クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 スカイフロンティア 作:ライダーGX
基地内に避難したレオン達はアルゼナルを攻撃してくる艦隊に、ロザリーはその事に驚く。
「本当に攻撃して来やがった!」
「レオンの言った通りだ、救助なんて嘘だったんだ」
クリスはレオンの予想通りの事に思わず言葉を漏らす。っとそこにジルの放送が流れる。
『諸君、人間の恐ろしさを理解しただろう。人間は我々を助ける気などさらさらない、よって我らは人間の監視下を離れ、反攻作戦を実行する。作戦名『リベルタス』』
っと聞いたサリア、メイ、マギー、ジャスミンの四人はそれに表情を硬め、タスクはその事に少々表情を歪む。
『共に来るものは、アルゼナルの最下層に集結せよ』
放送を終え、ジルは最下層へと続くエレベーターでパメラ達に向いて問う。
「お前たちはどうする」
「私達も参加します!」
それに二人は頷き、着いた先に何やらブリッジらしき場所に着く。
「いつの間にこんな…?」
「パメラは操縦席だ、ヒカリはレーダー席、オリビエは通信席へと座れ」
ジルはそう三人に命令し、ジルはすぐにサリアに通信を入れる。
「サリア、何がなんでもアンジュを連れて来い」
『ええ、分かってるわジル』
そう耳にインカムで小さな声で話すサリアはアンジュを見てジルに言った。
ジルの放送を聞いていたレオンはリベルタスの事に眉を顰め、ジュンはそれに問う。
「おいレオン、リベルタスって何だよ?」
「簡単に言えば、ノーマの逆襲だよ」
その事にジュン達は驚きの様子を隠せず、レオンはこの時に思う。
今さらリベルタスを発動して意味があるのか?、アンジュが拒絶していると言う事を理解しているのかっと。
しかしジルの事、アンジュの意思など無視して強引にするに違いないと感じたレオンはすぐにタスクを呼ぶ。
「タスク! お前はアンジュとモモカちゃんを連れてここから離れろ!」
「え!正気?!レオン!」
「当たり前だ! あの女の事だ…アンジュをぼろ雑巾に様に使う!、だから」
その事を聞いたタスクはすぐに頷く。
「分かった、アンジュ!…!?」
タスクが振り向くと、既にアンジュとモモカの姿が無く、それを見たレオンが辺りを見渡すとサリアの姿が居ない事に気付く。
「チッ! 先を越されたな! タスク!アンジュを探してくれ!」
「分かった!『ピピピ!』?!」
タスクの通信機に通信が入り、それにタスクは耳にインカムを付けて出るとジルが話しかけて来る。
『タスク、お前はヴィルキスを護れ、アンジュの事はサリアに任せろ』
「ちょっと待て!今アンジュは何処だ!?」
すぐに問いただすがジルはすぐに通信を切り、無線も切った。
それにタスクは舌打ちする。
「くそっ!」
「ジルめ、何が何でもアンジュを連れて行く気か…。タスク、アンジュは何処まで知っている?リベルタスの事を」
レオンはタスクにアンジュがリベルタスをどこまで知り尽くしているか問う、それにタスクは頷きながら答える。
この世界の戦争の事、遺伝子操作による新人類『マナ』の誕生、ノーマと言う情報をマナに言い聞かせる事、そしてタスクの正体『古の民』の事、そして…ジルが皇族の人間出会った事を…。
その事にレオン達は驚く。
「アイツが…皇族?!」
「ああ、ジルの本名『アレクトラ・マリア・フォン・レーベンヘルツ』。それが彼女の本当の名だよ」
「マジかよ…」
「あいつが?」
ジュンとアラドはジルの正体を知って唖然としている中で、レオンは歯を噛みしめながら言う。
「あの野郎…、タスク!アンジュを探せ!! 俺達は格納庫に行きヴェルトラトスとドレッドディアス、そしてヴィルキスの持ち出しをコモンに言いに行く!」
「分かった、その方がアンジュと合流した時にすぐに動けるしね! あとお互い通信回線を開いておこう、その時の状況を教えなきゃ!」
そう言ってタスクはその場を離れて行き、レオンはインカムを付けて、剣を持ってジュンとアラドに言う。
「よし!行くぞ!ジュン!アラド! この監獄からおさらばだ!」
「おう!」
「よし!」
そう言って三人は向かい、それにヒルダは問う。
「おい!何処に行くんだよ!?」
ヒルダが問うもレオン達はもうすでに行ってしまった。
「たく!こんな時に! アタシ等は格納庫でパラメイルで人間共を蹴散らして行くよ!」
そう言ってヒルダ達は別ルートで格納庫へと向かった。
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レオン達が格納庫に向かう中でマナの特殊部隊と遭遇する。
「敵だ!」
「ノーマの加担する人間は殺せ!!」
っと言わんばかりにレオン達に向けてライフルを撃って来る、それにレオン達は物陰に隠れる。
銃弾が飛び交う中でアラドは特殊部隊を見る。
「マナの特殊部隊か…」
「どうするレオン? やっちまうか?」
「ああ、この場で殺す!」
そう言ってレオン達は武器を持ち、その場から飛び出して行き、人間はレオン達に向けて撃つ。レオンは銃弾を剣で切り落とし、飛んで剣を振り下ろして斬り、人間を真っ二つにする。
レオンはそのまま横に居た人間に向かって斬り、胴体を切り落とす。
ジュンは銃弾を交わしながら人間に向かって行き、サマーソルトキックを見まい、そして釵を首元に刺す。
それに人間はそのまま倒れ込む。
アラドは棒で銃弾を弾き飛ばし、棒で足の態勢を崩させて、崩れた時に棒の先に刃が飛び出て、そのまま刺し殺す。
刺された人間は血を大量に流して死に絶える。
特殊部隊を倒したレオン達はお互いの顔を見合い頷いて格納庫に向かうが、すぐにまた別の特殊部隊が現れて足止めを食らう。
「くっ! しゃらくせぇ!」
レオン達はすぐさま出て、奥義を放つ。
『突風斬!!』
『ストレイジフォムス!!』
『ストリームプレス!!』
三人の奥義が特殊部隊を一気になぎはらい、壁に激突させて殺した後レオン達は格納庫へと向かう。
「よう!」
「「「!!?」」」
するとそこにある者達が立ちふさがった、それはアストラとベイボルスにアイリスの三人だった。
それにレオンは驚く。
「お前達は!」
「我はベイボルス」
「俺はアストラだ…、んでこっちはアイリスだ」
「初めましてアイリスよ。あなたが噂に聞く力のある人間? 思っていた以上のいい男じゃない」
アイリスはレオンを見て微笑みながら唇を舌でなめる、レオンはその事に眉をひそめる。
「お前たち、何故再び此処に来た?目的は何だ!」
「答えは簡単だ。我々の目的は皇女アンジュリーゼ、ヴィルキスの捕獲。そしてメイルライダーの数名だ」
「メイルライダーを?!」
アラドはアストラ達の目的に驚く表情を現し、それにジュンは怒鳴りつけるように怒鳴る。
「てめぇ等!! またアンジュちゃんを連れ去って!しかも今度はメイルライダー達の皆もかよ! どんだけ自分勝手な連中だよ!!」
「その事なら此処を攻撃をしたあのジュリオに言うんだな。この命令を出したのはあいつだ」
ベイボルスの言葉にレオンは目を開く。
「何!アンジュの兄貴がか?!」
「おうよ、まあ~お話しはこれくらいにして。そろそろ任務を進ませたいんだが…ちょっとは楽しもうじゃねぇか」
っとアストラは大剣を取り出し、ベイボルスは槍、アイリスはレイピアを取り出す。
「レオン、どうやらやるしかなさそうだぞ」
「仕方ない、やるぞ!」
レオン達はそれに武器を構え、お互い睨み合い、アストラがベイボルスに言う。
「おいベイボルス、俺は前回と同じ奴をやる。良いだろう?」
「構わん、俺はあの棒を持っている奴とやる」
「異議ありだわ、彼は私にやらせて?。一度戦って見たかったの」
アイリスはレオンを見ながら微笑み、互いに睨み合って…。
ペキッ!
崩れた壁の一部にヒビが入り、同時にレオン達は向かって行った。
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そして格納庫ではマナの特殊部隊とメイ達が交戦状態に陥っていた。
その中でコモンは人間達がノーマを虐殺しているのを見て、怒りが湧き出て来る。
「もう我慢出来ない! メイ!ここをお願い!!」
「え!?コモン!!?」
メイはコモンが特殊部隊に向かって行くのを慌てて止めに行くが、仲間がそれを止める。
コモンはヌンチャクを取り出し、特殊部隊に向けて奥義を放つ。
『地雷骨!!』
ヌンチャクを地面に叩き付け、地面に流れる電流を相手に浴びせる奥義【地雷骨】。電流はマナの特殊部隊の数名の浴びせられ、煙を上げながら倒れて絶死する。
一部始終を見たメイ達はコモンの能力を見て唖然としている中、まだ生きていた一人の隊員がコモンにSMGを構えているのを見たメイが叫ぶ!
「コモン!!!」
すぐさまコモンが構えた瞬間その隊員の身体から『矢』が飛び出して来て、隊員はそのまま倒れた。
コモンがそれを見て驚くと、その場からサメ型のマシンに乗った何者かがやって来る。
「コモン! 遅れてゴメン!」
「リアース!!」
レオン達の道場仲間、リアースが弓を持って『シャークレイス』から降りてコモンに近づき、メイ達もその場に来る。
「コモン!誰なの?」
「僕達の道場時代の仲間! 味方だよ!」
コモンがメイ達に言っていると、そこにヒルダ達がやって来る。
「おいおい? 何がどうなってるんだ?」
「もう始まってるのか?」
ロザリーが死んでいる隊員たちを見てつぶやいてる中で、リアースがコモンに問う。
「コモン!レオン達は何処に?」
「それが今格納庫に向かっている筈なんだけど…」
っと電力が突如落ちて、それに驚く皆。
「何だ?!」
そして船に居るジルはすぐさま聞く。
「砲撃による損傷か?」
「侵入者による攻撃です!」
マナの特殊部隊にアルゼナルの電力を落とされた事に、放送が流れる。
『アルゼナル内に侵入者があり、敵の目的は不明!総員退避!!』
それを聞いたエルシャはその場から離れる。
ヒルダはエルシャの行動を見て問う。
「おいエルシャ!」
「ゴメン!!すぐ戻るから!!」
そう言ってその場を離れて行く。その時にジルから放送が来る。
『デッキ上の各員に告ぐ、敵の狙いはヴィルキスだ、デッキ上の下層へと運搬を最優先事項とする!』
聞いたメイはすぐさま整備班達に言う。
「整備班集合!ヴィルキスは手動で下ろす!」
「「「イエス・マム!!」」」
整備班の一人が手動で動かそうとした時に頭を撃たれてしまい、それを見たコモンとリアースが振り向くと、再び集まって来た特殊部隊に攻撃されていた。
「やるしかないな…コモン!」
「うん!行こう!!」
そう言って二人はヌンチャクと弓を構えて向かう
一方その頃、レオン達はアストラ達と激戦を繰り広げていた。
レオンはアイリスの高速のレイピアの突きを交わして、わずかな攻撃の隙を狙っていた。そしてわずかの隙を狙う。
「はっ!!」
レオンは回転斬りを放つ、それをアイリスはバク宙をかわす。
ジュンはアストラの大剣をもろともしない釵で対抗して、釵を連携させて刃を伸ばす。
伸ばした釵を双刃の薙刀にしてアストラに斬りつけ、それを軽々と受け止める。
そしてアラドはベイボルスの槍をかわして、棒を相手に叩き付ける。それをベイボルスは身体をそらしながら棒の攻撃をかわす。
ベイボルスはは槍を突き出し、アラドに刺そうとするがそれを棒で弾く。
一旦アストラ達から離れるレオン達、アストラ達の腕の差にレオンは少々冷や汗が出る。
「こいつ等…やるな」
「俺達と同じ…いや、それ以上だ」
アラドが棒を改めて構えながらアストラ達を見て、アストラ達はレオン達の腕前に納得する。
「なるほど、良い腕ね?更に惚れこむわ~」
アイリスはレイピアをなでながらレオンを見て、ベイボルスは槍をしまう。
「そろそろ任務に戻る。これ以上『あの方』を待たせる訳には行かん」
「はいはい、それじゃ任務に戻るか」
そう言ってアストラ達は武器をしまうと、それにレオン達は構えながら言う。
「待て!逃げる気か?!」
「逃げる? 俺達は目的はお前たちじゃない。目的を果たす為に此処に居るんだ、んじゃな」
アストラ達はそう言って後消えていき、それにレオン達は追いかけるも何処にも居なかった。
「くっ! 不味いな!」
レオンはすぐさまタスクに通信を入れる。
「タスク!アンジュとの合流を急いでくれ!敵の狙いはアンジュとヴィルキス!そしてメイルライダー達だ!!」
『分かった!』
通信を終えたレオンはすぐにジュン達と共に格納庫へと向かう。
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そしてアンジュはサリアに連れられて最下層へと向かわされていた。
アンジュの他にジャスミンも居て、モモカを担いで向かっていた。
「良いの?この基地が大変なんでしょ?」
「言ったでしょ、貴方には大事な使命があるって」
「関係ないわそんな事…、それにあんた達の使命なんて分かりたくもないわ」
リベルタスには協力する気はないアンジュ、それを言い聞かせようとするサリアも何とかするも駄目だった。
「では息を止めて下さい、アンジュリーゼ様!」
するとモモカがこしょうを振りまき、それに辺り一面こしょうまみれとなり、息が出来なくなった。
「アンジュ!何処なの!くしゅん!!」
その隙にアンジュとモモカは何とか逃げ出した。
モモカのとっさの行動にアンジュは感心した。
「随分大胆な事をするようになったわねくしゅ!」
「アンジュリーゼ様の影響でくしゅ!」
鼻をかみながらもその場から何とか逃げるアンジュとモモカ。
サリアの報告を聞いたジルは歯を噛みしめ、アンジュの捕獲の命令を与える。
次にジルはタスクに通信を入れる。
「アンジュが逃げた、捕獲に協力しろ!」
っと聞いたタスクは渋々了解を得ると、すぐにレオンに通信を入れる。
「レオン、今ジルから連絡が来た。アンジュを捕まえろって」
『と言う事はアンジュは今何処かに逃げているって事か。タスク!すぐにアンジュと合流してくれ!頼むぞ!』
「分かった!」
タスクは急いでアンジュの元に行く。
そして食堂に付いたアンジュとモモカ、モモカはマナの光で灯りを照らしていた。
「こちらですアンジュリーゼ様、ここから行けそうです」
灯りを前に向けた途端二人は息を飲む、そこには焼け焦げた人が沢山いた。それにアンジュはまたしても嘔吐し、それにモモカは駆け寄る。
「アンジュリーゼ様! み!水!!」
すぐさま食堂のキッチンに向かったモモカ、アンジュはあたりを見渡していると。
「大切な物は失ってから気づく、何時の時代も変わらない心理だ。全く酷い事をする、こんな事を許した覚えはないんだが」
そこに謎の男が居て、それにアンジュは振り向いてみる。
その男こそエンブリヲだった。
「君のお兄さんだよ、この虐殺を命じたのは」
「えっ?!」
その事にアンジュは驚き、エンブリヲは言い続ける。
「北北東14キロの場所に彼は来ている、君を八つ裂きにする為にね。この子たちはその巻き添えを食ったようなものだ」
バン!!
「きゃあああああああ!!」
その瞬間キッチンから銃声がし、モモカの悲鳴が聞こえてアンジュはすぐに向かう。
向かうと二人の特殊部隊がモモカを狙っていて、モモカは左肩を撃たれていたが、動ける右手でマナの光を出して防御をしていた。
アンジュは銃を取り出し、一人を撃ち殺して、もう一人は両肩を撃ち抜く。
「あなた達がやったの? お兄様の命令で?」
「貴様…アンジュリーゼ!」
すぐに銃を構えるも、アンジュに手を撃たれてしまう。
「う、撃たないでくれ…我々は…隊長とジュリオ陛下の命令で『バン!!』
問いにアンジュは撃ちまくり、弾切れになっても引き続けていて、それを見たモモカは慌ててアンジュを止めた。
「大丈夫です!モモカはここに居ます!!」
アンジュはすぐに後ろを見る、あの場所に居たエンブリヲの姿は無く、それにアンジュは決心する。
「行かなきゃ…!」
「えっ?」
モモカはその事に意味が分からずだった、っとそこに…。
「アンジュ!!」
アンジュは横を見るとタスクがやって来た。
「タスク!」
「銃声が聞こえてすぐに向かったんだ。でも良かったよ君が無事で…、レオンが格納庫で待っているから───」
タスクが一安心して話していると、アンジュが言う。
「タスク、行かなくちゃいけない所があるの」
「え? 何処に?」
「いいから!一緒に来て!」
アンジュはそう言ってモモカと共に格納庫へ行き、それに慌てるタスク。
「ああ!ちょっと待ってアンジュ!!」
タスクは慌ててアンジュを追いかけて行き、レオン達が待っている格納庫へと向かって行った。