クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 スカイフロンティア 作:ライダーGX
ミスルギ皇国へと連れて行かれたアンジュとモモカを救出するべく、アルゼナルからミスルギ皇国へと出発したレオン達。
本来ならこれは列記とした脱獄になるのだが、救出任務として出撃している為、ヒュウガがエマに強引に頭を縦に振らせた。
輸送機の中でレオンは海面を見ながら考えていて、隣に居るジュンが問う。
「どうしたんだよレオン」
「…どうしてミスルギ皇国がアンジュを連れて行く理由が必要なんだ、もう追放した筈のアンジュをどうする気なんだ?」
「恐らくミスルギ皇族が国民の信頼を取り戻す為の事でしょう」
ヒュウガがレオン達にアンジュの誘拐の事を話し、それにレオンが食いつく。
「信頼を取り戻す? それに何故アンジュが必要なんだよ?」
「これはあくまで私の推測ですが、新皇帝であるジュリオ・飛鳥・ミスルギが実の妹であるアンジュさんを徹底的に利用するつもりなんでしょう。どうするかは私には分かりませんが…いやな予感がします」
「それは俺も同じ考えです。あの連中…絶対何かあいつに何かをするに違いない」
アラドがヒュウガの考えに同意するかの様に頷き、コモンがある事を言う。
「え…と、もしかして…処刑とか?」
「なっ!馬鹿な!! 仮にも妹であるアンジュを?!」
「いえ。もしコモンの言う通りだとすると…恐らく彼らはアンジュさんをそうするかも知れません、ノーマである彼女を…」
っとヒュウガがコモンの言葉に頷く様に答えて、それに聞いたレオンは驚きを隠せない。
「馬鹿な…!先生!! スピードを上げてくれ!」
「分かりました!…ん!?」
するとヒュウガは進路を突如変更し、それにレオン達は突然進路を変更したヒュウガに問う。
「おいおい先生!何してるんだよ!?」
「このままミスルギに向かうんじゃなかったのか!?」
レオンとジュンがそう問いただすも、ヒュウガは近くの陸地に着地させて、レオン達のある映像を見せる。
それはミスルギの海岸沿い近くに対空ミサイルであるSAMが配置されてあった。
それを見たレオン達はそれに目を奪われる。
「あれは…!?」
「恐らく我々の侵入を妨害する為の迎撃ミサイルでしょう。敵も考えていますね」
「だが今は戦争の兵器はもうない筈だ、どうしてそんな物が」
アラドが言った言葉にレオン達が考えてみる。しかしそんな余裕は与えてはくれない。
「兎に角、空からではあのミサイルに撃ち落とされますね。あれを破壊する為にもここから進むしかありません。レオン、あなたはジュン達を連れてミスルギ皇国に向かってください、パラメイルでね。私は脱出時の為にあのミサイルを破壊します」
「分かった! 行こう!」
そう言ってレオン達はヴェルトラトスに向かい。レオンはヴェルトラトスに乗り込んでジュン達を乗せる位置まで移動する。
「皆さん!これを」
っとヒュウガはレオン達にある袋を渡し、それを受け取り開けると中には剣や釵、ヌンチャクや棒の武器があった。
「貴方たちにはこれが必要です、どうかご武運を」
ヒュウガに問に皆はうなづいて、ジュン達は乗れる場所に乗って、レオンは超低空飛行でミスルギ皇国まで行く。
彼らを見送ったヒュウガはSAMの方を見る。
「さて…、やりましょうか」
そうつぶやいてヒュウガは輸送機を発進させて、超低空飛行でSAMの場所へと向かう。
っと輸送機が去った場所赤い髪の少女が居た事に誰も気付きはしなかった。
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そしてミスルギ皇国へと到着したレオン達は既に夜へとなっていた、ヴェルトラトスを見つからない場所へと隠し。レオン達はアンジュが居る場所へと向かう。
街を見まわして見ると、辺り誰も居ない事にレオン達は不思議に思う。
「どういう事だ…、誰も居ないなんて」
「何か変だぜ…?」
「あっ!!! レオン!!これを見て!!!」
っと近くのテレビを見ていたコモンが驚きの声を上げながら呼びかけ、それにレオン達はコモンの方に行くと驚く光景が映る。
何とその映像にはアンジュがボロボロの服の処刑着を着せられ、腕を吊るされていた。そしてマナの電動車いすに乗っている少女『シルヴィア・斑鳩・ミスルギ』がムチでアンジュの身体に打ち付けて痛みつけ、それにアンジュが悲鳴を上げる。
それを見ていた国民達は喜びの声援を上げていた。
見ていたレオン達は信じられない映像に怒りがこみ上げて来た。
「何だよこれは!!」
「人間が…人間がする事なのかよ!!」
「ここが行われている場所は…あそこだ!!!」
アラドがアンジュが囚われてる場所を指差す。そこだけとても明るい光が点灯されていて、レオンは拳を握る。
「あそこか…!! 行くぜ!!!」
レオン達はアンジュの元に行くためにヴェルトラトスに戻って行く。レオンの様子を建物の上から双眼鏡で見ていたタスクがいた。
「レオン…ジルの連絡通り…やっぱりアンジュを助ける為に来たんだね、…なら俺も行かなきゃね!」
そう言ってタスクはその場を離れて、アンジュの元にいく。
『『『吊ーるーせ!吊ーるーせ!』』』
一方アンジュの方では絞首台に送られるアンジュに国民からは極悪非道な声援が送られてきて、アンジュはその中で泥沼に落ちているミスルギを完全に断ち切る事を決意する。
「(ようやく目が覚めた…、こんな世界…こっちから否定してやる!!)」
っとそう決意した途端にアンジュは歌い始めて、その場にいた者達は突然の事に静まり返り。アンジュを連れ去ったアストラとベイボルスは顔を見合わせる。
するとベイボルスは豪快な槍をアンジュの首元に付き付ける。
「辞めて貰おうか、耳障りがする。お前たち」
「「はっ!」」
近衛兵がアンジュを強引に絞首台に送り、首に輪を掛ける。
それをジュリオが笑みを浮かばせる。
「さらばだ、アンジュリーゼ」
ジュリオが手を上げようとした時に、空からヴェルトラトスが現れ。スパルタンライフルを地面に向けて放ち、国民の近くに直撃させて、それに国民達は悲鳴を上げながら逃げて行く。
アンジュはヴェルトラトスを見て目を開かせる。
「あれは…レオン!!?」
広くなった広場にヴェルトラトスを着陸させて、レオン達が降りて来る。
「アンジュ!!モモカちゃん!!」
「助けに来たぜ!!」
レオン達の登場にアンジュは驚きながら呆然としモモカは表情を明るくなっていく、アストラは笑みを浮かばせる。
「よう、意外と早かったじゃねぇか」
「だがもう遅い、皇女アンジュリーゼが処刑されるのを見るがいい」
っとベイボルスがレバーを引き、アンジュがその場に吊るされる。
それにレオン達は叫ぶ!
「やめろ!!!!」
「アンジュリーゼ様ああああああああああああああ!!!」
その時だった。
突如空に閃光弾が撃ちこまれ、その場に居た皆は思わず目がくらむ。
「うっ!!」
「(これは…閃光弾!?)」
すると森から巨大なパラメイルがやって来て、そのままアンジュの方に向かう。
その時にジュリオの横を通り、搭乗している人物から手裏剣が投げ込まれ、アンジュを吊していたロープを切り。その者は落ちて行くアンジュをキャッチする。
っが…。
「うわっ!」
思わずバランスを崩してしまい落ちてしまって、チャンスと見たレオン達は武器を構えて向かい。レオンはすぐさま剣を抜き、アストラやベイボルスに向けて奥義を放つ。
『真空剣!!』
真空を切り、衝撃波の剣撃を放つ奥義【真空剣】、その波動が二人に迫り、それに二人は避けるとその場の壁が切り裂かれ。アストラとベイボルスは感心する。
「うっひょ~!」
「これは…」
レオンはすぐさまアンジュの方に向かい、安否を確認する。
「大丈夫か…いっ?!」
「う、うえ~~~!!?」
何とアンジュの股間に頭を突っ込んいて、それにレオンは思わずドン引きしアンジュは真っ赤な顔になる。
そいつはもがいていて、アンジュはさらに真っ赤にある。
「こ…こっの~~!!!」
「ぐほっ!!」
アンジュはその人物の腹を蹴り飛ばし、壁に激突した瞬間頭に被っていたローブが取れてタスクの顔が現れる。
レオンとアンジュはその人物がタスクだった事に驚く。
「「えっ?!タ…タスク!!?」」
「や、やあ…アンジュ、レオン」
タスクはお腹を押さえながら立ち上がり、近衛兵達と戦っているジュン達はタスクを見る。
「誰だあいつ?」
「敵…ではなさそうだ」
ジュン達がそう話していると。
「近衛兵!何をしている!早く取り押さえろ!!」
くらんだ目から回復したリィザは、近衛兵にアンジュを捕獲を命令する。
それに気づいたレオンはすぐさまタクスに言う。
「タスク!すぐに撤退する! アンジュとモモカちゃんを頼む!!」
「分かった!」
タクスはすぐにアンジュとアンジュの手錠を外したモモカ、二人を自分の機体に連れて行き、レオンは剣を構える別の奥義を放つ。
『突風斬!!』
強烈な風を引き起こし相手を吹き飛ばす奥義【突風斬】、それに護衛兵達は吹き飛ばされてしまい。それにアストラは興奮していた。
「おいおいベイボルス! あいつすげぃじゃねか!」
「確かに、面白いな」
「何を感心しているので! それにノーマを助けるあの男は一体…」
リィザがタスクを見ていて言うと、くらんだ目からようやく回復したジュリオが言う。
「反乱分子だ。ノーマに加担するテロリスト共め!」
アンジュモモカはタスクの機体に乗り込み、アンジュはタスクの機体を見て驚く。
「パラメイルと似ている…、タスク!私が操縦するわ!」
「いや!この『ドレッドディアス』は俺以外使えないんだ!」
その事にアンジュは唖然とし、タクスは機体を始動させる。
そしてレオンは護衛兵を吹き飛ばした後ヴェルトラトスへと向かい、ヴェルトラトスを起動させたレオンはすぐさまジュン達に言う。
「ジュン!コモン!アラド! 撤退するぞ!」
「「分かった!!」」
「うん!!」
ジュン達は護衛兵達を倒してすぐに向かい、ヴェルトラトスにつかまり、確認したレオンはヴェルトラトスを上昇させて。タスクもドレッドディアスを上昇させてヴェルトラトスの後を付いていく。
っがアンジュはタスクにある事を頼む。
「タスク!止めて!」
「えっ?何で?『お願い!止めて!!』は…はい」
タスクはアンジュに従うままに止めて、ジュリオはアンジュを睨む。
「おのれアンジュリーゼ…!」
「感謝してるわお兄様、私の正体を暴いてくれて。ありがとうシルヴィア、薄汚い人間の本性を見せてくれて」
アンジュはシルヴィアに向かってじょうだんでもない笑みを見せる。
その事にシルヴィアは思わず引いて、アンジュはタスクの肩を叩き、それにタスクはヴェルトラトスに向かい、アンジュはそのまま叫ぶ。
「さようなら、腐った家畜の故郷よ!!」
そのままドレッドディアスはヴェルトラトスを追いかけて行き、ジュリオは怒りが爆発する。
「く!追え!追ええええ!!!」
っとジュリオの右頬に一発の銃弾が飛び刺さり、右頬に大きな穴が開き、肉片と大量に血が吹き出る。
「ぎゃああああああああああああああ!!!!」
ジュリオは右頬を抑えながらもがきシルヴィアが悲鳴を上げる、それ見たアンジュとタスクは前を見ると。ライフルを構えたレオンが撃ったのだった。
「ふぅ~…、スッキリしたぜ!」
「でもちょっとやり過ぎじゃあ…?」
「良いんだよ、あれで」
「見ていて気持ち悪い奴だからな」
ジュンとアラドがそう言ってレオンはヴェルトラトスをヒュウガが待つ輸送機に向かい、ドレッドディアスもヴェルトラトスに付いていく。
その様子にリィザは鼻で笑い、アストラとベイボルスはその様子にまだ物足りない風な顔だった。
「何だよ…、もう帰っちまうのかよ?」
「フン…アストラ。『あれ』を出すぞ」
「おうよ」
そう言って二人はその場から去って行って、何かを取りに向かった。
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レオン達は海へ向かっている中でコモンが問う掛けて来る。
「ねえ! 確かこの近くって迎撃ミサイルがあったよね!?」
「その事なら心配はない。先ほど先生からマナのメールが来て、『ミサイル施設の機能を止めて置きましたから安心して下さい』と言ってきている」
アラドのメール内容を聞いたレオンは納得する。
「なるほど、それは安心だ…見えた!」
レオンも目の先にマナの光で輸送機の位置を知らせるヒュウガが居た。
そしてヴェルトラトスとドレッドディアスを輸送機に着艦させて、レオン達は降りてヒュウガの所に向かう。
「先生、無事アンジュとモモカちゃんを救出成功!」
「ご苦労様です、皆さん。アンジュさんもモモカさんも無事でよかった。ではアルゼナルへと戻りますよ!」
ヒュウガは操縦席へと座り、進路をアルゼナルへと向けて発進させたのだった。
後一話だけこの話は続きます。
次回は自分が好きなレオンとタスクとの共闘です。