クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 スカイフロンティア 作:ライダーGX
ジュン達がアルゼナルで要られる様になってから翌日後、ジュン達にはここに居られる為に仕事を与えられる様になった。
ジュンはジャスミンモールの従業員、コモンはパラメイルの整備員、アラドは食堂のコックとしての役割を与えられた。
コックの仕事与えられたアラドは武術の腕だけじゃなく料理の腕前がかなりあって、ヒュウガがそれをジルに頼み込み、その事によってアラドが食堂のコックの役割を与えた。
それに料理好きのエルシャは「これは強敵ね…!」となにやらライバル心を燃やしたと言うのは無理なかった。
そしてまたその翌日後…。
『隊長日誌 三月三日ドラゴン出現。我が隊に出撃令が出される。だが、またもアンジュが命令を無視し独断先行。アンジュ単騎にて突撃し目標を撃破』
その日の夜、サリアは自室でこれまでの作業内容を記録に残していた。
『しかし突如もう一体のドラゴンが出現、これをレオンのヴェルトラトスが撃退した。規律遵守の徹底それが出来ないのであればアンジュをヴィルキスから降ろすべきだと私は考えている』
そうサリアはまとめた内容をパソコンに打ち込んで、データを保存しパソコンを閉じた。
そしてまた翌日後…。
『隊長日誌、三月四日。アルゼナル外部より入伝あり』
アルゼナルの執務室で外部からの入伝をジャスミンがジルたちに言う。
その中に何故かレオンも呼ばれていた事にサリアが疑問を持っていたのは言うまでもなかった。
「『ガリアの南端に到達、しかし仲間の姿は見当たらず。そこでドラゴンと遭遇し、所持していたパラメイルで撃退した。今後はミスルギ方面に移動し、捜索を続ける』。生きてたんだね、あのはなたれ坊主」
「フッ」
ジルはそれに笑みを上げ、その内容を聞いていたレオンが厳しい表情をする。
「あんた…知っていたんだな? タスクの存在を」
「ああ、知っていた」
その事にジルはレオンにそう言い、レオンは舌打ちをして嫌みを漂わせる。
レオンの隣でサリアが考え込んでいた。
「タスク…? はっ!」
「そうだ」
ジルはサリアがある事に気が付いた事に頷く、それは流石のレオンには分からなかった。
「アンジュを助けたのがあいつだったなんてね」
「じゃあヴィルキスを修理したのはその『騎士さん』だったんだ!」
「(?…騎士??)」
メイがマギーに言いながらマギーは「多分ね」と言う。レオンはメイが言った言葉の意味が分からず、頭を傾げる。
「まさか…アンジュはレオンが見つけてくれるまで、そのタスクと二人っきりだったって事?!」
サリアは思わず頬赤くして、アンジュとタスクの事を思う描く。それにこっそりとレオンはニヤリと笑っていた。
ジルは煙草に火をつけ、一服した後に言う。
「ジャスミン、タスクとの連絡は任せたよ。いずれまた『彼ら』の力が必要になる」
「はいよ」
その事にレオンはまたも疑問点が浮かび上がる。ジルが言った彼らとは一体何なのか、それはまだ分からん事だった。
そしてレオンはその事に問う。
「ん? 彼らって誰だ?」
「お前こっそり聞いていただろ、私達の、大舞台への花道だって事を…」
「っ!? レオン!あなた聞いていたの?!」
サリアはその事に驚きを隠せずに問う。
「どうも気になってな…、ちょいと聞かせて貰った…リベルタスの事もな」
「あなた…!」
「よいサリア、いずれにせよレオンにもリベルタスには参加させるつもりでいたからな」
「(この俺を…?)」
レオンはジルが計画している作戦にレオンも加えられている事に更に疑問が浮かび上がる。
そしてサリアは聞いていたレオンの行動を警戒する様な目で見ていた。
『隊長日誌 三月五日』
食堂でエマが何やら叫んでいた。
「ありえないわ!人間がノーマの使用人になるなんて!」
エマはアンジュがモモカを買い取った事にまだ納得していない様だった。
「ノーマは反社会的で無教養で不潔で、マナが使えない文明社会の不良品なのよ!?」
「はいはい」
アンジュは空になった器を置き、モモカが次の食事を差し出す。
「モモカさん! あなたはそれでいいの?!」
「はい!わたくし幸せです!」
満面な笑顔で言うモモカにエマは思わず呆れかえるのだった。
それを見ていたヴィヴィアンは飲み物を飲みながら言う。
「良かったねモモカン、アンジュと一緒に居られて」
っとその中でエルシャがため息をする。
「ん? どしたのエルシャ?」
「もうすぐフェスタの時期でしょ? 幼年部の子供たちに色々と送ろうか迷ってるんだけど…」
エルシャが通帳を見て苦笑いしながら言い、それにサリアが聞く。
「アンジュのせい? 何とかしなくちゃ…」
「どんな罰でも金でなんとかするだろうねアイツ…聞きやしないさアンタの命令なんてさ」
アンジュの事を考えているとヒルダがサリアに何やら嫌みそう言い放って。
「何が言いたいの?」
「舐められてるんだよアンタ。ゾーラが隊長だった時はこんな事なかった筈だけどね現隊長さん?」
っと挑発行為の様な発言に聞いていたココとミランダが止める。
「あの…」
「流石にそれは言い過ぎなんじゃ…」
「アンタ達は黙っていな!」
「「ひっ!?…」」
二人が収めようと止めようしたがヒルダに黙らされしまう、っとサリアがその場を立って、食堂を後にする。
嫌な空気を感じたのか、その空気が漂わせていると…。
「おいジュン!それ俺のから揚げじゃねか!」
「お前こそ!俺の焼売一つ多く喰ってねえか!?」
っと皆が思わず振り向くと、レオンとジュンが何やら箸で鶏のから揚げを取り合っていて、レオンの隣で食べていたコモンが苦笑いしながら見ていた。
二人が取り合って睨み合っている事にコモンは言う。
「も~、まだあるんだから取り合いはやめなよ~」
「いいや!! ジュンは俺のから揚げを取ろうとしてる! これは阻止せねば!」
「俺だって貴重な肉を取られるかってんだ! 意地でも奪い取るのみ!!」
バコン!バコン!!
「「アダッ!!?」」
「お前等、もう少し静かに食えないのか? 周りの迷惑だ」
コックの服装のアラドがお玉でレオンとジュンの頭を叩き、それに二人は頭を抑える。
「いって~! 何すんだよ!」
「アラド! お前お玉で叩くな!」
「黙れ馬鹿ジュン、お前等が悪いんだろ」
「「ぬぬぬ…! ん!隙あり!!」」
っと二人がから揚げを取ろうとして、上にあげた瞬間にから揚げが飛んで行ってしまい、二人が思わず…。
「「ああ~~!!」」
そしてから揚げはそのままヴィヴィアンの方に飛んで行き、それにヴィヴィアンは気づいて口を開けて、飛んできたから揚げを食べる。
「あ~!…はむ! もぐもぐ…うま~い!」
「ヴィヴィアン…」
「ヴィヴィちゃん…、そりゃないぜ…」
ガクッ…。っとうなだれてしまうレオンとジュン、その様子にヴィヴィアンは大笑いしていて。ココとミランダは苦笑いしながら見ていた。
アンジュは「バッカみたい」と言いながら、再び食事し直すのだった。
この後、活動報告でジュン達も戦わせようと考えてます。
アンケートは活動報告で