出禁のセイヤ   作:久保サカナ

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ムウ様が手を貸してくれたので続きが戻ってきました。

作者の星矢熱がある時にぼちぼち続きます。

何で星矢が呪術廻戦の世界にいるかの説明フェイズに入ります、急展開注意報!!!



出禁のセイヤ 1話 目覚め

 

俺はありふれた聖闘士星矢オタクであった。

 

でもアニメオリジナルは許せないが「ロストキャンバス」の丁寧な世界観と「エピソードG」のインフレっぷりが大好きという自分で言うのもなんだが面倒くさいタイプのオタク。

 

そして、何よりも原作者である車田御大の手による正当な続編「聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話」が車田御大の高齢による体調悪化により天界篇の二番煎じみたいな終わりだったことがどうしても辛かったオタクである。

 

いや、御大もしんどかったんだろうなぁ、とかベルセルクみたいになるよりかは、というのは分かるけれど………

 

 

 

「星矢が神に土下座するの解釈違いです(クソデカシャウト)!!!!!」

 

 

 

これに尽きる、あんな最後を見せられるくらいなら最期まで抗った天界篇の方がナンボかマシだ。

 

 

 

━━━━ 起きるのである(であるー) ━━━━

 

 

 

なんか誰かに呼びかけられた気がした、気のせいか。

 

 

 

━━━━ 目覚めの時は今である(あるー) ━━━━

 

 

 

聖闘士真理矢読んだせいだろうか、あんな風な日常からの非日常なんてそんな漫画じゃあるまいし………

 

 

 

━━━━ ええい!面倒である!!いい加減起きるである!!!(あるー) ━━━━

 

 

 

そう声が聞こえたかと思うと俺の意識も暗転したのだった。

 

 

「う…ここは………?」

 

俺の意識が浮上した時、そこはまるで戦艦の艦橋であった………いや、メカニカルになっているが聖域の教皇の間か?俺の身体は戦艦で言うところの艦長席あるいは教皇の玉座にもたれかかっていた、今まで座った中で1番座り心地が良い。

 

「起きたか?◼️◼️、否、真の名前を取り戻したのだから星矢と呼ぼう」

 

話しかけて来たのは星矢派生作品であるエピソードGアサシンに登場したコクトーだ、俺はまだ夢を見てるのか?

 

「星矢って俺は………あれ?俺の名前は?」

 

名前が思い出せないのではない、今までの名前こそが間違いだったということがはっきりと理解出来るのだ。

 

その瞬間、頭を割れるような…大神ゼウスが女神アテナを産んだ時もこのくらい痛かったのだろうという頭痛が俺を襲った。

 

あまり酷い頭痛に思わず目を閉じると瞼の裏にビジョンが浮かぶ………

 

 

 

降り注ぐ流星

 

 

 

天を裂く彗星

 

 

 

銀河を駆けるペガサス

 

 

 

神を穿つ星の矢

 

 

 

そして仕えるべきアテナ………!!!

 

 

 

そうだ………思い出した………!

 

 

 

「俺が!俺こそが星矢だったんだ………!!」

 

「うむ、神々の記憶消去は解けたようであるな」

 

そう頷くコクトー、しかし現状わからねぇことばかりだ。

 

「なぁ!アテナ…沙織さんはどこだ?瞬に一輝、紫龍に氷河もだ!俺たちはアポロンとアルテミスに神罰を受けた筈だろ?第一にお前サガだろ?何よりもここは何処だ?俺には何で星矢シリーズの記憶があるんだ?」

 

「うむ、最もな疑問である。ではまずはこの教皇宮の外を見るが良い」

 

言われる通りに窓まで歩き外を覗く、すると外には驚きの光景が広がっていた!

 

「銀河が燃えている………!?」

 

窓の外にはかつて俺たちがエリシオンまで通り抜けた神の道が広がっている、しかし、まるでエピソードGレクイエムの世界焼却のように炎上しているのだ。

 

「今、我らが居るのは聖域…否、『多次元宇宙航行戦艦サンクチュアリ号』の内部、黄道十二宮を概念的な守りに置いたことで炎上する神の道を航行出来る唯一の神の船の最奥部にして艦橋、教皇の間である」

 

「待ってくれ、理解が追いつかない」

 

「お前たちが神罰を受けた後…NDと呼ばれる世界における顛末を語るのである」

 

 

 

俺たちが記憶を消されて沙織さんも人間にされた後は当然、神々の誰かが地上の維持管理をしなくてはならなくなる。

 

とりあえずアポロンとアルテミスがその役職に就いたのは良いが…それは今まで神話の時代よりアテナと聖闘士が相手にして来た外敵全てを相手にしなければいけなくなるということだ。

 

アテナと聖闘士がいなくなった今がチャンスとここぞとばかりにギリシャだけではなく世界中の神々が侵略して来たらしい。

 

 

 

「とりあえずハーデスとポセイドンは諦めてねぇよな、エリスとアレスの復活もあるだろうしネメシスも目覚める。アスガルドのオーディンとロキも動くだろうしクロノス…サターン筆頭にティターン神族もいる、ティターン神族が目覚めるならウラノスを頂点に置く旧き神々も動く筈だ。他にもDWの偽神デミウルゴスに劇場版のルシファー、あとはΩのアプスーにパラス、LCだと世界中に神々がいるし、人間だと聖剣戦争も開催されるし直接敵対はせずともカイロスやケールやメーディアや海竜カノンや狂皇アイオロスのように暗躍する連中もいる、ソイツらが全員敵になった世界ってコトか?」

 

「その通りである、地上はまさしく大侵略時代!地上はしっちゃかめっちゃかになりその余波は天界や異なる次元(ネクストディメンション)すら危機に陥らせたほどである」

 

「夢も希望もねぇウィーアー!だな…」

 

 

 

しかし、アポロンとアルテミスはこれらの未曾有の危機にほぼ無策…というかアテナと聖闘士を廃した以上、神話の時代より続いた地上防衛の積み重ねもノウハウも全部パーになった状態で事に当たったらしい。

 

「何で神サマが人間の核捨てたから侵略された国や前政党のマニュアル捨てたから災害に対応出来ない政治家みたいな失敗してるんだよ…」

 

「そもそもオリンポス神のトップが下半身でモノを考えるゼウスである以上神々が愚かなのは仕方ないのである」

 

「うん、スゲー嫌な納得したぜ」

 

ぶっちゃけ沙織さんも知恵の女神というより結果オーライの女神だし…何度それに振り回されたことか!!

 

「オリンポスの神々は慌ててアテナと聖闘士を呼び戻そうとしたのである、しかし、肝心の『パンドラの箱の底に残った希望』を欠いていた以上アテナは降臨せず救いは無かったのである」

 

「『パンドラの箱の底に残った希望』って………」

 

「天馬座の聖闘士、要は星矢、お前である。お前だけは異世界…『聖闘士星矢という物語のある世界』に魂が飛ばされていたのである」

 

「マジかよ…」

 

 

 

どうやらエピソードGシリーズがここでこう絡んで来るらしい………星矢マルチバースで1番インフレが激しい世界線だけどこれからはアレが基準になるようだ………

 

 

 

「でも流石のエピソードGシリーズでも宇宙戦艦は出てねぇぞ?」

 

「それはこれから話すのである、先程のアテナ降臨であったがこの世界のアテナは降臨せずに『完全なる異世界のアテナ…の残骸』がこの世界に漂着したのである、真体(アリスィア)という本体を持つ機械の神の残骸である」

 

「まさかのfate…!?」

 

「そこで神々は召喚に成功した聖闘士たち…真理矢の教皇貴鬼をリーダーにLCの神の船を建造、修復する技能のある聖闘士たちに『アテナの真体を元に多次元宇宙航行が可能な戦艦』を造らせたのである。自分たちが崩壊世界(ロストワールド)を脱出するために」

 

「ノアの方舟かよ、しかも神々が逃げる側!」

 

「しかし、アポロンとアルテミスは逃げずに責任をとる…ケジメをつける気であった。この二柱は船が完成すると我先に乗ろうとしたゼウスらや他の神々を足止めするために崩壊世界に残り船は僅かな聖闘士たちを乗せて出航した、幾重もの次元…数多の世界から失われた『希望』を探し出すために」

 

「その『希望』っていうのが…俺か」

 

「その通りである、先程ようやく異世界からのサルベージに成功したのである………これまでに我らは永すぎる時を費やした!」

 

 

 

サガ…こんな神に屈した俺のためにそこまでして!

 

沙織さんといい色々重すぎるだろ………心底申し訳なくなって来たぜ。

 

 

 





続きは呪術廻戦要素と一緒にカノンにゴールデントライアングルされました。



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