかねない。」

 

「そのリスクがあっても若く優秀でカリスマ性のある指導者を擁立するメリットのほうが多いと判断したのだがね。」

 

「その人物がジオンに由来のあるものでも構わない、と?」

 

「そうだ。すくなくともペズンの動乱を終わらせるまでは。」

 

クワトロは考えた。若く、カリスマ性のある人物…

 

「…心当たりがないではありませんが…」

 

「アムロくんかね? たしかに彼はクラバのトップとして名が轟いている。だが政治向きのところはどうかな。きみがサポートしてくれるなら大丈夫かもしれないが…」

 

「それも考えたのですが、もっとよい人材がおりました。

若く、ひとを引きつける魅力もある。」

 

「やめてくれよ、我が君。」

クワトロの隣に座ったピンクの髪の少女が、割って入った。

「まさか、サイド6のニュータイプを担ぎ出そうとしてるんじゃないだろうな!」

 

「マチュとニャアンか?

彼女たちは政治に縛り付けるには向いていない。」

 

「それはそうだ。」

呵呵とハマーンは笑った。

「いくらなんでも若すぎるしな。」

 

「年齢は必ずしも問題ではない。

実際、わたしが推挙しようと考えている人物は、マチュとはひとつかふたつしか年齢は違わないはずだ。」

 

「ほう?」

ブレックスはモニターの向こうで身を乗り出した。

「それは誰かね?」

 

「我が君。こんなことは言いたくないが、自分がやりたくないからといって、ありもしない人物を――」

 

「アクシズの若いパイロットたちのリーダーだ。

若く、カリスマ性もあり、決断力もある。

ジオンよりの血筋であるのが懸念材料でしたが、それは問題ない、と准将ご自身がおっしゃった。」

 

ぶわっ。

ハマーンの髪が逆だった。

顔色が変わっている。

 

「おい、我が君…」

 

「ブレックス閣下。わたしはエゥーゴの対ニューディサイズのリーダーとしてハマーン・カーンを推奨する。

ペズンを鎮めたのちは、あなたの拘束もとけるだろうから、あくまで一時的なリーダーにはなるが。」

 

 

 

 




あとはマチュにジークアクスを運んでやらないと、ニャアンはリックゾックでいいのか。
カミーユとジュドーは参加させてもいいのか。
アムロいい加減にガンダムから乗り換えしなくていいのか。
ドンパチのまえに決めなきゃいけないことがまだいろいろ......

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