出禁のモグラの二次創作目当てで来てくれた人すみません!
でも「そういえば星矢もあの世を出禁になってたし弓矢が必殺技だよな」って思いつきからスタートした作品なんで許してください
パーティーで英気を養い、仇敵の降臨というハプニングはあったものの航海は順調に進み目的地まで辿り着いたサンクチュアリ号であった。
そして、今、艦の前方には黒い球状に見える時空の歪みが存在している。
「星矢、アレが本来ならば禁技クリスタル・ボルテックスにより形成される超重力崩壊をその場に留めた次元門である黒核である」
「確かシオンや貴鬼が代償ありきで発動させる技だろ?自然発生するモンなのか?」
「崩壊世界(ロストワールド)における神々の争いは神の道すら炎上させその神力(デュナミス)のぶつかり合いにより幾つもの黒核が形成されてしまったのである、しかし怪我の功名で黒核を通じた『異世界への転移』もまた可能にあったのである」
「ただ、神の道は争いにより炎上してしまってもはや神々すら通れぬ。『神の盾(アイギス)』『黄道十二宮(ゴールドゾディアック)』により船体を守護されたサンクチュアリ号しか通れないのだ」
「だから僕もポセイドンもこの船に乗せてもらうしかないんだ」
俺の疑問に答えをくれるコクトーとシュラと瞬、でも何でシュラとコクトーはそんな中で異世界転移が可能なんだ?
「俺はもう人間ではない、神になどなれぬ文字通りの『怪異』なのだ。怪異であるため次元すらも切り裂いて別次元(ネクストディメンション)に跳ぶ事が可能だ」
「ただ、長時間留まると自らの力に耐え切れず肉体が崩壊するのである」
「だから肉体の崩壊を防ぐためにサンクチュアリ号に乗っているのか」
俺が納得していると人間の姿に戻った貴鬼が「これから転移を行うから星矢がちゃんと教皇として号令をかけてよ、法衣と兜を通じて艦の運航方法が分かるだろ?」と声を掛けて来たため恥ずかしいと思いながら声を上げる。
「発進!」
「目標 黒核 発見!」
「本艦前方!」
「小宇宙機関、最大!」
「女神の盾による生命保護、最大!」
「黄道十二宮による船体保護、最大!」
「サオリさんのご機嫌OK!」
「行くぜサンクチュアリ号!次元門の遥か彼方を目指していざ転移だ!!」
そしてサンクチュアリ号は黒核を目指して進み無事に次元門を潜り抜け転移する事に成功した、船体が多少揺れたが影響は無い。
エウラリアが「黒核ってようはスパロボのクロスゲートですわね」とコメントしている、うんサブカル詳しい人間が1人居ると話が早い。
眼下には日本列島が見える、今はそれくらいの高度に停泊しているようだ。
「星矢、我らはこの世界において異物。まずはアテナの権能である『地上全てのサーチ』によりこの世界がどんな世界か探るのである、この艦のアテナの権能をONにして気になった場所に梟型探知ドローンも飛ばすのである」
「そうだな!まずは情報収集だよな!!
そして地上サーチ権能をONにしてこの世界を探る、どうやら日本は平成のようだ、世界の国々も変わらず………するとおかしい反応が返って来た。
この世界には聖域が存在しそこにはアテナも存在するのにも関わらず、『日本列島からアテナの存在が強く感じられるのだ』
同時に『神の呪い………俺を呪い殺そうとしたハーデスのそれ、に匹敵するほどの呪い』が日本列島を雁字搦めに縛り付けている、更にその呪いを『人間の張った結界』が世界中に漏れ出さないように日本列島に封じているのだ。
おそらく術者は相当な実力者………アサシンの牡羊座の貴鬼に匹敵するだろう。
「おかしいぞ………日本に一体何があるっていうんだ?」
「むむっ!星矢、ドローンから送られて来た映像を見るのである!!」
艦橋のモニターにドローンからリアルタイムで送られて来た情報が映し出される、そこには『実体化するまで濃縮された呪い』が人間を襲いそのまま人気のつかない場所まで引きずり込んで殺す光景が映った。
しかし、しばらくすると結界が降りて現代日本の筈なのに銃刀法に引っかかる武器を持った人間が現れて呪いと戦い出した。
「コイツらの使っている力…小宇宙じゃないな、呪いと一緒だぞ!?」
「いわば負の感情だな、それらを火種にして呪いを己の力にしておるわ」
「闇の小宇宙や霊力に近いね、負の感情由来だしメンタルがマトモな人間には使えないんじゃないかな」
積尸気の使い手としての見解を述べてくれるハクレイ、冥王と乙女座両方の見解を述べてくれる瞬、そこまで聞いたエウラリアが「もしかして…!」と声を挙げた。
「星矢教皇様!ここはもしかすると『呪術廻戦』の世界かもしれませんわ!!」
「確かにな、あの呪いが呪霊で術者が使ったのが呪力でアレが呪術師だとすると納得が行く」
「『呪術廻戦』とは何だ?」
ハクレイが尋ねて来たためサンクチュアリ号の「知恵の女神としての情報集積システム」を立ち上げて上映会を行う………知恵の女神の権能であるせいか最後まで映像化されていた。
「なんというか………『途中途中は胸糞悪いが最後にパンドラの箱の底に残ったのは希望です』みたいな話であるな」
「呪術界の腐敗っぷりがサガ政権下の聖域みたいでウケるよな」
「ウグゥ………」
「デスマスクって存在が腹立つけど直哉に比べれば聖人君子だよね!」
コメントするコクトーに突っ込みを入れる、瞬は毒を吐いた、だが解せねぇな。
「何でこの世界の聖域は動いてねぇんだ?『地上を人智を超えた怪物から守る』のが聖域の役目だろ?」
「星矢よ、ここは『日本を調査するチーム』『聖域を調査するチーム』に分けて行動するべきだ」
補佐ハクレイの進言を受けて早速チーム分けを考える、ポセイドンと海将軍とハーデスを艦に残したら不味いよな…だが聖域に送ったら即座に向こうと聖戦になるぞ………
俺が頭を悩ませているとコクトーが「そうそう、星矢は毎回最前線に出てもらうのである」と言って来た、俺教皇だよな!?
「さっきも言った通り、我らは世界にとっては異物。繋ぎ止めるためには楔が必要なのである、星矢の『パンドラの箱の底に残った希望』『冥王によって呪われたが死の呪いが転じて決して滅びぬ存在』という特性を応用して我らを世界に繋ぎ止めるのである」
「つまり、黄金の星(クリューソス・アステール)の応用だ。お前という希望が聖闘士という星々を照らすんだ」
「ようはFGOで言うと星矢教皇がマスターでわたくし達はサーヴァントという事ですわね!」
サブカル強い人間が居ると話が早いな、つまり俺は死なないから常に最前線というわけだ、元々前に出るつもりだったから助かるぜ。
「進言するがワシを聖域組に行かせて欲しい、誰かお供を1人付けて欲しいぞ」
「じゃあ水鏡が適任だな、ハクレイを頼んだぞ」
「仰せのままに」
ハクレイ&水鏡が聖域チームになった、この2人ならば聖域が敵の手に堕ちていたとしても脱出可能だろう、ハクレイは対聖闘士ならばほぼ有利を取れるし水鏡も黄金を倒す猛者だ。
「じゃあ、残りのチームは俺、瞬、シュラ、カノン、エウラリア、ポセイドン「ジュリアンと呼んで欲しい」…ジュリアン、ソレントが日本チームだな」
貴鬼は修復師兼艦の護衛として待機、フィリップスは船医として働いてもらいイガと姉さんは非戦闘員として艦を維持してもらう。
パルティータさんはサオリさんの育児と護衛だ、負担を考えたらセインティアが何人か欲しいな………
「星矢教皇、ここが呪術廻戦の世界ならば次に召喚するのは蟹座が適任では?」
「乙女座は瞬いるしなぁ、ただ積尸気使いもハクレイがいるんだよな。セージかマニゴルドあたりだよなぁ、それかデストール」
デスマスク?アイツを召喚するくらいなら上位互換のマニゴルド呼ぶわ!!!というわけで後回しだ(無慈悲)
そうして俺たちは聖衣を纏い船体のハッチを開いてそこから伸びたカタパルトから目的地目掛けて降下するのだった。
なお、サブカル大好きエウラリアちゃんは日本行きに大喜びしている模様。
シュラは既に支給されたスマホで観光地のチェックと食べたいもののリストアップをしています。
続きは悪サガにアナザーディメンションされました。