起きたら赤い彗星になっていたので取り敢えずキャスバルジオンやるわ   作:ジャック・オー・ワンタン

24 / 31
続きになります。

ネオ・ジオンVS闇夜のフェンリル隊の回です!


第24話:群狼

「あれが・・・闇夜のフェンリル隊!」

 

闇夜のフェンリル隊のエンブレムを見て俺は戦慄する。うわぁあれがジオニックフロントの・・・機体はザクとグフだが油断出来ない相手だ!!

 

『こなくそー!落としてやる!』

「リカルド!気をつけろ!奴らはかなりの手練れだ!」

『性能だけで勝てないことは分かっています!』

 

俺にそう返したリカルドはビームライフルを放つとそれらを回避したグフが一気に接近してきて俺にヒートロッドを伸ばしてくる。

 

「ちいっ!」

 

上手く回避した俺はグフを見て身構える。確か闇夜のフェンリル隊のグフのパイロットはレンチェフだったか?

 

『赤い彗星・・・アースノイドと手を組んだ裏切り者が!!』

「手を組んだのは間違いないが奴らもまた連邦を裏切った。我々は人類全体をスペースノイドにする為に戦っている。」

『ハッ、綺麗事を!俺がここで殺してやるよ!裏切り者!』

 

俺の事を裏切り者と揶揄したレンチェフはヒートサーベルを振り上げて攻撃してくる。あぁ、めんどくせぇ。コイツそう言えば飛び切りの連邦嫌いだったなぁ。

 

「ええい!」

 

俺はマシンガンで牽制しながらヒートサーベルが迫ったタイミングでビームサーベルに持ち替えると鍔迫り合いになってレンチェフと睨み合った。

 

『赤い彗星もこの程度なのか?案外楽勝じゃないか。』

「貴様如きに本気を出しているほど私は暇ではない!」

 

煽ってくるレンチェフに対してそう言うと俺は奴をシールドで突き飛ばし、仰け反った隙を突いてグフの両腕を切断した。

 

『うわぁぁぁあっ!!』

『レンチェフ少尉!』

 

戦闘不能になったレンチェフを見てマニングが救援に駆けつけると俺にザクマシンガンを放ってくる。ついでだ。こいつもちょちょいのちょいよ!フルバーニアンのバーニアで一気に加速させ、俺はそのままマニングのザクに蹴りをお見舞いした。

 

『うわぁぁぁあ!』

 

地面に倒れたマニングのザクに俺はビームサーベルを器用に扱って両腕を切断する。

 

「フン、その機体では話にならんな。」

 

戦闘不能に陥れたレンチェフとマニングに対してそう言い残すと俺はアンディ、リカルドが交戦している残りのメンバーの元へ急接近する。

 

「はあっ!」

『うわぁぁぁっ!!』

『ル・ローア少尉!くそっ!』

 

俺の蹴りで地面に飛ばされたル・ローアのザクを見て、ニッキはこちらにモノアイを向けながらヒートホークを構えた。ほう?やる気か?

 

「ニッキ・ロベルトか。未だ新兵上がりの貴様に私を倒せるかな?」

『やってみなきゃ分からないだろ!俺は諦めない!』

 

威勢はよし・・・じゃあ望み通りに・・・マシンガンからビームサーベルに持ち替えてシールドを捨てて柄を両手で持った。

 

『うおおおおおっ!』

『ニッキ!』

 

果敢に俺へ挑むニッキにシャルロッテは声を掛けるが彼女に構わずヒートホークを振り落とす。

 

しかし、俺は直前にバックパックのバーニアをザクに向けて噴射させて怯ませると直ぐにヒートホークを持っている腕を切断して呆気なく戦闘不能にさせた。

 

『ぐわぁぁぁ!』

『ニッキ少尉!大丈夫です・・・ぐわあっ!』

 

倒れた彼を救援しようとしたリィー・スワガーもまた乗機の左脚をアンディに撃たれて倒れてしまう。

 

「アンディ、リカルド。無闇な殺生はするな。」

『了解です。』

 

2人にパイロットを殺すなと指示した俺は残ったマット・オースティンとシャルロッテのザクを見る。

 

『畜生、皆やりやがって。おい、あまり足を引っ張るなよ?』

『大丈夫よ。ニッキじゃないんだから。』

 

2人はそう言うと俺達にバズーカとマシンガンを構える。あと2人か・・・よし!こちらも意気込んで迎え撃とうとした時だった。

 

『待て、2人とも。奴らと戦うのはよそう。』

『た、隊長!?』

 

隊長であるゲラートが突然、2人を止める。来たか!闇夜のフェンリル隊隊長!

 

『赤い彗星。貴官の目的はなんだ?』

 

ゲラートは俺に交信してきて目的を尋ねてくる。・・・コイツ確かランバ・ラルの知り合いだったよな?

 

「・・・その名は捨てた。私はキャスバル・レム・ダイクン。ジオン・ダイクンの遺児だ。」

『それは承知している赤い彗星・・・いや、キャスバル殿。目的はなんだ?』

「私の目的は父の理想を実現し、人類全体を宇宙に上げ、スペースノイドとアースノイドの隔たりを無くすことだ。」

 

ゲラートに対して俺はそう答えると彼は冷静な声で返した。

 

『・・・ランバ・ラルもそれに賛同したのだな?』

「貴君とランバ・ラルは旧知の仲であると聞いている。良ければ貴君も私の元へ来ないか?部下全員も迎えよう。」

『それはいい・・・我々はジオンの軍人。貴官らはネオ・ジオンだ。』

「そうか・・・ならば皆殺しと言いたいところだが貴方ほどの軍人であれば結果は見えている筈だ。大人しくここを明け渡せば部下の命も助けてやる。」

 

俺の誘いを断ったゲラートに大人しく基地から撤退するよう告げると彼は直ぐにそれに従う返答を出した。

 

『了解した。我々の完敗だ。基地は明け渡そう。』

「少し時間をやる。その間に此処を退け。」

『ありがとう・・・元赤い彗星。』

 

こうしてゲラート率いる闇夜のフェンリル隊は一部の隊員の反対を押し切って撤退し、基地を無血開城すると俺達に明け渡す。去り際、乗り込んだガウから俺に敬礼するゲラートの姿が映っていたのだった。




はい、という事でゲラートはランバ・ラルの知り合いでネオ・ジオンに行くのか?と思いきや残念ながら来ることは無かったようですが彼はキャスバルに対して何かしらの感情は抱いた様です。

オデッサ攻略までまだまだ長い道のりですがエゥーゴと協力して進んで欲しいものです。

さて、次回ですがそろそろ"あの方"を出そうと思います。(背後から早く出せと脅されているので)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。