文化祭で出す小説です。
評価がよければ連載しようと思います。

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二人の異世界召喚

突然だが俺は異世界に召喚されたらしい。

何故そう思うのかというと、どこを見まわしても見たことのない場所だからである。

それだけで異世界というと勘違いかも知れないが大陸が浮いているのを見て現実世界だと言い張るのはおかしいと思う。

さらにワーウルフが我が物顔でジャージの女の子を一方的に口説いていたりなど絶対にしないだろう。

「なー嬢ちゃん、俺たちと一緒に面白いとこ行こうぜ。絶対に悪い思いはさせないからさー?」

「そうだぜ、俺たちはお金がいっぱいあるからどこにでも釣れって言ってあげるぜ」

金であの少女をたぶらかそうとしているらしい。

「お断りときます、私、、右も左もわからない場所に放り出されて獣臭い男の人についていくほど頭は腐ってませんから」

その言葉に怒りを覚えたらしくワーウルフたちは怖い顔をさらに怖くゆがませ少女にむかって鋭い爪を振り下ろそうとした。

「誰が獣臭いだガキが!」

だが振り下ろされようとした爪は俺の投げた手のひらサイズの石によって持ち主ごと後ろへとはじかれた。

もう一人のワーウルフはすでに少女に組み伏せられていた。

「びっくりだな、ただの女の子かと思ったけど絶対に違うよな?なにせワーウルフを組み伏せれる只の少女がいるわけないもんなしかもそんな細い腕でしかも魔法も使ってないときた」

魔法を使うとたいていの奴は部分的のオーラをまとっていたりする。

ちなみに例外として魔法に特化したもの賢者は見えないようにすることが出来たりする。

「そう言うあなたは、何者?」

「俺は吸血鬼の黒騎 詩音」

「だからあのわんこの腕をはじけるほどの投擲が出来たわけね」

「こっちは名乗ったぜ、そろそろ君の正体教えてもらいたいな」

「私は九尾の妖狐のハーフの宮藤 魅輝」

九尾のハーフか、珍しいな。

俺の元いた世界はゴブリンやワービースト、鬼に至るまでいろんな妖魔たちが人とが共存する世界に住んでいた。

お互いに規律を守り、平和に暮らしていた。

中には平和を望まぬ連中もいたようだがそれでも共存への賛成派は多かった。

「ありがとよ。それと俺はこれからこの森を抜けて町まで行くつもりだがどうする?」

「あなたといれば安全かしら?」

「さぁ、これから行く場所はどんなとこかは分かんないしもしかしたら後ろの奴みたいに危険かもしれないぞ」

俺がそう言うと宮藤は回し蹴りの要領で後ろのワービーストの腹をけりぬいた。

「ご忠告、ありがと。だけどあなたといたら面白そうな気がするから一緒についていくわ」

「もしかしてあなたも異世界人だったりするわけ?」

ここで違うならだいぶ頭のおかしいやつだと思われるかもしれないが聞かなくてはいけないことである。

「もしかしてあなたも?」

「元いた世界の年号は?」

「安久」

「大統領の名前は?」

「玄武の亀堂 佳乃」

「四天王の名前は?」

俺のいた世界では人間側に2人妖魔側に2人世界のバランスを保つものがいる。

ちなみに人と妖魔の共存を提案したのもこの4人である。

「吸血鬼の 吸血王 アイリス・ヴァンプ・ブラッド」

「あと3人は?」

「人間の 大賢者 ベン=ユグドラシル」

「あと二人」

「ドラゴンの 竜王 カイン・リヴァイア」

「あと一人、これでラストだ」

「人間の 戦王 桂城 明斗」

「4人とも正解だ。ここまで一緒なら同じ世界の住人かもな」

「そうかもね」

俺は近くに生えていた手ごろな木の枝を折り地面に突き立てた。

手を放した瞬間木の枝は東の方向へと倒れた。

「よし、むこうに進もう」

そんな適当にいく方向を決めて進んでいくのであった。

 

 

 

俺たち2人は東にむかって進んでいった。

「そういえばこんなこと聞くのは無粋かもしれないけど、どんな状況でここに飛ばされたんだ?」

「私は朝のランニングの途中でこっちに飛ばされたわ。ちなみにあなたは?」

「俺は起きたらこっちに世界に来ていた」

お互いにどのような状況でここにきてしまったかを放してるうちに森を抜け市場のような場所にたどり着いた。

「一応、市場にたどり着いたみたいだけどどうする?」

「とりあえず言葉が通じるのは、さっきのわんこ達で分かったから今度はお金が通じるか試してみましょ」

「別にいいけどいくら持ってんの?」

「ちょっと待ってね。.......20円よ」

「俺は30円だ」

「合わせて50円か」

「さて、とりあえず50円で買えそうなものを見つけてみようかな」

俺は近くの屋台を見て周り50円ぐらいで買えそうなものを探してみた。

単純に値札を見ればだいたいわかりそうなものだがどうもなんて書いてるのかが全く分からない。

「とりあえずこのリンゴのようなものにしとくか?」

「そうねリンゴ1つなら50円あれば買えるでしょうし」

「おじいさんこの硬貨って使えるか?」

俺はそう言って眠たそうな眼をしたおじいさんに10円玉を見せた。

「なんじゃこの硬貨?こんなの見たことないぞ。小僧こんなものは持っとらんのか?」

そう言っておじいさんは見知らぬ硬貨を取り出した。

「こんな硬貨は生まれて初めて見たと思う」

「そうね私も見たことないわ」

「珍しい人たちだねーどこから来たんだい」

「起きたら森の中に」

「朝のランニングの途中できずいたら森の中に」

「何とも摩訶不思議な方法でここに来たんだね」

「勝手に来てしまっただけだけどな」

「その様子だと一文無しぽいな」

「たしかに一文無しだ」

「右に同じく一文無しよ」

「それならわしは今なぜか気分が珍しく良い、だからリンゴ一つくらいならタダで上げるぞ」

そう言っておじいさんはリンゴを俺に1つわたしてくれた。

「仲良く分けるんじゃぞ」

「そうだおじさん手っ取り早く稼げる場所ってないのかここらへんで」

「そうじゃのたしか広場で腕自慢やってたはずじゃたしか最後まで勝ち抜けば賞金100万ギルだったはずじゃ」

「100万ギルってどれぐらいなんだ?」

「この国の王直属の私兵団の1年の給料ってところかの」

「ありがと、おじいさん。よし広場まで行くぞ」

「ちょっと待ってよ」

俺は宮藤の手を引っ張りながら広場まで走り出した。

 

 

広場に着くとごつい人間のおっさんや鬼などがそれぞれ腕相撲をしていた。

「よしついた。どうする宮藤、参加するか?」

「私はやめとくはあなたにここまで引っ張られてきたせいで疲れているし私そこまで腕相撲強くないし」

「そうか、ならどっかで観戦しとけよ。手っ取り早く終わらせてくるから」

俺はそう言って後ろの宮藤に手をふりながら大会参加受付に行ってきた。

さらにラッキーなことに飛び入り参加は大歓迎らしい。

俺は受付の大会参加用紙に名前を書き込み近くにいた受付の人にわたした。

「これなんて読むんですか」

そう言えばここでは日本語とか英語とか書いてもわからないんだった。

「シオンだ、よく覚えた置けよ。この大会で一番とる男の名前だ」

俺がそう言うと周りの人間より2回りほどでかい男が寄ってきた。

「お前が一番とるだと?」

「そうだが何か文句でも?」

「あぁ、文句があるぜ。お前が一番なんて身の程を知れってな」

「そんなこと言ってていいのか?足元すくわれるぜ」

「お前が俺の脚をすくうだと?そうなの絶対無理だな」

そう言った瞬間その男の足めがけて足払いを放った。

「なぁ!」

男の巨体は見事に宙を舞い男はしりもちをついた。

「ほら足元すくわれただろ」

「くっ!」

男は怒りで顔を赤く染めながら人ごみの中に紛れていった。

「シオンさんⅮの3番テーブルであと2分後にあなたの勝負が始まりますお早くⅮの3番テーブルまで」

「あと2分?!」

「はい、あと2分です。なので早くDの3番テーブルまで早く向かってください」

俺は勝負を無駄にするわけにはいかないので目的地まで走り出した。

 

 

 

 

目的地のDの3番テーブルに着くと暇そうに待つゴブリンの男が苛立ち気に指で机をたたいていた。

「まだか?俺の対戦相手は」

「待たせてすまなかったな俺が対戦相手だ」

「なんだお前みたいなガキが相手か?」

「そうだぜ。簡単にかたずけてやるから早く用意しな」

俺が机の上に腕を置くとゴブリンの男も腕を置いた。

「お前みたいな生意気なガキは俺が5秒でかたずけてやる」

「なら俺はお前を3秒で倒してやるぜ」

お互いに悪態を吐いた後ディーラーが組み合った俺たちの手に手を重ねた。

「互いに正々堂々一生懸命に腕相撲を行うこと」

「OK!正々堂々3秒でかたずけてやるからさっさと始めようぜ」

「その減らず口絶対に黙らせてやる」

「それではレディー...ファイト!」

その声とともにゴブリンの男は俺の腕を倒そうと力を込めるが俺の腕は微動だにしない。

そして掛け声から3秒後、俺は相手の腕を机にたたきつけた。

「勝負あり!勝者シオン選手」

「どうだ3秒でかたずけただろ」

「そんな馬鹿な俺がこんな人間のガキ風情に!」

「それは間違いだぜ俺は吸血鬼しかも世にも珍しくも親祖の一人だ」

「そんなこんなガキが親祖だと!」

「あぁ、だだし異世界のな」

「シオンさんお話し中、失礼ですが次の対戦会場まで向かってください。お次はDの10番テーブルです」

「わかりました」

俺は次の対戦場所まで走って向かった。

 

 

 

次の対戦相手はオークの大男が相手だった。

「また今度はひょろっこいやつが相手だな」

「見た目で判断するのはどうかと思うぞおっさん。前の対戦相手も確か似たようなこと言ってた様な気がするぞ」

「そうか、なら柄ではないけどそいつの敵でもとってみるかな」

「なら俺はお前をこの勝負で終わらせてやるよ」

俺たちはお互いに手を握り腕を机に置いた。

「レディーファイト!」

俺は掛け声とともにオークの大男の腕を机にたたきつけた。

「しょ..しょ...勝負あり!勝者シオン選手」

「敵なんて柄でもないことしたから負けたんじゃないのか?」

俺は皮肉交じりにオークにそう告げた。

「いいや違う。俺は完ぺきに実力でお前に負けた、お前何者だ?」

「異世界の親祖だよ」

俺はそう言って審判に次の場所を聞いた後、教えられた次の場所まで走って行った。

 

 

 

 

次の対戦、相手は筋骨隆々の赤鬼だった。

「貴様、吸血鬼だな」

そして出会いがしらに正体がばれた。

「なんでわかったんだおっさん?」

「わしはしがない酒場で用心棒をやってたんだ。そこでのんだっくれや飲み逃げを取り締まってたんだ」

「そこに吸血鬼やらがいたってことか?」

「そうだが?敵でもとるか?」

「いいや、俺は見知らぬやつの敵取るほどできた吸血鬼じゃぁないからな」

「なら正々堂々勝負しようじゃないか」

俺たちはお互いの手を組み肘を机につけた。

そしてお互いに相手の手を握りつぶす勢いで握り締めた。

「レディーファイト!」

その瞬間、踏ん張るために入れた力で地面にクレータができた。

陥没した地面は机ごと陥没した地面に落ちた。

少し下がったフィールドにあわせるように肘を机に置いた。

それだけのことが起こっても俺たちが組み合った手は微動だにせず腕もいっさい動かない。

「やるじゃぁねーかぼうず!」

「あんたこそしがない酒場の用心棒とは思えないくらい力が強いじゃねーか!」

「ばれたかじつはわしは4代目鬼我島連合の大将だ!」

「ならちょっとやそっとじゃ死なないよな?」

俺は少し本気を出すことにした。

黒い髪は腰まで伸び体から出ていた禍々しさは近づくものを許さないかのごとく放出された。

そしてその勢いのままに赤鬼の身体ごと腕を机に叩きつけた。

叩きつけられた赤鬼は気を失い机は壊れ赤鬼の巨体は地面に叩きつけられた。

「勝者!シオン選手!」

あぁ、やっちまったなー。うかつにも4割も力を出しちまった。

「そういや審判、次の対戦場所は?」

俺が審判に呼びかけると審判は気絶した赤鬼の場所まで救急部隊を誘導していた。

「周り被害が少々大きいのであと1時間程度休憩してもらえると幸いです」

「わかりました」

俺は解放した力を元に戻した。

すると伸びた髪は元の長さに戻り放出されていた禍々しさは気にならないぐらいまで小さくなった。

俺はそのまま歩いて宮藤のところまで行った。

 

 

 

 

俺が宮藤のところまで行くと宮藤はりんごを食べていた。

「ただいまというべきかな?」

「ならお帰りというべきかしら?」

お互いに疑問系ながらも帰りの挨拶をした。

「あなたあんなに強かったのね」

一見普通そうに見えるが宮藤は驚いているようだ。

「ちなみにあれでも4割だぜ!」

「ということはあれの2倍以上にもなれるってこと?」

「あぁ、そうだぜ。それとだいぶかっこ悪いこというが膝枕してもらってもいいか?疲れちまった」

「いいわよ別に減るものでもないし。しかも親祖を膝枕するなんてめったにないことだし話しの種になるわ」

「そうかならお言葉に甘えて」

おれは宮藤の顔が見える形で寝転んだ。

「それじゃ、起きたら俺の勇姿見といてくれよ。それで賞金でうまいもん食おうぜ」

「そうね。いっぱい食べましょ」

「それじゃ、これがたちの悪い夢じゃありませんように」

それが異世界での最後の言葉だった。

 

 

 

そろそろ試合の時間だろうか?

そう思い目を開けると自分が通っている学校の保健室のベッドの上だった。

「本当にたちの悪い夢だったのか」

少し悲しいような気もしたが笑ってみた。

するとカーテンの向こうから物音が聞こえた。

「誰かいるのか?」

俺は物音が聞こえた隣のベッドを隠しているカーテンは開けた。

いまさらながら礼儀がなっていなかったと思う。

「誰?」

カーテンの開けた向こうにいたのは夢の中であった少女、宮藤 魅輝だった。

「まさかお前、宮藤か?」

「まさかあなたは黒騎 詩音?」

俺たちはベッドからおり俺たちが少し歩み寄ると俺たちの間に一枚の手紙が落ちた。

そこに書かれていたのは

 

「あなたたちを異世界にご招待します。」

 

 

 

 

 

 

 


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