起きたら赤い彗星になっていたので取り敢えずキャスバルジオンやるわ   作:ジャック・オー・ワンタン

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続きになります!

シイコさんに続いて彼も登場します!


第8話:大気圏突入!

「ぐっ!」

 

俺はG-3ガンダムの猛攻を凌ぐのに精一杯の状況に陥る。

 

おいおい聞いてねぇぞ!!誰がGQuuuuuuXの魔女さんことシイコがG-3ガンダムに乗ってるって予想できるんだよ!!

 

「やべっ!」

 

危うく左腕を破壊されそうになり次第に俺は焦りを見せる。ヤベェ・・・強い!例の天パ程じゃないけどコイツもヤベェ!

 

「中佐!」

 

するとランバ・ラルの駆るゲルググがヒートサーベルを振り上げて俺とシイコの間に割って入る。

 

「くっ!」

 

ランバ・ラルの介入にシイコはG-3ガンダムを退かせて俺達と相対した。

 

「まさか連邦はガンダムを3機も持っていたとは!」

「ランバ・ラル!気をつけろ!奴はかなりの手練だ!私達でも敵うか分からんぞ!」

「分かっています。」

「青い機体・・・まさか、青い巨星まで居るなんて!」

 

青いゲルググを見てシイコはそう口にするとシールドをバックパックに装備してジャベリンを両手で持った。

 

「相手が誰だろうと私は倒す!」

 

臆することなく立ち向かおうとするシイコに俺は恐怖を覚える。なんかこの世界線のシイコさんクッソ怖くないか?シャア何やったんだよ・・・あぁ、シャアは俺だったわ。

 

「絶対に倒す!ルウムでの・・・彼の仇をうつ!」

「えっ?」

 

刹那、シイコの放った言葉に俺は戸惑う。ルウムでの仇?それって・・・

 

「だからお前をここで倒す!私の為に死ね!赤い彗星!」

「ええい!」

 

やるしかない!この人妻魔女・・・俺を殺る気だ!腹を括るしかない!決死の覚悟で俺もまた戦闘態勢に入った時だった。

 

「くっ!何?オーバーヒート!?」

 

するとG-3ガンダムに異常が起こり、シイコは困惑する。ガンダムがオーバーヒート?なんで?あっ!そうか!!

 

何故、3号機がオーバーヒートを起こしたのか俺は直ぐにピンとくる。そうだ!マグネットコーティングだ!この時期のガンダムにはマグネットコーティングが施されていない。それは後に実験機にもなった3号機もそうなのだろう。

 

アムロ・レイ程の腕では無いもののそれに匹敵する操縦をしたシイコの操縦にG-3ガンダムが追いつけなくなったのだ。これ、シイコが天パの代わりになるやつか?

 

「チッ、ガンダムなのにポンコツめ!覚えていろ!」

 

G-3ガンダムに悪態を付きながらシイコは俺達の前から撤退して行く。

 

「何?逃げただと!?」

「機体の不良が起こったのだろう。深追いは禁物だ。見逃してやれ。」

「はっ」

 

ランバ・ラルにそう指示を送るとソドンにいるシャリア・ブルから通信が入った。

 

『シャア中佐、ソドンはあと少しで大気圏内に突入します。』

「了解した。ランバ・ラルはこのまま残留し、キャメルとファルメルの指揮に当たる。」

『はっ!』

「さて・・・」

 

俺はランバ・ラルのゲルググに目を向けて言った。

 

「我々は地上に降下する。宇宙でのことは任せたぞ。ランバ・ラル。」

「はっ!」

 

ゲルググで敬礼を送ったランバ・ラルに宇宙に残る部隊を任せると俺はそのままソドンへと帰還するのだった。

 

◇デンデーンデデデデーン シュウッ!◇

 

ーソドン メインブリッジー

私、シャリア・ブルは中佐との通信を切った後、その場から地球を眺めた。

 

「浮かない顔をしているな。」

「いえ、考え事をしているだけです。ドレン副艦長」

「考え事?」

「中佐の事で・・・少し」

「成程、まあ考えてしまうのも無理はない。中佐もまだお若いからなぁ」

 

ドレン副艦長はそう言って隣で地球を眺めた。

 

違う、そういうことでは無い。私が中佐に対して思うこと・・・これはもしかしたらニュータイプの勘とやらなのだろう。

 

赤い彗星のシャア・・・やはり彼はシャアであってシャアでない。容姿は皆の知る赤い彗星だ。だが、その中身には全くの別人が潜んでいる気がするのだ。

 

総帥が中佐の監視も命じていたのもこの違和感があったからか?いや、それは無いだろう。

 

シャア・アズナブル・・・貴方は一体何者なのだ?何が狙いなのだ?

 

私は届かぬ疑問を心の中で問いかけ続け、青い地球を見つめるのだった。

 

◇デンデーンデデデデーン シュウッ!◇

 

ごきげんようシャアである。G-3ガンダムとシイコに邂逅した。俺はソドンへ帰還後、大気圏を突入して北米に降下した。その道中、ソドンの会議室でドレン、シャリア・ブルとその件について話すのだった。

 

「中佐とランバ・ラル少佐が出くわした連邦のモビルスーツですがガンダムの3号機であることが分かりました。」

「やはりな。連邦はガンダムを複数持っていると睨んで間違いないな。」

 

ドレンの報告に俺はそう言った。

 

「既に連邦軍はモビルスーツの量産に成功しているという諜報部の情報は間違いなかった様ですね。」

「北米侵攻にもモビルスーツが配備される筈だ。ガルマ様を守らねばな。」

 

俺がそう言った途端、会議室のドアをノックする音が聞こえてくる。

 

「誰だ?」

「し、失礼します!シャリア・ブル大尉!今日のレポートを・・・あ、会議中でしたか?」

 

会議室に入ってきた男に俺は笑いそうになる。

 

おいおいエグザべ君じゃーん!しかも幼さがあってちょっと可愛いし初々しい!・・・っと興奮は抑えないと!

 

「いえ、今終わったところです。大丈夫ですよ。」

 

入室してきたエグザべ君にシャリア・ブルはそう答える。

 

「大尉、彼は?」

「ええ、フラナガンスクールの生徒エグザベ・オリベです。実習兵として私が連れて来ました。」

「は、初めまして!シャア中佐、ドレン副艦長!エ、エグザベ・オリベ伍長です!」

 

エグザべ君は俺とドレンに初々しい敬礼をして挨拶する。

 

「はっはっはっ!そんなに力まなくてもいい!ここは分からないことがあるだろう。質問があれば気軽に聞いてくれよ!」

「は、はい!」

 

・・・お前そんなに新人に優しいタイプだったか?俺は隣に座るドレンを見て、キョトンとなりそうになった。

 

「ほう?今日はデニム曹長とモビルスーツ戦に関しての座学を行ったのですか?」

「デニムに新兵のお守りが出来るとは思えんがな・・・」

「まあ、スレンダーもジーンも宇宙に残ってますから荷はそこまで重くないでしょう。」

 

エグザべ君の書いたレポートの内容を見て俺達はそんな話をする。まあジーンよりも功績を焦る様な人じゃないからデニムにとってはやりやすいだろう。

 

「そろそろキャリフォルニアベースに着きます。」

「了解した。無線が回復したら大陸のガルマ大佐を呼び出せ。」

「はっ!」

 

シャリア・ブルにガルマへ無線を繋ぐように伝えると俺はドレンと共にブリッジへと戻るのだった。

 




エグザべ君がまさかの登場となりました!彼の年齢的にも学徒兵である可能性が高かったので今回は実習生ならぬ実習兵としてシャリア・ブルがソドンに連れてきたという設定にしました。

本作における
エグザベ・オリベ
ICV:山下誠一郎
GQuuuuuuXの真面目男子でことごとくジークアクスやマチュ、ニャアンに毛嫌い?された不憫枠。本作ではジオン公国軍フラナガンスクール学徒兵にしてソドンに配属された実習兵。17歳。戦時階級として伍長が与えられている。GQuuuuuuX時の様な真面目さがありつつも幼さ残る可愛いさと初々しさが特徴的。

現在はスレンダー、ジーンの面倒見から一時的に解放されたデニムの下で座学や訓練を行っている。

登場兵器
YMS-14(MS-14S)ゲルググ[試作型]
鹵獲したガンダムのデータとガンキャノンのビールライフル技術、そしてジオニックの技術を結集させて試作された。見た目はGQuuuuuuXのゲルググと同じだがビームライフルはガンキャノン、シールドは正史のものとなっており、ビームサーベルは未開発なのかヒートサーベルを装備している。尚、通常機は未登場だが正史ゲルググカラーと同じである。

YMS-14(MS-14S)ランバ・ラル専用ゲルググ[試作型]
上記のゲルググをラル専用に青く塗装したもの。ヒートサーベルはグフと同型のタイプを使用。

RX-78-3 G-3ガンダム(ガンダム3号機)
ガンダムの3号機で小説版天パの乗機ともなったもの。本作ではシイコの乗機となったがマグネットコーティングは未実装の為、卓越した操縦技術を持つシイコに付いていけずオーバーヒートを起こしていた。作中では天パと同じ理由でこのようになったとされているが機体そのものに不具合があった説も考えられる。

感想コメ欄でもGQuuuuuuXゲルググ登場に賛否(否寄り)両論ありましたが敢えてここで言うと正史の見慣れたゲルググも勿論出します!

ただ、今ではないということです。GQuuuuuuXで不憫な姿になったゲルググ・・・そんな彼に相応しいステージと役割を用意しております!ご期待下さい!

本作のメインヒロイン誰がいい?

  • RTAネキ・王道 ララァ
  • 早めの登場で乙女のまま? ハマーン様
  • 若き天才技師 メイ・カーウィン
  • まさかのここで登場 マチュ
  • 難民だけど救済フラグ? ニャアン
  • シローとは結ばれない? アイナ
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