クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 スカイフロンティア   作:ライダーGX

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第40話 時の支配者 後編

ヴェルトラトスが結晶体に入ったと同時にアークガーディアンに居るタスク達、タスクの治療が終えて今医務室のベットで安静にさせ、それを見守っているジュン達。

 

「無事何とか破片を摘出したようで良かった…」

 

「でも傷が酷いって先生が言ってたし、どうしよう…」

 

「アンジュを助けに行かなきゃいけないのににゃ~」

 

ヴィヴィアンの問いにジュンとリアースも頷き、ココ達がタスクを見ていると…。

 

 

 

ピカーーーン!!

 

 

 

タスクの右腕の腕輪が光り、それを見たジュン達は振り向く。

 

「な!何だ!?」

 

「タスクの腕輪が光ってる!?」

 

そしてその光にタスクが目を覚まし、それにヴィヴィアンが見る。

 

「タスク!」

 

「う…、ヴィヴィアン?」

 

タスクが起き上がり、光っている腕輪に気付いて見る。

 

「えっ?どうして腕輪が?」

 

それに気を取られていると、医務室にヒュウガ達がやって来て、その光景に目を奪われる。

 

「!?これは…!」

 

「一体何!?」

 

ジェームズとミライはその光景に驚いて、それにジャスミン達も驚く。

その中ヒュウガはタスクの腕輪を見て一瞬驚いた表情をし、すぐに表情を硬くする。

 

「(まさか…、一体何が起こって?)」

 

そう思っていると腕輪から一つの光の玉が出現し、どこかへと行ってしまう。

皆はそれに目を奪われるが、タスクは起き上がって行こうとする。

 

「タスク!?」

 

「行こう…!何処に行くか確かめなきゃ!」

 

っと行こうとするタスク、それを見たアラドとヴィヴィアンは頷いて、タスクの両肩を背負う。

 

「貴方達…」

 

「いいでしょう…行きましょう」

 

「ヒュウガ!? しかしタスクはまだ!」

 

「彼が行こうとするのです。それに答えてあげましょう」

 

ヒュウガのその事にジェームズ達は顔を見合って頷き、そして光の玉を追いかける。

っが廊下に出ると光の玉は待っていてくれたかの様に止まっていて、そして光の玉は再び進んで行く。

 

タスク達は光の玉を追いかけて、何処に行くのか分からなかった。

進んだ先は格納庫であり、その光の玉は修理中であるドレッドディアスに向かう。

 

修理を行っている整備班達は突如光の玉が邪魔をして来て、それに驚いて整備班達は慌てて離れる。

 

すると光の玉はドレッドディアスの周りと飛び回り、そしてドレッドディアスのカメラアイが光ってアサルトモードへと変形する。

 

「ドレッドディアスが…!」

 

タスクが驚いた途端ドレッドディアスが武装を全て外していき、それにタスク達はますます分からなくなった。

 

「何がどうなって!」

 

《これ等があると進化の邪魔だ》

 

っと突如聞こえた声に皆はあたりを見渡す。

 

「今どっから聞こえた?!」

 

「分からない…」

 

ヴィヴィアンとアラドが調べる中、タスクはドレッドディアスを見て確信する。

 

「まさか…ドレッドディアス?」

 

《その通りだ…》

 

っとドレッドディアスが言った途端、光の玉がドレッドディアスの中に入って行き、ドレッドディアスから強烈な光が出て。それに皆は思わず目を瞑る。

 

光がやんだ後、タスク達はドレッドディアスを見ると、ドレッドディアスは結晶体の中に入っていて、それに皆は驚いた。

 

「何じゃこりゃ!?」

 

「うお~~~!すっげ~~~!!」

 

「ヴィヴィアン、今言う所…?」

 

コモンはヴィヴィアンの言葉に思わず言い、ヒュウガは結晶体の中に居るドレッドディアスを見てようやく確信した。

 

「なるほど…こう言う事ですか」

 

「分かるのかい?ヒュウガ」

 

ジャスミンがそれに問い、ヒュウガはそれに頷く。

 

「ええ、この現象は恐らくタスク君の腕輪がドレッドディアスに進化させているのです」

 

『『『進化!!?』』』

 

タスク達はヒュウガの言葉に驚いて問い、それにヒュウガは頷いて見る。

 

「ええ、この現象が起きたとなれば…恐らくレオンの方も起こってる筈です」

 

「レオンの方にも!?」

 

「ってことは!レオンは!!」

 

ジュン達が考えにヒュウガは頷く。

 

「ええ、生きていますね。この現象は共に起こらないと無理ですから」

 

そうヒュウガは言い、ジェームズとミライも心の中で安心した。

 

「さて、ドレッドディアスはこのままにして置きまして…。皆さん、少し来てもらいますか」

 

っとヒュウガの言葉にタスク達は思わず表情を固くなる。

 

そして医務室に戻ったタスク達、タスクをベットに戻してヒュウガはジルの事を話す。

 

「実は先ほどジル司令の事情を聞いたのですよ、徹底的ね。そして驚くべき事が分かりました…」

 

ヒュウガの言葉にタスク達はじっと息を飲む。

 

 

 

──回想──

 

 

ヒュウガの冷たい言葉にジルは思わず黙り込み、そしてもう逃げ場が無いと確信して、ようやく観念した

 

「…ああそうだ、私は操られた…エンブリヲの人形だった」

 

ジルの言葉にジャスミン達は驚き、その場にいたメイも驚く。

ヒュウガは目を細め、ジェームズは腕を組んでジルを見ながら言う。

 

「何故あの男の人形にされていたんだ…」

 

「…私はあの時、リベルタスを行い…エンブリヲを殺そうとした。だが奴に身も心も憎しみ…全てを奪われた。誇りも使命も純潔も…。

ああ…怖かったよ。リベルタスの大義…ノーマ解放の使命…仲間との絆、それが全部…奴への愛情、理想、快楽へと塗り替えられていった。何もかもあいつに踊らされていると感じたんだ…」

 

それを聞いたヒュウガ達、マギーは腕を組んだまま問う。

 

「何で黙ってたんだ…」

 

「フッ、どう話せばよかったのだ? エンブリヲを殺しに行ったが…逆に奴に惚れましたとでも言えるのか? 全て私のせいさ…リベルタスの失敗も仲間の死も全部…、こんな汚れた女を救う為に皆死んでしまった…!!」

 

「そんな…そんな!!」

 

メイはとても残酷な事実を知って、自分の姉の死がジルに当たる事に困惑していた。

 

「私に出来る償いはただ一つ…エンブリヲを殺す事だ。今頃奴は新しい玩具で遊んでいるだろうな」

 

「新しい玩具…?」

 

ミライはジルの言った事に頭を傾げる、ヒュウガは既に分かっていた…ジル言った意味が。

 

「…アンジュさんですね」

 

「「!!?」」

 

「そうだ、奴はアンジュを徹底的に落とすつもりだ…。道具として…自分の快楽の為にな」

 

ジルの言葉を聞いて、ジェームズとミライはエンブリヲのやり方に絶句する。

まだ16の少女を自分の快楽道具として使う事に、誰も考えなかった事だろう…。

 

「それでアンジュさんを道具として使おうとした所を逆に奪われた……と言う事ですね」

 

「ああ、利用するつもりだった。勿論此処の皆もそうだった」

 

っとそれを聞いたジャスミンとマギーは驚く、自分達を使い捨ての道具としていたジルの言葉を聞いて。

 

「だがそれをいとも簡単に潰された…、レオンによってな──」

 

パンッ!!

 

ジルの頬にマギーの平手打ちが放たれ、それにジルはただ黙ったままマギーを見る。

 

「私はあんただから一緒に来たんだ、あんたがダチだからずっと付いて来たんだ…それを利用されていただなんてさ…!」

 

それにはヒュウガ達は何も言わずに見届け、ジルは何も弁護なく黙った。

 

「何とか言えよ!アレクトラ!! なあ!!!」

 

「そのくらいにしときな、マギー…」

 

「…チッ!」

 

マギーは舌打ちをしてその場を離れ、ジャスミンはジルと面と向かい合う。

 

「知っちまった以上、あんたをボスにはして置けない。指揮権を剥奪する…いいね?」

 

「…ああ」

 

ジルはジャスミンによってアウローラの指揮権及びノーマ達リーダーの座を失った…。それも大きな傷跡を残して。

 

 

──回想終了──

 

 

「そんな事があったんだ…アレクトラに」

 

タスクはヒュウガ達の話を聞いて辛く…悲しい表情をする。

 

「それで先生、アウローラとの指揮は誰が務めるんだ?」

 

「アウローラは我々の指揮下に入りました。しかしこれは好都合です、互いの目的は一緒…エンブリヲの野望を阻止する者同士が此処に集まったのですから」

 

そうヒュウガは言うが、ヒルダとロザリーにとっては少々痛い言葉でもあった。

 

「後はレオンが戻ったら良いんだけどな…」

 

「ああ、あいつが居なきゃ始まらないからな…」

 

アラドとジュンはレオンの居ない事に呟いていると…。

 

「…レオンなら戻って来るよ」

 

タスクの言葉にジュン達は振り向き、タスクは頭に巻いている包帯を取る。

 

「レオンは必ず来るよ、必ずね…」

 

そう笑顔で言うタスク、それにはヒルダとロザリーは顔を見合う。

その中でジュン達はタスクの考えに頷き、それに同意するかのように拳をぶつけ合う。

 

「そうだな、あいつなら絶対に来る」

 

「ああ、信じよう」

 

ジュン達が言った事にタスクは笑みを見せる。

 

「フッ(待っててねアンジュ…、君は俺が助ける)」

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

 

その頃アンジュはエンブリヲに連れられてアケノミハシラに連れられていた。

 

そしてエレベーターで最下層に降りて、アンジュの目にある光景は映る。

 

「アウラ…!」

 

アンジュの目の前にアウラがドラグニウム発生器らしき物を付けられて幽閉されていた。

 

「どうだいアンジュ、あれがドラグニウムだ。この世界の源であるマナは此処から発せられている、これで色々な事を楽しめたよ」

 

「貴方…!アウラを発電機扱いにしてるのね!?」

 

その事には全く否定しないエンブリヲは笑みを浮かばせる。

 

「ふふふ、人間達を路頭に迷わせる訳には行かないだろう、リィザの情報のお蔭でドラゴン達の待ち伏せは成功し、大量のドラグニウムが手に入った。これで計画を進められる…私の計画が」

 

そう話すエンブリヲにアンジュは睨みかましていると、エンブリヲの後ろに銃があった事に気が付いたアンジュ。

アンジュはエンブリヲの銃を奪い、頭に銃を突きつける。

 

カチャ!

 

「アウラを解放しなさい、今すぐ!」

 

銃を構えているアンジュに対しても余裕をかましているエンブリヲ。

 

「おやおや、ドラゴンの味方だったのか」

 

「いいえ…貴方の敵よ! 兄を消し去り…レオンとタスクを殺そうとして、沢山のドラゴン達を殺した…敵と考えるのは十分だわ!」

 

「ふふふ…君のお兄さんは少女たちを皆殺しにしてその罪を受けたのだよ、それにあの男たちはあのヒュウガの弟子たちだ。今の内に殺した方が私の計画の妨げになる…特にあれはオメガメイルだからな…」

 

っとその事を聞いたアンジュは驚く。

 

「貴方…知っていたの!」

 

「勿論だとも、あれは私の計画の邪魔者でしかない。だがもうオメガメイルはドレギアスによって葬られた…これで私には怖い物なしだ」

 

「そうは…させないわ!」

 

バッーーーン!!!!

 

アンジュが持つ銃がエンブリヲの頭部を撃ち抜き、エンブリヲは血を流しながらそのまま倒れる。

 

「ふぅ…、さて…どうやってアウラを助けようかしら」

 

「無駄だよ」

 

っと聞こえた方を向くと、何事もなかった様に立っていたエンブリヲが居た。

 

「どうして?!」

 

アンジュは倒れた方を見るとエンブリヲの死体が無く、それにアンジュはエンブリヲを睨みつけて再びエンブリヲの頭を狙い、エンブリヲの頭を撃つ。

それに抵抗せずにエンブリヲは頭部を撃たれて倒れる。しかしまた別の場所からエンブリヲが現れる。

 

「無駄だと言っているのに…アンジュ」

 

「あ…貴方、一体…?!」

 

「アレクトラから聞いているだろう…?」

 

っとその言葉にアンジュは思い出す、アルゼナルでジルが自分にリベルタスの事とそしてこの世界を作った者の事を…。

 

「神様…」

 

「その呼び方は好きではないな…、調律者だよ」

 

「調律者…?」

 

アンジュはエンブリヲの言った言葉に呟く。

 

「そうだ…」

 

「!?」

 

後ろから別の者の声がしたアンジュはすぐさま後ろを向くと、そこにはドレギアスが居た。

 

「その者は調律者。世界を正す者として生きているのだ。1000年間ずっと生き続けてな…」

 

「はぁ~!? 1000年?!」

 

「そうだよアンジュ、私は死なないのだ」

 

そう言ってエンブリヲはアンジュの元に近づき、アンジュは近寄るエンブリヲに銃を構える。

 

「来ないで!!」

 

「そんなに冷たい言い方はしないでくれたまえアンジュ、それに私は君に頼みたい事があるんだ」

 

っとそう言ってエンブリヲは片膝を付いて、手を刺し延ばす様に振る舞う。

 

「アンジュ…私の妻となっておくれ」

 

「はぁ?!!」

 

エンブリヲの馬鹿発言を聞いてアンジュは思わず声が出て、ドレギアスは鼻で笑う。

 

「フッ、やはり貴様はその女が目当てか…」

 

「まあね、どうだいアンジュ?私と共にこの世界を新しく作り直そうではないか」

 

そうエンブリヲに聞かれたアンジュの答えは…。

 

「フッ!!お断りよ!! 死んでもあんたの妻になんか絶対にならないわ!!!」

 

アンジュは完全にエンブリヲの誘いを断ち切り、それにはエンブリヲは呆れかえる。

 

「フッ…やれやれ、困った花嫁だ」

 

「誰が花嫁よ!!勝手に名づけるな!!!」

 

そうアンジュは銃を構える、するとドレギアスが大太刀でアンジュの持つ銃を斬り、アンジュは思わず手を抑えると何時の間にか後ろに回り込んだエンブリヲがアンジュの腕を捕える。

 

「ぐっ!!!」

 

「本当はやらせる気はなかったのだが…、言う事を聞かない子には少しばかりお仕置きが必要だ」

 

っとエンブリヲはアンジュと共に別の場所へと連れて行く様に転送される、ドレギアスはエンブリヲの飽きない女好きに呆れる。

 

「フッ、エンブリヲめ…飽きない女好きにも困るものだ」

 

そう言ってドレギアスもその場から消え去る。

 

そしてその一部始終を影から見ていたアストラ達。アストラ達はエンブリヲのとんでもない事実に驚きを隠せない。

 

「な…何だよ今の?」

 

「エンブリヲ閣下…、一体何を隠して!」

 

「…ねえ二人とも」

 

アイリスが二人を呼び、それにアストラとベイボルスはアイリスの方を振り向く。

 

「…私達、今までエンブリヲ閣下の下で動いてきたけど…あれを見てどう見ても考えが変わるわこれ…」

 

「「…」」

 

それを聞いたアストラとベイボルスは少しばかりアイリスの考えに黙り込むのだった。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

そしてレオンが居る地球では、ヴェルトラトスが結晶体の中に入ってから一夜が過ぎた。

重症の筈のレオンは既に歩ける程の超回復を見せ、サラとナーガとカナメと共にヴェルトラトスの元へと行く。

 

「身体の方は大丈夫なのですか? レオン」

 

「ああ、もう大丈夫だ」

 

そうサラに言うレオン、ナーガとカナメはレオンの超回復の凄さに驚かされる。

 

「あれ程の重傷だった傷が、もう治るなんて…あり得ない」

 

「一体レオンさんって何者なんだろう」

 

っとそう呟く二人、そしてヴェルトラトスの所に付いたレオン達は結晶体に入った状態と全く変わらない事を見て、レオンは思わず頭を抱える。

 

「う~ん…一体どうなるんだ?ヴェルトラトスは…」

 

「この機体から【進化】と聞いて以来何も聞こえないと見ますが…」

 

そう二人が呟いた途端、結晶体の一部にヒビが入り、そこから強烈な光が飛び出し。

レオン達はそれに目を奪われる。

 

「ヴェルトラトス!?」

 

そしてヴェルトラトスの結晶体が割れて、光がレオン達の視界を奪う。

 

しばらくして視界が回復し、レオン達は目の前を見て今のヴェルトラトスの姿に驚く。

 

 

それはカラーリングが白と赤のツートンじゃなく、白をベースとして青と黒の3色が合わさって、大きさも13mから15mになっており。

胴体部も少し広くなっている、そして一番目にしたのは左腰に剣の様な武装が取り付けられていて、その剣はサラがレオンに渡したアースセイバーによく似ていた。

 

カメラアイも緑から黄色へと変化していて。レオン達はそれに目を奪われるのであった。

 




ああ~!!エンブリヲを書くのがメッチャ嫌だった~!

だって恥知らずのナルシストだもんwww

声優さんの人は結構好きなんですけどね?、だって仮面ライダー電王のイマジン、モモタロスを演じた人だもんwww
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