俺、○○になっちゃった!! 作:シグナー信者
「どうして……どうして龍亞が……!?ダークシグナーなんかに……!」
「……選ばれたんだよ……俺は」
龍亞は乾いた笑みを浮かべる
「皆がシグナーに選ばれたみたいにな」
「龍亞」
遊星が一歩前へ出ようとするが
「動かないで遊星」
龍亞の視線が鋭くそれを制した。
「お前たちを通すわけにはいかない」
「……なぜだ」
遊星の声は静かだった
「理由なんて……決まってるだろ」
だが、龍亞は見つめる
「今の俺は……皆の敵なんだよ」
遊星が震えながら叫ぶ
「そうじゃない!なぜダークシグナーなんかに!!」
龍亞は少し沈黙し
「俺は死んだんだよ。アルカディアムーブメントで」
「えっ!!」
「アルカディアムーブメントを脱出しようとしたけど、ミスティのデュエルの影響で、なかなか脱出できなくてね……そうしている内に頭上から瓦礫が頭に当たってね」
「そんな」
「ルドガーがその様子を見ていた上に、ダークシグナーの力が宿って、そのままこんなことに」
「何だと」
「運命って残酷だよ」
空を見上げる
「龍可はシグナーに選ばれ……オレはダークシグナーに選ばれた……どうしてこうなったんだろう」
「違う……そんなの違うよ……何かの間違いだよ」
龍可は首を振り、大粒の涙を落とす。
「優しくて……いつも私を守ってくれたっ……!そんな龍亞が……ダークシグナーになんて!」
龍亞の瞳が揺れる。ほんの一瞬、だが確かにためらいがあった
「間違いじゃないよ、龍可」
だがその揺らぎは、黒い光に飲み込まれる。
「俺はダークシグナー……お前たちの敵なんだ!!」
シャチの痣が激しく輝き、シャチの地上絵が現れる
「ここから先へは、一歩も通らせない。もし通りたいなら――俺を倒してから行け!!」
「もう戦うしかないのか」
「今更何言っているの?……今まで戦ってきたんじゃないか!!」
遊星が戸惑っていると
「俺から行かせてもらうぜ」
クロウが前に出る
「龍亞と言ったか、最初は俺だ」
「……本気?」
「本気だ!お前を倒して、お前の地縛神に吸収されたボマーの故郷の人達と俺が面倒を見ている子供たちを取り返す」
「……わかった」
龍亞はフードを外し、ヘルメット着用する
「ライディングデュエルで勝負だ!」
そう言ってD・ホイールを走らせる。クロウも躊躇したが、
「上等!!」
ヘルメットを着用し、D・ホイールを走らせ、地縛神のコースに入る
「クロウと言ったか……ボマーとのデュエルと同じでマニュアルモードでデュエルするか?」
「何!!」
「ボマーとのデュエルを見ていたからな」
「それでいい」
「フィールド魔法!スピードワールド!セットオン!!」
『デュエルモード、オン、マニュアルモード』
それぞれのD・ホイールが反応する
「「ライディングデュエル、アクセラレーション!!」」
龍亞 LP4000 手札5枚 SPC 0
クロウ LP4000 手札5枚 SPC 0
「先行は譲る」
「そうか……ドロー!!」
カードを引く
「俺は【BF-蒼炎のシュラ】を召喚!!」
BF-蒼炎のシュラ 星4 攻1800/守1200
「カードを2枚伏せてターンエンド!」
クロウ LP4000 手札3枚 SPC 0
場:BF-蒼炎のシュラ
伏せカード:2枚
「ついに始まったか」
遊星たちはD・ホイールのモニターでそのデュエルを見ていた
「俺のターン!ドロー!!」
龍亞 SPC 0→1
クロウ SPC 0→1
「俺はダークチューナーモンスター【地縛囚人グランド・キーパー】を召喚!」
地縛囚人グランド・キーパー 星1 ダークチューナー 攻300/守300
「地縛!!何だそのモンスターは!?」
「このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動!【地縛囚人 グランド・キーパー】を除く、レベル5以下の「地縛」モンスター1体を自分のデッキ・墓地から特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は融合・ダークシンクロモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない!この効果でデッキから【地縛囚人ストーン・スィーパー】を特殊召喚!」
地縛囚人ストーン・スィーパー 星5 攻1600/守1600
「そしてスピードカウンターを一つ取り除いて、【SP異界共鳴-ダークシンクロ・フュージョン】を発動!このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、発動後、チューナー以外のモンスターのレベルをレベルをマイナスの値として扱う。このカードを発動するターン、自分は融合・ダークシンクロモンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。自分フィールドの表側表示の、ダークチューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送って発動!墓地のそのモンスター2体を素材として召喚可能な融合・ダークシンクロモンスターを1体ずつEXデッキから特殊召喚する!」
龍亞 SPC 1→0
「融合モンスターとダークシンクロモンスターを連続召喚するだと!!インチキ効果もいい加減にしろ!!」
「レベルマイナス5となった【地縛囚人ストーン・スィーパー】に、レベルマイナス1の【地縛囚人グランド・キーパー】をダークチューニング!大地に取り憑きし妖精よ、その妖しき力で万物を揺るがせ!ダークシンクロ!レベルマイナス6!【地縛戒隷ジオグレムリン】!」
地縛戒隷ジオグレムリン 星-6 ダークシンクロ 攻2000/守1000
「石に囚われし者よ!地に封じられし者と1つとなりて大地を掴め!融合召喚!レベル6!【地縛戒隷ジオグレムリーナ】!」
地縛戒隷ジオグレムリーナ 星6 融合 攻2000/守1000
「モンスターが2体!!」
「【地縛戒隷ジオグレムリーナ】の効果発動!このカードが特殊召喚した場合に発動!デッキから「地縛」モンスター1体を手札に加える!【地縛囚人ライン・ウォーカー】を手札に加える!」
デッキからカードを手札に加える
「二つの効果発動!1ターンに1度、自分フィールドの闇属性ダークシンクロモンスター1体を対象として発動……このターン、そのモンスターは直接攻撃できる!【地縛戒隷ジオグレムリン】を選択!」
「何っ!!」
「バトル!【地縛戒隷ジオグレムリン】でダイレクトアタック!!」
クロウに向かっていく
「トラップ発動!【ゴッドバードアタック】!!自分フィールドの鳥獣族モンスター1体をリリースし、フィールドのカード2枚を破壊する!【BF-蒼炎のシュラ】をリリースし、お前のモンスター2体を破壊する」
炎を纏った【BF-蒼炎のシュラ】によって【地縛戒隷ジオグレムリーナ】と【地縛戒隷ジオグレムリン】が破壊される
「くそ!メインフェイズ2に入り、モンスターをセット!カードを2枚伏せてターンエンド」
龍亞 LP4000 手札2枚 SPC 0
場:セットモンスター×1
伏せカード:2枚
[俺のターン!!」
龍亞 SPC 0→1
クロウ SPC 1→2
「永続トラップ【フルスロットル】!互いのスタンバイフェイズ時に自分のスピードカウンターの個数を1つ増やす!
龍亞 SPC 1→2
「俺は【BF-極北のブリザード】を召喚!!」
BF-極北のブリザード 星2 チューナー 攻1300/守0
「極北のブリザードの効果発動!カードの召喚に成功した時、自分の墓地のレベル4以下の「BF」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する!」
「それにチェーンして【増殖するG】を捨てて効果発動!相手がモンスターの特殊召喚する度にカードを1枚ドローする」
墓地に送った瞬間、黒い靄が現れ、光る2つの眼光が無数に現れる
「うわっ!!何だこれ!!」
思わずバランスが崩れそうになるクロウ
「「きゃああああ!!」」
モニターで見ていたアキと御影は悲鳴を上げる!!
「何てモンスターを使っているんだよ!」
「いいじゃん!別に……続ける?」
「当たり前だ!効果で【BF-蒼炎のシュラ】を守備表示で特殊召喚!!」
【BF-蒼炎のシュラ】が現れた
「ワンドロー!!」
「レベル2の極北のブリザードにレベル4の蒼炎のシュラをチューニング!漆黒の力!大いなる翼に宿りて、神風を巻きおこせ!シンクロ召喚!吹きすさべ、【BF-アームズ・ウィング】!」
BF-アームズ・ウィング 星6 シンクロ 攻2300/守1000
「ワンドロー!!」
「よし!シンクロ召喚に成功したぞ!」
「バトル!アームズ・ウィングでセットモンスターに攻撃」
セットモンスターは【灰流うらら】だった
灰流うらら 星3 チューナー 攻0/守1800
「アームズ・ウィングの効果!このカードが守備表示モンスターを攻撃する時、このカードの攻撃力は500アップし、貫通ダメージを与える!!」
モンスターが破壊される
龍亞 LP4000→3000 SPC 2→1
「どうだ!ターンエンド!」
クロウ LP4000 手札3枚 SPC 2
場:BF-アームズ・ウィング
伏せカード:1枚
「俺のターン!ドロー!」
龍亞 SPC 1→2
クロウ SPC 2→3
「やるね……けど【増殖するG】の効果を含めて手札は4枚……さらに永続トラップの効果を含めてSPCは3つなる!」
龍亞 SPC 2→3
「さらに俺は【SP-エンジェル・バトン】を発動!スピードカウンターが2つ以上ある時、デッキ2枚ドローし、その後手札を1枚墓地へ送る!」
カードを2枚ドローして、1枚墓地に送った
「クロウ!貴方に面白いものを見せてやるよ」
「ん?」
「永続トラップ【フルスロットル】を手札に戻すことで、このカードを墓地から特殊召喚する!現れよ!!【BF-精鋭のゼピュロス】!!」
BF-精鋭のゼピュロス 星4 攻1600/守1000
「ブラックフェザーだと!!何だそのモンスターは!?俺は知らないぞ!!」
「これは俺が制作したカードの一枚だよ」
「何だと!!」
「これでも天才カードデザイナーって呼ばれているんだ……このカードを含めて、ほかのブラックフェザーやアサルトブラックフェザーシリーズも制作したけど、没なったけどな」
「……」
「よし……次は」
「ちょっと待て!!」
クロウが叫ぶ
「お前、ほかにもブラックフェザー制作したと言ったな」
「そうだけど」
「何で没になった!!」
「そんなの知らないよ……担当者に聞けよ!!というかそんなの関係ないだろう!!」
「俺には関係あるんだよ!!その担当者の名前を教えろ!一言文句を言わないと気が済まねぇ!!」
「(ああ、これ言わないと、次に進まないな)」
心の中でそう思う龍亞であった