というか、長くなり過ぎたので、後半は後ほど公開しようかなと思います。
グリーンノアを強襲するシーマ艦隊。追尾するマ・クベ旗下のジオン公国正規軍アルビオン。
モビルスーツを受領にきた地球連邦軍トロイホース。
そこに主人公たちがなだれ込むのでまあ、どんなモビルスーツの奪い合いになる事やら。
「諸君が同行してもらえるとはありがたい。」
ジオン公国軍ソドン級最新鋭艦アルビオン艦長ドレンは、クソ真面目にバニング中尉たちに言った。
「無理やり同行させておいて…」
「いやいや。どうもジオン本国を差し置いて、連邦にモビルスーツの所有の制限を迫るなど、どうにも腑に落ちない行動を連発しているのでな…諸君を攻撃したデラーズ・フリートの面々は。
…シーマ艦隊との距離は戦闘距離を外せっ。ギリギリでつけるんだ。いいか。
妙な行動があったらすぐ応戦に入れるよう。第一級戦闘態勢のまま。」
「了解しました。」
副官が応えた。
暗礁空域から出発したシーマ・ガラハウをドレンのアルビオンは追い続けている。
目的地であろうグリーンノアは目の前だ。
そこは丸ごとモビルスーツ開発の研究拠点となっている。
そこでの開発の中心は、連邦の「ガンダム」の後継機種のはずだった。
シーマの艦隊は旗艦のリリー・マルレーンだだけではない。
ムサイも三隻。当然、モビルスーツは海兵隊仕様のゲルググMに加えて、バニングたちを蹴散らしたあの試作ガンダムも搭載しているはずだ。
「バニング中尉。いろいろこちらにも事情があってだな。
諸君らをすぐに連邦に引き渡しが出来なくなったのだよ。もちろんアルビオンではなく、独房でもよかったのだが、まあ諸君らにとってどちらが快適なのかは微妙だな。
行動制限やメシは明らかにここのほうが上だか、反面、知らなくてよいことをどんどん知ってしまう恐れもある。あとはこのアルビオンごと撃沈される可能性すら…」
「グリーンノア周辺にソドン級を確認。」
レーダーを睨んでいた兵士が叫んだ。
「識別信号あり...連邦の“トロイホース”です…リリー・マルレーン、モビルスーツ隊を発進させました!
目標はグリーンノア!!」
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その日の朝もいつものように始まる。
日課となっているトレーニングを終えて家に戻ると、血相をかえた父親が飛び出してくるのに出くわした。
「カミーユ、今日は登校せずにシェルターに行くんだ。」
「なんだよ、いったい……」
「説明している暇は無い! 今日はガンダムマークⅡを受け取りに、連邦軍教導隊のバスク少佐が来られるんだが、どこでジオンが嗅ぎつけたのか……」
フランクリン・ビダンの研究所もそうだが、基本的に複数の機関からの資金援助を受けている。
それが『軍そのもの』であることは少なく、ジオニックやアナハイムといった巨大な企業であったり、あるいは様々な外郭団体を間にはさんでいる。
そのため、研究所そのものが攻撃の対象になることは少ないのだが、反面、機密も守りにくい。
ガンダムマークⅡについては連邦軍教導隊が開発依頼元であり、完成した機体は、教導隊に渡すことになっていた。
ゴオッ!!
頭上をなにかが飛んでいく。
モビルスーツだ!
モビルスーツは「飛ぶ」ことは出来ないが、遠心力で重力を発生させているコロニー内部ならそれに近いことができる。
「ジオンのゲルググじゃないか!」
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「こちらは地球連邦軍トロイホースである。貴艦の所属と目的をお伝え願いたい。」
連邦軍に唯一残ったペガサス級(ジオン式に言えばソドン級)は、グリーンノアと相対速度を合わせながら、入港手続きを待っていた。
そこに、突如としてザンジバル級とムサイからなる艦隊が押し寄せたのだ。
落ち着き払ったバスクをいぶかしく感じながらも、トロイホースの艦長シナプス大佐は通信を開いた。
ちなみに彼自身は地球連邦軍教導部隊ティターンズの一員ではない。
「ああ、そうかね。こっちはジオン公国宇宙防衛軍所属のシーマ艦隊リリー・マルレーンだ。」
やや、しゃがれた声の女がそう答えた。
シーマ・ガラハウ!
悪名高いシーマが直接出張ってきているのか!
「目的まで答えてやる必要はないかとは思うね。宇宙はスペースノイドのもの。
おまえたちが宇宙に上がるのは許可制だが!わたしたちにはそんなものは必要ないのさ。」
「こちらはグリーンノアで開発中の新型を受領にきた。」
トロイホースのシナプス艦長は辛抱強く言った。
戦う?
問題外だ。
トロイホースはモビルスーツの受領に来たため、モビルスーツそのものは積んでいない。いないのだ。
「すでにジオン公国にはしかるべきルートを通して報告済みである。グリーンノア内に侵入したモビルスーツ隊を撤退させ、この宙域から立ち去っていただくようお願いする。」
「ほお?
ジオン公国が、連邦へ新型モビルスーツの開発を中止を命令している中でよくもまあ、ヌケヌケと。」
艦長は怒りを堪えた。
そのような申し入れがあったことは、聞いている。だがそれは連邦軍として受け入れた訳ではないし、そもそも発信元はデラーズ准将という一艦隊の司令官にすぎない。
受け入れる以前にそもそも相手にすべき存在ではなかった。
バスクがマイクのスイッチを入れた。
やや、傲慢なところのある男だが、決して無能という訳では無い。
うまく交渉してくれるだろうと艦長は思った。
「地球人をなめるなよ。」
突然の発言に、エイバー・シナプスは耳を疑った。
「独裁者の尻尾がなにをほざく!」
「ほう?…ほう!
敗残兵の群れがなにか言ったか?」
まずい…
「シーマ・ガラハウ司令、バスク少佐。ここは冷静に。ジオンと連邦は再び争うべきては…」
だが、シーマとバスクは罵りあいを続けている。
シナプスの説得など耳を貸そうとはしない。
まるで、決められた台本を読み終えるかのように、ひとしきり罵りあったあと二人は通信を切った。
「トロイホースより、グリーンノア、フランクリンラボへ告げる。
ガンダムマークⅡを直ちに発進。トロイホースへ合流せよ。
シーマ艦隊のゲルググが邪魔をするようなら武器の使用を許可する。」
「バスク少佐!!」
シナプスは叫んだ。
「なにを勝手なことを!」
「艦長。わたしはティターンズを代表してここにいる。連邦軍の威信をかけたマークⅡはかならず受け取って帰らねばならない。」
バスクのサングラスの奥がどんな目をしているのか。
シナプスはかすかに寒気を感じた。こいつは…怪物だ。
ネームドのバイロットで機体が決まってないひとは。
シャリア・ブル
エグザべくん
クリスチーナ・マッケンジー
エマ・シーン
ヤザン
ジェリド
アボリー
ロベルト
それに赤い人
(以下略)
なので、新型の争奪戦は熾烈なものになります。
え、ではニャアンはゾックでいいの?
という疑問はあるでしょうが、しばらくはゾックで活躍してもらいます。ニャアンも気に入ってるようだし。