起きたら赤い彗星になっていたので取り敢えずキャスバルジオンやるわ 作:ジャック・オー・ワンタン
GQuuuuuuXで出てきたあの人のご登場です。
ー地球連邦軍 第3大隊所属 サラミス級 モーガンー
大気圏内を航行するこの戦艦に一機のカスタマイズされた初期ジムが帰投する。
「ふう」
コックピットから出てきたジムのパイロットはそのまま艦内に入ってヘルメットを脱ぐと乱れた黒髪のおかっぱ頭をさらけ出した。
「テスト操縦お疲れ様です。シイコ少尉」
すると整備兵が彼女に話しかけて労いの言葉を掛けてきた。
「3分で4機・・・ノルマは達成出来ていない!私はもっと強くならないといけない。またテスト操縦をしないと!」
ジムのパイロット・・・シイコ・スガイはそう言って拳を握り締める。
「少尉、ルウム戦役で"戦友を亡くされた"のはお悔やみ申し上げますが無理はならさないでください。」
「貴方に私の何が分かるの?私はルウムで"赤い彗星に戦友を倒された"の!その仇をとるために私は腕を磨いてきた!」
彼女の迷いのない瞳に整備兵は返す言葉を無くしてしまう。
「で?その赤い彗星はサイド7のV作戦の機体と戦艦を奪ったそうね?本当に憎い奴だわ。」
「ガンダム1号機と2号機は失われましたが幸い我々には"3号機以降のガンダム"が残されています。サイド7を脱出されたテム・レイ大尉はジャブローにて残り6機のガンダムを使ってモビルスーツの開発に取り組まれています。」
「それで?そのガンダムに私が乗れるって話なの?」
シイコがそう尋ねると整備兵がこくりと頷いた。
「はい、ガンダム3号機・・・G-3ガンダムを少尉の乗機として運用し強襲揚陸艦ペガサスを旗艦とする"第15独立戦隊"への移籍も決定しています。」
「ガンダム・・・ガンダムさえあれば赤い彗星だって・・・ウフフ」
自らもガンダムに乗れる・・・その思いが溢れたシイコは憎しみを影に隠して不敵な笑みを浮かべるのだった。
◇デンデーンデデデデーン シュウッ!◇
ー宇宙世紀 0079 9月28日ー
ごきげんようシャアである。十字勲章が授与され、メイちゃんを仲間に加えた翌日、我々はキシリアの命でサイド3を出発し、北米大陸へ向かうことになった。
キシリアが指揮する諜報部からの情報によると連邦は既にモビルスーツの量産を始めているらしく既にマドラス、オーストラリアにてそれらが確認されているとの事だ。
無論、ジオンはV作戦のお陰でグフやドム、ゲルググの開発に着手できるようになったとはいえ、地上にはザク位しかない。
これらを待っていては当然勝てないしコイツらが来る前に地上のジオンは負けてしまうだろう。
そこで精鋭揃いの俺達が一足先に地上に向かい、殲滅するように言われたのだ。まあ、悪い話じゃないし俺にも地球へ向かう目的があった。
それはシャアの妹・・・つまり俺の妹セイラさんの行方だ。
サイド7に行った時、彼女を捜したのだが何処にも居らず結局見つけられずに終わったのだ。ランバ・ラルにもセイラさんの行方を聞かれたが「ジオンに入隊してからは分からない。マス家に居るはずだ」とはぐらかしている。
サイド7に居ないとなると地球だろうか?噂だと連邦軍がサイド7の民間人を保護して地球へ降ろしたと聞いているがその中にセイラさんがいた可能性もある。
「どっちにしても地球へ向かわねばな。」
ソドンのブリッジから宇宙を見て俺はそう呟く。
「中佐、お疲れ様です!」
するとメイちゃんが俺に宇宙食を持ってきてくれる。
「良かったらこれ・・・」
「おぉ、すまない。」
彼女から宇宙食を受け取り、俺はそれを吸って小腹を満たす。
「中佐のガンダムのチェックは終わりました。いつ出ることになっても問題は無いです。」
「そうか、ありがとう。」
「はい!」
俺はメイちゃんに笑みを浮かべて礼を言う。やっぱ可愛いなぁ〜まるで妹みたいだ。
妹・・・妹ねぇ・・・
「中佐?」
「いや、なんでもない。君は休みなさい。」
「はい!」
こちらの顔色を伺うメイちゃんにそう言うと俺は艦長席に座っているドレンを見た。
「ドレン、敵の反応はあるか?」
「はっ、索敵班が解析中です。大気圏内近くまで来ましたので警戒態勢を強めています。」
「了解した。引き続き警戒を・・・」
俺が指示を出そうとした瞬間、警報が鳴り響き、艦内は緊張に包まれる。
「何事だ!」
「はっ!敵戦艦キャッチ!これは・・・木馬です!」
「何だと!?」
ソドンと同じペガサス級を確認した索敵班にドレンは驚きを隠せない表情になる。
「どうやら連邦はソドンと同型の戦艦をもう一隻持っていたようだな。」
「モビルスーツ部隊出現!」
「ランバ・ラル!出撃するぞ!」
「はっ!」
「ドレン!艦の指揮を頼んだ!」
「了解であります!」
俺とラルさんは直ぐに出撃準備を始め、各々の機体に乗り込んだ。
「シャア・アズナブル!ガンダム出る!」
「ランバ・ラル!ゲルググ出るぞ!」
『貴方、頑張って』
「任せておけハモン。」
自分のオペレーターを行うハモンにラルさんは青いカラーリングが施されたゲルググで出撃する。
『中佐、頑張って!』
「ああ、やってみるさ」
俺もまた自分のオペレーターをしてくれるメイちゃんにそう返すと赤いカラーリングに施されたガンダムで出撃する。
カタパルトから射出されて赤いガンダムで宇宙へ飛び出し一気に敵部隊に突っ込むと目にも止まらぬ速さで先行してきた初期ジム2機を落とした。
慣れた手つきでモビルスーツ操縦してるけどシャアの記憶があってこその腕だ。素人の自分の力だけだったら呆気なく落とされていただろう。
「ええい!まだ来るか!」
警報が鳴ると共に遠方から初期ジムが更に二機迫ってくる。
「させるかッ!」
俺はビームライフルを放ち、瞬時に増援も片付けていく。よしよし!後はペガサスも片付けるだけ・・・そう思った瞬間。
「なんだ!?」
ニュータイプ特有の"鋭い勘"が何かを捉える。なんだ?このプレッシャーは・・・これは憎しみ?なのか?
「はっ!?」
突然俺目掛けてビームが放たれ、その殺意と憎しみが明確になる。あっぶねぇ!今の当たってたら終わってたぞ!
「誰だッ!」
ビームが放たれた方向に目を向けるとそこには灰色の塗装が施されたガンダム・・・G-3ガンダムの姿があった。
あれって3号機!?小説版に出てたガンダムだよな!?なんでここに!?
驚くのも束の間、G-3ガンダムは高速で迫ってくるとビームジャベリンを構えて俺に振り上げてきた。
「うわっ!」
突然の攻撃に俺はシールドを投げるとビームジャベリンはそれを難なく貫いて破壊し、俺に迫る。
「チッ!」
舌打ちをしながらバルカンで牽制するもガンダムの機動性で全て回避して再び迫ってくる。
「ええい!やってやるさ!」
俺がビームライフルを構え、G-3ガンダムに照準を合わせた途端、ニュータイプの勘でそのパイロットが浮かび上がる。
「ッ!?・・・ウソだろ!?」
思わず素の自分が声に出てしまっていた。こちらに殺意と憎しみを向けていたG-3ガンダムのパイロット・・・それはGQuuuuuuXに出てきたあの人妻魔女さん・・・シイコ・スガイだった。
◇◇◇
「ガンダム!見つけたッ!」
憎き赤いカラーリングがされたガンダムを見て私は興奮と共に怒りが湧き上がる。
その姿は見るに忍びない!赤い彗星!私がお前を倒す!
私には"婚約"をしていた人がいた。優秀な戦闘機パイロットで当時未熟だった私をサポートしてくれた。でも、それは長くは続かなかった!
何故なら彼は帰らぬ人となったからだ。あのルウム戦役で!しかも赤いザク・・・赤い彗星のシャアによってだ!
「貴様を倒す為に私はここまで腕を磨いてきた!だから・・・!」
G-3ガンダムを操縦しながらビームジャベリンで赤いガンダムに猛攻しながら言った。
「私の為に死んで!赤い彗星ッ!」
ということで人妻魔女ことシイコさんの登場回でした!しかもこの世界でも赤い彗星と因縁があるという状況。
そしてまさかのG-3ガンダムのパイロットに!果たして彼女は赤い彗星を倒し、復讐することが出来るのか?
???「お前は一体、どっちの味方だ!」
と、某0083のヒロイン様に怒られたのでここまでにします。
そして作中でシャアが始めてセイラさんに言及。どうやら捜してはいたが居なかった様ですね・・・果たしてセイラさんは何処に行って何をしているのか?
本作における
シイコ・スガイ
ICV:塙真奈美
皆大好きGQuuuuuuXの魔女さん。地球連邦軍少尉。ルウム戦役時代は戦闘機パイロットだったがその時に戦友であり婚約者だった相方を赤い彗星の攻撃によって失っており、それ以来から赤い彗星のシャアを倒すことに執着している。
その為、本作ではGQuuuuuuXの闇深さのあるおっとりした性格ではなく感情を直ぐ表に出す血の気が多い性格となっている。
連邦がモビルスーツを開発してからモビルスーツパイロットへ転身し、天パ程ではないがそれに匹敵する腕まで成長した。
強襲揚陸艦ペガサスを旗艦とする第15独立戦隊配属後はまだマグネットコーティングが施されていないG-3ガンダム(ガンダム3号機)のパイロットとなった。
本作のメインヒロイン誰がいい?
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RTAネキ・王道 ララァ
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早めの登場で乙女のまま? ハマーン様
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若き天才技師 メイ・カーウィン
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まさかのここで登場 マチュ
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難民だけど救済フラグ? ニャアン
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シローとは結ばれない? アイナ