起きたら赤い彗星になっていたので取り敢えずキャスバルジオンやるわ   作:ジャック・オー・ワンタン

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続きになります!

タイトルから察する通り、遂に彼の出番がやって来ました!


第13話:ブレックス・フォーラ

ごきげんよう・・・そんなことを言っている暇ではないシャアである。

 

シイコの乗るG-3ガンダムに乗機を撃破された俺はガンダムを撃破される直前で脱出し、助かったものの打ちどころか悪く気を失ってしまった。

 

やっと意識を取り戻したけど・・・目が覚めたらまた元の世界に戻ってたり?それとも連邦の牢屋にぶち込まれてたりするのか?

 

怖いな・・・そう思いながらも恐る恐る目を開けると視界が顕になる。

 

「むっ?」

 

起き上がるとそこはやや豪華な部屋が広がっており、外からは海が一望できる・・・正にリゾートホテルの様な部屋だった。

 

「ここは?」

 

仮面を被っていないまま辺りを見渡す。

 

「気がついた様だな。」

 

背後から聞こえた声に俺は動きを止めて振り返る。

 

「ッ!?」

 

そこには栗色の髭を生やした男・・・ガノタなら知っているエゥーゴの創設者ブレックスの姿があった。

 

えっ!?ブレックスのオッサン!?え?そうだよね?本物だよね!?マ?マジで?

 

「貴方は・・・ブレックス・フォーラ大佐ですかな?」

「私のことを知っているのか?赤い彗星。」

「何故、敵である私を?」

「さあ、何故だろうな。だが君はこうして助かった。これが何を意味するか分かるな?」

 

ブレックスの言葉に俺は警戒する。確かに彼は話の分かる男だ。仲間にもしたい。でも、いざ目の前にすると・・・手の震えが止まらなくなる。

 

「私を捕虜として突き出すつもりですか?」

「そんなつもりはない。私は君を捕虜に突き出すほど落ちぶれてはいない。ある人に保護を頼まれたのだ。」

「ある人に?それは?」

「今は言えん。まあ、そう警戒するな。君も私を殺す気が無いのならね。」

 

彼の言葉を聞いて俺はようやく警戒心を解く。・・・やっぱこの人は話が分かりそうだ。

 

「君はジオン・ダイクンを知っているかね?」

「急に何故それを?」

「彼はスペースノイドの自立の為に連邦政府と戦う決意をした。だが、武力で解決しようとしたザビ家によって志半ばで倒れてしまった。この戦争はザビ家が仕掛けたもの・・・だが、連邦政府の腐敗がその引き金になった。全ての原因は政府の腐敗にあるのだよ。」

 

ブレックスの言葉に俺は恐る恐る尋ねた。

 

「貴方はその腐敗した連邦政府の議員であると伺っています。貴方もその1人ではありませんか?」

「無論だ。そう答えざるを得ないな。シャア・アズナブル・・・いや、キャスバル・レム・ダイクンだったかな?」

「ッ!?」

 

ええっ!?ブレックスなんでシャアの正体知ってるのぉぉ!?俺は驚きのあまり変な顔になりそうだった。

 

「君がジオン・ダイクンの遺児であり、彼の目的を達成しようと考えている事も知っている。」

「ならば私を助けたのもその為?」

「察しがいいな。その通りだ。」

「貴方は何をしたいのですか?」

 

俺は恐る恐るブレックスにそう尋ねた。

 

「私は政府を正す為に立ち上がりたい。その為にはダイクン家の力を借りるのも手であると思っている。」

「それで私を助けたのですか?」

「そうだ。私に協力してくれるかね? 」

 

ブレックスの誘いに俺は棚から牡丹餅が降ってきた気分になった。マジかよ・・・まさかの誘いたかったブレックスから逆に誘いの言葉が来るなんて・・・これもしかしてあれか?エゥーゴルートか?じゃあ俺はノースリーブグラサンに・・・いやいやそれは流石に無いか。

 

しかし、どうしようか?確かにブレックスから誘いを受けたのは嬉しいし生きているのもまた運がいい。でも今はヒゲマンやラルさん、ドレンとメイちゃんと一刻も早く合流したい。いや、この際なんとでもなれだな。

 

「協力の声をかけて頂きありがとうございます。ですが私にもジオンに帰りを待つ部下が居るのです。彼らにも私の素性を明かしており、生きていることを知らせなければなりません。」

「そういう事か。つまり君の部下も私の元に引き入れるのが条件かな?」

「はい」

「それなら構わない。ならば先に君の部下に会う必要があるな。」

「ありがとうございます。」

 

サンキュー!ブレックス!話早くて助かるぜ!流石はエゥーゴの創設者だ!

 

「だが、ここは南米にある私の別荘・・・最近、連邦でも良からぬ者が動いていてな・・・」

「ブレックス大佐も敵が多いのですね。」

「政治家とはそんなものだ。監視の眼をくぐって君をジオンの領地である北米に逃がすことにしよう。ああ、それと君の荷物を纏めておいた。」

 

ブレックスはそう言うと俺に仮面とヘルメット、そして赤いジオンの士官服の入ったスーツケースを渡してくれる。

 

「北米に入ったらこれに着替えなおすといい。それまで何かしらで素性を隠すべきだ。」

「ならばこれで」

 

俺はそう言うとサングラスをかけて"クワトロ・バジーナ"の顔に変身?する。

 

「良かろう。では、私が北米行きの空港まで届ける。私と接触したことはくれぐれも君が信用できるジオン関係者以外には秘密でな」

「分かっております。」

 

ブレックスと会ったことを他言無用にすることを約束した俺は早速、北米へ向かう準備を進めるのだった。

 




シャア運が良いのかブレックス陣営に拾われて一安心。どうやら前倒しで結成されたティターンズをよく思っておらずエゥーゴ結成フラグを立てているようですね。

ただ、残念ながらセイラさんは一緒じゃない様でここで妹との再会は果たせず。ただ、彼女との再会はもう少し先になります。(焦らし)

さあ、変わっていく一年戦争の歴史。次話からとんでもない展開になるのでお楽しみ下さい。


混乱していく宇宙世紀そろそろここで活躍して欲しい人は?

  • 漁夫の利を狙って早めの帰還 シロッコ
  • シャア共闘ルート? ハマーン
  • 新生ジオン決起! ガルマ
  • ティターンズ独立 ジャミトフ
  • ティターンズもヘイト? シイコ
  • リュウと共にシャア合流 ブライト
  • 兄上も甘いようで・・・ キシリア
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