寧々ちゃん誕生日おめでとー!投稿してる裏でバースデーライブ見てます。
再度の警告です
※一部楽曲の作詞作曲をオリ主が行ったことになっているため、そう言った描写が苦手な方はブラバ推奨です。
「こんゆり~、今日はnagiちゃんのお誕生日ですよ~。短い時間ですけど、みんなでnagiちゃんのことを一杯お祝いしてあげよう~!」
"こんゆりー!"
"こんゆり!"
"nagiちゃんおらんやんけ"
"我々誰祝良也?"
"誕生日配信で祝う相手がいないのは草"
"くそ雑漢文やめーやw"
今日は7月20日。この日は私にとってとても特別な日である。何故なら、私の大好きな幼馴染みである寧々ちゃんの誕生日だから。
そして、私たちは配信者。配信者たるもの記念日には枠を取って配信するのが鉄則……らしい。瑞希さんと咲希ちゃんが言ってた。と言うわけで、私は自分のPCに座って配信を始めた。……一人で。何故。
これには、当然ながらリスナーさん達も困惑な様子。主役がいないんだから、それも当然の反応だと思う。誰だってそう、私だってそうだもん。そんな時、私のズボンでピロンとスマホから通知がなる。リスナーさんに断りを入れてから通知を見る。通知が届いたのは、現在進行形で我が家にお邪魔している神高メンツのグループチャットから。
【我ら!神高!!ペガサスナイン☆彡(9)】
杏ちゃん
"天音ごめん!草薙さんの準備が終わるまで後10分くらいかかるかも!"
白百合 天音
"分かったよ。配信はこっちで何とか回すからゆっくりで大丈夫だからね"
瑞希さん
"りょーかい!その分、とびっきりのものを見せてあげるよ!"
白百合 天音
"うん、楽しみにしてる"
寧々ちゃん
"たすけ"
冬弥くん
"何かあったのか草薙!?"
奏ちゃん
"何でもない、大丈夫。ちょっと草薙さんが可哀想なだけだから"
司くん
"いや、その『何でもない』は何かあった言い方だろう。普通に寧々の安全が気になるのだが……"
類くん
"まぁまぁ、司くん。宵崎くんが大丈夫だと言っているのだから気にしないでも大丈夫だと思うよ"
彰人くん
"神代センパイ、アンタ何か知ってんだろ"
類くん
"ふふ、どうだろうね?"
瑞希さん
"て言うか、類達男子組は同じ部屋で待ってるんだからココで話す必要なくなーい?"
彰人くん
"暁山も男だろうが"
瑞希さん
"ボクはいいの!それと、寧々ちゃんが『類達はこのダッサいグループ名の改名案でも考えといたら』って言ってる!"
とのこと。まぁ、つまり寧々ちゃんが今何らかの準備中であるため、こうして私が一人で配信をしているんだよね。この後は神高メンバーとの予定もあるし、配信を遅らせることは出来なかったんだ。因みに、私は何の準備をしているのか教えて貰えなかったから、さっぱり分からないです。……寧々ちゃんが無事なのかは心配だね……。
その後もピコンピコンと鳴るスマホの通知をオフにして私は配信に戻る。きっと、グループ名について熱いレスバが繰り広げられてるんだろう。まぁ、ダサくない、むしろ格好いい派が一人。ダサいとは思ってるけど命名者の信者だから攻撃できないのが一人。他はみんなダサい派だから、今頃1対6でボコボコにされてるんだろうね。
ここで無理にグループ名を変えない辺り、命名者は本当に慕われてると思うよ。因みに、私はこのメンバーで楽しくお話できればいいだけだから中立です。でも、ペガサスナインはちょっとダサいよね……。
「えーっと、今お友達から連絡が来ました。nagiちゃんは今準備中らしいので、暫くは私一人で回していきますね。後、10分くらいかかるって~。何で遅れてるかは私も分からないので、私たちだけのお楽しみってことで」
"なんと!?"
"これは楽しみ"
"nagiちゃんは何の準備してるんだろ?"
おー、コメント欄が荒れると思ったけど、意外とプラスなコメントが多い。まぁ、主役がいないんだから、荒れたとしても仕方ないけどね。ラッキーだよ。
と、そんなことより、リスナーさん達も寧々ちゃんが何の準備をしているのか気になるみたい。うーん……あ!
「じゃあ、みんなでnagiちゃんが何をしているのか予想してみよう!」
"ケーキ作ってるとか?"
"主賓がケーキ作るの草"
「うーん、バースデーケーキはもう今日の0時にワンダショメンバーで食べちゃったんだよね。だから、多分ケーキ作ってるってのはないかな~。でも、いい視点だと思うよ」
"もうケーキ食べてるのか"
"ワンダショでバースデーパーティーってこと?"
"日付が変わった瞬間ってことはワンダショメンバーでお泊まり?"
「ワンダショメンバーでお泊まりしたのかって?うん、そうだよ。私の家で日付が変わるまでゲームとか歌とか映画見たりしたんだよ~。で、日付が変わった瞬間にnagiちゃんの誕生日をお祝いして、それからまた騒いでたら、気づいた頃にはみんな寝てて朝だったっていうね。……あ、ちゃんとnagiちゃんの親御さん同伴のもとお泊まりしたので、余計な心配は必要ないよ~。私たちが寝るまでわざわざ起きててくれたんだよ~」
私は、内心ヒヤヒヤしながら慌てて言葉を並べる。この前、瑞希さんに言われたことを思い出して良かった。まぁ、そもそもワンダショのみんなをゲストに呼んで、夜中まで配信とかしてるから今更気にする必要もないんだけど一応ね。
"誕生日前日からお泊まりとか絶対わんだほい"
"ワンダショのお泊まりは動画になるんですか!?"
ほらね?何か最近は私と寧々ちゃんのチャンネルってよりも、ワンダショとしてのチャンネルってイメージが段々と着いてきたんだよね。えむちゃんと司くんが遊びに来すぎて。ご新規さんはみんなワンダショの箱推しになってるんだよね。
「あは、わんだほいの扱い方が雑だね~。ちゃんとnagiちゃんも楽しそうだったよ!残念だけど、動画は撮ってないんだ。ごめんね。
って、違う違う。nagiちゃんが今何の準備をしてるのかって話だった。他の人は何か思い付くものってない?」
"ケーキとかお祝い関係じゃないなら、普通におめかししてるとかじゃない?"
私は、そんなコメントを見つける。おめかし……化粧や衣装で着飾ること。
「あー、確かにそれはありそうだね」
"nagiちゃんのおめかし……ガタッ"
"ドレスとか着てくれるんですか……!?"
「うーん、今から私たち学校の友達とお祭り行くからドレスはないんじゃないかな~」
"学校の友達とお祭り?……ナニソレオイシイノ"
"ヴォエッ"
"グヴォア…"
"あ、見て!醜いニート達が青春の光に焼かれてるよ!"
"陰キャよ、死んでしまうとは情けない"
"祭りってことは……つまり?"
"浴衣だー!"
浴衣……着付けが難しそうだけど、瑞希さんいるし普通に出来そう。うん、可能性あるね。
「浴衣かー、確かにそうかもね。あのさー、今来てるお友達の中にね、ワンダショでnagiちゃんと演出家さんの分の衣装を作ってくれてる子がいるんだよ」
"つまり着付けも出来るってこと?"
"え、あの衣装って学生が作ってたの!?プロだと思ってた"
「かもね~。まぁ、着付けが出来るってのは予想なんだけどさ。nagiちゃんの衣装の完成度も高いし、期待しちゃうよね~。ねね、リスナーのみんなはさnagiちゃんが本当に浴衣を着てくるならどんな浴衣がいい?」
"やっぱり緑じゃね?"
"いや、ここは大人っぽい黒でも"
"分かってないな、Lilyちゃんの髪色に合わせた淡い水色こそ至高だろうが"
"小生は瞳の色に合わせた紫色こそ最も趣深いと思うで候。いとおかし"
"バカ言うんじゃねぇ、かわいい薄ピンクが一番に決まってんだろうが"
「うわ、スッゴいコメント多い。いくらnagiちゃんが魅力的だからって、喧嘩はしちゃ駄目だよ~。喧嘩した人はBANするからね~。
それはそうと……正直、nagiちゃんなら何色でも似合うと思わない?」
ちょっと熱くなってきたコメント欄に軽く注意をしつつ、そんなことを言ってみる。そしたら、"それはそう"で埋め尽くされたコメント欄。ちょっと統率取れすぎてて、普通に引いたね。
その後も、寧々ちゃんの浴衣姿についてリスナーさんと熱い談義を交わしながら時間が過ぎるのを待っていた。そして、ついにその時が来た。
配信部屋のドアがキィッと音を立てて開く。私は、音がした方を見て固まった。
"なになに?"
"Lilyちゃんがあんぐりとしてらっしゃる"
"nagiちゃん来た?"
「……お、おまたせ……」
私のフリーズしていた脳みそは、寧々ちゃんの言葉で再起動がされて正常に動き出す。それと同時に目の前に立つ寧々ちゃんの姿に目が惹かれる。
「う、え、あ、nagiちゃん、取り敢えずこっち来てくれる?」
「……あ、うん。分かった」
私が何とか昂りそうになる胸中を取り繕って口にすると、寧々ちゃんは頷いてからススッと小さな歩幅でカメラを正面にして私の斜め後ろに立った。
"うおー!"
"浴衣だー!"
"ポニテかわいすぎんか……"
"化粧もしてないか、これ?"
"水色じゃー!予想的中!"
火が着いたように勢いが増したコメント欄。私はそれを視界の端で一瞥してから、改めて寧々ちゃんを見る。裾や袖に向かうほど徐々に白味を帯びていくグラデーションが掛けられた水色の浴衣。その浴衣には無数の白い百合の花の模様がある。帯は薄い緑の帯を巻いている。
寧々ちゃんのクセのある長い髪は、ヘアアイロンを掛けて真っ直ぐにした上で、薄紫色のシュシュでポニーテールにされていた。顔にはうっすらとメイクが施されていて、目鼻立ちがくっきりと際立たされたナチュラルメイクによって、寧々ちゃんの元からある魅力を更に引き立たせていた。
私は、期待するように私を見ている寧々ちゃんに向かって何かを言おうと口を開いて。そして、私の口から出てきた言葉は余りにも端的で、でも、万感の想いが籠ったものだった。
「……かわいい」
これ。……いや、待って、待ってください。他にも色々と言うべき点はあるんだろうけど、私の貧弱な語彙ではこれしか言葉に出来なかったの。この単語しか今は口にできない自負が私にはある。気の効いた言葉が出て来ない私が怨めしい。
「……あ、ありがと……」
だと言うのに、私の下手くそな褒め言葉に寧々ちゃんは薄く頬を染めて恥ずかしそうに、でも、それ以上に嬉しそうな声でそう言った。……どうしよう、これ、私も恥ずかしいな。本当にどうしよっか、気まずい。……こういう時は取り敢えず、話を逸らそう。
「……はい!皆さん、今日の主役のnagiちゃんの登場です!」
「……い、いえーい……」
私がパンと手を叩いて空気を強引に変えて雑に寧々ちゃんへ振ると、寧々ちゃんは未だ朱い顔で恥ずかしそうにピースをした。私も顔が熱いけど、何とか取り繕ってみる。
"二人とも顔赤いな"
"うぶな新婚さんみたいでかわいいね"
"露骨に話逸らそうとするのかわいいよ"
"甘ッ"
「……う、ぁっ……」
でも、意地悪なリスナーさんは簡単に誤魔化させてくれなくて、そのせいで寧々ちゃんの顔が耳まで真っ赤になってしまった。流石にこれ以上は進行に影響がでそうだから、私は伝家の宝刀を抜くことにした。
「……あ、あー……配信切るよ?」
"すみませんでした、見間違えました。お顔真っ青ですね"
"哀れ熟年離婚"
"調子に乗ってしまい大変申し訳なく、それにしてもお化粧のノリが悪いようですが……"
"苦すぎワロタンゴ草草"
伝家の宝刀、配信切断を唱えると同時に手のひらをひっくり返すリスナーさん達。調子のいい人達だよね、ただ言った言葉の反対を言えばいいって訳じゃないんだけどさ。
「あはは、そうじゃないんだよなー」
「……これはこれで腹立つ」
余りにもあんまりなリスナーさんの様子に私は苦笑いを、寧々ちゃんはちょっと頭に来たのか目が鋭くなってる。私は慌てて寧々ちゃんを落ち着かせる。今日の主役がお怒りになられるのだけは避けないといけないからね。とは言え、寧々ちゃんもこの流れはいつも通りのことだから、一言声を掛けるだけで落ち着いた。
こうして、ちょっと時間が掛かってしまったけれど、漸く寧々ちゃんが来て、場も落ち着いたことで今回の配信の目標を達成できる。私は寧々ちゃんに向かって私ができる最大限の満面の笑みを向けて告げる。
「リスナーさん行きますよ、せーの!nagiちゃん、お誕生日おめでと~!」
"おめでとー!"
"お誕生日おめでとう!!"
私の言葉に呼応するように、コメント欄が寧々ちゃんへの祝福で埋まる。文字通り世界中の人から祝福を受けた寧々ちゃんは再び頬をほんのり朱に染めてもじもじと身体を揺する。
「……みんな、ありがとう。……その、これからも……よろしく……」
はにかむように小さく微笑んだ寧々ちゃんは祝福に対しての礼を言う。その後には、ちょっと恥ずかしそうにしながらそんなことを言った。
「私の方こそ……生まれてきてくれてありがとう!」
「……ひゃっ!?……も、もう……危ないでしょ」
私は寧々ちゃんの姿に感極まってしまい、寧々ちゃんの胸に飛び込んで抱き付いた。寧々ちゃんは、驚きの声を上げながら私の身体に腕を回して受け止めてくれる。
私は、そのまま寧々ちゃんの胸元に顔を埋める。すると、寧々ちゃんはしかたなさそうに笑いながら頭を撫でてくれた。
「えへへ~、nagiちゃん大好き~!」
「……ふふ、まったく」
"d"
"b"
"d……デデンデンデデン"
"雑いターミネーターすんな"
"手が逆だしなw"
"てぇてぇ"
"手ぇ手ぇ"
"……よくわからない"
"…………"
"切れ味鋭すぎて草"
その後、私と寧々ちゃんは二人で隣り合って座り、この一年についてリスナーさんと一緒に振り返りながら話をした。そうして、そろそろ配信から一時間が経ちそうな時間になった。もうすぐ、夏祭りが始まる時間でもある。
「それじゃあ、折角だし最後に一曲歌っちゃおっか」
「……うん、そうだね」
"お歌の時間キタ!"
"何の歌を歌うの?"
「うーん、折角の記念日なんだから特別な歌にしよっか」
"ほう?"
"これはオリ曲の気配"
私は、壁に立て掛けられた愛用のアコギくんを手に取って再び椅子に座って軽くチューニングをする。チューニングをしながら私がコメントを返しているうちに、寧々ちゃんは立ち上がってレコーディングマイクの前に移動していた。あーあー、と寧々ちゃんが歌の前に声の調整をほんの少しだけした後に私へアイコンタクトを送ってくれる。
「臆病な私たちを包み込む小さな小さな珊瑚の楽園」
「苦しみも辛さも悩みも忘れられる甘い甘い二人だけの部屋」
「このまま深みに落ちて、二人で楽になりたい。そう思った」
「それでも、わたしには叶えたい夢があるから。わたしは――」
「――私たちは……この箱庭を出てこの歌を歌って笑い合いながら進むんだ」
「「二人で、どこまでも……」」
「それでは、聞いてください」
特に、前口上について事前の打ち合わせとかした訳でもなく、何の曲をセレクトするのかも相談した訳でもない。でも、分かる。
だから、この言葉もタイミングが揃うんだ。こんな大事な日に歌うのは、寧々ちゃんを想って書いたこの曲しかないって、そう思うから。その曲の名前は――
「「――箱庭のコラル」」
人、人、人。どこを見ても人しかいない夏祭りの会場で私と寧々ちゃんは二人で歩く。司くん達とは一旦別れて二人でお祭りを見て回っている。寧々ちゃんは、わたあめを手に持ち、私もりんご飴を持っている。
「……天音、また口汚れてる」
「むぐ……ありがとう、寧々ちゃん」
寧々ちゃんはそう言って、巾着袋からハンカチを取り出して、私の口元を拭ってくれる。
……りんご飴って初めて食べてみたけど、食べづらいね。飴の部分とか凄くおいしいんだけど、口元が凄いベタつく。
「……天音、楽しいね」
「……うん、そうだね」
お祭りの喧騒に包まれながら、私と寧々ちゃんはどちらからともなく握った手に力を込める。この混みに混んでいるお祭りではぐれないと言う意味もある。けど、それとは別にもっと深く強く、これからも離れないようにと、一緒にいれるようにと、そう願って手を握る。
「……ねぇ、天音」
「ん?どうかした?」
気付けば、私たちは人気の少ない広場に出ていた。何となく、近くにあったベンチに並んで座る。私に話し掛けてきた寧々ちゃんの方を向くと、目があった。
「……その、今までありがとう。色々と」
「へあ?あ、うん……こちらこそ、ありがとう?」
なんか真剣そうな顔をしていたから、変に緊張していた私だったから、寧々ちゃんの言葉に間抜けな返事を返してしまった。そんな私の様子に、寧々ちゃんはくすりと笑って言葉を続ける。
「……天音はずっとわたしと一緒にいてくれたから。舞台に立つことを諦めて歌うのを辞めようとしたわたしを引き留めて、わたしの歌と心を守ってくれた。ずっと、一人で臆病で弱いわたしの側にいてくれた。天音のお陰で今、わたしはもう一度舞台に立って、歌を歌えている。だから、ありがとう」
寧々ちゃんはそう言ってくれる。けど、それは違うと私は思う。だって、それは――
「それは違うよ、寧々ちゃん。それはどれも寧々ちゃんが頑張ったから出来たことなんだよ。私は、飽くまで寧々ちゃんの背中を押しただけ。私は知ってるよ、寧々ちゃんが本当は凄く強くて、何よりも綺麗で魅力的な世界一の歌姫なんだって。きっと、私がいなくても、寧々ちゃんはいつか舞台の上に立って歌ってたよ」
「……天音がそう言ってくれるなら、そうなのかもしれない。……でも、少なくともわたしは天音がいたから舞台に立つ勇気を持てた。天音がいるから、こうしてお祭りを楽しめてる。だから――」
寧々ちゃんが私が痛みを感じない限界くらいの強さで手を握る。そして、そのまま私の顔を見ながら寧々ちゃんが口を開こうとする。
――ドン
「――――」
奇しくも、寧々ちゃんの言葉と花火が打ち上げる音は同時で、周りには寧々ちゃんの言葉は聞こえなかっただろう。でも、私にはその言葉はバッチリ聞こえてた。今まで、私から言うことはあっても、寧々ちゃんの口から聞くことはあまり無かった言葉。
だから、私は嬉しいやら愛しいやらが溢れて、寧々ちゃんの身体に抱き付く。ぎゅーっと抱き締めればそれだけで心が満たされて、何よりも安堵と安らぎを感じられる。後ろ、花火が空を駆け上がる音が聞こえる。
「寧々ちゃん!これからもずっと、一緒にいようね!」
「っ……うん!」
私と寧々ちゃんが互いに笑い合って腕の力を強めると同時に、花火が盛大に夜空で咲き誇り、私と寧々ちゃんの未来を祝福してくれた。
前回、ボカロじゃなくてバンドの曲を選んだ理由は初めてのボカロ曲は箱庭のコラルにしたかったからって理由があったりする。寧々ちゃんをイメージさせる曲だからとかじゃなくて、普通に僕が一番好きなボカロ曲です。
水色に(百合の)花びらの浴衣がこの世で一番似合う寧々ちゃんでした。ちなみに、二人をイメージして書いてたらたまたま被ったまぐれ。わたあめはちょっと意識しましたが。
ライブよかった……。とにかくかわいい。星空のメロディーもすき……。
今年のバースデー寧々も獲得できたので、寝ます。おやすみなさい。