アーキバスとミレニアムゲーム部   作:海鮮丼丸です。

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今は4話目くらいですかね。
実はもう少しで夏休みなんですよ。なのでね、ゲームばっかで、この投稿が夏休み最後にならないといいんですけどね。
感想を書いてくださってる方、読んでくださってる方、ありがとうございます。
これからも、皆様が面白いと思えるような作品を書いていきたいと思っています。
ではどうぞ


C4-621、レイヴン

ウォルターに案内された部屋に入ると、そこには一人の女性が椅子に座っていた。

 

「あんた達が迷子の5人かい?随分と可愛らしい服装をしてるじゃないか」

 

「はい!アリスはアリスです!あなたは?」

 

「元気いっぱいだね。あたしはカーラ。あんた達をここに連れて来た、そこの老人はウォルターさ」

 

「…俺はまだそこまで…」

 

「はいはい、そういうのはいいよ。じゃ、あんた達の名前を聞こうか」

 

「私は早瀬ユウカです」

 

「私は才羽モモイ!こっちは妹のみどりだよ!」

 

「ミドリです」

 

「わ、私は…は、花岡、ユズ…です」

 

自己紹介を終えて少し世間話(主にカーラの話)をしていると、カーラが所持していた通信機器から、声が聞こえてきた

 

『ボス、彼女らの戸籍情報を探ってみたが、少なくともルビコンやルビコン周辺の惑星には無かった』

 

 

「そうかい、ありがとう、チャティ」

 

「カーラさん、今のって…」

 

「すまないね、君たちの情報を勝手に調べさせてもらったが…何も出なかったよ。ちなみに今の声はチャティ・スティック。アタシが作った、自立型AIさ」

 

「AIって…アリスと同じじゃん!」

 

「え?そこのかわい子ちゃんも、AIなのかい?そんなまさか…」

 

「はい!アリスもロボットです!力持ちです!」

 

カーラはウォルターを見つめる。だが、ウォルターは頭を抑えていた。カーラは一旦部屋から出て、とあるものを持ってきた。それをアリスに渡した。

 

「これは握力計さ。安心しな、一般人向けに作られてある。上限は150…」

 

「ふん!(バキャッ)…あ!アリス、物を壊してしまいました!どうしましょう!」

 

「え?」

 

「アリスちゃんすごーい!」

 

モモイの歓声と同時に、一同は彼女を怒らせたらまずいな、と思うのだった。

そのとき、部屋の固定電話が音を鳴らす。ウォルターは受話器を受けとり、相手を確認した。

 

「…どうした、621…え?楽しそうでずるい?こっちに来たいだと?いや、それは…しかしな、621。お前の姿を見たら彼女達は驚くかもしれない…」

 

「いいじゃないか、ウォルター。社会交流はビジターの為にもなる」

 

「しかし…うぅん…」

 

「レイヴンには名前がたくさんもあるのですか?」

 

「名前?」

 

「ラスティは戦友、レイヴン、カーラはビジター、あなたは621と呼んでいました!」

 

ウォルターが答えを渋っていると、モモイが受話器に向かって喋り出す。

 

「こんにちは!あなたが621…さん?私は才羽モモイ!よろしくね!」

 

「こら、お姉ちゃん、そんな大きい声だと相手もびっくりしちゃうよ」

 

「モモイ、ウォルターさんに迷惑かけちゃダメでしょ!」

 

「だってぇ…」

 

「…分かった、621。彼女たちに会わせよう。ついでに車椅子も手配しておく」

 

「やったぁ!」

 

そして、先程までいたロボットがある場所に一同は移動をする。そこには、髪が真っ白で中性的な顔立ちをして、車椅子に座っている人がいた。

 

「…」

 

「こんにちは、レイヴン!アリスはアリスです!」

 

「私がモモイだよーっ!」

 

「妹のミドリです。よろしくお願いします」

 

「ゆ、ユズです…」

 

「紹介しよう、こいつが621だ」

 

「…」ペコ

 

「どうしてレイヴンは喋らないのですか?」

 

レイヴンはウォルターに顔を向け、口を動かす。だが、言葉が発せられた様子は無い。だが、ウォルターはその意味を汲み取ったかのように頷き、喋り出す

 

「強化人間の手術のせいだと思う、だそうだ」

 

「レイヴンの言っていることが分かるんですか!?」

 

「?…お前たちは分からないのか?」

 

「だって、621さんは声出してないよ?」

 

「あんた達、ウォルターは生粋の親バカだ。何を言っても無駄だよ」

 

「レイヴンはウォルターの息子なんですね!でも、どうして子供を数字で呼ぶんですか?」

 

「それは…正確には息子ではなくてだな…こいつは傭兵にするために買った…」

 

「…」クチパク

 

「…俺の事を父親のように思っている…か…」

 

「レイヴンさんとウォルターさんは仲がいいんですね」

 

「そうか…そう見えるか…」

 

ミドリが発した言葉に、ウォルターの表情は変わらなかったが、暖かい雰囲気になっていることは誰でも分かった。

 

「…621、依頼が来ている。受けておいてくれ」

 

そう言いながら、彼は自分の部屋へ戻って行った。

 

「…さて、あんた達。ルビコン3の事を知らないんじゃあこの先やっていけないよ!ってことで、アタシが特別に軽くし授業をしてあげようじゃないか。さ、ついてきな」

 

「レイヴンさんはどうしますか?」

 

「ビジターか…ビジター、あんたも授業するかい?ま、ビジターにとってはつまんないだろうがね」

 

『レイヴン、私は少し興味があります』

 

「今の声は誰ですか?」

 

「どうしたの?アリスちゃん」

 

「アリス、女の人の声が聞こえました」

 

「聞き間違いじゃないかい?ここにはアタシやあんた達以外、女の人なんていないよ」

 

『もしかして…交信が、聞こえている…?』

 

「はい!あなたは誰ですか?アリスはアリスです!」

 

「…!」

 

「アリス、誰と話してるの?」

 

「…アタシ達は先に行ってるよ」

 

彼女はアリスに通信機を渡し、歩き出す。

 

「何かあったらそれで連絡しな。すぐに迎えに行く」

 

「ありがとうございます!」

 

「…」

 

「それで、あなたは誰なんですか?」

 

『…私は、ルビコニアンのエア』

 

「姿が見えませんが…」

 

『レイヴンを通して、交信しているだけなのですが…あなたにも聞こえるのは私にもよく分かりません』

 

「エアはレイヴンの友達なんですね!」

 

「…」コクリ

 

『友達…ですか…』

 

エアはどこか嬉しそうな、それでいて少し寂しそうな、そんな声色だった。

 

『私は、構いませんが…』

 

「パンパカパーン!レイヴンとエアがアリスのパーティに追加されました!」

 

「…!」

 

『パーティ、ですか』

 

「はい!では、みんなのところに行きましょう!レイヴンは、1人で動けますか?」

 

「…」コクリ

 

アリスは新しい仲間ができてとても嬉しかったようだ。ルンルン気分で、カーラやモモイたちがいる場所に歩いていった。




はい、カーラとエアとレイヴンが登場しました。なんとなく、アリスはエアの声が聞けそうだなー…なんてですね、思ったんですよ。
キャラ崩壊とかなるべく気をつけているんですが、どうしても起こる解釈の不一致は防げないもんなんですよ。そこの所は、どうかご理解を…
あ、感想とかめっちゃ嬉しいです。ワクワクしながら読んでます。
それでは、グッドラック
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