第13話 鼓動   作:ATARU 2025

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元首たるものの責任がないかのようなアルテイシアの行動に、ランバ・ラルの怒りは頂点に達した。
アルテイシアのもとへ乗り込む彼が見たものは!!


今回短いのですが、これはこのあと、アーガマのマチュたちのパートを書こうとしたら長くなり過ぎてしまったためです。

たぶん、本日中に続きを投稿する予定です。




第18話 星の屑(承前)~身代わり人形

アルテイシアの自室は、若い女性のものとしてはいささか、殺風景すぎたかもしれない。

自室、とは言っても実際には執務室だ。

 

部屋の主は、機能的すぎる服装だった。

制服か、どこかの軍服めいた印象も与えるが、ジオンでも、もちろん連邦軍のものでもない。

ノースリーブで白い腕がむき出しになっている。

サングラスをかけたまま、マハラジャ・カーンとランバ・ラルを見るでもなく、窓から外をぼんやり眺めていた。

 

 

 

「姫!!」

「アルテイシア様っ!」

 

ジオンを代表する傑物たちの怒りを受けながら、美女は物憂げに、やっとその視線を2人に向けた。

 

「何ごとでしょう?」

形のよい眉をひそめて、彼女は言った。

 

「今回の騒動の責任を…」

 

「ああ、それはわたしに言われても無理。」

ひらひら。

手のひらを振る。

 

「起きてしまったことは仕方ない。」

マハラジャ・カーンは怖い目で、女性を睨んだ。

「今後、二度と同じようなことは―――」

 

赤毛のエプロンドレスの女性が入ってきて、ランバ・ラルとマハラジャ・カーンの前にお茶を置いたがふたりはそれを無視した。

 

「聞いておられるのですか、アルテイシア様っ―――」

 

「その子を責めても無駄です、ランバ・ラル。」

 

ランバ・ラルはギョッとしたように、エプロンドレスの女性を見上げた。

すこしくすんだメイクのメイドは赤毛のかつらをずらした。

 

「ア、 アルテイシアさま……」

 

「もういいわよ、ミーア。」

 

そう言われて、アルテイシアのどこのものかわからない制服に身を包んだ女性―――ミーア・キャンベルは大きく伸びをした。

確かに。

女主人の言う通り、ランバ・ラルもマハラジャ・カーンもまったく彼女とアルテイシアの見分けがついていない。

そりゃ喋ればわかるだろうが、見た目や仕草は完璧だ。

 

「護衛隊長も兼任してるあなたが見分けがつきませんか。」

 

わずかに非難するような口調に、ランバ・ラルは震え上がった。

 

「これからは式典も一部ミーアにまかせましょう。」

 

「そ、それは!」

 

「あなた方が見分けがつかないのでしたら、少なくとも殿方はすべて大丈夫でしょうからね。」

 

「し、しかし…」

 

「そりゃ、ラル様も怒りますよ。」

ミーアは口を挟んだ。

「影武者っていうのは、元首が仕事を放り出すために存在するわけじゃありませんからね。」

 

ミーアは立ち上がって、ジオンの実質的な支配者たちの前でくるりと回って見せた。

 

「見分け方を教えましょうか?

こういうピッタリした服だとわたし、少し胸がキツイんです。」

 

「ミーア!!」

 

そのとき、ノックの音がした。

人払いを命じていたはずなのに。

ラルは舌打ちしたが、アルテイシア(本物)がそれをたしなめた。

 

「マ・クベ司令です。わたしが呼びました。どうぞ、マ・クベ中将。

デラーズ・フリートへの対応と...これからのモビルスーツ開発についてあなたの知恵を借りたいのです。」

 

 

 

 




こっちはこっちでデラーズ・フリートへの対処や今後のモビルスーツの開発を巡って話が続くわけなので中途半端です。
すいません。
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