俺、○○になっちゃった!! 作:シグナー信者
今後も頑張りますので、よろしくお願いいたします
「遊星も来てたんだ!」
「どうしてこんな所にいる?子供が来るような場所じゃないぞ!」
「ちょっとね」
「龍可はどうした?」
「留守番してる」
後ろから天兵が来て、遊星たちを見る
「おい龍亞…あれ…マーカーだよな」
「大丈夫だよ…それに俺と龍可のデュエルディスクをカスタマイズしてくれたんだよ」
「なんだいボクたちは?」
「皆、遊星の友達なの?」
「ああ…俺を匿ってくれたトップスの子供だ」
「俺…龍亞。こっちは天兵」
「ど、どうも」
「(龍亞だと)」
雑賀は名前を聞いて考え込む
「それよりも遊星…出ていくなら一言言ってからでもいいのに」
「すまない」
「せっかく渡したいカードがあったのに」
「カード?」
「うん」
すると
「おい…相手はもう待っているぞ。早くしろ」
龍亞たちを案内したおじさんが来た
「ああ、ごめん。じゃあ後でね」
そう言って龍亞はデュエルが行われる場所に向かった
「お前が二人をこの場所に」
遊星はおじさんに詰め寄る
「私はただ」
「一体なんの用でここに来たんだい?」
矢薙が天兵に聞く
「俺たち…黒薔薇の魔女をデュエルで倒す為に探していたらこのおじさんが魔女の居場所を知っているって」
「黒薔薇の魔女だと」
「雑賀、知っているのか?」
「ああ」
「そしたらある人とデュエルして勝ったら教えてくれるって、けど龍亞が負けたらイラストを一枚制作してくれって」
「イラスト?」
「そうか…思い出したぞ!」
「何がだ…雑賀?」
「龍亞って名前どっかで聞いたことがあると思ったがとんでもない大物と出会うとはな」
「何か知っているのか?何でも屋」
「ああ…天才カードデザイナーと呼ばれている子供がいると知っていたが…それがあの子だったとはな」
「そんなにすごいのか?」
「ああ、そう既に何枚ものカードが採用されているだけでなく、あの子が制作したブラマジガールのイラストがネットオークションで数億円で落札された伝説があるんだ」
「す、数億円じゃと!」
「まじかよ…遊星…知っていたのか」
「いや…俺もそこまでの人物とは知らなかった」
「お前、それを知っていてあんな事を言ったんだな。魔女の居場所を知らないのに」
「どういうことだ?」
「貴様の事だ…勝ったとしても適当に教え、負けたらあの子の書いたイラストを売るつもりだったんな」
「え?」
「あの子がデュエルする相手、借金取りの人物だ」
「わかるのか?」
「ああ、何度も目撃しているからな……大方勝ったら減額って条件でデュエルするつもりだっただろうが、あの子を見つけて、変わりにしてもらうつもりだったんだろう」
「いや…それは……」
図星だったのか、おじさんは明らかに動揺していた
「どうやら本当らしいな」
「貴様!」
「本当に知らないの?」
天兵が詰め寄る
「ええと……」
「それじゃあ、あの龍亞って子を引き留めないと」
「いや…もう遅い」
遊星たちが視線を向けるとデュエルが始まっていた
「……今は見守るしかないな」
そう言って遊星たちは傍に近づき、デュエルの行く末を見守る事にした
「(とりあえずこいつは後で絞めておくか)」
「ほう、貴様があいつの代理か」
「代理?」
「悪いがガキでも手加減はしないぞ!」
「手加減はしなくてもいいよ」
「そうか……ならやるぞ」
そう言ってお互いにデッキをセットしデュエルディスクを起動させる
「「デュエル!!」」
龍亞 LP4000 手札5枚
借金取り LP4000 手札5枚
「先行はもらう……ドロー!!」
借金取りがカードを引き、手札を確認する
「あはははは!どうやら貴様は終わりのようだな」
「え?」
「俺は手札の獣戦士族の【ブラッド・ヴォルス】と機械族の【可変機獣ガンナードラゴン】の二体をゲームから除外!【獣神機王バルバロスUr】を特殊召喚!」
獣神機王バルバロスUr 星8 攻3800/守1200
「いきなりこんなモンスターを」
「さらに【獣神機王バルバロスUr】をリリースし、【偉大魔獣ガーゼット】をアドバンス召喚!」
偉大魔獣ガーゼット 星6 攻0/守0
「このモンスターの攻撃力はリリースしてモンスターの2倍の攻撃力になる!よって攻撃力は!!」
偉大魔獣ガーゼット 攻0→7600
「…攻撃力7600」
「カードを2枚伏せてターンエンド!」
借金取り LP4000 手札0枚
場:偉大魔獣ガーゼット
伏せカード:2枚
「俺のターンドロー!」
「リバースカードオープン!【最終突撃命令】!これでお前はもうモンスターを守備に出来ない!さらに俺の伏せカードは【聖なるバリア -ミラーフォース-】だ!もう勝ち目はないぞ!」
「……」
カードを発動しようとした時、ふと視線を向けると遊星たちが見えた
「(……ちょうどいいや…遊星に渡すカードを披露するか)」
「ファイナルターン!!」
「何っ!?おいガキ!今のはどういう」
「そのままの意味だよ!貴方はこのターンで終わりだよ」
「何っ!!」
「俺は手札からトラップカード【無限泡影】を発動!!」
「手札からトラップだと!!」
「このカードは自分フィールドにカードが存在しない場合、手札から発動できる。相手モンスター1体の効果をターン終了時まで無効にする!【偉大魔獣ガーゼット】を選択し効果を無効!」
空から青い稲妻が【偉大魔獣ガーゼット】に当たる
「【偉大魔獣ガーゼット】の攻撃力7600は自身の効果によるもの。だが効果が無効になったことでそのモンスターの攻撃力は」
偉大魔獣ガーゼット 攻7600→0
「攻撃力0だと!!」
「そして手札からマジックカード【おろかな埋葬】を発動!この効果でデッキからモンスターを1体墓地に送る。俺が送るのは【フルスピード・ウォリアー】」
「【フルスピード・ウォリアー】だと!」
「あれってあんちゃんの使っている【スピード・ウォリアー】とは違うのかい」
「ああ」
「そしてチューナーモンスター【ジャンク・シンクロン】を召喚!」
ジャンク・シンクロン 星3 攻1300/守500
「【ジャンク・シンクロン】の効果は発動しない!さらにマジックカード【死者蘇生】を発動!この効果で、俺はさっき墓地に送った【フルスピード・ウォリアー】を特殊召喚!」
フルスピード・ウォリアー 星2 攻900/守400
現れたのは白いスカーフが巻いているスピード・ウォリアーが現れた
「【フルスピード・ウォリアー】の効果発動!このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動でき、デッキから【ジャンク・シンクロン】または【ジャンク・ウォリアー】のカード名が記された魔法・罠カード1枚をデッキから手札に加える。この効果で手札に加えるカードは【スクラップ・フィスト】」
「【ジャンク・ウォリアー】の攻撃名と同じマジックカードだと!?」
「俺はレベル2の【フルスピード・ウォリアー】にレベル3の【ジャンク・シンクロン】をチューニング!シンクロ召喚!来い!レベル5!【ジャンク・ウォリアー】!」
ジャンク・ウォリアー 星5 シンクロ 攻2300/守1300
「そしてさっき手札に加えたマジックカード【スクラップ・フィスト】を発動し、バトル!!【ジャンク・ウォリアー】で【偉大魔獣ガーゼット】を攻撃!!」
【ジャンク・ウォリアー】が【偉大魔獣ガーゼット】に向かって行く
「はっ!!とんだミスを犯したな!伏せカードの事を忘れたのか!!」
「あははは…俺がミスだと…とんだロマンチストだな」
「何っ!」
伏せカードを発動しようとしたが、反応がない
「っ!?なぜ反応しない!!」
「それは俺が発動した【スクラップ・フィスト】の効果だよ。このカードは発動ターン、相手モンスターとの戦闘時のみ、【ジャンク・ウォリアー】に5つの効果を付与する。1つ、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。2つ、【ジャンク・ウォリアー】が守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。3つ、相手が受ける戦闘ダメージは2倍になる。4つ、【ジャンク・ウォリアー】はこのターン戦闘では破壊されない。5つ、戦闘を行った相手モンスターはダメージステップ終了時に破壊される」
「な、何だと」
「これで貴方が伏せている【聖なるバリア -ミラーフォース-】は発動できない!そして戦闘ダメージ2倍!ということは……」
「そ、そんな」
「では改めてもう一度!スクラップ・フィスト!!」
【ジャンク・ウォリアー】の攻撃により【偉大魔獣ガーゼット】が破壊される
「ぐおおおおおお!!」
衝撃により借金取りは後ろに吹っ飛ばされた
借金取りLP4000→0
「…龍亞」
デュエルが終わり、遊星たちが近づいてきた
「まさかワンターンで倒すとはな」
「すごかったよ龍亞」
「たまげたよ」
「えへへ」
「龍亞…今のデュエルで使ったカードは?」
「俺がデザインしたカードだよ……はい」
そういうと龍亞はさっきのデュエルで使った【フルスピード・ウォリアー】と【スクラップ・フィスト】の2枚と遊星に差し出す
「この2枚、遊星にあげるよ」
その言葉に遊星は驚く!
「いいのか?」
「うん!俺と龍可のデュエルディスクをカスタマイズしたお礼だよ」
そう言ってカードを受け取る遊星
「わかった…大切に使わせてもらう」
「それより遊星…その手に持っているのってフォーチュンカップじゃん!遊星も出るの?」
「ああ」
「そうか…もし対戦することになったら、次は負けないよ」
「……」
「ねえ天兵…あのおじさんは?」
「そのことなんけど……」
天兵が説明しようとした時
「っ!!うう」
遊星が右腕を押さえ膝まづく
「遊星、どうしたの?」
「あんちゃん」
「あの時と同じだ!」
「あの時?」
「赤い竜が現れた時…」
その言葉に矢薙、氷室、雑賀の3人は驚いていると、地響きが起こり
「うわわわ」
「魔女だ!」
「魔女!?」
「出たの!?どこどこ」
遊星が前に視線を向けると
「魔女だ」
「消されるぞ!逃げろ」
人々が逃げていく
「魔女だって」
「あいつが来ているのか」
「あいつ?」
「巻き込まれるぞ!逃げた方がいい」
すると地面から茨が現れ、建物の壁に突き刺ったり、地面をえぐる。そして茨を地面を壊しながら遊星たちに向かってくる
「「「「「「うわあああ」」」」」」
その衝撃に遊星と龍亞は何とか避けたが、ほかの4人は吹き飛ばされ、地面に倒れる
「うっ」
遊星は右腕を押さえながら前を向くと、煙の向こうにドラゴンのシルエットが見えた
「ドラゴン?…うっ」
遊星は右腕の服をめくると、赤い痣が光っていた
「痣が」
「あんちゃん」
「おい…こんなのあったか」
「これがシグナーの印だよ…竜の痣なんだ」
すると突然強い光が放たれ、龍亞は方向に視線を向く
「(ブラック・ローズ・ドラゴン)」
すると遊星がその方向に走り出す
「遊星」
龍亞も追いかける
「…っ!?」
近づくとドラゴンのシルエットが消える
「……魔女」
煙が晴れると仮面をつけた人物が居た
「(十六夜アキ)」
「黒薔薇の魔女…本当に居たんだな」
「おったまげた」
「………はっ!!」
魔女は遊星の痣に気付く
「お前も……」
その言葉に遊星は自分の痣を見る
「…お前も?」
遊星は魔女に近づく
「忌むべき印だ!!」
魔女はデュエルディスクにカードを置く。すると強い光と共に強風が起こる
「うう」
全員が飛ばされないように腕で顔をガードし、その場に踏ん張る
「(すごいパワーだ)」
そして光と強風が止むと魔女は消えていた
「いない」
「今の何だ!?ソリットビジョンなのに、何でマジックカードのパワーでわしらまで吹っ飛ばされた!?」
「本当に…本当に居たよ」
矢薙、氷室、雑賀の3人は今の出来事に驚き、天兵は恐怖のあまり泣きそうになる
「お前を見た魔女の反応…気になったが」
「……」
遊星は右腕を見ると
「消えてる」
痣が消えていた
「なんで!もったいない」
「きっと……あの魔女にも痣がある」
その言葉に龍亞以外が驚く
「お前も…と魔女は言ったんだ」
こうして衝撃の一日が終わる。そして新たな戦いが始まろうしていた