俺、○○になっちゃった!! 作:シグナー信者
今後ともよろしくお願いいたします
「これで良し!」
フォーチュンカップが行われる会場に、遊星、矢薙、氷室、天兵、それぞれに変装した龍亞と龍可がいた
「龍可にそっくりでしょ!皆」
「流石…双子!全然わかんないよ」
「なあ、絶対にばれないでしょう。龍可」
「どうだか」
「じゃあ、遊星…行こうか」
「ああ」
遊星と龍亞は会場の地下に向かった
「(遊星…このフォーチュンカップ…何か仕組まれたものに違いない!気を付けろ)」
氷室は心の中で警告し、見送るのであった
『デュエル・オブ・フォーチュンカップ開幕』
会場では、MCの声と共に開会式が始まり、レッド・デーモンズ・ドラゴンと共にD・ホイールに乗って登場したジャック・アトラスが現れた
「キングは一人!この俺だ!俺とデュエルするのは誰だ!」
『キングとのドリームマッチを掛けて、幸運のチケットを手に入れたデュエリストたちよ!いざここに!!』
床が開き、下からせり上がってきた8人の出場者たちが、観客たちの前に現れ、モニターに顔が映し出される
「おい!マーカー付きがいるぞ」
「本当だ」
遊星が映し出されると、観客がざわつき始めた
「…遊星」
「心配するな」
遊星が気にしないでいた
「お集まりの諸君!」
出場者の一人がMCのマイクを奪い
「私の名はボマー!ここに立つデュエリストとして、諸君が一体何を見ているのかを問いたい!」
演説を始めた
「この男は我々と同じ条件で選ばれた紛れもないデュエリストだ!カードを持てばマーカーがあろうがなかろうが皆同じだ!この場に立っていることに何ら恥じるものはない!むしろ下らぬ色眼鏡で彼を見る諸君らの言葉は、暴力に他ならない!」
演説が終わると、ゴドウィン長官が拍手を始めたことで、会場中が大きな拍手に包まれた
「(すごいな…この人)」
その後、問題なく開会式が進み、抽選が行われ、第一試合は龍亞とボマーに決まった
開会式が終わり、選手たちは控室に集まっていた
「……」
龍亞はソファーに座っていたが、
「(やばい……緊張してドキドキが止まらない)」
内心穏やかではなかった。それもそのはず、前世はもちろん龍亞になった今もそうだが、これだけ大きな会場と大勢の観客の前でデュエルするのは初めてなのだ。緊張するなというのは無理である
「……龍亞」
その様子を見ていた遊星が声を掛ける
「緊張しているのか」
「…うん……遊星も」
「……ああ。だがそれ以上に楽しみなんだ」
「楽しみ?」
「…龍亞はそうじゃないのか」
「……」
「カードを信じ、楽しんでこい」
「うん!ありがとう遊星!行ってくる」
そう言うと龍亞はデュエル場に向かった
『さあ、第一試合のデュエリストを紹介しよう!おそらく全世界のキッズが彼女を羨ましく思っていることだろう。参加最年少の少女!龍可』
龍亞が会場に現れると歓声が上がる
『それに対するは…先ほどの熱い言葉が印象的な黒き暴風!ボマー!』
そしてボマーも現れた
『デュエルはスタンディングで行われる……まずは握手!』
二人は握手する
「楽しいデュエルにしよう」
「女の子と聞いていたが、なにやら男の子のようだな」
「あはは、よく言われるよ」
「(やっぱりばれそうじゃない)」
観客席で見ている龍可は心の中でそう思っていた
『さあ、デュエルの時間だ!両者デュエルディスクを起動してくれ』
両者デュエルディスクを起動する
「「デュエル!!」」
龍亞 LP4000 手札5枚
ボマー LP4000 手札5枚
「私の先行だ!ドロー!」
ボマーの先行でデュエルが始まる
「私は【マジック・リアクター・AID】を攻撃表示で召喚!」
マジック・リアクター・AID 星3 攻1200/守900
「カードを2枚伏せてターンエンド!」
ボマー LP4000 手札3枚
場:マジック・リアクター・AID
伏せカード:2枚
「俺のターン」
龍亞は自分の手札を見る
「(やばい…若干事故ってる…………とりあえずカードを引くか)…ドロー!!」
ドローしたカードを見る
「(…これなら)俺はマジックカード【強欲で金満な壺】を発動!自分のエクストラデッキからカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動。除外したカード3枚につき1枚、デッキからドローする。ただしこのターン、俺はカードの効果でドローできない」
「ならばこちらも【マジック・リアクター・AID】の効果発動!1ターンに1度、相手が魔法カードを発動した時に発動できる。その魔法カードを破壊し、相手ライフに800ポイントダメージを与える!マジック・リアクト!」
【マジック・リアクター・AID】が龍亞にミサイルを発射しようとするが……【マジック・リアクター・AID】が破壊された
「……何っ!なぜ私のモンスターが破壊された!?」
「それはこのカードの効果さ」
そう言って手札の【PSYフレームギア・γ】を見せる
「自分のフィールドにモンスターが存在せず、相手モンスターの効果が発動した時に発動!そのモンスターの効果の発動を無効にし破壊!そしてこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の【PSYフレーム・ドライバー】1体を選んで特殊召喚!!」
龍亞のフィールドに2体のモンスターが現れた
PSYフレームギア・γ 星2 チューナー 攻1000/守0
PSYフレーム・ドライバー 星6 攻2500/守0
『なんてことだ!ボマーのモンスターを破壊するだけでなく、モンスターを2体も召喚した』
「【強欲で金満な壺】の効果を処理!エクストラデッキからカード6枚除外!カードを2枚ドロー!!」
カードを2枚引く……そしてエクストラデッキを確認した
「(マジかよ)……そのままバトル!【PSYフレーム・ドライバー】でダイレクトアタック!」
【PSYフレーム・ドライバー】がボマーに向かって行く
「カウンタートラップ発動!【攻撃の無力化】!!」
【PSYフレーム・ドライバー】の攻撃が渦に吸い込まれた
「モンスターの攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する!」
『【攻撃の無力化】の効果によりバトルは終了!ボマーにダメージを与える事は出来ず』
「メインフェイズ2に入り、俺は【灰流うらら】を守備表示で召喚!!」
灰流うらら 星3 チューナー 攻0/守1800
「カードを2枚伏せてターンエンド……そしてこの瞬間、【PSYフレームギア・γ】の効果により、このカードと【PSYフレーム・ドライバー】は除外される」
龍亞 LP4000 手札3枚
場:灰流うらら
伏せカード:2枚
「私のターンドロー!……なぜシンクロ召喚をしなかった?」
「……」
「なるほど……さっきの【強欲で金満な壺】の効果で、シンクロ出来るシンクロモンスターが除外されたか」
「……そうだよ」
『これはなんという不運だ……』
「だが手加減はしない!私はマジックカード【融合】を発動!手札の【炎帝テスタロス】と【スフィア・ボム 球体時限爆弾】を融合する」
「(…融合モンスターが来る)」
龍亞は手札にあるカードを見て、そのカードに手を掛ける
「……」
だが脳裏にある言葉が蘇る
「(約束したよね…私の見ている前でそのカードは使わないって)」
龍可の言葉に動きを止めるが……覚悟を決める
「会場の皆!!」
龍亞が大声で叫ぶ
「俺はあるカードを発動する!!耳や目を塞いでくれ!!」
その言葉に会場が困惑する。一部の人を覗いて
「チェーンして手札から【増殖するG】を墓地に送り、効果発動!!」