俺、○○になっちゃった!!   作:シグナー信者

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第二十九話

遊星たちは下に降りて行き、大きなつり橋を渡ろうとした時

 

「フハハ、来たな遊星」

 

反対側からルドガーが現れた

 

「かつての仲間を地獄に突き落としたか」

 

「違う!俺と鬼柳の間に、憎しみあう理由はなかった!お前たちダークシグナーが、俺たちの誤解を利用したんだ!!」

 

「誤解?……誤解などではない。それが運命だ……最初からお前たちは、命を懸けて憎しみあう運命だったのだ。憎しみと悲しみに彩られた火花をまき散らしながら破壊へのモーメントを回す!私と不動博士のようにな!!」

 

「何だと?」

 

そういうとルドガーは左腕の義手にある装置を起動させる。そして爆発が起こり、下からモーメントの光があふれだした

 

「これは?」

 

「見えるか遊星……これが17年前に私と不動博士が見つけた新たな可能性の扉だ。この光の向こうには、この世界を変える力が眠っている。やがてこの光は、ここから溢れ、この世界を埋め尽くす」

 

「そこに大きな犠牲が出るとしてもか!……ルドガー!貴様のしたことは絶対に許すわけにはいかない!」

 

「新たな可能性の前に、多少の犠牲は付きものだ!」

 

「多少だと!」

 

「遊星…人間は運命という大きな器の中にいる小さな存在に過ぎない。運命の前では、個人の命はゴミのように消える……見ろ遊星……この美しい光を。この光こそ運命そのものだ!この光は生きている!私の運命を、不動博士の運命を飲み込み、命を得たのだ!」

 

「貴様は狂ってる!これ以上お前の好きにはさせない!」

 

「お前も…この光の中に葬ってやる!こい!遊星!」

 

ルドガーと遊星はデュエルディスクを起動させる

 

 

「「決闘!!」」

 

 

 

 

 

 

 

「始まったか」

 

別の部屋では、腕や頭に機械を着けた龍亞がデュエルの様子を見ていた

 

「デュエルが終わるまで、完成させないとな」

 

ゴドウィンが持ってきた未完成のカードを完成させるために、作業を続ける

 

 

 

 

 

 

 

ルドガーと遊星とのデュエルは一進一退だったが、遊星のライフは風前の灯火となる

 

「17年前、不動博士は遊星粒子を発見し、量子物理学の第一人者だった」

 

そしてルドガーは遊星の父の話をしだした

 

「遊星粒子とは、遊星歯車のように他の粒子と粒子を結びつける役目をする粒子のことだ。博士を発見の名前を息子につけた。遊星、お前に他人と他人を結びつける絆...そんな存在になってほしいと願ってな。遊星粒子こそ、モーメントを作り上げるのに不可欠な新粒子だった。博士は自らの理論を発展させ、無公害のエネルギー機関モーメントの開発に着手した。当時、私とレクスは研究員だったが、博士の研究に感銘を受け、その助手をしていた」

 

当時を懐かしむように

 

「博士は自分の研究の可能性を少年のようなまなざしで語った。そして、モーメントが作り出す世界の未来を信じていた。研究は順調だった……あるときまではな」

 

話すルドガー

 

「原因はわからなかった。だが、その時はモーメントが未曽有の事態を引き起こすとは誰も思わなかった。実験のたび、シティは異常気象に襲われた」

 

そして実験を中止にすることになったのだ

 

 

「私は世界のあらゆるデータを調べ、実験と同じ時間に異変が起きている場所を見つけた。それが……ナスカの地だった。私はナスカの地で、五千年ごとに神々が戦いを繰り広げるという伝説を聞いた。ナスカの地上絵は封印された邪神であり、この世界の覇権を賭けて天空の竜神と戦うと」

 

その地に降り立つルドガーの前に

 

「その時、私はある男と出会った……イリアステルからやってきた男とね」

 

「イリアステル?」

 

ルドガーは語る。その男は不動博士を排除してもモーメントの実験を続けるべきだという。さらに私は選ばれた存在だという事、その証拠が左腕の痣だということ

 

「っ!(奴にシグナーの痣だと?どういうことだ)」

 

遊星はルドガーの左腕を見る

 

「そして私は見た。モーメントの新たな可能性を。モーメント……それは五千年前の神々をよみがえらせるために選ばれた装置だった」

 

そしてゼロリバースが起こり、シティとサテライトは分断された

 

「あの時、冥界の扉は解き放たれた。五千年の時を越え」

 

「それで貴様は神を気取るつもりか!その手でどれだけの人々の命を弄べば気が済むんだ!」

 

「遊星……私の運命は気付いたときには神々の手の中にあった。私は自らの心の闇を選択した。もうすぐこの世界は生まれ変わる!それが私の答えだ!」

 

そういうとデッキからカードを引く

 

「私のターン!私はまだ先へ進まなければならない!いけ!【地縛神Uru】!遊星にダイレクトアタック!」

 

【地縛神Uru】から蜘蛛の糸でできたブレスが飛んでくる

 

「【ゼロガードナー】の効果発動!【ゼロガードナー】はこのカードをリリースすることで、バトルダメージをゼロにする!」

 

「なんとか私の攻撃を防いだか……私はカードを一枚伏せてターンエンド」

 

 

 

 

 

 

 

「これで良し」

 

作業を終えた龍亞は、機械を外す

 

「……終わりましたか?」

 

そこにゴドウィンが入ってきた

 

「ああ……もういいの?」

 

「ええ」

 

「そうか……じゃあ俺は行くよ。後で会おう」

 

そう言って出来たカードをデッキに加える

 

「…………」

 

ゴドウィンは何かを言っていたような気がしたが、その場を後にした

 

 

 

 

 

 

 

「行け!【スターダスト・ドラゴン】!!シューティングソニック!!」

 

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

【スターダスト・ドラゴン】の攻撃により、【地縛神Uru】は破壊され、ルドガーのライフは0になった

 

「フハハハハハ……これで終わったと思うなよ」

 

負けたルドガーの体が徐々に崩れていくが、不適な笑みを浮かべていた

 

「すでに、新たなる最強の神が解き放たれた」

 

「何?」

 

「それとそこのシグナーの少女よ!」

 

「っ!!」

 

「貴様は戦う事になる!シャチの痣を持つダークシグナーと……そして残酷な運命に直面するだろう!!」

 

「えっ?」

 

「日没までに、4つの塔の制御装置を作動出来れば、冥界の扉は開かれ、冥界の王が復活することになる!」

 

「冥界の王だと!!」

 

「遊星……お前をここから帰す訳には行かない!ぬおおおおお!!」

 

そう言うとルドガーは左腕の義手を壊す。すると爆発が起こり、橋は崩れ、遊星はモーメントの中へと落ちていった

 

 

 

「…………」

 

龍亞はD・ホイールのモニターでそのデュエルを見届けた

 

「…………」

 

そしてD・ホイールを走らせるのであった

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