起きたら赤い彗星になっていたので取り敢えずキャスバルジオンやるわ   作:ジャック・オー・ワンタン

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お待たせ致しました。続きになります。

感想コメで本作の展開等に疑問を抱く人が多かったのですがそれでも私は続きを書きたいと思います。

と、言うことでシャアの帰還とガルマ覚醒回です!


第18話:シャアの帰還

ー宇宙世紀0079 10月20日ー

 

ごきげんようシャアである。妹との再会を果たしてから数日経った頃、俺はそろそろジオンに戻り、自身の生存を伝える為にシャアへ素性を戻して北米へ旅立つ事にした。

 

その直前、シイコ率いるペガサス部隊がベルファストへ進行していると情報をキャッチしたがレビルに協力する事を決意したティアンムとコーウェンの策略により彼女達はジャブローに帰らされてしまった。

 

いやぁ、まさかあの2人まで俺達に付いてくれるとは思いもしなかった。流石はレビル派と呼ばれる人達だ。

 

そう関心し、アルテイシアと暫しの別れを告げた俺はようやく北米大陸へ侵入することが出来た。

 

「さて、赤い彗星の帰還を知らせるとしようか?」

 

空港のトイレでシャアの軍服に着替えた俺はそのまま出てくると検問所までやってくる。

 

「そこのもの止まれ!今から荷物検査を・・・!?」

 

俺を検問しようとしたジオン士官がこちらを見た途端、目を大きく見開く。まるで幽霊でも見たかのような表情だ。

 

「シ・・・シャア中佐!?」

「やあ、帰りが遅くなって済まない。私はこの通り生きている。ガルマ大佐に繋げられるかな?」

「ま、待ってください!念の為、本人の確認を!」

「あぁ、するといい。私がシャアだと証明される筈だ。」

 

軽く身体検査を行い、付けていたジオン十字勲章が本物である事も確認、そして俺の持っているジオン軍人を示す物全てを鑑定した結果、俺は晴れて帰還となった。

 

「シャア中佐!ご無事でなによりです!ガルマ様がきっと喜ばれます!」

「中佐!所属の777独立遊撃隊がこちらへ向かいます!ガルマ様も同乗されております!」

「ありがとう。私はいい友人に恵まれたようだ。」

 

俺は笑みを浮かべ暫く見せていなかった仲間達との再会を喜ぶのであった。

 

◇◇◇

 

シャア中佐が行方不明になってから15日程経過したこの日、私、シャリア・ブルはガルマ大佐の命で中佐の行方を捜していた。

 

しかし、目ぼしい情報は入らず私達の精神も完全にお通夜状態であった。

 

「シャリア殿、大丈夫か?少しは休んだらどうだ?」

「ドレン殿こそここ何日かろくに休まれていないではないですか?」

「はははっ、部下に情けない姿を見せられないからな。」

 

ドレン殿は心では笑っていない笑い声を上げ、私はそれに微笑む。

 

中佐・・・貴方は何処へ?あぁ・・・意識が薄れそうだ。メイ軍曹もあれから口を聞かずずっと部屋に引きこもってモビルスーツ開発の設計図を書いている。もう、限界だろう。そう思っていた時だった。

 

「ドレン艦長!シャリア大尉!緊急連絡です!先程、キャリフォルニアベースの空港にてシャア中佐がお見えになられました!!」

 

その報告に私とドレン殿は目を見開くと同時に夢を見ている様な気分になるのだった。

 

◇デンデーン デデデデーン シュウッ!◇

 

 

「シャア!!」

 

空港で開口一番、ソドンから降りてきたガルマが俺に駆け寄って来る。相変わらず元気そうだな。

 

「ガルマ、遅くなってすまない。迷惑をかけたようだな。」

「本当だぞ!君が居なくなってから私や君の部下は生きた心地がしなかったのだから。」

 

俺の両手を取りながらガルマがそう言った途端・・・

 

「中佐ァァ!!」

 

そんな声と同時に俺は華奢な身体に抱きつかれ、危うく倒れそうになった。メイちゃんだ。顔がまるで0083に出てくる"アイツ"みたいにくしゃくしゃになってる。

 

「ぐすっ・・・中佐ァ!会いたかったです!」

「メイ、迷惑を掛けたな。」

「本当ですよ!どれだけ心配したと思うんですか!!」

 

メイはそう言うと少し怒った様子を見せて涙を拭う。多分、俺の訃報を聞いて一番悲しんだのは彼女だろう。

 

「「中佐!」」

 

その後にシャリアとドレン、デニム、エグザべ君もやって来て俺の元に集った。

 

「シャリア、ドレン。只今帰還した。」

「ええ、ご無事でなによりです。中佐。」

「その御様子ですと撃破されたものの脱出はなされたようですな。」

「ああ、早く合流したかったが出来なくてな。」

「ギレン兄さんとキシリア姉さん、ドズル兄さんにも君の生還を伝えておいた。今はゆっくり休むといい。」

 

ガルマの言葉に俺は彼に顔を向けて頷いた。

 

「そうだな。だがその前にやるべき事がある。皆は後で会議室へ来てもらいたい。」

 

俺の言葉にシャリア、ドレン、メイちゃんは暫く驚いた表情を見せるも何かを察すると無言で頷くのだった。

 

◇◇◇

 

「ええっ!?ブレックスとレビルに接触して協力関係を築けたのですか!?」

 

ソドンの会議室で俺は行方不明の間の経緯を皆に伝えた。

 

「あぁ、まさかレビルにまで会えるとは思わなかったが彼はV作戦の件で失脚した後、連邦を正す為に協力と決起を決意したそうだ。」

「確か諜報部の情報ですと最近、連邦の総司令官がジーン・コリニーに代わり、"ティターンズ"と呼ばれる特殊部隊が軍の手綱を握るようになったと聞いています。」

 

流石はヒゲマン。どうやらそこまで調べていた様だ。

 

「連邦側でも頼もしい味方が出来た。後は・・・」

「全て聞かせて貰ったよ。シャア」

 

そんな声と共にガルマが会議室へ入ってくる。あ、やべ!聞かれてたのか!?一同もガルマの登場に焦りを見せた表情を浮かべる。・・・くそっ!ガルマになんて釈明しようか?そう思考を巡らせていた時だった。

 

「協力者が必要なら私に声を掛けてくれ。」

「・・・え?」

 

彼の言葉に俺はキョトンとする。ガルマ?お前、どうした?

 

「ガルマ、我々が話していた内容を理解しているのか?」

「ああ、君の正体も薄々だが気づいていた。シャア・・・いや、キャスバル。」

 

察しが良すぎるガルマに返す言葉を無くす。コイツ、めちゃくちゃ甘ちゃんだったのに何があったんだ?

 

「私もジオンに思うところがあってな。私も連邦とジオン、どちらも正すべきだと思うようになった。でも私には兄や姉の様に人を集める力がない。」

「私はそうは思わんぞガルマ。」

 

俺はガルマの肩を叩いて言った。

 

「人は万能ではない。私だって思うのだ。野心家かもしれないとな・・・」

「シャア・・・」

 

ガルマは拳を握りしめ、何かを決意した表情を浮かべて言った。

 

「シャア、ブレックス大佐とレビル将軍と連絡は取れるのか?」

「連絡先を知っているから問題は無い。」

「そうか・・・ならば!」

 

ガルマは俺を見ながらこう言った。

 

「ブレックス大佐とレビル将軍と極秘で会談を行いたい!今こそ我々は手を取り合うべきだ!」

 




本作のガルマはもしかしたらニュータイプかも知れません。(適当)

しかし、ガルマも協力関係になっということは・・・そうです!シャアとガルマのMAV戦術がめちゃくちゃ見れます。

キャスバル、レビル、ブレックス、ガルマの4人が次話辺りで集まるかも知れません。

いよいよ連邦、ジオンに次ぐ組織が誕生します!

混乱していく宇宙世紀そろそろここで活躍して欲しい人は?

  • 漁夫の利を狙って早めの帰還 シロッコ
  • シャア共闘ルート? ハマーン
  • 新生ジオン決起! ガルマ
  • ティターンズ独立 ジャミトフ
  • ティターンズもヘイト? シイコ
  • リュウと共にシャア合流 ブライト
  • 兄上も甘いようで・・・ キシリア
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