ハティになっちゃった   作:生体部品3

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3月になったけどなかなかコミカライズが来ないので、コミカライズ来ましたね!なかなか来ないなとか言いながら書いてたやつを出す直前で来てしまったのでコミカライズ一話記念投稿です。最終回でアルカンド母樹がネタ振っておく予定だったけどうまくその話が出る流れにならなかったのでカットされたナガラネタです。

最終回後に種子とネマ様とも会ってるだろうし、この話のシラスは肩書が信者シラスでも狂信者シラスでもなさそうですね。二人とも教会の教えは捨ててそうだし、教えを捨てた棄教者シラスと、それに加えてホドのためなら女神とも敵対できる背信者ハティあたりになってそう。


惟神(かんながら):神の御心のまま
しかし彼女にとっての神とは窟帝ではなく自身の母であった。


後日談1 惟神の形

僕は今、育房で*1シラスと一緒にワイヤーの先に着けて下のものを採取できるバケットを作っていた。

禁域の聖なる花、それがありそうなところの上に橋が架かってる*2から、そこから降ろして取れないかと思ってね。

その時に彼女が漏らした一言で作業の手を一旦とめることになったんだ。

 

「ふと思ったのですが、これを作るより種子さんに頼んだ方が楽なのでは?これは他に使いどころが予定されてるものでもありませんし。」

「急ぎでもないからね。確かに、これは旧世代サーバー*3解析の休憩以上のものではないね……。」

「そもそもあの浸食虫の海に潜ってたら命がいくつあっても足らないからハズレらしいのを確かめるために下まで潜りたくないだけだしね。」

 

しかし、何か報酬にできそうなものがあったかな。噂話とか?いや白珠がまだあったな、ヨシ。

「彼女はホド中の色んなところをまわり始めたみたいだからね、偶然見つけたらとかになりそうだけど、頼むだけ頼んでみる価値はありそうだね。」

 

「ちょうどあのあたりで確かめてほしい噂話もあったし、いくつかまとめて頼んだら気になって引き受けてもらえるのもあるかもしれないね。」

「噂話ですか?」

 

「うん、あの辺が最後の地になったナガラの部隊*4が鎧殻だけでまだ動いてるとか、集めた物ごとまとめて生き埋めになった亡骸漁りの一団がいる*5、とかね。」

「中身なし……亡骸漁りが鎧殻に憑りつかれた*6だけでなければ異端案件ですね……。昔どこかで聞いたような気がします。あれは中層の噂だったような?*7

「まぁよくある怪談話と言ってしまえばそうなんだけどね。」

 

「しかしナガラですか。」

そう言ってシラスは双子の方をちらりと見る。二人は今出かけているようだ。

「お二人はそんなことないですが、あそこのニンフは全体的に圧がつよめだったというかなんというか。正直少し苦手ですね。」

 

「独自の文化*8が多いのもそうだけど、大きいニンフが多いから物理的に圧がね。」

「大きかったり小さかったり、目的に特化されたニンフが多くて汎用サイズのニンフが少ない印象があります。」と頷いて何か納得している。

「良くも悪くも職人気質*9といいますか。」

「それはあるかもしれないね。窟ごとに性質は偏るものだし。」と双子がいることが多い方に視線をやる。

 

「大きいニンフが多かったのはやっぱり、白兵武装を使うにあたって大きい方が有利だからなのかな?」

「出力の問題以外にも、白兵武装どうしで組み合うときは大きい方がリーチとか体格を使うのに有利なことが多いみたいだし。」

「それか……ネマ様が大きいからとか?」

 

「ネマ様が何か?」

「ほら、ナガラ女王は母であるアーヴド女王を慕っていたし、そのアーヴド女王は窟帝であるネマ様の言うことには逆らわなかった。」

あこがれる相手(アーヴド女王)あこがれの姿(ネマ様)が目指した姿だったのかなと思って。いやただの思い付きだけどね。」

 

「それにほら、ナガラは窟帝弑逆の時にもイーデン様たちに手を貸さなかったらしいし。三層会議に出てきたのも取り合いが始まってからだろう?*10

 

「お二人に聞いてみます?大きいタイプではないですが。」と悪い笑みを浮かべるシラス。

「……いや、やめておこう。ただでさえアーヴド時代の生き残りの世代は怒らせると怖いし、あの二人はホド中を独力で縦断*11するくらいには腕がたつから、何が地雷か分からないうちはナガラの(もうない故郷の)突っ込んだ話はしないでおく。」

 

「そういえばここにいるのは皆*12、帰る窟がないんだな……。」

「……。」

「ごめん。あぁ、ちょうど彼女(種子)も来たみたいだ。ちょっと頼んでくるよ。」

別に、逃げたわけではないからね?

*1
1Fで柱と柱の間のスペースが空いているのはデモベコラボ君のところと、ヨヨから中央に向かって右と、そのまた右のスロープの裏の三か所。花も少なくて一番広いしヨヨの右スペースにいそう。

*2
降積地帯のボス後、下層壁上の鍵を開けて進んだ先、禁域エレベーターの上から大脊柱向かって左側の橋が聖なる花があるあたりの真上に架かっている

*3
イーデン作の右目とかあの部屋まわり

*4
レキほどではないがここの死体はみんなデカい。

切腹した際に介錯されないとそのまま膝を崩さず前に倒れるので、

結果として集団土下座しているところみたいになったのではないかと私は疑っている。

姿勢が崩れて膝立ちになった者もいたようだが。

*5
ギリー・ベル宛の手紙があった部屋にはナガラサイズではない死体が何体も埋まったり転がったりしている。

*6
白錫の秕

*7
DEMONBANEの解析をアルカンドがヘロスに依頼した際に、鎧殻のみで自律駆動し逃げられている。

*8
古くからMURAMASA発掘して同士討ちしてたり、Caladbolgの発掘でも話に出てくるので、発掘品の影響が他の窟より大きいのかもしれない。

*9
名前の通り日本人的な

*10
独自解釈。前書きで書いたアルカンド母樹に振らせたかったナガラネタの話するフック。

シャラは窟帝討伐時(かどうかは不明だがその付近のどこかのタイミングで)窟帝側についたアーヴド女王を伐採しているが、アーヴド女王からもらった拳銃(Type14CCA)は脇差であって実質近接武器なのでとか言い出すくらいアーヴド女王が好きな母樹をもち、ナガラ女王が死亡した時に追い腹を切ったらしいナガラの民(注釈3の内容)がその時にシャラ側にいたならそれをさせるとは私には思えなかったので。

*11
LBH091の説明より上層のバウカーンに到達している。特に白兵武装に重きを置いているわけでもないバウカーンが白兵武装の知識を得るためにナガラの生き残りを迎えに行ったとは考えにくいため、各地を巡った後にそこにたどり着いた可能性が高い。

*12
まだいないけどギリー・ベルも帰る窟は滅亡済み。




もし、シャラが言う母がアーヴド女王のことではなく他の台詞では陛下、窟帝陛下呼びしているネマ様の場合色々話が変わってくるなど、シャラ周りのことはシャラがボケてて信頼できない語り手なこともあって色々解釈置けそうですよね。
でも私はネマ様はとどめを刺すED以外では木になる側ではなく木にする側なので母じゃなくて父だよなぁ。と思っているのでここの母はアーヴド女王と読みます。

主人公視点からは出てこないレキの話
一番槍のKashima装備なのに武装が刀剣でも槍でもなくハンマーと盾とショットガン装備でナガラっぽくないセットだったり、
撃破時にハンマーと盾が最後まで残っていて他の部分が消えきるまで消えなかったり
Kashimaが落ちてるところの死体が一人分間が空けてあったり、
ボス戦開始時に上の浸食地帯から落ちてきたり、飛行能力が妙だったりでスケテの親類説があるの実はちょっと好きなキャラだったりします。
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