クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 スカイフロンティア   作:ライダーGX

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第15話 秘密の憂鬱 中編

レオン達が食堂で騒いでいる中、一人だけ格納庫でヒュウガがまた届けられた三つの大きなコンテナを見る。

 

「うむうむ、これは上出来ですね。流石は『あの方達』が作られた機体だ」

 

っとヒュウガは感心した表情で見ている中で、そこにメイがやって来た。

 

「ねえー、それは何?」

 

「おやメイさん、これはちょっとした持ち物です」

 

っとヒュウガはめったに使わないマナを使い、コンテナを開けさせる。

三つのコンテナが同時に開き、その中に入れられている『三機』を見たメイは驚く表情をする。

 

「これ…!!」

 

メイが見たのは、青と赤と緑の色をした三機のパラメイルに似た機体だった。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

そして皆より食堂を後にしたサリアは何やらもの凄く不満な表情をする。

 

「(皆…ほんと自分勝手、私だって好きで隊長をしてる訳じゃ…)」

 

っとそう不満を持つサリア、隊が身勝手な事ばかりとアンジュの好き勝手な行動と言う事にストレスを溜まらせていく事に徐々に耐え切れなくなり、彼女はそのままジャスミンモールへと向かう。

到着した所にジャスミンに札束を渡し、それにジャスミンに言う。

 

「…『いつもの』」

 

「…一番奥を使いな」

 

そう言ってサリアは『ある物』を持って試着室の一番奥を使いに行った。

同時にレオン達がやって来た。

 

「たく…お前のせいで最後のから揚げが台無しになったぜ」

 

「お前だって俺の焼売食っただろうが!」

 

二人は今だにから揚げの事に言い争っている様子にコモンは呆れながら言う。

 

「もう~…二人ともいい加減にしたら? ご飯の事でもめないでよ」

 

コモンがレオンとジュンにそう言うも、二人はコモンの方に向いて言う。

 

「「いいや!まだまだ!! 飯の事に付いてはな!!」」

 

「はぁ~…(もう~二人は道場の時からずっとご飯の事になるとこうなるんだから…)」

 

道場時代の時から、レオンとジュンは飯の事になると我を忘れて大暴れする事があり、それにはコモンを始めアラドや道場仲間たちからはもの凄く呆れてしまう事があった。

終いにはヒュウガからお仕置きを受ける場合もあって、三日間飯抜きと言われた事もある事はあった。

 

その事に今と全く変わらない様子にコモンはため息をする。

 

「そう言うお前はどうして俺達と一緒に居るんだよ? 格納庫に戻ってパラメイルの整備があるんじゃないのか?」

 

「おうそうだ、俺は此処に戻ってきただけなんだがよ?」

 

レオンとジュンはコモンが今だに二人に付いて来ている事に聞き、それに答える。

 

「実は僕メイからジャスミンモールに良いスパナとドライバーがあるって聞いて、それを買いに来たんだ。大丈夫だよお金はあるから」

 

「(え…? 何時から持ってんだお前?)」

 

っとレオンは思わず心の中で突っ込んでしまう。

ジュンは「へ~?」と感心していた様子であった。

 

「おいジュン! 何時まで突っ立ってんだい? 早くこっちに来て手伝え!」

 

ジャスミンがジュンに向かって怒鳴り、それに気づいたジュンは慌てる。

 

「やべっ!! それじゃレオン!俺戻るわ!」

 

「おう頑張れよ」

 

そう言ってその場を去って行くジュン、レオンはその時にある物を目にする。

レオンが取ったのは灰色のカーゴパンツだった。

 

「どうしたのレオン?」

 

「いや、丁度いいズボンが見つかってな。ちょっと着て来る、ジャスミン!試着室借りていいか?」

 

レオンはジャスミンに試着室の使用を頼み込む。

 

「一番奥を使いな」

 

そう言ってレオンはズボンを持って一番奥の試着室へと向かう。

 

「…あ」

 

とジャスミンは忘れていた事を思い出した。一番奥の試着室には確か…。

 

レオンが試着室のカーテンを開けた先には…。

 

「…?」

 

「え?」

 

何と何かの可愛らしいコスプレを着ていたサリアがおもちゃのステッキを持って、踊っていた姿がレオンの目に映った。

一瞬の事にレオンとサリアは呆然としていて、そしてたちまちに頭から大量の冷や汗が流れだして来て。気付いたサリアも気まずい表情をする。

 

「し、失礼しました…」

 

とレオンはゆっくりとカーテンを閉めて、サリアはそのまま気まずい表情をしたまま立っていた。

 

「何だ?着ないのか?レオン」

 

「どうしたの?レオン」

 

様子を見に来たジュンと買い物を終えたコモンがレオンがまだ着ていないのを見て問いかけ、それにレオンは慌てて答える。

 

「な!何でもないぞ!!何でも!!」

 

「「???」」

 

二人はお互い頭を傾げて、止めに行こうとしたジャスミンが遅かった事に手に頭を載せて後悔してしまう。

そしてその日の夜、自室でレオンはサリアの秘密を知った事に少々気まずかった。

 

「(どうしよう…、サリアに会うのがもの凄く気まずくなった気がしてならない…)」

 

そう考えているとドアからノックがして、それにレオンが向かい、ドアを開けるとサリアが立っていた。

 

「ようサリア、どう―『入るわ』ど、どうぞ…」

 

レオンはサリアに指示されるがまに動かされ、サリアはレオンを見ながら言う。

 

「あなた、…言ってないわよね?」

 

「え?なにを…?」

 

「あの事!誰にも言ってないわよね!!?」

 

サリアのもの凄い迫る圧力にレオンは壁まで押されてしまい、それには流石のレオンも何ともできない。

 

「い!言ってねえよ! ジュン達にも何にも言っていないし!?」

 

「本当でしょうね! もし喋ったら…!」

 

するとサリアはナイフホルダーからアーミーナイフを取り出し、それにレオンは慌てて抑える。

 

「馬鹿!こんなとこでナイフ出す奴がいるか!!」

 

「ちょっと!誰が馬鹿っうあ!!!」

 

「あぶね!!」

 

レオンはサリアが足を躓いてしまい倒れそうな所を思わず止めようとする。

だが一緒に倒れ込んでしまい、レオンがサリアを押し倒す形へとなってしまった。それにレオンとサリアは思わず固まってしまう。

 

「な…」

 

「え…?」

 

お互い見つめ合ってると右手に違和感を感じるレオンは見ると、右手がサリアの左手を握っている形になっており。

それにはお互い頬を赤くしてしまう。

 

「えっと…」

 

「あ…」

 

二人はすぐに離れて、レオンは真っ赤な顔で謝る。

 

「す、すまん…」

 

「い、いえ…こっちこそ…ごめんなさい」

 

サリアは左手を抑えながら真っ赤になって謝り、気まずい様子にサリアはドアの方に向かう。

ドアの前で後ろを向いたままサリアはレオンに言う。

 

「ほ、本当に言ってなのね?」

 

「あ、ああ…本当に言っていない」

 

「そう…、さっきはごめんなさい。あとこの事は二人だけの秘密よ?いい?」

 

レオンは「ああ」とそう答えて、サリアは部屋から去って行った。

サリアが去って行った後にレオンは右手を見ながら思う。

 

「(…サリアの手、すっげぇ柔らかった)」

 

同時に部屋から出て行ったサリアは左手を見て思う。

 

「(レオンの手…大きかった。…やっぱり男の人だから…かな)」

 

そう思いながらそのまま部屋へと戻って行った。

 




サリアがヒロインじゃありませんよ?

まだ考え中なので。
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