起きたら赤い彗星になっていたので取り敢えずキャスバルジオンやるわ   作:ジャック・オー・ワンタン

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皆さんこんにちは。JACKです。

ガンダムの新作、ジークアクスが終わった今日この頃・・・不意にシャアの二次創作小説が描きたくなったので投稿してみました。

もしも迷いのないシャアが活躍したらどうなるのか?を転生・憑依もので描いてみました。

ご都合主義な展開が多いのでそれが無理な方はこの段階で読むのを辞めてください。






第1話:朝起きたら赤い彗星だった

「いててて・・・。」

 

俺はようやく手放していた意識を取り戻す。えっと・・・確か、仕事終わりに新作のガンダムのゲームを買いに行こうとして車で向かってたら目の前にトラックが・・・ってことは・・・そうか、俺は死んだのか。

 

蘇ってきた記憶を頼りに自分が置かれた状況を思い出す。

 

じゃあ、ここはあの世なのか?目を覚ましたら閻魔大王が目の前にいて・・・だとしたらなんか怖いな。

 

そう思いながら恐る恐る目を開けて起き上がると目の前に広がった光景を見て、思考停止する。

 

「・・・は?え?」

 

視界に広がっていたのは絢爛豪華なベットに高そうなワインがずらりと並んでいるワインセラー、テーブルとソファが置かれた部屋だった。

 

待て待て待て!え?何?ここどこ?どうなってんの?

 

「落ち着け・・・ここが本当にあの世だとしたら・・・ん?」

 

再び頭を抱えた瞬間、俺は初めて目元が何かに覆われていることに気付き、部屋の片隅に置かれている鏡に恐る恐る自分の姿を映すと更に訳が分からなくなった。

 

「な・・・に?」

 

鏡の前に立っていたのは赤いジオンの軍服に目元を覆えるマスクをした金髪の青年・・・そう、ガンダムファンなら知らない人はいない赤い彗星ことあの"シャア・アズナブル"の姿があったのだ。

 

「え?ええっ!?」

 

しかも鏡に映るシャアは俺と同じ動きをして俺自身がシャアその人であること証明していた。

 

「こ、これってもしかして・・・異世界憑依ってやつ?マ、マジかぁ・・・」

 

転生したら赤い彗星・・・冗談ではない!

 

シャアというキャラは好きだ。ルウムで多くの戦艦を沈め、赤い彗星の異名を手に入れた彼の強さもセリフもカリスマ性も・・・でも、人柄はどうか?と聞かれたら素直に好きとは言えない曲者なのも事実だ。

 

そりゃあ年下の女の子に「母になったかもしれない女」とか言ってる奴だし・・・と、それはさておき先ずは今の状況だ。

 

同時にシャアのものと思しき記憶も入ってきた。

 

どうやら今は宇宙世紀0079の9月頃・・・時期的にガンダムが大地に立つ直前だろう。

 

「さて、どうしたものか・・・」

 

俺は早速、今後の行動について思考を巡らせる。

 

正直、ザビ家が蔓延っているジオンは好きじゃない。なんせあのハゲと紫ババァのせいで滅茶苦茶になっているし・・・かといって連邦を勝たせて正史通りに?いや、それだと今度は連邦のハゲゴーグル野郎がティターンズで好き勝手やるわ木星帰りが粋がるわハマーンがハチャメチャするわシャアがアクシズ落とすわでロクな未来がない。

 

まぁ、そのシャアは今や俺な訳だが・・・

 

恐らく最善なルートは一つ、それはシャア・・・否、彼の本当の名"キャスバル・レム・ダイクン"として活動しながら宇宙世紀でもマトモな組織であるエゥーゴの目的"人類全体を宇宙(そら)に上げる"を達成することだろう。

 

某野望のゲームにもキャスバル決起のシナリオはあったしザビ家も連邦も潰すなら自分がトップになるしかない。

 

シャア本人は迷いがあったヘタレ野郎で天パやヒゲマンに自分を止めて欲しい構ってちゃんだったけど俺は違う。その気になればなんだって出来る筈だ!!

 

・・・と、思いたいところだが先ずは自分に従ってくれる人を集めないといけない。幾ら赤い彗星とはいえ一人では何もできない。自分の目的に賛同してくれる仲間が必要だ。

 

でも、どうやって集めようか?そう思っていた矢先、部屋中にブザーらしきものがなる。恐らく通信回線だろう。

 

俺は躊躇うことなく通信に出るとモニターいっぱいにジオン士官のヘルメットを被った冴えないオッサンの顔が映し出された。

 

あっ、ドレンじゃん!最近見た新作のガンダムでお前優秀だったぜ!・・・違う違う。褒めている場合じゃない。

 

というか・・・思ったけどドレンならシャアの正体知っても付いてきてくれそうだな・・・。

 

「少佐、お休みの所起こしてしまい申し訳ありません。」

 

ドレンはややフランクな表情で俺にそう呼びかけてくる。今はシャアとして彼らに対応しよう。

 

「いや、問題ない。それよりどうした?」

「はっ!未確認の艦影をキャッチしたのであります!」

 

ホワイトベースか?そう思いながら彼に答える。

 

「了解した。ブリッジまで向かう。索敵は継続しろ。」

「はっ!」

 

通信を切り、俺はナイトテーブルに置いてあった専用のヘルメットを被って準備を整える。・・・先ずはドレンの勧誘とガンダム、ホワイトベースの奪取だな。でも出来れば"あの人"とも接触しておきたいところだ。

 

◇◇◇

 

ームサイ級ファルメル ブリッジー

 

多くのクルーがせっせと作業をしているこの部屋に姿を見せた俺は早速、ドレンの元へ向かった。

 

「すまないドレン、遅くなった。」

「問題ありません。それよりあれを!」

 

ドレンはそう言うとブリッジの窓に広がる宇宙を指差して離れた所を航行する戦艦を指差した。

 

「あれは何なのでしょうな?連邦の新造艦だと思いますが?」

「その考えは間違いないだろう。恐らく巷で噂になっている連邦のモビルスーツ開発・・・V作戦に関係あるかもしれない。」

「V作戦・・・少佐、追撃なさいますか?」

「あぁ、これは好機だ。恐らくあの方向はサイド7だろう。私の考えが正しければあの戦艦はコロニー内に入る筈だ。」

 

原作の知識を頼りに俺はドレンへ木馬ことホワイトベースの行き先を伝える。

 

「了解しました。よおし!ファルメルをサイド7へ向けるぞ!少佐、デニム、スレンダー、ジーンを偵察に向かわせます。」

「いや、この作戦には私自ら出よう。」

「ええっ!?少佐自らですか!?」

 

俺の返答にドレンは驚いた様子を見せる。・・・お前、そんな顔もするのか。

 

ジーンを向かわせるのはマズイ、アイツのせいで天パの俺TUEEEシナリオが確定になる。それは絶対に防ぐべきだ!

 

「デニム、スレンダーを連れていく。ジーンにはいざという時の為にファルメル防衛に当たらせる。折角の機会だ。V作戦が本当に連邦のモビルスーツなら・・・"鹵獲"しようじゃないか。」

「ろ、鹵獲!?」

 

俺の言葉にブリッジクルーは唖然とする。しかし、ドレンはただ一人、豪快に高笑いを零した。

 

「はっはっはっはっは!流石は少佐!でしたら手筈通りにやりますかな?」

「そうだな。整備班に私のザクの出撃準備をさせろ!」

「はっ!」

「ですが少佐、ドズル閣下にはなんとお伝えしましょうか?先日の作戦成功を祝った宴の準備をされているのでは?」

「その件は私に任せろ。それに鹵獲前提で動くなら"手札"は多い方がいい・・・」

「はぁ?」

 

静かに笑みを浮かべる俺にドレンはキョトンとする。

 

ドズルならV作戦を見つけたというと追撃しろと言うだろう。

 

ホワイトベースにはそう、パオロ艦長やブライトが居る筈だ。彼らには申し訳ないが消えて貰うしかないだろう。後者は仲間にしたいけど・・・仕方ないか。

 

あの新作みたいにメインブリッジを焼かずにホワイトベースを鹵獲するには優秀なゲリラ屋、白兵戦に長けた人物が必要だ・・・。

 

それこそ"あの人達"を呼ぶしかない!!

 

「よし、ドズル閣下に連絡しよう。」

 

俺はドレンと同時に"もう一人"を自分の仲間にする為、その人物を引き寄せる作戦を始めるのだった。

 

◇◇◇

 

「シャア!予定の時間に戻れんとは何事だ!今、貴様の作戦成功を祝った宴を準備してやっているというのにどういうことだ!?んん?」

 

モニターいっぱいに映し出された強面の大男・・・ドズル・ザビは俺を怒鳴りながらこちらを見てくる。

 

いや、こっわ!!!ドズルって間近で見るとこんなに怖いのかよ!!信じられるか?こんな奴からあの可愛いミネバが生まれるんだぜ?マジでミネバが母親似で良かったよ・・・

 

気を取り直して俺はドズルの怒った顔にビビりながらもシャアとして振舞った。

 

「申し訳ありません。連邦のV作戦と思われる艦影をキャッチしたのです。」

「何っ!?V作戦!?フフッ、流石は赤い彗星だな。」

 

V作戦の話をした瞬間、ドズルはニヤリと笑みを浮かべた。さて、ここからが本題だ。

 

「艦影は現在、サイド7方面へ向けて航行しており、我々はそれを追っている状況です。尚、キャッチした艦影ですが形状からしてMSの搭載が可能となっている模様です。ファルメルブリッジから撮影した写真をお送りします。」

「ふむ・・・まるで"木馬"の様だな。」

 

ホワイトベースの写真を見たドズルはそう言って眉を寄せる。

 

「V作戦の正体が何かは不明ですがその戦艦は鹵獲するに値すると判断しております。しかし、我々の部隊だけではこの戦艦を鹵獲するのは困難です。」

「補給が欲しいのだな?回すぞ?」

「いえ、とある部隊を派遣して頂きたいのです。」

「ふむ・・・して、その派遣して欲しい部隊とはなんだ?」

 

俺はドズルにいよいよ自分の望む部隊の名を口にした。

 

「"青い巨星ランバ・ラル"隊の派遣を希望致します。」




いきなりラルさんについて言及。やっぱりダイクン家を語るうえでこの人は離せないでしょう。

某野望シリーズでもキャスバル編だけ何故かワクワクするのは私だけじゃない筈・・・果たしてシャアに憑依した彼はどうなるのか??

本作における
シャア・アズナブル/キャスバル・レム・ダイクン
ICV:新拓樹/池田秀一
主人公が転生憑依した先の人物で皆大好き赤い彗星。ガンダムが大地に立つ前に憑依した為、階級は少佐。

シャアの記憶は引き継いでいるのか不明だがモビルスーツの操縦も本人同様にこなせる。

正史路線もザビ家勝利路線もあんまりいい未来は無いと考えた為、キャスバルとして決起し、宇宙世紀でもまともだったエゥーゴの目的である"人類全体を宇宙に上げる"を達成することを目標にする為、V作戦の機体の奪取と信頼できそうな人材を集めることを画策する。

尚、一人称は「俺」だが皆の前では「私」である。

憑依シャアの仲間集め、次の仲間候補は誰が良い?

  • ハマーン様
  • シャリア・ブル(ヒゲマン)
  • アポリー、ロベルト
  • ブレックス(エゥーゴの創設者)
  • ララァ(NT娘1号)
  • クスコ・アル(NT娘2号)
  • マリオン(NT娘3号)
  • アカハナ、ブーン(水泳部代表)
  • シーマ様(0083真のヒロイン)
  • セイラさん(まさかの妹)
  • トクワン、デミトリー
  • マリガン(もう一人の副官くん)
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