起きたら赤い彗星になっていたので取り敢えずキャスバルジオンやるわ   作:ジャック・オー・ワンタン

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お待たせしました!続きになります!

この話で戦死者が出ます。果たして死ぬのは誰か?


第31話:キャスバルの怒り

『うわぁぁぁぁ!黒い三連星だぁぁ!』

 

黒い三連星の登場にサマナは驚きながら機体を後退させる。

 

『ほう?ようやくマトモな相手が来たな?』

『何言ってるんですか!フィリップさん!相手はあのレビル元帥をルウムで生け捕りにした連中ですよ!』

 

対してやる気を見せたフィリップにサマナは彼らの実績を述べた。

 

「ちっ、ここで黒い三連星とはな!だが、マドロックはホバー移動が出来る!機動戦は貰ったぞ!」

 

エイガーはそう言うとマドロックをホバー移動させて距離を取りながら三連星にキャノン砲を放った。

 

「フン!」

 

しかし、三連星のリーダー・・・ガイアは同じくホバー移動でそれを躱してみせるとオルテガとマッシュも不敵な笑みを浮かべた。

 

「何っ!?相手もホバー移動なのか!?」

「俺達3人は元々ドムのパイロットだったからな!」

「おう!なにもホバーはテメェだけの特権じゃねぇんだぜ?」

「オルテガ!マッシュ!ジェットストリームアタックをかけるぞ!」

「「おう!」」

 

三連星はエイガーにそう言うと十八番であるジェットストリームアタックを繰り出す。

 

「ちっ!」

 

しかし、エイガーもまたマドロックを駆るとジャイアントヒートホークを振り下ろしたオルテガ機の攻撃を躱してガイア機に迫る。

 

「来るか!?」

 

ガイアもまたビームライフルを構えると背後でマッシュ機であるゲルググキャノンがビームキャノンを放って援護した。

 

「ほう?てめぇもビームキャノンが使えんのか?だったら!」

 

エイガーはマドロックのキャノンをビームに変更すると彼もまたビームキャノンで反撃した。

 

「うおっ!?」

 

しかし、マッシュは間一髪のところで回避するとキャノンを撃ち返して反撃するがエイガーはそれを回避する。

 

「貰ったァー!」

 

続けざまにガイアがビームナギナタで斬り掛かろうとした瞬間、エイガーはマドロックを跳躍させて彼のゲルググの背中を踏みつけた。

 

「なっ!?俺を踏み台にしやがった!」

「任せろ!ガイア!」

 

オルテガは直ぐにガイアの元に機体を走らせてジャイアントヒートホークを振り上げる。

 

「悪ぃな!貰ったぞ!」

「なっ!しまった!?うわぁぁぁあ!ガイア!マッシュ!」

 

エイガーがそう言った瞬間、オルテガ機のコックピットにビームライフルを放つとそれは見事直撃し、オルテガ機は爆散してしまった。

 

「オルテガァァァァァ!!!」

「オルテガ!き、貴様ァ!!」

 

オルテガを撃破されたガイアは激昂するとエイガーの背後を取ってビームナギナタを振り上げるもその攻撃は乱入したユウによって阻止された。

 

「何っ!?」

「悪いが撃破させてもらう!」

「フン!小癪な!」

 

ガイアは横殴りにナギナタを振って牽制するとユウは有線ミサイルを放つ。

 

「ちっ!」

 

舌打ちしたガイアはシールドを投げてミサイルを凌ぐとビームライフルを三発撃って応戦する。

 

「ガイア!どいてろ!」

 

するとマッシュがキャノンを放ってユウを撃破しようと試みるもエイガーがキャノンで相殺して失敗に終わる。

 

「何!?」

「おい!キャノン野郎!ここはキャノン同士でやり合おうじゃねぇか!」

 

そう言ったエイガーはマッシュの前に立ちはだかり、マドロックのキャノンを向けて身構えるのだった。

 

◇◇◇

 

ごきげんよう。そう言っている場合ではないキャスバルである。

 

「うおおおおおおおおッ!」

 

シイコはビームダガーを使用して俺に猛攻を仕掛けてくる。くっ!ビームサーベルで辛うじて耐えてるけどいつまで持つか分からないぞ!これ!

 

「いい加減私の為に死ねッ!赤い彗星!!」

「その名は・・・捨てた!!」

 

反撃の機会を捉えた俺はバーニアでシイコのピクシーを吹き飛ばすとそのままコックピットに蹴りをお見舞いする。

 

「がはぁぁっ!」

 

その衝撃でピクシーは地面に転がりながら倒れると漁夫の利を狙ったかのようにフロンタルのジークアクスが迫ってきた。ああ!もう鬱陶しい!

 

「キャスバル!」

「ちいっ!」

 

しかし、迫ってくるフロンタルを妨害したハマーンが今度はビームサーベルを振り上げて攻撃してくると俺もまたビームサーベルで攻撃を受け止める。

 

「赤い彗星・・・キャスバル!貴様を仕留めるのは私だ!」

「冗談ではない!」

 

シャアお得意のセリフを放った俺はバーニアを駆使して後退すると空を飛んで旋回しながら離脱を試みる。フルバーニアンのバーニアなら少なくともフロンタル以外は来れない筈だ!

 

『総帥!戻りました!』

 

するとアンディ、リカルドがデニム小隊と共に俺の元へ戻ってくる。・・・バカ!今、戻ったら!

 

「お前達!すぐに退け!」

『むっ!総帥を狙う敵が居ます!』

「デニム!やめろ!お前達では奴らに勝てない!」

 

すぐに彼らの元に着地して制止するとフロンタル、ハマーン、シイコが目の前に立ちはだかる。

 

『赤いモビルスーツ!?総帥以外にも居たのか!?』

 

赤いジークアクスを見てエグザべ君は驚きの声を上げる。

 

『奴が噂の総帥の真似してるフロンタルって奴か?』

 

ジークアクスを見たジーンは笑みを浮かべてジャイアントバズーカを構えた。

 

『ジーン!バカな真似はよせ!』

『し、しかし隊長!』

『総帥も言っていただろう?俺達じゃ勝てないってな。』

 

戦おうとするジーンをデニムとリカルドが諭して阻止する。ナイス!お前達!

 

「ふむ・・・そこまでしてキャスバルの指示に従うか?貴様らは分かっていない!奴の人柄を!」

『だとしても我々は総帥を支持すると決めたのだ!』

 

フロンタルに対してデニムはそう反論し乗機のドムのモノアイを光らせた。

 

「・・・よかろう!ならば貴様らがついて行くと決めたやつを殺す!」

 

フロンタルがそう言うとジークアクスが俺目掛けて突撃し、ビームサーベルを振り上げようとする。しかし、すんでのところでエグザべ君のゲルググが割って入るとそれをビームナギナタで防いだ。

 

「エグザべ!」

「キャスバル総帥は我々が守る!それが課せられた使命だ!」

「このプレッシャー・・・貴様もニュータイプか!」

 

激昂したフロンタルはエグザべ機の左腕を斬り落とすとそのままコックピットごと蹴り飛ばしてしまう。

 

「うわぁぁぁあ!」

「エグザべ!」

 

まずい!このままじゃエグザべが!

 

「死ねい!」

 

時既に遅し、フロンタルがビームライフルを放ってエグザべのコックピットにそれが迫る。ダメだ!間に合わない!そう思った直後・・・デニムのドムがエグザべ機をその場から退かすと彼の機体が身代わりとなって爆発する。その間、彼は無言で笑みを浮かべながら俺とエグザべに敬礼していた。

 

「なっ!?」

『デニム隊長!?』

『デニム隊長!応答してください!デニム隊長ォォォォォオオオオ!!』

 

突然の隊長との別れ・・・無線越しからスレンダーとジーンの声が聞こえてくる。焦げ臭い黒煙の中、デニムがいた場所には彼の乗機だったドムの残骸が僅かながらに転がっていた。

 

「ああっ!そんな!隊長・・・」

 

目の前で撃破されたデニムを見てエグザべは呆然とする。・・・やったな?

 

「やったなァァァァァア!!!!!!!!!」

 

デニムを倒された怒りがこみ上がり俺はフロンタルに機体を向けると眉間に稲妻を走らせながら赤色のオーラを全身から放つのだった。




と、言うことでジオンではまさかのオルテガ、ネオ・ジオンでデニムが戦死しました。にしてもガイアは踏み台にされる運命なのかもしれないですね。

デニムに関してはUNICORNのダグザ死亡シーンを踏襲した最期にしました。最後の最後までエグザべを想う隊長として彼に後を託したのかも知れません。

そして、そんな彼を倒されて怒りを顕にしたキャスバル。果たして彼が放ったオーラはなんなのか?と言いたいのですがZのカミーユを見てもらったらお分かりになるかと思います。次回、キャスバルが覚醒するかも?しれません。



登場機体
ゲルググ(黒い三連星専用機)
GQuuuuuuX版ゲルググを黒い三連星用に調整した機体。3機ともホバー移動が可能となっている。

ガイア機
隊長機。武装は通常のものと変わらない。

オルテガ機
近接戦特化でジャイアントヒートホークを装備。

マッシュ機(ゲルググキャノン)
マッシュ機だが、こちらはゲルググキャノン仕様。GQuuuuuuX版ゲルググにガンキャノンのキャノンを取り付けたものとなっている。
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