「ふふ・・・」
「え・・・?」
ある日、俺はたづなさんに呼び出された。それも倉庫群になっている旧校舎に。なんで?
「ティガくん。最近どうですか?」
「どうと言っても・・・」
「では具体的に行きます。女の子との生活には慣れましたか?」
慣れたかどうかで言うと・・・あまり慣れてない。というか慣れたら問題なのでは?俺は男で、女の子と同じ距離感になってしまっては大変だろう。
「あまり慣れたとかは・・・」
「そうですか・・・」
そう言ってたづなさんは黄色いネクタイを解いた。
「ティガくんはあまり心配無いとは思ってますが・・・それでもティガくんは男の子ですし、女の子ばかりの学園にいる苦労と言うのは私では計り知れません。」
「は、はぁ。」
たづなさんはジャケットも脱いだ。ん?
「ねぇ・・・?ティガくん?女の子との生活には慣れたかと聞きましたが・・・女の子自体には慣れましたか?」
「え、えと・・・す、少しは慣れたんじゃないですかね。その・・・一緒にお出かけしたりする友達もいますし・・・」
「その子とは健全なお友達付き合いが出来てますか?」
「で、出来てますよ?」
「本当に?」
「は、はい。」
次はたづなさんはブラウスのボタンを外し始めた。え!?
「た、たづなさん!!?」
「あのね・・・ティガくん。」
「なななななんでしょう!?」
「ティガくんは男の子です。そして女の子の園にいる。そこではティガくんを守るだけではなく、他の女の子達も守る必要があるんです・・・ティガくんから。」
「それは!?!?」
「なので・・・」
たづなさんはブラウスを脱いでスカートに手をかけた。思わず俺は顔を覆った。
「たd・・・たづなさん!?なんで脱いでるんですか!?!?」
「これは必要な事なんです。」
「たづなさん!!??!?!?!?!?」
「ティガくん・・・今から性欲処理をします。」
「えええええええええ!?!?!??!?」
パサ・・・と布が落ちる音がした。指の隙間から見えた景色は、たづなさんがストッキングを脱ぐ光景だった。
「大丈夫。これは他の生徒を守る為ですが、ティガくんを守る為でもあります。もし、もしですよ?ティガくんが我慢できなくなって・・・他の女の子を傷つけてしまったら。ティガくんは学園にいられなくなってしまう。それどころか世間から逃げ回らなくてはならなくなってしまう。」
「そ、そうはならないんじゃないですか?!」
「いえ、きっとそうなります。なので・・・」
ぐい!と顔を覆っていた手を掴まれ、身動きが取れなくなる。そして目の前にはたわわ。マズイ!?!?!マズイですよ!!!!!!!
「大丈夫。ティガくんは。ちょーっと天井を見ていればいいんですよ?すぐ気持ちよくなりますから。」
「マズイですって!!!!マズイですって!!!!」
「マズくないです。必要な事です。」
「だめです!!!!だめです!!!!」
「ダメじゃないです。自分で処理してますか?ティガくんからはそういう気配は感じませんでした。なら、必要なんです。」
俺は両手を拘束され、たづなさんの手が俺の制服のスカートを捲り、やんわりと男のアレを撫でられ・・・股間にたづなさんの顔が近づいていき・・・
「うわあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「わああああああああああああああ!!!!!!!!!」
ガバ。ベッドから起きた。
「はぁ・・・!?はぁ・・・!!はぁ・・・!!?!?」
夢・・・か・・・
「なんて夢見てんの俺!??!?!」
思わずベッドの上で蹲った。俺、性欲限界なのかなぁ・・・するとドタドタと部屋の前に走ってくる音がして、ドンドンとノックされた。
「ティガくん!?ティガくん!!大丈夫か!?すごい声だぞ!!ティガくん!?」
「まずい・・・」
立ち上がって扉を開けようとした。だが、御起立してる俺の男のアレ。マズイ・・・
「すみませんやよいさん!!!大丈夫です!!!」
「そうか・・・?じゃあもう起きたまえ。遅刻してしまうぞ。」
「はい!!!」
御起立してしまったアレはなかなか戻らなかったが・・・20分かけて瞑想し、なんとか鎮めた。うう・・・
「おはようございます・・・」
「おはようティガくん。」
「すぐ朝ごはん作りますね。」
「頼む。」
時間は6時。ご飯は予約で炊いてあるから簡単に塩しゃけ焼いて味噌汁作ろう。
「えーっとしゃけしゃけ・・・」
その時ピンポーンと鳴った。
「たづなが来たな。行ってくる。」
「う・・・」
たづなさん・・・あんな夢を見た後だと顔を合わせづらい・・・せめて発射してないのが救いだ・・・
「おはようございます〜」
「お、おはよう・・・ございます・・・」
「ティガくんたづなにも朝ごはん出してくれないか?」
「わ、わかりました・・・」
グリルでしゃけを焼き、卵焼きも作った。味噌汁も。これでいいだろう。
「美味しそうだ。いただきます。」
「いただきますね〜」
「いただきます。」
3人でご飯を食べる。俺はたづなさんを直視できなかった。
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・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
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・・・・・・・・・
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・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
学園。授業中。俺はどうしても夢が忘れられなかった。直接的な物は無かったものの。あの後続きがあったら・・・
「・・・。」
マズイ・・・夢を忘れろ。今起立してしまったらマズイ。もしも運悪く発射してしまったら学園から追い出される。鎮まれ・・・鎮まれ・・・
「はぁ・・・」
今日はため息ばかりだ。まぁ・・・モンモンしちゃうなぁ・・・そしてお昼休み。
「ティガさん今日はどうしたの?」
「んぇ?」
「ティガ、今日はなんかため息ばかりだよ。」
ケイとヴィルシーナと一緒にご飯を食べてたらそんな事を言われた。うーん・・・
「まぁ・・・ちょっと夢見が悪かったというか・・・」
「そうなの・・・?」
「うん。」
「そう言う時もあるよね。」
「うん・・・はぁ・・・」
そう言ってため息と一緒に、7個目のハンバーガーを食べる。美味い。
「さて、じゃあトレーニング行かないと。」
「うん、おれも。」
「2人とも頑張って。」
「ええ。ご馳走様。」
「ごちそうさま。」
「ご馳走様でした・・・と。」
食器を返却口に戻して、中村トレーナーのトレーナールームに行こうとしたら、たづなさんがいて、目が、合った。
「・・・。」
「・・・?」
たづなさんはちょいちょいと手招きしている。
「・・・?・・・??」
とりあえず着いていく事に。たづなさんは結構歩いて、旧校舎の方まで来て、空き教室の一室に入っていった。これは・・・まさか!?!?俺は身震いした。
「・・・ヤバい・・・」
一向に入ってこない俺を見かねたたづなさんは、空き教室の入り口からにっこり笑って手招きしている・・・食われる?
「ヒィィ・・・」
だが逃げるわけにも行かないので・・・中に入った。たづなさんは椅子を出してきて、座ると俺にも座る様に促した。
「さて、ティガさん。」
「は、はい。」
「ティガさん・・・私をなんか・・・避けてませんか・・・?」
「・・・。」
たづなさんのえっちな夢見たんで!なんて言えるわけない。どうする!?
「朝食の時も、いつもなら顔を合わせてご飯を食べてくれるのに、今日はずっと下を向いたままでした。理事長とは普通だったのに・・・」
「え、えと・・・」
「車の中でも・・・いつもはたくさんおしゃべりしてくれるのに・・・」
「あの・・・」
「私、何かティガさんに悪いことしちゃいました・・・?」
たづなさんは目をうるうるさせてこっちに訴えかけている。どうしよう・・・
「だ、大丈夫です・・・たづなさんは・・・何もしてません・・・」
「じゃ、じゃあなんで・・・」
「い、いえ、こっちの問題なんで・・・」
「こっちの問題・・・?」
「すみません・・・」
「???」
ごめんなさいたづなさん・・・たづなさんがえっちだとは言わないんですが・・・いやえっちだなこの人、よく見たらおっぱいすごいな。いいいいや待て待て待て何を言ってるんだ俺は。
「こっちの問題とはどういう・・・」
「いえ、あの、なんというか・・・」
「ティガさん・・・?」
「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
「ティガさん!?」
「マズイ・・・」
「まずいんですか!?」
どうやって切り抜ける!?多分たづなさんは逃してくれない・・・多分逃げても捕まえられる。そうなったら根掘り葉掘り聞かれて俺がえっちな生徒とバレて学園を追い出される。詰んでる。
「ヒィ・・・」
「だ、大丈夫ですよ。私、どんなことでも受け止めますから。」
「え・・・?」
「大丈夫。ティガさん。私、大丈夫ですから。」
「俺が大丈夫じゃないんで。」
「ティガさん?」
「ぐぅ・・・」
汗をたらたら流しながら考えていると、たづなさんは俺を眺めていて、急にハッとしたあと、顔を赤らめた。え?なに?
「あ、あの・・・ティガさん・・・?」
「え・・・?」
「すみません・・・私が無配慮でしたね・・・」
「え?」
「大丈夫ですよ?私、大人なので。ティガさんのしたいことは、受け止められます。」
「は?」
「立ってください。」
「は、はい。」
椅子から立ち上がった。何をするんだ・・・?と警戒しているとたづなさんは近づいてきて、俺をむぎゅっと抱きしめた。
「!!!!????」
「んっ・・・」
「!?」
ぎゅ〜〜〜〜〜っと抱きしめられて、顔が、たづなさんの胸に埋まる。その時俺は、俺ちっちゃくなったなぁとどうでも良いことを考えていた。
「はい!」
「ぷは。」
「ティガさん?今はこれだけですけど・・・どうしてもってなったら・・・私に言ってくださいね?」
「え・・・え?」
「大丈夫。私、大人ですから。」
「え?」
「ふふ・・・じゃあ私行きますね。」
たづなさんは顔を赤らめたまま、空き教室を出て行った。俺は、困惑したままたづなさんの胸の感触をリフレインするのであった。