「いいゲームのアイデアが浮かんだ!」
「どうしたの、お姉ちゃん」
「アイデアが浮かんだの!今回は神ゲーの予感!」
「いつも同じこと言ってるね」
「い、いや、今回は本当に自信があるの!」
「アリス知ってます!これはフラグってやつですね!」
「アリスちゃんまで〜!」
「こ、今回のコンセプトは…?」
ゲーム開発部の部長であるユズがモモイに尋ねると、彼女は自信満々の表情で答える
「今回はね!ロボットが主役のアクションゲーム!」
「ロボット?」
少し興味深そうに尋ねたミドリに、「そう!」と元気よく返し、淡々と説明をする
「舞台はどこかの惑星で、そこでは新しい資源を求めて色んなチームが争ってるの!それで、主人公はハンターで、依頼を受けて、戦いに行く!っていうの!」
ミドリ達はモモイの話にさらに興味をそそられる。それが嬉しかったのか、モモイは上機嫌で説明を続ける
「ゲーム自体はスーパーマ〇オみたいなステージ制なんだけど、クリアの報酬として貰えたお金でロボットの装備を整えたりして、自由に改造ができるの!」
「面白そうです!アリス、そのゲームをやってみたいです!」
「でしょでしょ!」
「うん、私もいいと思う…!」
「じゃあ決まり!早速作ろう!」
そうして作業に取り掛かった4人。しばらくしたところで、とある問題が発生した。
「ロボットのデザインが思いつかない…」
そう、デザインだ。確かにギヴォトスにはロボットはいる。だが、見慣れているのだ。それに、改造できる、という注文があるため、それなりのバリエーションが必要になってしまう。
「ごめんね、私の想像力がもっと高ければ…」
「ミドリのせいじゃありません!皆で考えてみましょう!協力モードです!」
アリスがミドリに励ましの声を掛ける。そして再び作業に取り掛かるも、あまりいい成果は得られなかった。ゲーム開発部の4人は、改めて制作の難しさを実感した。
「全然いいデザインが思いつかなーい!」
「お姉ちゃん、うるさいよ」
「アリスたちはまだ経験値が足りません…」
「う、うぅん…」
「はぁ…本物のロボットが見れればなぁ…」
ミドリがそう呟いた途端、部室に異様な静けさが走る。そして、謎の声が響き渡った。
〖汝の願い、聞き入れよう〗
「…え?」
一体何が起こったのか、そう騒ぐ暇もなく、突然床に魔法陣が広がり、光り出す。
「これって…!」
「アリス知ってます!これはワープすることが出来る魔法陣です!」
「な、なんで急に…!?」
一同が困惑していると、突然部室のドアが開き、誰かが入って来た。早瀬ユウカである。どうやら彼女は、またゲーム開発部が何かやらかしていないか見回りに来たようだった。
「あなた達、問題は起こしてな…って、なんなのよこれ!」
「知らないよ〜!急に変な声が聞こえたと思ったら、床が光出したんだ!」
「アリスたち、どこに飛ばされるんでしょうか…!」
「飛ばされるって、何のはな_____」
ユウカが最後までいい終える前に、部室全体が光る。あまりの眩しさに、5人は目を閉じる。数秒たって光が落ち着いてきた頃には、部室にはもう誰もいなかった
「うーん…ここは…?」
目が覚めた5人は、あたりをみまわす。すると、ここがキヴォトスでも見たことがない場所だと困惑するだろう
「な、なんなのよ…ここは…!」
「アリスたち、ほんとにワープしてしまいました!」
「現実に…こ、こんなことが…」
そうやって騒いでいたせいか、後ろからか数人の足音がする。振り向いてみると、そこには武装をした人が数人、こちらに銃を向けていた
「何者だ!」
「ちょっと待って!気づいたらここにいて…!」
「そんことがあるわけないだろう!」
「監視班から情報が送られてきました。どうやら、彼女らは身元が不明とのこと」
「か、監視カメラには急に映ってきたように見えたそうです!」
「なんだと…!?ますます怪しい…」
「私たちは怪しくなんかありません!」
「くっ…こういう時に限って銃を…!」
「銃だと!?」
「不審者が銃を所持と自白、対応のレベルを上げる」
「取り抑えろ!」
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書類の積み上がった部屋で、その男は作業をしていた。メガネをかけていて、ストレスで広がったであろう額には、血管が浮きでている。そして、上司や部下の愚痴をブツブツと呟きながら、作業を淡々とこなしていた。
「スネイル閣下、ご報告を」
「…なんです」
「警備隊が、身柄不明の少女5人を確保しました。対応を」
「…そんなもの、V.Ⅳに任せればいいでしょう…」
「ですが、V.Ⅳは今、単独行動を行われているらしく…」
「ならば再教育センターにでも…」
「彼女らは銃を所持していたと報告が。解放戦線やベイラム企業の刺客なら、有力な情報を吐かせてから、でもよろしいかと」
「あなたはこの私の手間を増やしたいと?」
「い、いえ…そういうわけでは…」
「…まぁいいでしょう。その5人は、後ほどここに連れて来なさい」
「はっ、了解しました」
早瀬ユウカ…スネイル…ヨシ
のノリで作りました