クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 スカイフロンティア   作:ライダーGX

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遅れて申し訳ありません。

最新話更新です!


第11話 師匠来日

レオン達がアンジュを見つけて数日後、レオン達はドラゴン狩りに出ている間に外部から補給物資が送られてきていた。

 

「食料良し、薬品類良し…」

 

エマが物資を確認している中、ジャスミンも同じようにコンテナを確認していた。

 

「下着用コンテナはウチの、下に回しておくれ」

 

「確かに受領しました、今後ともよろしくお願い致します」

 

『では後ほど』

 

そうエマは敬礼で通信をつないで話している間に物資に人影が入り込んでいた事に気が付かなかった。

エマが通信を終えようとすると。

 

『あっ、もう一つ忘れておりました』

 

「何が…えっ!!?」

 

エマが画面に書かれている内容に驚いていて、ジャスミンはそれに頭を傾げる。

 

 

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そしてドラゴン狩りを終えたレオン達はアルゼナルへと戻って来て、更衣室へと向かっていた。

そんな中でヒルダ、ロザリー、クリスの三人は不満な顔をしている。

 

「クソ!またアイツだけ荒稼ぎしやがって! おまけにデカいのはあいつばっか!!」

 

「それは仕方ないとして…なんで生きてるの?」

 

「どっちがゴキブリなんだか…」

 

アンジュの荒稼ぎに不満を持っている三人、ロザリーは胸からネジを取り出しアンジュの頭部目がけて投げ突けようとする。

 

「アイツの頭にネジ穴開けてやる!」

 

「だ!駄目だよ…司令に怒られる」

 

叱りを怖がるクリスの言葉にロザリーはちょっとやばいと表情をするが、それをヒルダが言う。

 

「バレなきゃいいじゃない」

 

「…それもそうだね」

 

ヒルダがそう言った事にクリスも悪乗りする。

 

「そういうこと、これでも喰らいな害虫女!」

 

ロザリーがネジを投げようとした瞬間、基地中に警報が鳴り響いてロザリーは慌てる。

 

「ひえっ!?違います違います!私何もしてませんよ!?…ん?」

 

『総員に告ぐ!アルゼナル内に侵入者有!対象は上部甲板を逃走中!直ちに付近の者は侵入者確保に協力せよ!』

 

「侵入者!?」

 

それに驚くエルシャに対し、レオンは少々呆れた様子になる。

 

「おいおい、この基地簡単に侵入を許してしまうほど甘いのかよ」

 

「兎に角向かうわよ! 上部甲板の侵入者を対処する!」

 

「「イエス・マム!」」

 

「了解」

 

レオンは銃を持ってスライドさせて、初弾を送り込んだのを確認して向かう。

そして上部甲板で一人の少女が警備員から逃げていた。

 

「いたぞ!!」

 

「この!!」

 

一人の警備員が警棒を振り下ろすも、その少女は『マナ』を使って弾く。

到着したレオン達、とくにレオンとアンジュはそれを見て驚く。

 

「あれは…」

 

「マナの光!?」

 

追い込まれた少女はその場にしゃがみ込んで叫ぶ。

 

「やめて下さい!!わたくしは!…わたくしはただ! アンジュリーゼ様にお会いしに来ただけなのです!!」

 

その少女の顔が明かりで照らされた事に、アンジュはそれを見て思わず…。

 

「モモカ!!?」

 

「何?」

 

「え?」

 

その少女――モモカはアンジュの方を見てしばらく唖然とする。

 

「もしかして…アンジュリーゼ様?」

 

すっかり変わり果てたアンジュの姿にモモカは目に涙を溢れさせ、そのままアンジュの元に駆け寄る。

 

「アンジュリーゼ様ー!!!」

 

モモカはアンジュに抱き付いて泣きつき、それに戸惑いを隠せないアンジュ。

 

「ちょ、ちょっと…」

 

その様子に隣に居るレオンは銃を見て、マガジンを外して、銃口内に入ってる弾をスライドさせて取り出してキャッチする。

 

「どうやら、知り合いの様だな?アンジュ」

 

「…」

 

その事に黙り込むアンジュ、レオンはそれ以上問わなかった。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

モモカがやって来たことに司令部では…。

 

「モモカ・荻野目、元皇女アンジュリーゼの筆頭侍女です、はい…元皇女に世話を…えっ!? …はい…では」

 

エマは受話器で上司と話し合ってる中でとんでもない命令に渋々了解して受話器を置く。

隣で聞いていたジルは煙草を吸いながら問う。

 

「委員会はなんと? ふぅ~…予想通り…ですか?」

 

「…あの娘を国に戻せば、ドラゴンの存在にそれと戦うノーマ。最高機密が世界に漏れる可能性があると…何とかならないのですか? 彼女は“ただ”ここに来ただけなのに」

 

「ただ来ただけ…ね、っまノーマである私には人の作ったルールを変えられる力などありませんから、せめて一緒にいさせてあげようじゃないですか、今だけは…」

 

それにエマは椅子にもたれながらため息をする。

 

「そう言えばまた問題が起きたようですね? ジャスミンから聞きましたよ」

 

「え? あ…実は明日、このアルゼナルに特別訓練教官が参られるようなんです」

 

「特別訓練教官?」

 

エマの言葉にジルは耳を疑う。

 

「ええ、その訓練教官…なんでもあのレオンの教えの親とか…」

 

「(レオンの教えの親? また厄介な事が増えそうだな…)」

 

っとそう思うジルであった。

 

そして翌日、レオンは朝食を食べに食堂に向かおうとした時に。

 

「なんたることですか!!」

 

っと大きな声が響き渡る、それにレオンが慌てて向かうと。

モモカがヒルダ達に向かって怒鳴っていた。

 

「アンジュリーゼ様に席を譲りなさい!!」

 

「やっぱ、イタ姫様のメイドね」

 

なにやらモモカとヒルダ達が口論している様子にレオンは近くに居るココとミランダに問う。

 

「どうしたんだ?あの子」

 

「どうもあのモモカさんが…『アンジュリーゼ様に席を譲りなさい』っと言ったらしくて…」

 

「…」

 

その事にレオンは思わず黙り込んだまま呆れてしまう、でも仕方がない。

いくらそう思っても彼女は元皇女であるアンジュの筆頭侍女、アンジュの為に従うのは仕方がないと思ったレオンはその口論を止めに行く。

 

「はいはいそこまでだ、ここは食堂だ。もめごとを起こすな」

 

「あらレオン、あんたも今食事?」

 

「ああそうだ、他に何がある?」

 

そうレオンがアンジュに言っていると。

 

「レオン」

 

っと男性の言葉がレオンの耳に届き、それに後ろを振り返ると。そこに長い長髪に眼鏡を掛け、暗めの緑系で纏まった衣装を着た約30代後半の男性が立っていた。

それにレオンは目を大きく開かせ、言葉を震えさえながら喋り出す。

 

「せ…先生?!」

 

「「「「先生…???」」」」

 

「やあレオン♪お久しぶりですね~? 3年ぶりですか?」

 

っとその男性は優しい笑顔でレオンと接し、レオンは戸惑いを隠せない。

そのやり取りに遠くで見ていたサリア達もやって来て、ヴィヴィアンとエルシャが問いかけて来た。

 

「レオン君、その人は?」

 

「レオンの知り合い?」

 

「え?、ああ…。この方は『ヒュウガ・トウジ』、俺が3年前に道場で武術を習った格闘の先生だ」

 

「どうも皆さん。お見知りおきを」

 

ヒュウガはアンジュ達にそう挨拶をする。

 

 

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その後レオンはヒュウガに連れて来られて、レオンの私室に居た。その中には…。

 

「何でアンジュはモモカちゃんが居るの…?」

 

「仕方ないでしょ。あそこに居ると気が散ってしょうがないのよ、それに」

 

「まあまあ良いではないですか。お互い気楽で行きましょうではないですか。それよりもレオン、あなたはどうしてこのアルゼナルに居るのか大体想像はつきますよ?」

 

っと図星を突かれたレオンは『ぐっ!』と胸を抑える。

 

「き…気づいていたんすか?」

 

「当然です! 全くあなたという『人』は~、どうしてそう無暗に言葉を零してしまうのですか?」

 

ヒュウガは困った表情をしながらレオンにお説教の話を仕掛けた時に、ヒュウガが言った言葉にアンジュはどうも引っかかった。

 

「ちょっと、今人って言った?」

 

「ええ、言いましたが?」

 

「最初に言っておくわ、私達はノーマ。ノーマは人間じゃないの、それを間違えないで」

 

「アンジュ、先生はちょっと違うんだよ」

 

レオンがヒュウガが少し違うと言う事にアンジュとモモカは首を傾げる。

 

「何が違うって言うのよ?『アンジュさん…っで宜しいですかな?』何?」

 

「あなたの言う通りあなた方はノーマであるかも知れません、ですが私はそうは思いません、何故なら私達と同じ人間…人なのです。

いくらマナが使えないと言えど同じ人同士が何故そう区別をしなければならないのです?。そこが私が一番に疑問に思っている所です、同じ人同士協力し合って行かなければ世の中上手くいきません」

 

ヒュウガが今の現代社会にもの凄く疑問に持っている事をアンジュ達に話し、それにモモカはもの凄く感心し、アンジュはヒュウガの考えてる事に驚きを隠せない。

レオンは笑みを浮かばせて言う。

 

「先生も相変わらずだな?」

 

「まあね、しかし今の社会はあまりにも間違いが多すぎます、まだ幼い子供を連れて行きこの施設に送ると言う現実をどうすれば良いのかと私はそう思う時があるのです

レオン…あなたも思う時があるでしょう、今ここに者達は未来がない…私はそれをどうにかしてあげたくて此処にきました」

 

「そうか…、っで分かったか?アンジュ。これが先生の考え方だ、他の連中とは全く違うだろ?」

 

「…」

 

アンジュはまだ信用出来ない様な顔をしながらベットから立ち上がり、それにモモカは問う。

 

「アンジュリーゼ様?どちらに?」

 

「部屋に戻るだけ、それが?」

 

そう言ってアンジュは部屋を出て、モモカも慌てて後を追いかける。

ヒュウガは仕方がない表情をする。

 

「まあ、無理もありませんか。今まで彼女がずっとマナが使える人だと思っていたと言うのも…」

 

「ああ、あっそう言えば先生に聞きたいことがあるだけど」

 

「何でしょう?」

 

「先生、あんた道場はどうしたんだよ? あそこに居なくていいのか?」

 

っとそれを聞かれた事にヒュウガは手を顎の上に載せて話す。

 

「その事なのですが、あなたが道場を離れた後に道場を閉めましてね」

 

「ええ!!なんでそんな事をしたんだよ!!?」

 

「どうもあなたの事が心配で後を追いかけたんですよ。無論あの『3人』もあなたの事を心配していましたし?」

 

あの3人と言った言葉にレオンは何となく思い浮かべる。

 

「『ジュン』と『コモン』に『アラド』が? フッ…嬉しいね」

 

っとレオンは微笑みを浮かばせ頷く。

 

「あのモモカさんが貨物と一緒に来たっと言う事ですし、もしかしたらあの3人もここに来る可能性もありますよ」

 

「ははは…でしょうな」

 

ヒュウガが言った言葉にレオンはやや苦笑いするしかなかった。

 

「では私はもうじき荷物が届くのでこれで」

 

そうヒュウガはレオンにそう言った後部屋を出て行く。

レオンは窓の方を見てヒュウガが言ったジュン達の事を考える。

 

「あいつ等も…俺の事を心配…か」

 

っとそう呟くレオンだった。

 




これで本年の更新は終了です。次回の更新は来年の元日かその二日になります。
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