最近書き方を思い出してきました。〈いつか今出している作品もリメイクできたらいいな〜〉と思っています。
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2020年 1月27日 11:55
日露樺太国境線*1
雪が降りしきる1月。日露樺太国境線より少し後方、40トンに及ぶ巨大な車体に備えられた長い砲身を天高くに伸ばす車両。
その正体は日本国陸軍 野戦特科第7連隊*2が運用する99式自走榴弾砲だった。
車体には分厚い雪が積もり、アイドリングを続けるディーゼルエンジンの熱で白い蒸気が立ち上る。周囲には同型車両が24両、樹木を利用した偽装網の下で静かに待機している。
「こちら本部中隊。各特科大隊、準備はよろしいか?」
無線を担当する本部中隊の隊員がノイズ混じりのマイクに無線を飛ばす。
『こちら第1特科大隊本部。各車、射撃準備完了。』
『第2特科大隊本部。こちらも各車、射撃準備完了。』
「連隊長。各特科大隊、射撃準備完了とのこと。」
連隊長が乗車する本部中隊所属の82式指揮通信車では人が出入りを繰り返し、作戦が近づいていることを感じさせる。
「ご苦労。各車、時間になり次第、射撃を行え。」
予定時間は刻一刻と迫った。秒針は正しく時間を刻み、時間を進める。時針、分針、秒針が全てが重なる時間。12:00.00。その時が来た。
雷のような砲撃音が銀世界の中に響き渡る。
車体に積もった分厚い雪は射撃の反動で全て剥がれ落ち、周りの雪にもヒビが浮かび射撃による衝撃の強さをものがたっていた。
52口径155mm榴弾砲から放たれた93式長射程榴弾は40km 先の拠点まで一直線に飛翔。
間髪をいれずに修正を施した次の射撃を繰り出す。自動装填によって繰り出される毎分6発の性能を遺憾なく発揮する。約15分間で2160発の弾を消費。目標一体を更地へと変えた。
これを合図に展開していた機甲部隊と歩兵部隊が前進を開始。本格的にロシア軍との戦闘を開始した。
間宮海峡
陸軍が侵攻を開始したころ、第12空母打撃群*3の姿は間宮海峡にあった。
第12空母打撃群旗艦 雲龍 艦橋
「地上部隊から通信。『攻撃開始』」
「了解。航空隊の状況は?」
「現在、
飛行甲板には発艦を待つF/A18EJ スーパーホーネット・サクラが駐機している。
「艦長。針路、風上に向けます。」
「あぁ。」
「ヨーソロ。」
「
フライトデッキクルーがあわただしく走り、ハンドサインを駆使して航空機をカタパルトに誘導する。
「了解。各艦へ通達。作戦通り決行せよ。」
艦長の指示を合図に空母打撃群に所属する巡洋艦や駆逐艦がトマホーク改二を発射する。空母を除いた艦は白い煙に覆われていた。
空母打撃群がトマホーク改二を発射するのと同時に、電磁カタパルトで撃ち出されたF/A18EJ スーパーホーネット・サクラが上空へ飛び立っていった。
雲龍から発艦した24機のF/A18EJ スーパーホーネット・サクラは日露樺太国境線付近の戦線に到着し、地上部隊の支援のために展開していた。
『こちら作戦本部。地上部隊よりCASの要請。直ちに対処せよ。東経、142度49分51.5531秒、北緯、50度04分27.5419秒。海抜、10m。目標、戦車。』
「こちらロンドベル1-1。CAS了解。東経、142度49分51.5531秒、北緯、50度04分27.5419秒。海抜、10m。目標、戦車。相違は無いか?」
『作戦本部。相違なし。作戦を開始せよ。』
6分後、ロンドベル1が作戦地域に到着。爆弾投下の準備を進めていた。
『こちら作戦本部。地上部隊よりレーザーが照射されている。確認せよ。』
「ロンドベル1-1、地上部隊よりレーザー照射を確認。」
機内のマルチファンクディスプレイには敵戦車に向かって照射されるレーザー波が移し出されていた。
『GBU-54、2発を用いて攻撃せよ。』
「了解。GBU-54、2発投下。ボムズアウェイ!」
ガシャンという音を立てて2発のGBU-54が敵戦車へ吸い込まれるように投下された。その様子はマルチファンクディスプレイに映し出されていた。数十秒後GBU-54は敵戦車へ命中。敵戦車は爆煙を上げながら戦場のオブジェへと姿を変えた。