ここ平安?後1000年生きてやらあ!   作:ヌメルタン

8 / 10
だいぶふざけました


ギィヤァァァァァァァァァァァ!!

 

養殖場の件は一旦置いといて、

 

次は犠牲ゼロで強化する方法でいきましょか

こっちはちゃんと作戦あるのよね。

 

そう。さっき復活させた時に言ったと思うけど、呪いは普通大人数に恐れてもろてできるものなんですわ

だから、順番逆だけど大人数に恐れてもらうために〜

 

デン!

京都中を飛び回ります!!

 

以上!

 

 

え?

何?

地味?

あんだけ溜めて、カッコつけて内容がそれかよ?

 

これが一番簡単に思いついたんだよぉ!!

 

やること

ロウニキは体に火がついてるから空飛ぶ魂的な感じで恐れてもらいたいけど、それじゃ火の玉には繋がるけど古籠火には繋がんないから、どっちにするかを考え中。あ、この子の術式は火をつけて戦うって感じで劣化版富士山って感じ。ま、元が違うからしょうがないしあいつに勝てるところはあるだろうし。包容力とか!!

話がそれた……プランとしては

 

①そこら中にある寺の石灯籠にくっついて、ムササビみたく灯籠から灯籠へ飛んでく。ヒエイの術式で風作って、その上にロウが乗ってもらって移動って感じかな。一番の問題は平安に腐女子が生まれそうなこと。

もういる?そっかぁこの頃からかぁ。いつの時代も恐ろしいものよ

 

②名前を言ってどっか適当なところ燃やす。もちろん空き家ね。

 

の二択なのよね

①は多くの人に目につくし、②は実際に事件が起きてるってことで余計信憑性が高まる。

だから②の方がいいっちゃいいんだけど実際に被害出したくないし、もしそんなこと起こしたら次した時にどっかの家の精鋭とかが飛んできそう。あいつら自分の周りだけは絶対守ろうとするから。

 

これで重要なのはこのやり方があってて成功したとしたら次回以降も別の子で続けるかもしれないということなのよね。

だから安全策は取りたいけど、かといって同じのが何度も目撃されればそれはそれで見つけられて祓われそうだし。

 

………むむむ

どうしよか

悩ましい。 ああ悩ましい 悩ましい

ともやす 心の一句

 

とりあえず一句読んでみたけどなかなか決まるもんでもないな。

季語?何それ美味しいの?

 

にしても

なんか……

こう……

いい感じに俺だけ得にならねぇかなって。

 

呪霊強化できて…他の誰にも干渉されなきゃいい……

 

………呪霊VS呪霊とか?

 

っぷ。あはははは!

呪霊同士で戦わせる?

そんなバカなこと呪霊を操る術式とか持って……ない限………り

で、で、でできるわわわわわわわけないじゃんね?

 

持っとるがなぁぁぁ!!

その!呪霊を!操る!術式!

持っとるがなぁぁぁ!!(2回目

 

くっ。無意識のうちに盛大なブーメランをしてしまうとは……不覚!!

 

 

んで呪霊VS呪霊をやるのはいいとして、どうやってやるべしか。

それだけだとなんか不自然ぽくなるしねぇ。

基本京都周辺に追いやってるからこんな中央に来たってことは……そこから裏に手引きをした誰かいる……!!

ってなりそうなのよね

平安だからそういう頭いい人もいるはず。速攻死んでそうだけどねそういう人。権力闘争や駆り出されたりで

有能な人こそ死ぬ……これが世界の真理の一つ。

漫画の世界なら尚更ね!

 

ん〜

周りに介入されず、

その上恐怖を与え、

自然なものだと思わせるもの………

 

どっか、どっかで聞いたことあるし見たことあるんだよな〜これ。

 

んーと、んーと。

こういうのがあるってことは娯楽。

そしてストーリーとしては子ども向け。4、5歳くらいがターゲットそうだろう

それも子供が多い週末にやるはず。

場所としては、親子連れで来る人が多いだろうから、デパート、ショッピングモールとか?

そんで人通りの多いところでやっちゃいけないから、ひっろい通路か屋上……?

 

!!!

 

思い出してしまった!

このイベントの名をっ!!

 

そう、これは!ズバリ!!

 

 

ヒーローショー!!!!

 

 

うむ。

全国のかっこいいのに憧れる男の子のうち4割くらいはみたことがあるであろうっ、これ!

あ、俺行ったことないから思いっきりにわかだけどね?

さっきみたことがあると言ったな。それは嘘だ!というわけでもないが、見た、とは言えない微妙なラインなのだ。

 

そう。にしてもこれは、いいモデルだ!!

平安でこんな未来の文化逆輸入してるのおもろいな。実は本家が俺のになったり?

 

よっしゃ

早速実行に移すぜこれを。

 

バレずに抜け出せるかがポイントだが……

ま、布団に呪霊潜らせとけば行けっだろ。

ホイっと。

 

すすす

襖を開けるけど誰もいない。周囲に人の気配なし。

問題なさそうだね。

 

バレないように、足音を消して、駆けて行く。

 

塀に来たけど、呪力強化で一発よ。

呪詛師も全盛の時代にこれはなめてんだろ。

 

なーんてことを考えながら適当にほっつき歩いていくと

お、ビンゴ♪

 

なーんか牛車(ほんっと乗り心地ゴミ)に乗ってる人いるねー

姫様?いや、おっさんか。つまんな。

 

ま、いいや。

いけ。

 

シュバッ!

ロウが近くの塀に飛び乗り、光り、そして叫ぶ。

「グォォォォ!!」

周りから見たら突然化け物が出てきたってことに驚くだろうね。

「ヒッ、ヒイイイィ!!」

わーお

思ってたよりすごい鳴き声。

いい声で鳴くねぇ

っと、悪役ムーブよ去れ!今日の、今夜の俺はヒーローなのだからっ!

ま、出番までもうちょっとあるけど。

 

ロウが暴れる暴れる。

周辺被害はないけども土煙を立てたりして走り回ってる。

……なんか面白いなこれ。子供が駄々こねてるようにしか見えないぞ客観的に。

けども、襲われてる、そう思っている側からすればたまったもんじゃないだろうね。

ロウのため、ひいては俺のために尊い犠牲となってくれ。

ロウの悪名、そして俺の名声を高めるための、ね。

ん?これ犠牲って言わなくね?

 

そしてとうとうあの牛車に手をあげた。

ぶつかって、潰れるであろう、その瞬間。

牛車の前に現れ、ロウの掌を受け止めていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻呂は、とある貴族であるまろ。

そして今日、妻の元へ通っていて夜遅くに自宅に帰るところまろ

なぜか唐突に誰へ、ともわからぬ紹介をしているまろねぇ。

 

毎回思うけど牛車は乗り心地最悪まろ。

ゆったりとしていて庶民どもには快適そうに見えるかもしれないがずっと揺れてて大変まろ

全く慣れないまろ

もうすぐ家まろ、と考えていたところ、何か目の前を通ったまろ。

高貴な麻呂の前を通るなんて考えられないまろ。

きっと見間違いまろ。

 

そう思うことにしたまろ。けどすぐにそれが間違いだったと気づいたまろ。

そう、それが急に火のように光ったまろ。

それだけならまだ良かったまろ。

 

けども、其奴はこちら側に向かってきたまろ。

そしてそいつは、人間じゃなかったまろ!!!

体の中にまぁるい火の玉があって、半獣半人だったまろ。

ヒ、ヒィィィィ!!

とっても驚いたまろ。

これがおじじさまの言っていた呪霊、というもののようまろ。

其奴は急に走り回って暴れ出したまろ。

逃げていったのかと一安心つこうとしたまろ。けども其奴はこちらに大きな掌を振り下ろしてきたまろ。

 

もうだめまろ!!そう思ったまろ。

まろ?衝撃がなかなか来ないまろ。

ふと目を開けるとそこにはあの大きな掌、しかも獣以上の力の加わっているであろうものを防いだまろ!

はわわわ。

それを防いでくれた子ども、青年というには幼く、少年というには大きいまろ。その者は狐面を被っていたまろ。

だ、大丈夫まろか?

最初にその一言が出たまろ。もっと感謝の言葉とかあったまろ!恥ずかしいまろ!

狐面の子供は数秒ほど固まった後、大丈夫ですよ、と優しく言ってくれたまろ。

 

キュンまろ!惚れちゃうまろ!

 

なんてことは思わず、必ず礼をしなくてはならないと思ったまろ

 

「こいつは古籠火。呪霊です。パッと見たところ凶暴性もありますし、おそらくですが人語も理解しているでしょう。何人殺したのやら。」

という説明があったまろ。

こ、こいつはやべぇまろ…

 

麻呂を、守ってくれるまろか?

 

やはり心配になってしまうまろ。麻呂はこれでもだいぶ重要な地位についているまろ。それに、まだ死にたくないまろ!

「ええ、大丈夫です」

そ、即答まろ。麻呂はわかったまろ。この少年は只者じゃないまろ…!!とね。

けども麻呂は足手纏いまろ。やはり逃げるしかないまろ。従者に司令を出したまろ。隙をついてすぐに逃げ出すまろ、と。

あの呪霊とやらの動きも凄まじいまろが、少年の動きはそれ以上まろ!ずっと殴られるのを防ぎ、カウンターをお見舞いしているまろ。あわわまろ。

 

けどもこんな状態が数分続いた後動きがあったまろ。

それは呪霊まろ。

そいつは殴られて吹っ飛ばされた後、急に背を向けて逃げ出したまろ。

な、なんということまろ!逃げるなまろぉ!

このことを口にしたくなってきたまろが、今は逃げることの方が優先まろ。

い、いくまろ!

そう走らせたまろ。

そしてうちについたまろ。

本当に死ぬかと思ったまろ。これからは夜不用心に立ち歩かないようにするまろ。

そして降りる時、席に何か入っているまろ。

これはあの少年からの手紙!!

 

申し訳ありません。あの呪霊めを逃してしまいました。ですが腕は一本落としましたのでしばらくは安全でしょう。しかし油断なされぬよう。あいつは古籠火のロウ、というらしいです。またあなたを、もしくは別の貴族の方を狙うやもしれませぬので周りのものにも警戒を促してくださいませ。

狐小僧

 

と書いてあったまろ。

いつの間に入れたんまろか。

命を救ってくれただけでも十分まろ!

それにしても、狐小僧……面白い名前まろ。覚えておくまろ。

 

関わりのあるものに、ある程度内容をぼかして伝えたまろ。

最初は信じない輩もいたまろが、だんだんそういう奴らは少なくなってきたまろ。

実際別の呪霊だったが他にも何人も被害を受けたそうで、毎回あの狐小僧というものの名前が出てきたまろ。

その後のあの少年、狐小僧の行方は知らないまろ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふむ。まぁまぁうまくいったかな。にしてもあの貴族の人めっちゃいい人!語尾めっちゃ面白かったけど!なんだよ、まろって!まろまゆだったしもう完璧だなありゃ!

にしてもなんか、こう………ワンピ見たく下々民やらどうやら言われると思ってたけども。貴族ガチャSSR引いたなこりゃ。あれ。そういえば加茂家も貴族^ ^

 

ま、いい感じに広めてくださるでしょう。

親父にもバレてない……はず。絶対多分おそらくメイビー。ヒィぃ!!バレてたらどうなってしまうんでしょぉぉ!!

 

ふ、落ち着いたぜ、こんな感じでまたやっていこうかね。次やるときは場所も時間も変えて、曜日とかにも規則を持たせないように、と。

 

ま、ひとまずこんな感じかなぁ。

平安の貴族お抱え呪術師たちに絡まれないよう毎回注意してヒーローごっこをやりましょうかね。

 

それとあの狐面は頑張って俺が彫ったもの。

前どっかで廃材もらってきてちょくちょく作ってた。

あれは眦のとこ赤で塗ってるけども色んな色のバージョンもあるんだよね〜

 

天狗、犬のも作ったりしててね。これが楽しいんですよ。

鱗滝さんごっこもできるんですよ!やる相手いねぇけども。無惨様この時代にいたらどうなってんだろね。

 

バレないように帰りましょか。

塀をゆっくりとぴょんと飛び越えて音を立てずに着地。また、変なのがきたら困るし、ちょくちょく大事な建物、弟&妹ハウスとかは弟妹の家とかマイブラザーシスターズハウスとかはコガネに隠してもらってる。一応人の目で確認して行くけど、うん。大丈夫だね

んで俺の屋敷に帰還と。んじゃ布団でおやすみー。

 

こんな生活を一ヶ月くらい続けた。週2、3かくらいの頻度かな、あれをすんのは。

 

はろー

ちょっと寝不足なんよね。

この時代では成人してるとはいえ、深夜まで鍛錬とか俺呪術師の鏡すぎんか?

 

ちょっと散歩でも、と侍女の人に断りを入れようとすると、なんか読んでんな。

なーにそれ?

「!!クァw背drftgy藤子lp!!」

わお。驚かせちゃったか。そこまで強く反応しなくてもいいのに……傷つくわぁ。

「と、とととと倫寧様おはようございます」

ん、おはよ。ますは一旦落ち着こ?何読んでるかはその後でいいから。

「ああ、これですか?これはとある方から配られたものだそうで」

ん、ん〜〜???

「最近のものなのですが。早いですね情報伝わるのが」

あっれれ〜、なんか身に覚えがあるぞぉ??

「狐小僧というものの話ですね」

チーン

ちょぉっと伝え方が予想外だったかなぁ?!

俺の沈黙を続きを言え、という意味で捉えたのだろうか説明を続けた。

 

「えー、最近夜に貴族の方が家に向かっている途中化け物に襲われる、ということが多くあった。しかし、毎回危害を加えようとする直前でとある少年が訪ねてくる。その少年は毎回追い払う、もしくはその怪物を跡形もなく消してしまう。かっこよ」

 

う〜ん。追い払うは走らせて、消してしまうは収納しただけなんだよなぁ。

だんだんノってきたのか少し興奮気味に読んでいる。

「そして、その少年の姿形とは、常に狐面を被っている。そのほかわかることは紫色の少し長い髪を持っていて色白、首筋にほくろがある、と言ったもの。絶対イケメンじゃん。」

うっげぇぇ

めっちゃ見られてたんか俺……

「その少年の名前こそ!滅霊小狐・狐小僧!!もう推せる!!」

なんか震えが止まらないな?

「にしても、この狐小僧様倫寧様と特徴似てません?」

 

ギックゥゥ!!!

や、やべぇ‥!バレる?!

も、もしバレたら、この侍女には、

「ふっ、もう元服していらっしゃるというのにまだ面など被って、ヒーローごっこ?お可愛いこと♡」

とか言われる。絶対!

か、かぐや様?!!!

そ、それだけならば、安心しろ!致命傷だ!で済むというのに、もしも親父、ひいてはあのバカ×2に伝わったら………

ギィヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!

し、死ぬ……

こうなったらもう呪霊暴走させてこの世界滅ぼす!

ほんとにこうなったらどんなにやばい縛り結んででもいいから世界滅ぼす!!

羞恥心のあまり床に頭から倒れていく。

「も、申し訳ありません。誰だってこんな不審者と比べられたら嫌がりますよね」

グッサァァァ!!

ちょ、その一言がトドメだって。

バタ。

 

賀茂倫寧

享年 16歳

死因 恥ずか死

遺言 ギィヤァァァァァァァァァァァ!!

 

 

 




なんか……この貴族のとこだけめっちゃ描きやすかったまろ……
丸いおっちゃんってイメージしやすいからかな。

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