新世界日本国   作:X2

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なんか完全非表示になってたみたいですね…。スミマセン。
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露烏戦争
2020年 混乱の世界情勢


世界は新たな年を迎えた。

2020年代の到来である。

しかし世界は不穏な空気を残したままだった。

その1つが2019年11月27日に行われたウクライナのNATO加盟要請に端を発するロシアによる圧力だった。

ロシアはウクライナのNATO加盟を断として反対する意思を示した。さらに露烏国境線付近に軍を進軍。緊張を強めた。

これに世界は猛批判。ロシアに対する経済制裁の準備を始めていた。


ロシア国防省 地下作戦指揮室

「我が軍の状況は?」

そう尋ねるのは現ロシア連邦大統領 クルウィル・デルデムノルであった。

それにロシア陸軍総司令官 サルバート・アルディーレが答える。

「現状、ロシア陸軍と致しましては即応戦力として歩兵15万人、戦車1000両、その他総戦力の半数は投入することが可能です。」

「わかった。次に海軍。」

次にロシア海軍総司令官 カナル・サラハドがデルデムノルの質問に答える。

「ロシア海軍は現状、全艦隊を全力出撃することができます。また新型駆逐艦の完成まで約3ヶ月でありますので開戦後すぐに戦力として使うことができます。」

「空母は?」

「現在、北方艦隊よりアドミナル・クズネツォフを黒海艦隊へ再編成しております。また北方艦隊にはキエフ級航空巡洋艦 ニジニ・ノヴゴロド*1を臨時で編成致しました。」

「うむ。良かろう。次に空軍。」

さらにロシア空軍総司令官 ニコライ・プルデスが答える。

「はっ!空軍は全力出撃が可能です!」

デルデムノルは静かに微笑んだ。

そしてこう呟いた。

「所定地域へ展開せよ。」

デルデムノルの呟きにサルバート・アルディーレが確認をする。

「それは開戦ということでよろしいでしょうか…?」

「あぁ。」

デルデムノルが微笑みを保ったまま答えた。

「承知致しました。」


ロシア クリミア半島 ウクライナ国境付近 

雪が降りしきる中、ロシアのクリミア半島にはロシア陸軍の歩兵5万人、戦車300両が姿を白に染めながら進行していた。移動する兵士達に会話はなく、これからの惨劇を予想するしかなかった。

部隊は何事もなく所定地域へ展開を開始した。

『こちら作戦本部。特別軍事作戦を実行せよ。繰り返す。特別軍事作戦を実行せよ。』

その時、設置された無線機からくぐもった声が発せられる。

ロシア兵達は急いで所定の位置に付く。

数秒後、上空からミサイルが飛んで行く音が響く。

さらに数秒後、ウクライナ方面からつんざくような音と振動が伝わってくる。

「突撃ぃ!!」

近くの指揮官の声に合わせて兵士達が走り出す。

同時にベラルーシから進行し、キーウ包囲を目指す部隊とルハンシク州およびドネツク州より侵攻する部隊。そしてクリミア半島から侵攻する部隊。合計3つの戦線が一斉に動いた。

ウクライナ軍は戦線整理を完了しておらず、一部戦線においてはロシア軍を押し返すことが出来ない状況も起こった。

この作戦に与えられた時間は約3日。それまでにキーウを占領できなければ作戦は失敗となる。

ロシア軍は確かにキーウに向けた矢を放ったのだ。


2020年 1月12日 9時42分 露烏戦争開戦

 

世界は混乱への道を歩み出した…。

*1
ロシアが建造しなかったキエフ級航空巡洋艦5番艦。 黒海艦隊に配属されている。

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