起きたら赤い彗星になっていたので取り敢えずキャスバルジオンやるわ   作:ジャック・オー・ワンタン

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続きになります。

ジオニックフロントで登場した闇夜のフェンリル隊の登場です!


第23話:闇夜のフェンリル隊

ー宇宙世紀 0079 11月6日ー

 

ジオン公国領フランスにてとある部隊が対連合軍の刺客として送られていた。

 

多数のガウから基地に降下したザクやグフには皆、シールドに狼のエンブレムが描かれており、ザクや旧ザクに至っては皆スパイクシールドを装備していた。

 

ジオン公国軍特殊部隊・・・"闇夜のフェンリル隊"北欧神話に登場する狼の名を冠したこの部隊は折り紙付きの精鋭部隊が配属されており、今回、ヨーロッパ侵攻作戦を発動した連合軍の動きを察知したキシリアから防衛要員として召集されたのであった。

 

「隊長、ネオ・ジオンとエゥーゴがヨーロッパ侵攻を発動したということはオデッサを狙っているのでしょうか?」

 

ル・ローアが隊長であるゲラート・シュマイザーにそう尋ねると彼は深く頷いた。

 

「恐らくそうだろう。だが、それ以前に赤い彗星がジオン・ダイクンの忘れ形見だったことには驚いたがな。」

「でもあれでしょ?キャスバルってやつは敵討ちの為に反旗を翻したんじゃないんですか?」

「だとしたらガルマ元大佐が呼応して同盟を組むとは思わないがな。」

 

ル・ローアはマット・オースティンにそう答えると隊の若手もまた意見を述べた。

 

「隊長は確か青い巨星のランバ・ラルとお知り合いでしたよね?ネオ・ジオンに付いていこうとは思わなかったんですか?」

「奴には奴の誇りがある。私はそれを尊重したいだけだ。」

「それはたとえ・・・お互いに戦場で出会っても・・・ですか?」

 

隊の若手・・・ニッキ・ロベルトにゲラートは深く無言で頷いた。

 

「赤い彗星がジオン・ダイクンの息子かぁ〜凄いわね。あの仮面の下、かなりの美男子って噂だったけどある意味本当だったのね。」

「シャルロッテ、お前そんな事を気にしてるのか?」

「あら、女兵士なら誰もが考えることよ?」

 

同僚であるシャルロッテ・ヘープナーにニッキは顔を顰めた直後、警報が鳴り響いて一同に戦慄が走る。

 

『ベルファスト方面から連合軍の部隊を確認!ネオ・ジオンのソドンと所属不明艦が接近中!』

「ご苦労、マニング。全員!出撃だ!」

「「はっ!」」

 

見回りを行っていたマニングの報告を受け、闇夜のフェンリル隊は出撃する。果たして彼らの命運は如何に?

 

◇デンデーン デデデデーン シュウッ!◇

ー宇宙世紀 0079 11月7日ー

 

ごきげんようキャスバルである。ジオンの対空防衛を退けてフランスまで侵攻した我々連合軍はジリジリとジオンを追い詰めていた。

 

「総帥、読みが当たりましたな。ジオンは勢力を弱めてオデッサに逃げて行きます。」

「やはりマ・クベの作戦か。恐らく我々を油断させてオデッサで袋叩きにする気だろう。」

 

ドレンの報告を受け、俺は異様にジオンの抵抗が緩い原因はマ・クベの作戦だと確信する。原作だとあの壺男は核ミサイルを使おうとした奴だ。何をしてくるのか分からない。警戒しなければ・・・レビルも同じ考えをしているだろう。

 

「にしても・・・ありゃあ凄いな。」

 

そんな中、ネオ・ジオン軍地上方面軍司令クランプ"大佐"はブリッジから双眼鏡でソドンと並行して航行するエゥーゴの戦艦を見た。

 

「あれがエゥーゴの旗艦にしてレビル元帥の座乗艦・・・『トロイホース』か。」

 

俺はそのエゥーゴの戦艦・・・レビルの乗る戦艦を見つめる。見た目はまんまポケ戦に出てきていたグレイファントムだな。フルバーニアンも作れたんだしその内、アナハイムの力を使ってアルビオンとかアーガマも作り出しそうだな。コイツら

 

「あ、あの!そ、総帥。ド、ドレン艦長。次の作戦の資料を・・・わあっ!」

 

するとぎこちない女性の声が聞こえると同時に俺の背後で誰かが転ぶ音と共に書類がブリッジに散らばってしまう。

 

「コモリ!何をしている!」

「す、す、すみません!緊張してつい!」

 

ブリッジクルーに叱られた女性は慌てて書類を回収する。ん?コモリ?・・・おいおいマジかよ!誰かと思ったらGQuuuuuuXに出てきたコモリんじゃないか!!

 

「大丈夫かね?」

「わあっ!そ、総帥、すみません・・・すみません」

「はっはっはっ!そんなに謝らなくとも構わないさ。肩に力が入りすぎているが心配は要らない。」

「あ、ありがとう・・・ございます。」

 

俺の励ましの言葉にコモリんは立ち上がって一礼する。GQuuuuuuXではしっかり者のイメージがあったけどこんなぎこちないってことはエグザべ君と同じ感じかな?

 

「無礼をしてしまい申し訳ございません。総帥。コモリ戦時伍長はまだ実習兵でして・・・」

「それなら無問題だ。その代わり、貴女がしっかり面倒を見てやってくれ。彼女は良いブリッジクルーになる。」

「は、はっ!」

 

教育係のブリッジクルーは敬礼してコモリと共に書類をドレンに渡すと彼もまた彼女達に励ましの言葉を投げかける。

 

ヒゲマンのやつ・・・コモリんもソドンに居るなら言えばいいのにさ。

 

「総帥!敵部隊を確認しました!」

「了解した!ドレン!」

「はっ!総員!第1戦闘配置急げ!」

「「はっ!」」

 

そうこうしている内にフランスにある基地周辺まで侵入すると俺達は戦闘態勢に入る。

 

『デニム小隊出るぞ!お前達!絶対に生きて帰るぞ!』

『はい!エグザべ・オリベ!ゲルググ出ます!』

 

作戦通りデニム小隊が出撃するとデニムらドム部隊がジャイアントバズと拡散ビームで敵部隊を錯乱させるとエグザべの駆るゲルググがビームライフルでトドメを刺し、ジオンの出鼻を挫く事に成功する。

 

「上手くやったな。エグザべ"曹長"は・・・私も負けてられんな!」

 

エグザべ君の活躍に笑みを浮かべると俺は操縦桿を握り締めた。

 

「私だ!フルバーニアン出るぞ!」

『進路クリア!総帥!ご武運を!』

「やってやるさ!」

 

メイちゃんにそう返事してフルバーニアンを出撃させる。うおっ!相変わらず凄まじいGだ!・・・でも!伊達にシャアザクとガンダムを操縦してきていない!

 

空中で一回転しながら高速で地上に着陸するとマシンガンを手にジオンのザク部隊と相対する。そんな俺に続くかの様にアンディとリカルドのゲルググも出撃して着陸すると俺と並び立って武器を構えた。

 

「喰らえ!」

「こなくそーっ!」

 

アンディとリカルドは早速、卓越した連携でザク部隊を圧倒し、次々とモビルスーツを撃破していく。うひょー流石はリック・ディアスのパイロットだ。

 

「アンディ、リカルド。流石だな。」

『これでもベテランですよ?負ける訳ないでしょ?』

『総帥の機体は人気がありそうですので我々で足止めしますよ。』

 

2人はモノアイでこちらを見ながらそう言ってくる。いやぁ〜頼もしいなぁ。

 

「デニム小隊も戦果を次々と上げている。彼らにも負けてられんな。」

 

久々のモビルスーツ戦に俺の士気も上がる。折角、フルバーニアンに乗ったんだ。いっちょやってやるか!そう意気込んだ時だった。

 

『総帥!敵部隊増援です!』

『ありゃあ・・・まさか!闇夜のフェンリル隊か!?』

「何っ?」

 

リカルドの放った隊の名前に俺は戦慄が走って基地の方へ顔を向ける。

 

そこには狼のエンブレムを施した数機のザクとグフの部隊・・・闇夜のフェンリル隊が俺達と相対するのであった。




次回、いよいよネオ・ジオンVS闇夜のフェンリル隊!

本作における
コモリ・ハーコート
ICV:藤田茜
ソドンに配属されたネオ・ジオンの実習兵。伍長の階級が与えられている。GQuuuuuuX原作とは違い、緊張しすぎて書類をばらまいたりするなどおっちょこちょいな性格となっている。エグザべ同様、原作より前なのかやや幼さが残る顔つきとなっている。

ラシット
ICV:広瀬さや
ソドンのブリッジクルーでGQuuuuuuX原作ではソドンの艦長だった人。今回、名前は登場していないがコモリの教育係を務めている。階級は大尉。書類をばら撒いたコモリのミスをキャスバルに謝罪するが成長を期待した彼から引き続きコモリの教育をお願いされる。

闇夜のフェンリル隊
原作通りキシリア麾下の部隊として登場。今回はオデッサ防衛の為にヨーロッパから進軍していたネオ・ジオン、エゥーゴ連合軍を迎え撃つ作戦を遂行する。

隊長:ゲラート・シュマイザー
ICV:石塚運昇
闇夜のフェンリル隊 隊長。ランバ・ラルとは旧知の中でネオ・ジオン陣営に行った彼にも誇りがあると感じ、いずれ敵同士で戦場で出会っても戦う覚悟を決めた。

隊員
ル・ローア ICV:山路和弘
マット・オースティン ICV:宇垣秀成
ニッキ・ロベルト ICV:石田彰
シャルロッテ・ヘープナー ICV:市原由美
リィ・スワガー ICV:諸角憲一
マニング ICV:幹本雄之
レンチェフ ICV:稲葉実

登場機体
トロイホース
エゥーゴの旗艦であるペガサス級の戦艦。見た目はポケ戦に出てきたグレイファントムと同型だがこちらはオリジナル設定でエゥーゴカラーになっている。レビル元帥の座乗艦でもある。

闇夜のフェンリル隊に関してはソフィ、サンドラは時期的に未加入の為、未登場。明らかにキャスバルの敵ではないが果たして彼らは生き残ることができるのか?

某海賊様「だから作者!お前は一体どっちの味方だぁー!」
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