クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 スカイフロンティア   作:ライダーGX

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明けましておめでとうございます!

最新話です!


第12話 忠誠心

レオンの師匠、ヒュウガとアンジュの筆頭侍女、モモカがアルゼナルへと来て、アンジュはモモカに心を全く開こうとしなかった。

彼女は今まで自分を人間だと思わせた事を一向に忘れては居なかった、それで彼女の母であるソフィアが死に追いやってしまった事を一向に忘れはしなかった。

 

「(今まで私を…騙しておいて)」

 

「アンジュリーゼ様! お着替えを御用しました!」

 

っとアンジュは部屋に戻ると、そこにはかつて自分が皇女だった頃の部屋になっていた。モモカがアンジュを元の彼女に戻そうとしていたのだろう。

しかしアンジュはそれを拒否する。

 

「やめて! 私はもう人間じゃないの!」

 

そう言いかけせてモモカが持っている服を地面に叩き付ける。モモカはそれに驚きを隠せなかった。

 

「(そんな…!アンジュリーゼ様…!)」

 

かつてのアンジュとは思えない行動に戸惑いを隠せないモモカ、しかし彼女はこれでは諦めなかった。

モモカはアンジュの為に色んな忠義を尽くし、アンジュを喜ばせようとしたが、それでもアンジュはモモカに冷たく当たり、距離を置こうとしていた。

 

それに少々モモカはため息をしてしまう。

っとそこに。

 

「モモカちゃん」

 

モモカは振り向くと、レオンがやって来て問う。

 

「アンジュの為に頑張ってるそうじゃないか」

 

「はい…あ! あの!アンジュリーゼ様とお呼び下さい!! 失礼ですよ!!」

 

「そうは言ってもな、此処ではそうも行かないんだよ。俺も取りあえず苗字は取られてしまって、今は一兵士とここに居る事だから、あいつもそれに今はそうなってるんだよ」

 

「そんな…」

 

モモカは気を落としてしまう。

っがレオンはモモカの肩に手を置いて、モモカの顔を見て言う。

 

「でも君はあいつに対する忠誠心は全く曲がっていない。その事は凄いと思うよ俺は…、だから諦めず頑張って見たらどうだ? いつか君の思いはきっと届くよ」

 

「は…はい!」

 

レオンの励ましにモモカは元気を取り戻し、明るく元気よく頷き。また一仕事しに向かった。

 

「(…出来ればアンジュには綺麗なドレスを着て、此処じゃなく違う場所での平和な世界で過ごして貰いたいんだけどな…。しかしそれは無理な話し…か)それはそうと訓練に行かなきゃな」

 

レオンはライダースーツに着替える為に更衣室に向かった。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

訓練場の射撃場で、サリアとエルシャが構えていて。最初にエルシャが撃った弾が的に当たらずに壁に当たった。

 

「あらら?」

 

次にサリアが撃った弾は綺麗に的の中心に当たり、エルシャはそれを見て感心する。

 

「ど真ん中、お見事~♪」

 

エルシャは胸元からハンカチで祝った。

 

「何時まで経ってもサリアちゃんの様にはならないね~? 何が足りないんだろ?」

 

「チッ(四次元バストが…)」

 

サリアはエルシャの巨乳を見てムカつき、舌打ちしながら嫌みを思っていた。

言うまでもないが、エルシャが外した訳はその巨乳が関わっている事は言うまでもなかった。

 

そしてレオンはほふく状態で銃を構えていて、一発撃って的の中心へと当てる。その隣でしゃがんだまま構えるアンジュが居た。

 

「うそ!マジ?!」

 

「しー! 声が大きいよ!」

 

っと何やらヒルダ達が隣で話していた。

レオンは目線を横にし、ヒルダ達の会話を聞いていた。ヒルダ達の話を聞いているとどうもモモカはこのままミスルギ皇国に戻されると、秘密保持の為に処刑される可能性が高いと聞かされて、それにアンジュは思わず手を止めてしまう。

 

「ほ~んと、アンタに関わる奴はみ~んな死んでいく。悪い女だよ、ほんと」

 

ヒルダがアンジュに向いて喋って、それにアンジュは思わず目を細める。

しかしそれを聞いていたレオンは言う。

 

「お前等、訓練しないならどっか行ってくれないか? 気が散ってしょうがないんだが」

 

っと邪魔だろ言われた事にロザリーとクリスは思わず引いて、ヒルダは舌打ちをして何処かに行き、ロザリー達もヒルダの後を追いかける。

レオンはアンジュの方を向いて言う。

 

「アンジュ、あんまり気にはするな」

 

「…」

 

アンジュは再びライフルを構えて撃って、その弾が外してしまう。

 

そしてその頃ヒュウガは届いた荷物の整理をしていた所にエマがやって来た。

 

「あの…ヒュウガさん」

 

「おや? エマ監察官殿ではないですか。どうかしましたか?」

 

「実はあなたとあのレオンの事について聞きたい事が」

 

っとヒュウガはやはり来たかと考えておって、エマは話しを続ける。

 

「あなた、彼がノーマである事を…ご存じでした?」

 

「ええ、勿論」

 

「やっぱり!! どうしてすぐに通報しなかったのですか!?ノーマは反社会的で『エマさん』ひぃ!な…なんですか?」

 

ヒュウガに突然止められた事にビビったエマは恐る恐る返事を返す。

 

「人をそんな風に見ては駄目です、あなた方の言うノーマは人間ではないと言う考えは私にはありません。

レオンは確かにマナが使えない存在、ノーマかも知れませんが私は彼はそれ以上の何かを持っている存在…っと私はそう見ています。ですからエマさん、そう無闇に私の前でその様な言葉を言うのは止めて頂きたいのです、良いですね?」

 

「は…はい」

 

ヒュウガの少々冷たい言葉を聞いてエマはただ頷く事しか出来なかった。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

そしてレオンが部屋で寛いでいた中、アンジュとモモカの事を考えていた。

 

「このままだったらモモカちゃんは本国に戻されて処刑…、ただ来ただけでそれかよ」

 

っとそう呟いていた時に警報が鳴り響いて、それにレオンは起き上がって向かう。

 

着替えてすぐにライダースーツに着替えて格納庫へと向かう。

 

格納庫でパラメイルが上昇して来ている中、ロザリーがアンジュにやや意地悪を言って来たがそれをアンジュは無視する。

 

「総員騎乗!」

 

皆が各機体に乗り込んでいる中でアンジュの元にジルが居て話し込んできて、その様子をレオンは黙って見ていた。

そしてジルはアンジュに任務完了と言った後去って行き、各機ドラゴン狩りへと向かう。

 

レオンが前の方に居るアンジュを見ながら思っていた。

 

「(さ~て…。アンジュはモモカちゃんの事…どう考えているのかね?)」

 

レオンがそう考えてる中、アンジュはモモカと風呂に入っていた時にモモカが幼い頃から自分の為に忠義を尽くしていた事をようやく理解して、逃げろと言う物のアンジュのお側に仕えると言ってそれにアンジュはやや苛立ちを立っていた。

 

『ずっとおしたえしております。アンジュリーゼ様』

 

「(馬鹿…ずっと騙してきた癖に…。馬鹿…ほんと救いようのない)馬鹿!!」

 

そうアンジュのヴィルキスが皆よりも先に現場に向かい、それにレオンはやや呆れながら見ていた。

 

「フッ、あいつ…」

 

数時間後…。

 

「あんのクソアマァ…!! 戦闘中にアタシの機体をまた蹴っ飛ばしやがってえー!」

 

「邪魔って…私の事邪魔って…!」

 

ドラゴンを撃退しアルゼナルに帰投した第一中隊、しかしその中でロザリーはアンジュが戦闘中に蹴っ飛ばされた事にキレて、クリスは邪魔と言われた事に混乱していた。

そしてサリアとヴィヴィアンとエルシャは着替える為に更衣室に向かっていた。

 

「いや~今日のアンジュはピリッピりだったにゃ~!」

 

「何呑気な事言ってんの! とんでもない命令違反よ…あんなの!」

 

「ヒィ!?」

 

サリアの怒鳴りに思わず引くヴィヴィアン、エルシャは落ち着かせる。

 

「まあまあ落ち着いて」

 

「これが落ちついていられる訳ないでしょう!? 一人でほとんどのドラゴンを狩るなんて…聞いた事ないわ!」

 

勝手な事をし、微妙な命令違反?を起こしたアンジュに不満を持つサリア。

 

「私はそんな事はないと思いますよ?」

 

三人の前にヒュウガが煙管を持って立っていた。

 

「あなた…!」

 

「私もモニターで様子を見ていましたが、あのくらいでは命令違反とは思えませんと思うのですが、あなたはどうしてそう思うのですか?」

 

「そ、それは…私達はチームなのよ! 勝手な事は許されない事は当然の事!」

 

「う~ん…、あなたはもう少し皆の事をよーく見ないといけませんね。今のあなたは『皆の事』を全く見ていない」

 

っとサリアはヒュウガにとんでもない事を言われて唖然とし、ヒュウガはそのまま立ち去って行く。

 

そして滑走路でモモカが荷物を持って輸送機の所までやって来て、ジルとエマの前でお辞儀をする。

 

「お世話になりました、アンジュリーゼ様に『短い間でしたがとても幸せでした』宜しくお願いします」

 

「ええ…(これで良かったのかしら?)」

 

そうエマが思った所に。

 

「待って!!」

 

っと皆が振り向くと、アンジュと何やら大量の札束を持ったレオンがやって来た。

 

「アンジュリーゼ様!」

 

「何で俺がこれを持たなきゃいけないんだよ!?」

 

「男でしょ!文句言わない!!」

 

レオンはアンジュの札束の事に文句を言うも、アンジュに黙らされる。

 

「その子!私が買います!」

 

「は?…はあー!?」

 

アンジュの突然の発言にエマは驚き目を丸くしている。

 

「ノーマが人間を買う~!?こんな紙屑で…!?そんな事が許される訳が!」

 

「良いだろう」

 

「はい!?」

 

ジルの放った発言にエマはまたしても驚きを隠せない。

 

「移送は中止だ。その娘はアイツのものだ。それにここでは金さえあれば何でも買える、それがここのルールですから」

 

「そ!そんな! ちょ!ちょっと待って!」

 

エマはすぐにマナで札束を持って去って行くジルの後を追いかける。

そしてアンジュはモモカと向き合う。

 

「本当に良いですね?…私。アンジュリーゼ様の…お側に付いても宜しいのですね?」

 

「…アンジュ」

 

その事にモモカは唖然とする。

 

「私の名はアンジュよ」

 

「は…はい! アンジュリーゼ様!」

 

と喜びの笑顔でアンジュに付いていくモモカの様子にレオンは微笑みを浮かばせる。

 

「良かったな、モモカちゃん…ん?」

 

っとレオンの目にある物が映る。コンテナの前はなにやら人が集まっていて、それにレオンはやって来る。

 

「どうした?」

 

「このコンテナから何やら変な音が…」

 

「変な音?」

 

レオンはそれに首を傾げ、戻る途中のアンジュとモモカもそれに駆け寄る。

 

 

ドンッ!!!!

 

 

っとコンテナからもの凄い音が鳴り、それに思わずレオンは銃を構える。

 

「な!? 何だ?」

 

そしてコンテナの横のパネルが倒れ込み、その中から三人の少年が倒れ込んで来た。

その中の金髪の少年が小柄の性根にに向けて怒鳴る。

 

「いって!!? お前もう少しゆっくり出来ないのか?!」

 

「だ!だって!僕もゆっくりしたんだよ! でもパネルがすぐに倒れて…」

 

「どうでもいいよ。そんな事…」

 

長身の少年が二人の少年達に知ったこっちゃないと言い張る。

なにやらやり取りしている様子にアンジュは唖然としている中、レオンは目を見開いて驚く。

 

「ジュン!!コモン!!アラド!!」

 

「「「あっ!? レオン!!」」」

 

「えっ? レオン…あなたの知り合い」

 

アンジュが問う中でレオンは驚いた様子でジュン達を見る。

 

「やはり来てしまいましたね、あなた達」

 

「「「あ!! ヒュウガ先生!!!」」」

 

ヒュウガがジュン達の様子を見て頭を抱えながら見ていて、ジュン達もヒュウガを見て驚いた。

 

レオンはヒュウガの予感が的中した事に本当に唖然とするしかなった。

 

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