ここ平安?後1000年生きてやらあ!   作:ヌメルタン

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ビスケやジンってやっぱりすごい


いざ実食!呪霊玉!

 

 

長かった…

 

4年も変化ないとできないのかと思ってたんだけどねえ…呪力の変質。

 

ビスケさんまじリスペクトっす!さすがっす!私の求めていたものが!あった!

 

まあ呪力の変質と言っても、普段みんなが身に纏っているような呪力につぶつぶした呪力をさらに纏わせたりしてるだけなんだけどね。やすり#40〜#120までなら再現可能だぜ!他にも体から呪力を切り離したりできた。真人の術式はこれがデフォって…泣きたい。

それと綺麗な呪力、というものを作れた。これはひっじょーになめらかなやすり呪力ってだけで特に何もないんだけどね。

それと、念文字みたいなこともできるようになった。

 

どうせすっくんなら一瞬でできちゃうだろうし。やっべ悲しい。才能への嫉妬。

 

そもそも呪霊玉がまずいのって、呪霊が負の感情から生まれてくるからなんだろうね。怒りとか、羞恥心とか言ってたし。そりゃ凝縮された純度100%の負の感情の味はきったねえものに決まってるわ。

でも、呪霊玉、呪霊のきったない呪力を俺みたいな聖人君子の清廉潔白な素晴らしいなめらか〜な呪力でカバーすれば

あ〜ら不思議!するっといけちゃう!

…はずなんだよね?理屈はようわからんけど

まだ試してないから知らんけど。もしこれでこの仮説が違ったら少年時代の貴重な4年という刻をただ無駄にしただけになってしまう…!それだけは、それだけは…!

 

では、いざLet‘s実食!!

ちょっとそこらへんにいる呪霊をコーティングしてパクッとな。

 

ふむ?ふむふむ。ふむ。

 

バクっ

 

あ。

オロロオロロオロロロオオロオロロロロロロロロ

 

 

おっえぇぇ吐きそう。

 

 

 

この実験は

 

成功!!

パンパカパーン!

 

 

なんですけどもぉ、調子乗って噛んで味わおうとして噛んじゃったわけなんです。せっかくコーティングしたのにきったない部分の味を感じてしまったというわけです。落差がひどい…

呪霊玉を表現しようがないから、その分コーティング玉の評価が上がるんだけど、

 

何もかも生焼けで硬い野菜炒めと、完璧にできて味付けもすごい野菜炒めって感じ?

なんかもう、すぐ分かっちゃう。

 

でもこれで飲み込みさえすればあのクソまずいものは食べなくていいのだと涙が出てきたよ…およよよよ

これからはやめらんねえなこれ。もうなかった時代には考えられないほどのストレスフリー!

 

でも残念ながら味しないんだよねえ。ちょっと欲張りすぎなのかもしれないけど、ここまで行けたんだから次もいけるでしょ。

てなわけで次の呪力操作の目標は味のする呪力を作ろう!なんか、もうどうしてこうなった?って感じの迷走具合なんだけどしゃーない。人間は常に欲望に正直だ。

 

 

それと、この4年間呪霊玉食べること可能化計画(ネーミング期間3秒)につぎ込んでいたわけではないのだ!

ちゃんと体力もつけて、体も鍛えたのだ。もうあの頃の貧弱ボディとはおさらば!片手腕立て伏せとかいう、漫画でしか見たことないものまでできるようになった。

それと領域対策「御三家秘伝・落花の情」「シン・陰」も会得なのだ!かなーり頑張った方だと思うのだ!呪力のコントロールしてたからか、落花はラグがコンマ数秒くらいのスピードで出せるようになったからこっちをメインで使うつもり。

まあ、シン・陰は俺程度のなら秒で剥がされちゃうからね。ちなみに面白いことに、できたばかりということもあってか、師範と結ぶ縛りが弱かった。故意に外部に伝えてはならないというものだけで、寿命吸い取りとかはなくて安心だね。これは練習を続けよう。展延の修行にもなるっぽいし。

 

それとすっくんに関してはよく分からずじまいだった。上の方で隠してるのかもしれんけど。もうちょっとあとなのかもね

 

俺はこの4年間の特訓で少なくとも2級術師にはなれるくらいには成長した、と思ってる。

 

そして、その実力を認められたからなのか俺は今度から呪霊討伐に(俺の場合は取り込みにだけど)駆り出されることになった。

平安は呪術師が天下取ってるようなもんだったんじゃないの?こんな子供まで働かせるの?

いやまあ10才越えれば大人でしょ、と言われればそれまでなのだが、現代人としての抵抗があるからねぇ。

 

まずは初回なので近めから、ということになった。

行くのは丹波国(京都、兵庫の一部)だそう。流石に当主としての仕事があるため父は来れないらしい。しゃあないね。ちょっと授業参観みたいな感字でワクワクしてたんだけども。

 

俺も一応嫡男だから護衛兼家事担当みたいな人が2人つけられた。

 

1人目は加茂家の一族の人らしい。どういう血のつながりかは知らんけど気のいいおっちゃんでだいぶ仲良くなれた。

 

2人目は副料理長。こんな一般人で大丈夫そ?って思ってたけど完全にこっち側の人ですねあれは。漫画とかの完璧執事って感じ。身のこなしと歩き方が普通の人じゃない。体術だけなら親父といい勝負できんじゃない?それと副料理長なだけあってめっちゃ美味いもの作ってくれる。流石にうちにいる時と同じくらいってわけじゃないんだけど出先であれだけ作れるってのがすごい。

 

2人とも1級手前くらいの実力は絶対持ってる。これに術式あったら…ヒエー

平安魔境スギイ

もっと頑張らないと

 

ついて、見たところ屋敷にいて3級呪霊3体、2級呪霊1体で2級をボスに組んでるみたい。

 

一番苦労したのが、倒さないような力加減なんだよねえ。普通に呪力込めて殴っちゃえばあの程度なら、はい、おしまいおしまい、って感じだからね。ひゅーっとまとめてひょいっとコーティング。そしてパクッとな。あの苦労の後に取り込んだ時の感覚はいいね!呪霊GETだぜ!

 

往復3日の短い間だったけど2人には本当にお世話になった。索敵とか、見張り、家事とか、俺はただ呪霊取り込んだだけだった…ニートでごめんちゃい。

 

こんな感じのこと帰ってきて伝えたら

「いえいえ、坊ちゃん。こんなので次期当主がお礼言ってちゃいけませんぜ?俺も今回の旅は楽しかったですしね。坊ちゃん訓練ばっかしてたんで心配してたんですよ。」

「ええ、倫寧さまはあまり外に出たこともないようですし、少し気合いを入れ過ぎてしまいましたな。さてお疲れでしょうし、今夜は腕によりをかけて作りますよ!」

 

ふおおおお!

これが大人か!ジェントルメンか!かっけえ!

夜は鴨肉がめっちゃ美味かった。

 

〜寝る前の本日の振り返り〜

やっぱ手加減が大変だねえ。あの程度の奴らなら一瞬だし。それでも手数が強みの術式だからねこれは。そんなこともったいねえや。

でもやっぱりそれを終えてのGETした時の感覚は良いね

多分夏油も最初はこんな感じだったんだろうけど、それに慣れちゃってだんだん食べる時の苦しみのほうが大きくなっちゃったと思うんだよね。俺みたくコーティングしてないだろうし。

俺もこんな感じでマンネリ化しちゃわないように、味ってやっぱり必要だよ!

 

 

まあ、楽勝だったという旨を伝えたところ京の近辺で雑魚そうな相手は任してもらえるようになった。さっすが分かってる!

 

それと最初の方に思った、呪術師全盛時代のくせに!ってやつは貴族感の闘争&護衛のためっぽい。

あんま真面目に呪霊祓ったりしてないんだよね彼ら

 

こんな感じで仕事(いいえ、ボランティア!いまだに金が俺の手元には来ない!)を2、3年続けてくると取り込んだ呪霊もだいぶ増えた。

大体、500体くらいかな。週3、4体くらいで、年40週くらい働いて、ちょくちょくボーナスもあるから、こんなもんでしょう。

 

内訳としては

一級 1体

準一級 2体

(準)二級 50体くらい

三級 200体くらい

四級 250体くらい

ってとこかな。

ほんとはもう50体くらいいたんだけど準一級以上GETのためのてえてえ犠牲だね。呪霊で目眩し&盾役からの俺&強めの呪霊による奇襲っていうヒットアンドアウェイでどうにかGETだからね。層は厚いや。こんなのバンバンいるのは頭おかしいけどねこの時代?!

 

貴族の飼い犬くんたちは、祓ったりはしないけどちゃんと京野外に追い出してるから、周りに群れたのがたまっちゃうみたいだね。

まあコスパいいからありがたいけど。

 

ちなみにこの一級呪霊くんは備後国あたりであった鬼の一種だね。そろそろ酒呑童子は討伐されんのかな?もうされてんのかな?その残党か祖先的なやつをゲット。人の言葉話せて、力も強い。バケモンだね。術式は身体強化系とかいう、バカ一直線って感じだった。でもバカ強かったや。

某漫画みたく日の光の元を歩けないみたいね。酒呑童子もそうだって言われてるしやっぱ同じだね。いるとしたら酒呑童子は特級だ。会いたくねー

 

そうして元服、今でいう成人式的なのをした。15才って早くね?って思ってたけどこの時代ではちょっと遅めらしい。どうなってんのや。名前も普通は変えるみたいだけど呪術師だからかは知らんが変えずに済んだ。今でさえ、倫寧っていう難しい感じなんだからもっと大変にされたら死んじゃうって。

 

それと、元服にあたって、他の御三家にお披露目みたいなのもされた。そこの後継者たちにも会ってきたで。

 

五条家は六眼無下限抱き合わせキッズ。この頃から白髪なんだねこの一族は。

んで禪院家は、十種みたい。

 

何この術式ガチャSSR世代は。これに勝てるってすっくんマジでバケモン?

 

それにしてもなかなか同年代の子たちと話したり遊んだりする機会はないから嬉しいね。だいぶ仲良くなったし。

ちょくちょく模擬戦(術式あり)することになったんだよね。しかもみんな術式の範囲広いからちょっと京から離れたところでやんないと怒られるんよね。御三家当主揃い踏みでの説教は怖かった…

 

でもね俺そんな強くないわけよ。だから

前、なんで俺もやんの?って彰(十種ボーイ・悪魔1)聞いたら、

「同じ立場同士だし、お前の戦い方きもいし卑怯だからやってて楽しいんだ!」

って満面の笑みで言われたよ。きもいし卑怯ってひどくない?俺からしたら正々堂々戦ってんだけど?まったく、ヒット&アウェイで目眩しからの肉弾戦のどこが卑怯って言うんですか!

 

やっぱ昔から禪院家って毒舌だなあ。

 

そう思い返していると門の外あたりから

「倫寧ー!彰とまたやんねーか?」

と、もう一人の悪魔六眼ボーイがやってきた。

 

今週もう1回やったろ?

と聞けば、「ん?別に楽しいから何度でもできるだろ?なんだ、 また負けるのが怖いのか?」

 

そう反射で煽ってくる。やっぱ昔から五条家は煽り性能高いなあ。

 

はあ、しゃあねえな。やるか。

 

「お!やるか!もう彰もきてるぞ!」

 

おい護、俺が行かなかったらどうしてたんだ?

 

「いやお前は絶対来るだろ。毎回嫌々でもきてくれるし。」

 

はぁぁぁ、そこまで言われたら今後断れないじゃん。

 

こんな風に、俺たちは呪霊退治の日以外はもっぱら3人で遊んで(殴り合い)いる。

 

その後口喧嘩にもなったが、結局3人で仲良くドンパチすることになった。

 

結果としては、「よっしゃ今日は俺の勝ちだな。」

この中の優等生枠倫寧くんの勝ち!

 

「くっそ、あんなんキモくて触りたくねえわ」「ほんとそれ。見た目バケモンすぎだろ。」

 

ふふん、負け惜しみは聞こえないねえ。

「あんだとこら!」「よっしゃ、もう一回だ。」

 

いやでーす。

 

今回俺がやったのは呪霊の鎧化だ。身の回りにまとわせて、盾&攻撃役にもなれる優れもの!まあでも関節部分と顔のところは薄くなっちゃうんだよね。それと、まだできないけど反転術式で周りの奴ら死んじゃうからそこは注意しなきゃ。

 

今の所の勝率は

護(五条) 4割

彰(禪院) 3割

俺こと、天才少年倫寧くん 3割

って感じなんだよね。

 

最初は無下限バリア全く破れなくて護の独走状態だったんけども、俺と彰で頑張って展延を習得して、ぶん殴ったから、そっからは駆け引きとか新しい手札とか考えて、ここまできたって感じかな。

 

さて、もう日が暮れてきたし帰りましょー

「まあ、もう暗くなってるしな」「んじゃまた来週ー」

え、来週もあんのかあ…今回のは初見殺しだからもう使えないしなあ。

 

また考えましょか。

 

そんなことを考えながら家に帰ってきて、早めに床についた。

ぐっすりとね。おやすみー




8/19
感想でご指摘をいただきました。ここにも書いとくと展延は高難易度の技術ですか結界術が得意であればいけるってことで。

こんな感じで独自解釈も混ざってます。
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