起きたら赤い彗星になっていたので取り敢えずキャスバルジオンやるわ   作:ジャック・オー・ワンタン

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続きになります!

シャア・・・いや、クワトロさんがレビルを助けに行くZOE!!

???「クワトロじゃない!シャアだ!訂正しろ!俗物!」

あの・・・アクシズの女王は帰ってください。


第15話:レビル救出!

ー宇宙世紀 0079 10月12日ー

 

「それで?シャアの行方は?」

「やはり掴めません。」

「・・・そうか。」

 

捜索隊の報告にガルマは落胆する。行方不明となった親友を捜して早数日・・・ガルマは親友シャアの搜索を懸命に行っていたが全てやることが空振りに終わっていた。

 

「大佐。もう捜索は打ち切っても良いのではないでしょうか?」

「それは出来まい!私はなんとしてでもシャアを探す!彼は士官学校時代での親友だった!それに北米では自ら殿を名乗って私達を守ってくれた!」

 

ガルマは自身の副官ダロタにシャアへの想いを語る。

 

「私はシャアの様に強くない。だから北米に来てくれた時とても嬉しかった。友として戦友として私は彼を捜す義務がある!例え、キシリア姉さんにもドズル兄さんにもギレン兄さんに失望されてもだ!」

「た、大佐・・・。」

 

決意に満ちた目をするガルマを見てダロタは驚く。・・・"こんなガルマ様は初めて見た"と

 

「777独立遊撃隊は?」

「はっ、現在もキャリフォルニアベースに待機しています。」

 

部下の報告を聞いたガルマは腹を括った表情をして驚くべき行動に出た。

 

「分かった。ソドンの艦長代理ドレンに伝えてくれ。今後のソドンとその所属艦隊の指揮は私が行うと!」

「なっ!?本当に言っているのですか大佐!!」

「777独立遊撃隊の独占指揮は軍法会議にあたります!」

「構わん!シャアを・・・親友を救う為だ!友を助けるのに規律など要らない!」

 

777独立遊撃隊の独占指揮・・・それはジオンの軍規を破る行為であり、ザビ家の人間でも極刑は免れられない行為である。しかし、ザビ家そのものの本質に疑問を抱き始め、"甘さを捨て始めている"ガルマにとっては最早、恐れるものではなかった。

 

全ては親友を救う為に・・・

 

◇デンデーンデデデデーン シュウッ!◇

 

ごきげんようシャアであ・・・シーッ!話しかけないでもらえるだろうか?今、私はレビル将軍が軟禁されているジャブロー基地の内部に潜入しているのだ。

 

ブレックスのおかげで"クワトロ・バジーナ"という名の連邦軍関係者に一時的になれた俺はジャブローへの侵入を許され、こうして基地の中をウロウロ出来ている。にしても・・・連邦のセキュリティって案外ガバガバなんだな。まあ、上層部が無能だからこの辺も適当なのだろう。

 

「もうすぐレビル将軍の居るエリアだ。ここからはジャミトフの息のかかった連中が多くなる。気を引き締めろよ。」

「分かっています。」

 

ブレックスの言葉に強く頷き、俺は拳銃を片手に周囲を警戒した・・・次の瞬間。

 

「止まれ。」

 

背後から声を掛けられ、俺とブレックスは立ち止まるとヒヤリとなる。やっべぇ!見つかった?と思いながら振り返るとそこにはあの人の姿があった。

 

「ヘンケン君か。驚かさないでもらえるかな?」

「はっはっはっ。ここに来てくださいと言ったのは大佐ですよ?」

「そうだったな。」

 

なんだよ〜ヘンケンさんか〜てか、髪の毛フッサフサだな。確か富士急ハイランドのアトラクションに一年戦争時代のヘンケンとその部下が出てきていたような?

 

「ん?彼は?」

 

ヘンケンは俺を見てブレックスに尋ねる。

 

「彼はクワトロ・バジーナ。クワトロはコードネームだが本名はここでは言えん。レビル将軍救出の為に協力して貰っているのだ。」

「お初お目にかかりますヘンケン少佐。クワトロ・バジーナです。」

「そ、そうか・・・宜しく頼むぞ。」

 

俺とヘンケンは握手を交わして挨拶する。

 

「それで?レビル将軍の状況は?」

「はい、どうやらバスクが存分に暴力を振るっている様でかなり衰弱しきっています。」

 

ヘンケンの言葉を聞いて俺はわなわなと拳を震わせた。あのハゲゴーグル!レビルに対してもそんなことしてんのかよ!!

 

「バスクめ・・・どうせ範疇を越えた暴力を振るっておったな。」

「レビル将軍のいる独房まではもうすぐです。ティターンズ関係者も今は居ません!早く!」

「あぁ!」

 

俺達は再び拳銃を構えるとティターンズ関係者に悟られないようにレビルのいる独房までやって来る。

 

「あちらです!あちらに将軍が!」

「ッ!?」

 

ヘンケンの指差した独房の中にいるレビルを見て俺は思わずその痛々しい姿に声を上げそうになった。鈍器のようなもので殴られた痣だらけの顔、沢山の切り傷を負った手足・・・そこには敵ながら尊敬すべき勇将とは程遠いレビルが胡座をかいて座ったまま俯いていた。

 

「将軍!将軍!」

 

ブレックスは迷わずレビルの前にやって来て声を掛ける。

 

「んぐ・・・その声は・・・ブ、ブレックスか?」

「はい、ブレックスです。私が見えますか?」

「あぁ、見えている。」

 

レビルは腫れていない左目でブレックスを見て頷く。

 

「それで・・・何をしに来たのだ?」

 

そう尋ねるレビルを他所にヘンケンが独房の鍵を解除して扉を開けた。

 

「ここから出ましょう。」

「まさか!私を助けに来たのか!?君達も連邦に居れなくなるぞ!」

「構いません。どの道私達は連邦を正す為に独立する気でいました。それが今になっただけです。」

「そうか・・・腹は括っているのだな。」

 

ブレックスの迷いない眼を見て、レビルは立ち上がると囚人服のまま独房から出てくる。うわぁーレビル将軍だぁ!貫禄あって思わず緊張しちゃいそうだ。

 

「・・・この者は?」

「お初お目にかかります。レビル将軍。私はクワトロ・バジーナ。訳あってコードネームを使わせております。今はブレックス大佐と協力関係にあるのです。」

「そうか、私の為にすまない。」

「いえ、貴方の様な方をこの様な形で亡くすのは惜しい。早くここから出て傷の手当をしましょう。」

 

俺はレビルの手を取ると周囲を警戒しながらジャブロー基地脱出を図る。

 

「この先のドックに私の部下が操縦する輸送機が待機しています。」

「了解した。クワトロ君。レビル将軍の護衛を・・・」

「お任せください。」

「むっ?誰だ!」

 

ヘンケンさんの部下がいる輸送機まで目指そうとしていた矢先・・・ティターンズの軍服を着た士官に見つかってしまう。

 

「くっ!大佐とクワトロ殿は先に向かってください!!」

 

ティターンズの士官が銃を構えるとヘンケンが殿を務めて拳銃を発砲した。

 

「ぐはっ!!」

「命までは取らん。」

「くっ・・・くっそーぉ!!おい!応援だ!レビルが逃げるぞ!!」

 

負傷したティターンズ士官は応援を呼びかけると俺達はその隙に輸送機のあるドックへ辿り着く。

 

「少佐ー!!こちらです!!」

 

輸送機の傍までくると壮年の男がこちらに手を振って呼びかけてくる。おっ!アイツはアダム・スティングレイじゃないか!!ガンダムではかなりマイナーなキャラだけどヘンケンの部下と言えばやっぱコイツだよなぁ!!

 

「アダム!直ぐに発進させろ!」

「了解!・・・ってこのグラサンの人は??」

「細かい話は後だ!ティターンズの輩がモビルスーツを出す前に逃げるぞ!!」

「りょ・・・了解!!」

 

俺を見て戸惑いながらもアダムは直ぐに操縦席へ向かい、輸送機をジャブローから発進させる。こうしてレビル将軍救出作戦を成功させた俺達は何とかジャブロー基地から脱出し、ティターンズの魔の手から逃れるのだった。




何とかレビルを助けることに成功したシャア・・・クワトロ一行。にしてもバスクはレビルに対しても容赦ないとか人の心無いんですかね?

そしてジャブローから逃げたはいいもののブレックス達はこれからどうするのか?軍の規律を破ったガルマはどうなるのか?

そして・・・ヘンケンやアダムの登場。シャアの仲間候補どんどん増えていきますよ~

色々気になる事はありますが先ずは助かったことを喜びたいですよね。


本作における
ダロタ
ICV:古川登志夫
ガルマの部下で階級は中尉。本作ではガルマの副官。原作ではガルマの敵討ちをしようとしたイセリナをエスコートして例の天パとガンダムにやられた人。シャア捜索を続けるガルマに捜索打ち切りを進言するも断られる。

ヘンケン・ベッケナー
ICV:小杉十郎太
地球連邦軍少佐。Zで出てきたエマと幸せになって欲しかった男ことヘンケン艦長。本作では某野望シリーズを踏襲してブレックスの右腕的ポジになっている。

シャア、ブレックスと共にレビル救出作戦を決行した。

アダム・スティングレイ
ICV:宝亀克寿
地球連邦軍曹長。富士急ハイランドのアトラクション、ガンダム・ザ・ライドに出てきたガンダム初心者にとっては超マイナーキャラ。(作者から見た偏見です。鵜呑みにしないでください。)ヘンケンの用意した輸送機でシャア達と共にジャブローを脱出する。

混乱していく宇宙世紀そろそろここで活躍して欲しい人は?

  • 漁夫の利を狙って早めの帰還 シロッコ
  • シャア共闘ルート? ハマーン
  • 新生ジオン決起! ガルマ
  • ティターンズ独立 ジャミトフ
  • ティターンズもヘイト? シイコ
  • リュウと共にシャア合流 ブライト
  • 兄上も甘いようで・・・ キシリア
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