突然だが俺は転生者というものだ。もちろん転生者という変な名前ではなく(天津飯や餃子とは違う!)ちゃんとした倫寧、という名前がある。
俺はふつーの人間だったはずなのだが神のいたずらか何かで転生することになった。
死因は異世界転生のきっかけトップ常連のトラックに轢かれることや通り魔に刺されること、過労死でぶっ倒れるなどではない。
上から植木鉢が降ってくる、といった漫画でしかそうそうお目にかかれないようなことでだ。
死因・植木鉢が激突したことによる頭からの出血多量 なんてこった………。最後の景色が、土て。
ぐすん、泣きてえ
あ〜、頭痛って。
カフェイン抜いた時よりもずっと酷いぞこれ、なんじゃいなこれは
そう思って俺は目を覚ました
周りを見るとなんか着物を着てるおばさんたちがいっぱいいる。威圧感えっぐ 着物って重量感あるしね
そして天井は木造、周りは畳、その奥にはなんか枯山水(?)的な岩と砂、そして木が生えてた。
IQ54万の俺の頭脳から導くにこの状況は「異世界転生」というようなものなのではなかろうか!!
そして周りには着物。よってこれは…平安時代近辺であろうと予想!!
それに気づいた俺は大声をあげようとしたわけだがなにせ体が赤ん坊なだけあって泣くことしかできず、あやされてしまった…
そして数年後
俺は「倫寧」と、名付けられたこれで、ともやす、と読むようで初見では絶対に読めない自信がある。りんねにしか読めない!りんね、と言われたら輪廻転生の字が思い浮かぶ。これに自分も組み込まれているのだと思うとなんだか感慨深くなる。でもまた元の21世紀に戻りたい!
まあこの時代では異世界転生なんて言葉もないだろうしバレないでしょ、と考えていた。まあ、それに問題はなかったのだが、この先の身の振り方をじっくりと考えていたわけだが背後に気配がする。
どう考えても女中さんの気配ではない。なんか気持ち悪いギチギチ、と言った音が聞こえてくる。
人の出せる音なわけないよなぁと楽観2割恐怖4割好奇心4割で後ろを振り向くと……
え?
なにこれ?
なんかいるのだ
そう、なんかいるのだ
大事なことなのでもう一度言おう
なんかいるのだ
どう見てもそれは人や動物ではない。
何かのキメラのような感じだった。
詳しく見た目を言うと……
見た目…
現代人の文系でもないやつにこの見た目の表現は難しすぎる!
とりまとてつもなーくキモいことだけ伝えておこう
流石に驚いて声を上げると女中さんたちがやってきた。
あの人たちには見えないらしい。
病気か呪いか、と話しているのが聞こえてきた。当主、つまりは俺にとっての父親のところへ行くそうだ
何か引っ掛かることがある。普通の人には見えない、けど確かにそこにいるもの。呪い…
思い出した。
これは呪霊だ。
で、と言うことはここは「呪術廻戦」の、世界だと言うこと
そしてここは平安時d……あれ?ってことは…
宿儺がいるじゃねぇかよおおおおおおおおおお
この事実に対して頭を抱えるとまた、何か悪いのではないか、という声が聞こえた。
女中さんたちの間では俺はど変態稚児ということになっているようだ。ああっ、視線が痛い!前までは可愛いモノを見る目だったのに。
で、宿儺がこの時代にいるであろうということはわかった。
ということは俺も呪霊が見えることから。
平安人連合VS最強宿儺、という側から見てる分にはドリームマッチ、実際には大量虐殺、と言った戦いに参加せざるを得ないのではないか。
そこで生き残るためには…
俺自身が強くなること、術式が何かということ、それらを使いこなせるようにする、ということが必要だ。
ん?勝つ道は考えないかって?
あんな化け物と化け物混ぜ合わせても勝てないような存在に勝てるわけないない。
だってあの五条悟でも勝てないんだよ!?
そうこう考えてるうちに父の部屋についた。
「入れ」
そう声がした。
ここから先はどうやら俺だけのようだ。まあ、当たり前だね
「さて、倫寧よ、お前は見えるのか?」
なにが?とは聞かなかった。
もう相手は知っている。その上で聞いている
「はい」
「はぁー、わずか6歳でこれ、か。」
そうため息をつきながらいった
これ、とは酷い言い方ですねえ!人ですよ、俺! I am a human!
「とりあえず術式を調べるか。
いいか、倫寧。お前が見たのは呪霊だ。人の悪き心から生まれる化け物だ。呪霊、そして俺たちは呪力、というモノを持っている」
そのようなことを教えてくれる。まあ、知っている内容だが念のため聞いておく。
「呪力がないと、なにをしても呪霊は倒せない。
そしてもう一つ。これは限られた者のみだが、術式、というモノを持っている。この力を使って呪霊と戦うのが、呪術師だ。
我ら加茂家はこれらの中で、御三家と言われる特別な呪術師の家系だ。」
術式云々はわかっているから暇d……ん?
今なんつった?
加茂家?
我らが加茂家?
KAMOKE?
Oh、no!御三家とは…
すっくんと戦わないでゆっくりスローライフを送るという、十五分前からの長年の夢が潰えた!なんてこったパンナコッタ
そしてなんやかんやあって調べたところ、俺の術式は「呪霊操術」だった
ん?本日何度目かわからない衝撃。1分おきくらいに驚いたりしてる気がするねぇ
「呪霊操術」ってあれでしょ?こちらは大義だ、の夏油くんでしょ?
え、最悪
呪霊玉ってクソまずいんでしょ?
吐瀉物雑巾丸呑みせにゃあかんのでしょ?
やだなあ。
こんなことがあったのは記憶に新しい。
とりあえず1回食べてみるか
前会ったやつは4級レベルだろうし。ちなみにいつ気づくかと親がつけていたらしい
食べてもいいと許可はもらった。
そう軽い気持ちで取り込んでみたらお察しの通り吐きそうになった。
なんじゃこりゃ?
3歳児が作るごちゃ混ぜ料理の方が絶対美味しいよ!?
あの「ぼくのかんがえたさいきょーのりょうり」的なカレー&ハンバーグとか。
なにこの、味覚が全部マイナスに持ってかれたような味。
腐った茄子と芽のでたジャガイモの中にコーヒー豆とグミが入ったような思い出したくない味。
俺は決めた!
目下の目標は
1、呪霊玉を美味しく食べる! これがなければ夏油は闇落ちしないはず(?)
2、体術
3、領域対策
4、呪霊ゲット
5、すっくんの情報収集
6、現代まで生きていく方法を決める。
かな。
呪霊ゲットはねえ。ここら辺に居ないんよなあ
多分10歳ごろからは討伐に行くんだろうけど。
まあ、それに向けて徹底的に扱かれるんだろうからね。
それにどんな職種であっても体が資本!これは鍛えなきゃ!しかも、原作で太助のおじさんが式神使いは「近接に弱い!!」って思ってるのを、逆手にとって倒すシーンがあった。呪霊を使って戦わせるんだから、その時に狙われても対処できる、そこを罠にするためにも鍛えることは必要だ。
で、10歳ごろに呪霊討伐に駆り出されていく、その時にもし領域持ちと当たったら死ぬからね。そりゃもう一瞬で。
天元さん言ってたもん。平安は必中の方が重要視されてたって。
しかもすっくん領域で平安メンバー瞬殺だろうし。
だから、領域への対策は欲しい。
それとすっくんが今どれくらい暴れてるのか。
これによって急ぐか、基礎をしっかりするかを決めようと思ってる
そして、俺はなんとしても現代に戻りたい!
あの濃厚な味つけのご飯、娯楽に溢れてた世界が懐かしい!
可能ならば原作キャラと会いたい!学長を生き残らせたりとか、津美紀ちゃんに受肉させないとか、伏黒宿儺にしないとか、五条を生き残らせるとか。もっとしたいことはたくさんある。そのためには頑張って後1000年間生きなきゃ。
あのメロンパンの世話になるとねえ、同じ平安だしってことで縛り厳しくされそうだし。
てなわけで俺は自力で後1000年生き残る術を見つけなくてはならないのだ。
そして最後、何より重要な課題!でもなんとなくだけど呪霊玉美味しく食べる方法は思いついてんだよねー
できるかは知らんけど
パッと思いついてんのは塩コショウで味付けして、美味しく食べる!なんだけどこんな簡単なこと夏油が思いついてないわけないっしょ
まあ、あの前髪野郎ならワンチャンやってないんじゃね?(時空のどっからかすごい怒りの気配を感じた)と思ってやってみたけど
うん。
だめだ。
前のやつよりも酷い。
変化が欲しい時にはやるかなレベル
下の下と、下の下変えても変わんないからやらんけどね。
もう一個は金ちゃんこと秤の呪力が参考になってる。
あいつの呪力はざらざらしてる、ヤスリみたいって言ってた。
ついでにメロンパンくんこと羂索くんが呪霊に私の呪力で強化、とか言ってたからボール化してる状態でもいけるんじゃないかと。
これを応用できるんじゃないかと。IQ55万男の俺、倫寧くんは思ったわけですよ
ざっくりいうと、呪霊ボールを俺の美味しい呪力で周りを覆う!以上!
いや、こんなんで出来んのかとか俺も思ってるけど、思いついちゃったんだもん。しょうがないよね。
原理は多分、普段自分の周りにある呪力を纏わせることで、違和感を感じずスルッと、そして美味しくコーティングする!
これができれば、世界は変わるわけですよ!
パッとやってみたけど呪力の性質変化ってむずいね。
NARUTOでもちょっと上位の方に在る技術だったもん
とりあえず、午前中は体術の訓練、午後はお勉強。うーん、呪力のコントロールがしたいんだよなあ
そう考えて寝る前に呪力を操る練習をした。変化系の訓練と一緒だ。呪力の形を変えて遊んでいく。
この特訓をして4年
「できた。」
呪力を変質させることができたのです。