出禁のセイヤ   作:久保サカナ

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続きが一輝兄さんみたいに帰還しました。

説明フェイズがもうちょっと続くんじゃよ。



実際、星矢はプリキュアやCCさくらや異世界転生モノを公式でやってるんだからスパロボやFGOやジオウしてもええやんけ…




出禁のセイヤ 2話 出航

 

コクトーの言葉に胸が熱くなるやら申し訳無いやらの俺だったが、その言葉の中に聞き逃せない言葉があった。

 

「なぁ!僅かな聖闘士たちを乗せて出航したならこの艦には俺以外の聖闘士が居るって事だよな、会わせてくれよ!」

 

するとコクトーは「うむ、『希望』が戻りリソースのめどがついたならばそろそろ封印を解いても問題あるまい」と言うのだった。

 

 

 

「実はな、崩壊世界(ロストワールド)から持ち出せたのはサンクチュアリ号を運用するにはカツカツのリソースであったためこの艦の乗務員は殆どが刻神の権能で自己を封印している。我もこうしてコクトーモードで省エネしつつ艦を運用するのに最低限の機能しか使っていないのである」

 

「星矢がサルベージ出来た以上オレたちもそろそろ元の姿に戻っても良いかな!?」

 

聞き覚えのある声と共に現れたのは黄金の羊…聖闘士真理矢のアリエスだ、元の姿って事は………

 

「もしかしてお前は貴鬼か?」

 

「そうだ、星矢!オレは牡羊座の貴鬼、このサンクチュアリ号と聖衣の修復を担当している!本当に久しぶりだ………」

 

「我と貴鬼はこうして省エネモードで艦をやりくりしてたのである、さて貴鬼。星矢に艦内を案内しつつ設備を復旧するのである」

 

 

 

そして艦長席…教皇の玉座から立ってふたりに着いて行く俺なのであった。

 

なお、貴鬼に「真理矢の教皇はお前なんだからお前があそこに座るべきじゃないのか?」と尋ねると「オレはずっと星矢があそこに座るのを待ってたんだ」と返された。

 

 

「ここが聖闘士と乗員たちが封印されている部屋である」

 

そうして中に入ると部屋の中央には金剛石の砂が止まった砂時計が置かれており周囲にはピクリとも動かない男女の石像が置かれている。

 

「クロノスの権能を一部だけ持ち出せたんだ、さぁ星矢!封印を解くんだ!」

 

俺が一歩足を進めて小宇宙を注ぎ込むと砂時計の砂が落ち出した、そして刻が動き出す男女たち………

 

 

 

「星矢か久しいな、お前なら必ず来ると信じていた」

 

自らを怪異と化し、文字通りあらゆる世界に希望をもたらすべく戦い続ける修羅………「山羊座のシュラ」

 

 

 

「貴方ならば絶対に戻って来られると信じていました」

 

黄道十二宮が人馬宮の主人、黄金聖闘士射手座の星矢の従者………「真の勇者イガ・ゼン」

 

 

 

「オウルのパルティータ、ここに。本当にテンマにそっくりなのですね…」

 

神話時代より女神アテナに仕えた知恵の象徴でもある梟(オウル)の化身………「オウルのパルティータ」

 

 

 

「私がこうしてアテナのために戦えるとはな…」

 

前聖戦のペガサスの師にして白銀聖闘士でありながら黄金を打倒する実力者………「杯座の水鏡」

 

 

 

「やぁ、星矢君。身体の調子はいかがかな?」

 

そして、聖闘士ではないが俺の主治医を務めていた剣闘士(グラディエーター)の1人………「アゾットのパラケルスス」

 

 

 

「星矢…!星矢なのね…!!」

 

俺の戦える理由であり大切な人であり肉親、星華姉さん。

 

 

コクトー(サガ)とアリエス(貴鬼)を含めたら以上の8名が人間のクルーのようだ、兄弟たちがいないのが少し寂しい。

 

 

 

そうしていると突如として圧倒的な…それでいて暖かな小宇宙と共に俺の耳に赤ん坊の泣き声が聞こえて来た…これはまさか…!?

 

気がつくと部屋の奥におくるみに包まれたすみれ色の髪の女児が泣き声をあげていた…この優しく包み込まれるような小宇宙は間違い無い、アテナだ。

 

思わず手を伸ばしてしまうと指をそっと手で掴まれた、するとアテナは泣き顔は何処へやら、キャッキャッと笑い出したのだった。

 

 

 

「アテナも貴方の帰還をずっと待っていたのですよ」パルティータさんが俺にそう声をかける、そして手慣れた様子でアテナを抱き上げると世話を始めた。

 

「星矢、アテナはまだ降臨なされたばかりだ。教皇であるお前が、アテナと最も心を通わせた人間であるお前がアテナに人間としての名前を与えるのだ」

 

そう言うのはシュラだ、シュラだってヨシノに本当は会いたいのだろうに…

 

アテナの名前ならばもうずっと心に決めている。

 

「俺にとってのアテナはただひとり…沙織さんだ、よし貴女の名前はサオリだ」

 

「サオリ様か、良い名ではないか」

 

そうしてサオリさんのお世話をパルティータさんに任せて、名残り惜しいが俺たちは次の設備の確認に向かうのだった。

 

それにしても…沙織さんは血の繋がりがある事さえ嫌なファ◯キュー光政に育てられてしまったせいでワガママ放題の悪い意味でお嬢様に育ってしまい、肝心のアテナとしての教育や小宇宙の訓練はほとんどやっていなかったはずだ。

 

それに聖闘士からの人望…否、神望もZERO通り越してマイナスからのスタートだった、俺も沙織さんのこと大嫌いだったしむしろ姉さんとの再会が目的だったし。

 

だから、そうならないように俺たちでアテナをちゃんと育てる必要がある!育てる人間によってアテナが変わるのはサーシャやヨシノを見てたら分かるからな。

 

 

そして俺たちは艦の内部…機関部や居住施設、情報庫に生産プラントや食糧庫…変わり種ではコロッセオや天体観測室なんてのもあった。

 

しかし、何処か聖域の気配や機能を感じさせる。

 

「元はオリンポスの神々と仕える闘士のための船である。聖域ナイズされているのは聖闘士が建造したからである」

 

そして今コクトーに案内されているのは召喚室、召喚術式(サモンズスペル)を行使するための部屋だ。

 

 

 

「アテナが降臨なされたためこの部屋を使えるのである、アテナの持つ『次元の狭間から闘士を発見して肉体を与える』という権能を行使して仲間を増やすのである」

 

「ようはソシャゲのガチャか」

 

「身も蓋も無い事言えばそうである、でもソシャゲと違い『望んだ者が呼べる』のである。さぁ!アテナと教皇星矢の名において今こそ召喚の時である」

 

コクトーの話では今のアテナの小宇宙ならば2人召喚が可能らしい、実は星矢マルチバースの中でこの聖闘士がいたら良いなぁって思う聖闘士はいる。

 

教皇の補佐にして謀反対策になる祭壇座だ、あとは冥界三巨頭を討ち取った彼女にするか…一輝と迷ったがまだDW勢がいないし彼女ならばムードメーカーも出来るだろう。

 

本当は一輝もだし瞬とか紫龍とか氷河とか魔鈴さんとかアイオリアとか召喚したいが今の俺は教皇、私情に流されるわけにはいかない。

 

パルティータさんが抱いているサオリさんから小宇宙を受け取り(一応裏切り対策でシュラも控えている)、召喚術式を発動させる!

 

 

 

光が収まった時そこに立っていたのは老いてなお衰えを一切感じさせない祭壇座の聖衣を纏った長髪の老人と豊かな金髪に赤いリボンがトレードマークの蠍座の聖衣を纏った美少女であった。

 

 

 

「祭壇座のハクレイ、ここに。ワシのような老骨でもまだまだやれるという事を証明してやろう、教皇としてビシバシ鍛えるからな、小僧」

 

 

「蠍座のエウラリア、ここに。美しいわたくしを最初に選ぶとはさすが伝説の天馬座ですわ!」

 

 

 

俺が選んだのは星矢派生作品からこの2人、どちらもこれからの力になってくれるだろう。

 

 

「さて、一通り見て回ったがこれからの目的を話すのである」

 

教皇の間に戻った俺たちにコクトーが説明を始める、これから始めるのは希望の星を灯しアテナの力と信仰を取り戻す航海であるというのだ。

 

「崩壊世界(ロストワールド)が滅亡した理由として

・パンドラの箱の底の希望(ペガサス)が無かった

・アテナが神格を奪われた

ことが挙げられるのである、そこでこれからの航海では『聖闘士たちの力で希望を灯す』『アテナの信仰を取り戻す』ために『希望を失ったあらゆる世界を巡り滅亡の危機を回避して行く』のである」

 

「つまりFGO第1部やスパロボ、大神や仮面ライダージオウのようなことをすれば良いのですわね!燃えて来ましたわ!!」

 

そう声を上げるのは日本のサブカルチャー大好き聖闘士エウラリア、うん、シュラや水鏡といったお堅い聖闘士の空気を上手く中和しているな。

 

ハクレイは完全に年長者ムーブに回るらしい、他のメンバーは聖闘士の顔を立てている。

 

「ざっくり言うとその通りである、まず最初の世界であるが既に我と貴鬼によって観測済みである」

 

「じゃあ、まずはその世界に向かうべきだな」

 

「こういう時は教皇が号令をかけるものだ、アテナがまだ幼いならば尚更な」

 

ハクレイのアドバイスになるほどと思いながら俺は玉座に戻り初めて着る教皇の法衣とヘルメットを纏い号令を出すのであった。

 

 

 

「抜錨せよサンクチュアリ号!目的地まで全速前進だ!!」

 

 

 





次回より「罪廻と呪いの國 日本 神罰の鬼神」編がスタートします。

とりあえず続きは和菓子がフリージングコフィンして天秤宮に不法倒置してあるのを溶かしてる最中なのでゆっくりお待ちください。



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